『ひまわり』 I girasoli (1970)

ひまわり [DVD]

作品メモ

2009年4月25日(土) 12:30~ スター・チャンネル クラッシックで録画鑑賞。
いまさら紹介するまでもない映画ですが、今回録画したのを機会にエントリーを立ててみました。

ひまわり 戦争によって引き裂かれた男女の運命を描いた名作。
今でも有線などでヘンリー・マンシーニのテーマ曲を耳にするたびに、条件反射的に涙腺が刺激される方も多いのではないでしょうか。

ヴィットリオ・デ・シーカ監督の中では晩年に近い作品ですが、その力おとろえること全くなく、哀切きわまりないドラマを情緒たっぷりに描き出しています。
メロドラマとして優れているが故に、反戦映画としても抜きんでているこの映画。
国境や時代を越え、多くの人々に深い感銘を与えてくれる不朽の名作と言えましょう。

キャストはデ・シーカの『昨日・今日・明日』や『ああ結婚』で楽しませてくれたソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ。
冒頭のふたりの息のあったアツアツぶりは、物語の悲劇性をより深めるとともに、はるばるソ連まで夫を捜し求める妻の情の深さや意志の強さに観客が自然に感情移入していける流れをうまく作っています。
ソフィア・ローレンはデ・シーカの作品ではこの後遺作『旅路』にも出ていますが、この『ひまわり』での大熱演はひときわ強烈な印象を残します。
彼女にとっても監督にとっても代表作の1本と言って間違いないでしょう。

またソ連側俳優のリュドミラ・サヴェーリエワ(Lyudmila Savelyeva キリル文字では Людмила Савельева) の好演も見逃せません 。
ふたりのヒロインは性格の上では対照的に見えますが、ジョヴァンナと対峙する場面や、夫をひとりイタリアに送り出すところなど、秘めたる思いをうまくにじませて、これもまた観客の涙を誘います。

ロケ地的な観点から言えば、当時としては画期的な旧ソ連邦内のロケを敢行した作品です。
モスクワ市内など現地のリアルな映像によって映画にさらなる説得力がもたらされています。
ソ連側の良いところしか映されていないという意地悪な指摘もあるかもしれませんが、まずは困難を極めたであろう交渉ごとをクリアし、撮影を実現させた関係者に素直に敬意を表したいと思います。

※追記(2011/1)
2011/1/11(火)にNHK BShiで放送。
スター・チャンネル クラッシック版より若干解像度が上がっていて、ひまわり畑にある墓碑銘の碑文もなんとか判別できるほど。

ロケ地

IMDbでは

Moscow, Russia
Russia
The Kremlin, Moscow, Russia
Ukraine

……となぜか当時のソビエト連邦地域しか書かれていませんが、もちろんイタリアでも撮影されています。

※12/6/6追記
今見たら、イタリアの地名も記されていました。これを見落としたとは思えないので、おそらくその後追記されたものと思います。

Bereguardo, Pavia, Lombardia, Italy
Milan, Lombardia, Italy

(追記終わり)

当時のソ連邦地域については、モスクワ市内ならある程度ネットで資料があるでしょうけど、ウクライナとなるとお手上げでどう調べたら良いのか見当もつきません。
ただ、こういったサイトがありました。
今回はあまり役立ちませんでしたが、ウクライナ国内のロケ場所を判定するのに今後利用できるかもしれません。

Uklaine Film Office
http://www.filmoffice.org.ua/

以下例によって順番に見ていきますが、この名作一度はご覧になっているだろうという前提で書いていきますので、ネタばれにはご注意ください。

アントニオの消息を問い合わせるところ

冒頭ジョヴァンナがアントニオの消息を確かめるところ。
窓の外の景色からみて、ミラノのドゥオーモの広場に面した建物(南側)だと思います。

窓からは広場の向こう側にあるビットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアや、ドゥオーモの側面が見えます。
その後で階段を降りていき母親と話をするところも同じ建物かもしれません。

デートする浜辺

場所は探しようがありませんが、2人はナポリで知りあったという設定だったでしょうか。

式を挙げた教会

2人の住む村(12/6/6追記)

IMDbのリストにあるBereguardoWと思われます。
ミラノの中心から南西に25kmほどのところ。

空襲を受ける橋は村の南に架かるこちらでしょうか。

狂言

ひと芝居うつ2人。
村のこちらの広場が大騒ぎとなります。


大きな地図で見る

出征を見送る駅

Arcate_stazione_centrale_milano_m.jpg ミラノ中央駅。
(画像は日本語Wikipediaから。パブリックドメイン)

あとの場面でアントニオのことを知る兵士がジョヴァンナを振り切るように降りていくのもこの駅の構内です。

モスクワにやってきたジョヴァンナ

モスクワにやってきた彼女が地下から登場する場面。
クレムリンの北側で、地下鉄のОхотный ряд駅のあたり、Тверская ул.がМанежная пл.にぶつかるところです。

こちらは赤の広場を中心にしたマップ↓ (※17/12/9削除 マップは下↓のSVや、エントリー最後のロケ地マップをご覧ください)

カメラは南東を向いています。
ジョヴァンナもその方向に向かい、赤の広場のグム百貨店前を歩いていきます。
ここは映画後半でアントニオが買いものをするところ。
周囲の通行人はみなエキストラですね。

反対側の長い行列はもちろんレーニン廟のもの。
これはさすがにエキストラではないでしょう。

※12/6/7追記
モスクワ市内もSVが利用できるようになっていました。

※13/10/19追記

地上に出てからの道のりを詳しくチェックしてみました。

■地下鉄出口

■クレムリンの壁際(荷物を持ち直すところ)

■道を訊いたところ

背景の門は1996年に再建されたので、『ひまわり』撮影当時にはなかったことになります。

■グム前

外務省

ViewOnRussianMinistryOfForeignAffairsMuilding_Moscow_Russia_2003_05_09_t.jpg 表示は、”СССР МИНИСТЕРСТВО ВНЕШНЕЙ ТОРГОВЛИ”
ホンモノの外観で、現在はロシアの外務省です。
画像は日本語版Wikipediaから(パブリックドメイン)。

場所はこちら↓

無数のひまわり

ジョヴァンナが外務省の人と列車で出かけたところ。
一面のひまわりの下に多くのイタリア兵やロシア人が眠っているという話には、粛然とした気持ちにならざるを得ません。

この場面のロケ地については詳細不明です。
一部でモスクワの空港近くという表記もありますが、多くはウクライナでの撮影と書かれてあります(特にヘルソン州)。

参考までに、ヘルソン州はウクライナの南にあり、黒海やアゾフ海に面しています。

マップ上で東西に流れている川は、劇中に名前が出てきたドン川ではなく、ドニエプル川。

※碑文(2011/1 追記)

碑文はロシア語。
読み取れる範囲で「ファシストに殺されたイタリアの兵士たち、ここに眠る」といった内容。

無数の墓標

丘一面を覆う十字架。
ひまわり畑と並んで記憶に焼き付けられる場面ですが、同様に詳細不明です。

記念碑にはロシアの詩人による詩が刻まれています。
字幕で「スエトロフ」ですが、Михаил Светловなので「(ミハイル・)スヴェトロフ」の方が検索でヒットしそうです(2011/1追記:NHK BShiでは「スベトロフ」)。どちらにせよ、この映画で初めて知った名前でした。

「ナポリの息子よ」の詩についてはこちらに全文がありました(ロシア語)。
碑文となっているのは2節目の部分です。

http://er3ed.qrz.ru/swetlov.htm#italianets

12/6/6追記

コメント欄で情報いただいたので、もう少し調べることができました(コメント欄もあわせてご覧ください)。

まずウクライナ語版Wikipediaの「ひまわり(映画)」の項目にロケ地が«Чернечий Яр»であったことが書かれてあり、同様に«Чернечий Яр» の項目にもそこがロケ地であったことが書かれてありました。

さらにコメント欄で教えていただいたこちら↓のブログの記事では、村の女性が当時の撮影エピソードを話しているのですが……

  • http://blogs.privet.ru/community/retro./tags/734133

ポイントは、あの丘を埋め尽くす無数の墓標は映画のセットだったということでしょうか(となるとスヴェトロフの碑文も作り物となるでしょうし、おそらくひまわり畑のメモリアルも同様ということになりそう?)。
実は薄々そうではないかと思っていたのですが、それを書いてもし本物であったら大変失礼かつ申し訳ないことになってしまいますので、控えていました。
(ちょっとネタばれ的になりますが、アッテンボロー監督の『素晴らしき戦争』でも無数の白い十字架が画面を覆い尽くす場面があり、それもスタッフがひとつずつ立てていったとか。DVDのオーディオコメンタリーによると、その数1万6千)。

となりますと墓地そのものはもう見つけることはできませんが、撮影場所を限定すべくもう少し粘ってみました。
上記ブログ記事の3枚目の写真が、映画の中で最後にジョヴァンニが丘を下っていくカットと似ている模様。
Google Earthで地形を探索してみましたが、カメラ位置はこのあたりでしょうか(向きは南東)。

似たような画像としては、

  • http://www.panoramio.com/photo/33401639

この場所、南東側は急な斜面となっていますが、その斜面一帯に墓標が立てられていたように思えます。
上記カメラ位置から南に伸びる路は下りの尾根道になっていますが、ジョヴァンナを斜面下側から撮ったカットで背景に写っている稜線がそういった地形と一致します。

もちろん確証があるわけではないので、これらはあくまでご参考までに。

聞き取りをする村(12/6/6追記)

外務省の職員と一緒に村人たちに写真を見せて聞き取りをするところ。
高台の上にあり、眼下に教会のような特徴的な建物が見えます。
地形から見て、これも前項«Чернечий Яр»かその近隣と思われますが、調査中。

スタジアム

おそらくレーニン・スタジアム(当時)だと思います。
現在はルジニキ・スタジアム。

Лужники
http://www.luzhniki.ru/

マップはこちら↓

なぜ彼女はここに? と一瞬思ってしまうかもしれませんが、話の流れとして、ウクライナでは手がかりは見つかられず、「モスクワへサッカー観戦に行った人が記憶を失ったイタリア人を見た」という情報に一縷の望みをかけてやってきたということでしょうか。

※13/10/19追記

イタリア人元兵士と

工場

場所不明。
もう少し解像度が高ければ標識などの文字を読み取れるのですが。

※14/1/29追記
下記「歩道橋」が判明したので、こちらもわかりました。
仕事を終えた労働者たちが出てくる工場とその門はこちら。

門は映画のまま残っているようですし、背後の煙突も2本ほど姿を確認できます。
この工場は«Серп и молот»(セールプ・イ・モーラト)W、つまり旧ソ連の国旗でおなじみ「鎌と槌」という名前のようですね。
カメラは南西向きで人々は北東へ歩いて行きますが、駅があるのは実際には反対側です(次項目参照)。

こちら↓のサイトで照合してみましたが、やはり場所が登録されていました。
なのでここで間違いないかと思います。

歩道橋(14/1/29追記)

線路をまたぐ歩道橋。
手前が長い直線道路、向こう側には駅が見えます。
比較的長めの橋なので、下を走る線路は何本かありあそうです。

こうした条件でしらみつぶし的に探してみたところ、この場所が目に留まりました。
2人が階段を上ってくるのを正面から捉えたショットで、左下に見える建物はこちらではないでしょうか。

となると歩道橋はこの位置に架かっていたことになりますが、今はもう姿が見えません。

SVで見る限り、線路際に立っている塀などは、映画と同じに見えます。

今ではこのように↑地下道ができているので、歩道橋はお役目御免となったのでしょうか。
『シベールの日曜日』の駅の陸橋みたいですね。

この位置から線路とは反対側を見ると、道路がまっすぐ走り、東側には今でも煙突が何本か立っています。
これがおそらく仕事帰りの労働者たちが歩いていた工場の前の道路なのではないでしょうか?

こちら↓のサイトでも同様に位置が示されていましたので、ここで間違いなさそうです。

駅は上記工場にちなんでそのまま Серп и молот(鎌と槌)Wという名前のようです。

長いエスカレーターで降りていくところ。
ホームから川が大きく見えるのが特徴的で、それで場所がわかりました。
モスクワの地下鉄Воробьёвы горы(ヴァラビヨーヴィ・ゴールィ)駅です。

By Harald Kucharek
via Wikimedia Commons
(public domain)

場所はこちら↓

上記スタジアムのすぐ近くで、川はモスクワ川。
橋の下に駅がある構造ですね。
カメラは東向きで、この画像も同じです。

From Wikimedia Commons
(public domain)

映画に登場した長いエスカレーターは駅(川)の南側にありましたが、80年代に駅の改修とともに使われなくなり、現在は廃墟と化しています(よく見るとGoogle Earthでも確認できます)。
(※13/10/20 右画像追加)

※13/10/19追記
当時の駅の構造はこういった画像で見ることができます。

70年当時はЛенинские горы(レニンスキー・ゴールィ、レーニンの丘)Wという駅名だったようですね。

アントニオの住まいを見つけた村

とうとう居場所を突き止めることができたところ。
修復中の小さな教会ぐらいしか特徴がありませんので特定はむずかしいでしょうか。
よく見ると遠くに(後日引っ越しするような)アパート群が見えます。

※13/10/20追記
『ロシア・ハウス』のロケ地のひとつ、モスクワ川を見下ろす高台のエリアが『ひまわり』の場面に似ていたので、「もしや?」と思ったらやはりそこでした。

Kolomenskoye Reserve(コローメンスコエ、Коломенское)W
http://mgomz.ru/

背景に見える修復中の教会

Храм Казанской иконы Божией Матери в Коломенском (カザンの生神女聖堂)W
http://kolomenskoe.prihod.ru/

From Wikimedia Commons
(public domain)
From Wikimedia Commonsh
(public domain)
村人に手招きされてくぐる門

Спасские воротаW

マーシャとアントニオの住まい

位置としてはこちらですが、建て替えられているでしょうか?

現在コローメンスコエの案内所となっているみたいです。
上記SVの位置から右を向くと、遠くに映画と同じように団地が見えますね。

再会する駅

すぐそばに大きな冷却塔が並んで立っているのが特徴的。
すわ原発、しかもロケ地にウクライナの名前があるから、もしかしてあの大事故を起こしたところ?
……と早とちりした方もいらっしゃるかもしれませんが、何もこの形の冷却塔は原発だけのものではありません。

当時の制約を考えればきっとモスクワ近郊であろうと思い、しらみつぶしに発電所が隣接する駅を探していったところ、なんとか見つけることができました。ここで間違いないでしょう。

Канатчиково (Kanatchikovo) 駅

マップはこちら(※13/10/20 GoogleマップをSVに変更)↓


大きな地図で見る

なんてことはない、イタリア人の元兵士と話をした地下鉄の駅から東へわずか2kmのところです。
でも今回ロケ地を調べていて、この場所がわかったのが一番嬉しかったかもしれません。

ちなみに発電所は火力発電所のようです。
名前は ТЭЦ-20
モスエネルゴ(Мосэнерго Mosenergo)のサイトではこちら↓
http://mosenergo.ru/docs/info/519.aspx

※追記(2011/1)

ロシア語のWikipediaにも項目が出来ていました。

ということで、やはりこれは原発ではなく火力発電所。
いくら旧ソ連でも、クレムリンの間近に原発を作るようなことはしないでしょう。

ストリートビュー(12/6/7追記)

このあたりもSVが利用できるようになっていました。

引越

トラックはМОСГОРТРАНС(モスゴルトランス)。
以下、途中の道筋で場所を確認できたところ。

水辺の道(14/1/29追記)

出発直後に走る水辺の道。
対岸に塔がある特徴的な建物が見えますが、これで場所がわかりました。

建物はこちら。

Северный речной вокзал (North River Terminal)W

画像としてはこういった感じ。

なのでトラックが走っていた水辺はおおよそこのあたり。

葬列とすれ違う前

※12/6/7追記
この項、間違えていたので訂正しました。

考え込むアントニオを乗せたトラックは、このあたりを北東に向かっています。

葬列とすれ違う場所
モスクワ中心部

都市部に入り、右折しながら画面左から右へ移動する(カメラはあわせて右へパンする)場面。
川縁のこのあたりを、西(クレムリンの方向)へ向かっています。

背景に見えるスターリン建築の高層ビルはおそらくこちら。

Kotelnicheskaya Embankment Building

※12/6/7追記
このカット、トラックが右折したのはホテル・ロシアWを囲んでいた道路の南東の角。ホテルの解体とともに周囲の道路は無くなっています。

※13/10/19追記

集合住宅(12/6/6追記)

トラックでやってきた団地といいますかアパート群。
近くに教会がありますが、これが手懸かりとなりました。

教会はこちら。

Храм Архангела Михаила в ТропарёвеW
http://troparevo-hram.org/

地名としては、モスクワ市内のТропарёво (Troparevo)W
前述地下鉄駅や発電所が隣接する駅から見て、南西に8kmほどのところです。

集合住宅を含めた画像は例えばこちら。

教会はもちろん、集合住宅も今でも建っています。
窓越しに教会がほぼ正面に写るカットがありますので、3人の部屋は道路をはさんだ向かいの棟ということになりますね。

※13/10/19追記

アントニオが降りた駅

イタリアへ行くことになったアントニオがやってきた駅。
モスクワ市内です。

Ярославский вокзал ヤロスラフスキー駅

800px_YarVokzal.JPG

右の画像はWikimedia Commonsより(パブリックドメイン)。

その左側に映っていた建物(ドーム)は地下鉄のようです。

Комсомольская‎駅

698px_Koms_vestib_retouched.jpg

右の画像はWikimedia Commonsより。
http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Koms-vestib_retouched.jpg
Arthur:Glaue2dk
Creative Commons Attribution ShareAlike 2.5

※13/10/19追記

吹き抜けの大きな建物

毛皮を買うところ。
赤の広場に面したこちらです。

グム百貨店 ГУМ ( Главный Универсальный Магазин )
http://www.gum.ru/ 800px_GUM.JPG

右の画像はWikimedia Commonsより(パブリックドメイン)。

モスクワにやってきたジョヴァンナは、外務省へ行く時にこの建物の前を歩いていました。

※13/10/20追記

イタリアへやってきたアントニオ

この駅構内もミラノ中央駅だと思います。

ジョヴァンナの住まい

現在調査中。
夜の女性が鏡にメモった住所のあたりには該当する建物が見当たりませんでした。

※17/12/9追記
久々にこの場面を見直してみましたが、アントニオを乗せたタクシーが画面の奥へ進んでいくショットで左手にそびえている尖った建造物は、モダンな作りの教会のように思えきました。
あとはミラノの教会を片端からチェックして、見つけることができました。
ミラノ駅から南西6,7kmのこちら。

Chiesa di San Giovanni BonoW

By Arbalete
via Wikimedia commons
(CC BY-SA-3.0)

Wikipediaによれば竣工が1968年のようですので、撮影時にはホヤホヤの物件だったことになります。

上記タクシーのショットは、教会の北側からのもの。

ジョヴァンナがブライドを開けて外を見るショットは、教会の南東側からのもの。
マップでは示しませんが、つまり部屋はそちらの建物ということになります。

By Arbalete
via Wikimedia commons
(CC BY-SA-2.0)

教会の東側。
ブライドを開けたショットはこちら側を(画像の)左手から(圧縮して)見ていることになります。

そのショットでは教会の屋根の部分が反射するガラスブロックのようなもので覆われていますが、現在はそういった建材ではありません。
Wikipediaによると1980年に火災が起こり改修したようです。

ロケ地マップ

  • モスクワ市内(※2011年1月追加、17/12/9更新)

 
 
 

  • ミラノ(※17/12/9追加)

 
 
 

資料

更新履歴

  • 2017/12/09 「ジョヴァンナの住まい」追記 「ロケ地マップ」追加&更新 「出征を見送る駅」SV追加 「モスクワにやってきたジョヴァンナ」のマップ削除
  • 2016/10/02 各画像のリンクを旧Picasaウェブアルバムからアルバムアーカイブへ変更
  • 2014/01/29 「工場」「歩道橋」「水辺の道」追記。
  • 2013/10/20 「アントニオの住まいを見つけた村」追記。「再会する駅」マップをSVに変更。「吹き抜けの大きな建物」でpastvu.comへのリンク追記。
  • 2013/10/19 「モスクワにやってきたジョヴァンナ」足取り追加。「外務省」「スタジアム」「イタリア人と話す駅」「モスクワ中心部」「集合住宅」「アントニオが降りた駅」でpastvu.comへのリンク追記。
  • 2012/06/07 「モスクワにやってきたジョヴァンナ」、「再会する駅」SV追記。「モスクワ中心部」追記。
  • 2012/06/06 「ロケ地」追記。「2人の住む村」、「聞き取りをする村」、「集合住宅」追加。「無数の墓標」追記。
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『ひまわり』 I girasoli (1970)” への12件のコメント

  1. ユーチューブで初めてみて、言われているとおり名作だと思いました。
    http://www.youtube.com/watch?v=wb9I3QeQuOY

    2.12 村
    グーグル翻訳を使って調べてみました。ウクライナ中部ポルタヴァ州、Диканьки(ジカンキ?)の町に近いЧернечий Яр(チェルネチー ヤール?、修道士の谷?)という村落のようです。以下のいずれにも、ロケ地であった旨の説明があります。

    ウィキペディアウクライナ語版「ひまわり(映画)」
    http://uk.wikipedia.org/wiki/Соняшники (фільм)
    ウィキペディアウクライナ語版「チェルネチー ヤール」
    http://uk.wikipedia.org/wiki/Чернечий Яр
    ポルタヴァ州当局?の記事
    http://www.poltava.pl.ua/news/6281/
    現地ロケについてのブログ記事(ロシア語)
    http://blogs.privet.ru/community/retro./tags/734133

    工事中の教会に似た絵です。
    http://1ua.com.ua/view.php?id=27247&ord=Fd&Nf=7587019
    写真は見つけられませんでした。グーグルアースでならわかるのかもしれません。

    2.8 無数の墓標
    1942年夏から冬、イタリア陸軍がウクライナ東部からロシア西部にのべ23万人を派兵したことが念頭に置かれているのではないか、と想像いたしました。戦後20数年の時期、異国の戦地で大勢の自国民が死んでいった事実を若い世代に伝える意図が、製作者にあったような気がします。

    ウィキペディア「イタリア・ロシア戦域軍」
    http://ja.wikipedia.org/wiki/イタリア・ロシア戦域軍
    戦線の地図がありますが、ロケ地に近い地域も含まれています。

  2. コメントありがとうございました。
    多くのリンクが含まれている場合スパムとみなすフィルターが機能してしまい、承認扱いになってしまっていました。すみません。
    これは貴重な情報ですね。今夜にでもじっくり調べて本文にも追記させていただきます。ありがとうございました。

  3. 昨晩調べてみましたが、いろいろわかってきてかなり進展がありました。
    まだまとめきれませんがキリがないので今夜あたり一度アップする予定です。
    またご覧になっていただければ幸いです。

  4. 2人の村、無数の墓標の場所、モスクワのアパート(と向かいの教会)をアップしました。「12/6/6追記」とマークしてあります。

  5. 懐かしい映画をスカパーで見て、冷却塔がどこの撮影かを知りたくてネットでこのサイトにたどり着きました。詳細な調査に感服しました。ありがとうございます。

  6. にっくんさん、いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
    スカパーで放送されたのですね。
    何度見ても感動必至の良い映画ですが、撮影場所もいろいろ気になる映画でもありまして、ついあれこれ調べてしまいました。
    お役に立てたのでしたらとても嬉しいです。 🙂

  7. 2014年9月のMX キネマ麹町を録っておいたのを観ながら、このページを見つけました。すごい分析力に感服しました。再会する冷却塔の駅前の建物が現存していたり、歩道橋があった場所の建物が特定されていたりと、驚きの連続でした。

    映画も良かったですが、このページに出会えたことも、とてもよかったです。

  8. 703gtさん、いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
    MXで放映されたのですね。
    こうしたマニアックな調査は作品の価値とは本来無関係のはずですけど、今でも撮影地が確認できることがわかると、なぜか数十年前の作品そのものがさらに身近に感じることができたりします。
    そういった気持ちがある限り、続けていけるかもと思っているところです。

  9. 今日、イマジカBSで無料放送されたので、久々に見ました。
    画質は普通でしたが、他の方と同様に発電所が気になって、調べていたところ、ここにたどり着きました。

    ものすごい調査で驚きです。ありがとうございました。

  10. Kaz Manさん、コメントありがとうございます。
    この映画、感動の名作には違いないとして、やはりあの冷却塔が気になりますよね。
    なぜかこの形のものは脊髄反射的に原発と思い込みがちですが、もちろん火力でも地熱でもあり得るわけでして。
    なんにせよ場所を突き止めてから、と目を皿のようにして空撮画像で鉄道路線をたどり、なんとか見つけ出したのが、このエントリーのベースとなっています。
    今ではモスクワ市内でストリートビューが使えるので、作業はもう少し楽になったかもしれませんね 🙂

  11. 素晴らしい!すごい細かい情報で、驚きました。ありがとうございました!

  12. えいいちさん、コメントありがとうございます。
    最近もNHK BSで放送されましたね。持っているのにまた録画してしまいました 🙂

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