『ザ・コア』 The Core (2003)

ザ・コア スペシャル・エディション デラックス版<2枚組> [DVD]

ランドマークに被害集中

作品メモ

異変に気づいたのは、山手線からぼんやり外を見ていた時のことでした。
いつもならそこにあるはずのものがなく、かわりに中心が裂けた巨大な地球がその不気味な姿を現していたのです。
きっと我らが地球にただならぬ異変が起こりつつあるのだ……それに気づいた私は、足下がすくわれるような恐怖に襲われたのでした…… 🙄

……すぐ後で知りましたが、それは映画『ザ・コア』のPR。
とある建物の半球形のオブジェを利用して、映画のメインビジュアルを実体化してしまったのでした。

関係記事 ↓

場所はここ ↓
日の丸自動車学校

http://www.hinomaru-ds.co.jp/

恐るべし、配給会社のど根性。

作品そのものは地中版『アルマゲドン』というべきたぐいのもので、ツッコミながら観て楽しめばそれで十分な映画でしたが、このPRで一挙に記憶に残る映画に昇格してしまいました。

©milou アルバム「各地」から

※2013/10/29追記
milouさんから画像を提供していただきました。
(いつもありがとうございます♪)
90年代終わり頃とのことです。
この下を山手線が走っていて、私はそこから見たのでした 🙂

ロケ地

IMDbでは

Burnaby, British Columbia, Canada
Dumont Dunes, San Bernardino County, California, USA
Everett, Washington, USA
Golden Gate Bridge, San Francisco, California, USA
Nevada, USA
Paramount Studios – 5555 Melrose Avenue, Hollywood, Los Angeles, California, USA
Reno, Nevada, USA
Rome, Lazio, Italy
Surrey, British Columbia, Canada
Trafalgar Square, St James’s, London, England, UK (exteriors)
Utah, USA
Vancouver, British Columbia, Canada
Victoria, British Columbia, Canada
Wendover, Utah, USA
Winnipeg, Manitoba, Canada

ディザスターものの典型で、被害は各地のランドマークに集中しています。
観光旅行の際はご用心を。

Green World Day – Boston, Mass.

人々が次々倒れ、街角がパニックになります。
DVDの監督の音声解説によりますと、設定はボストンですが実際にはバンクーバーだそうです。
教会、広場、レンガ色の建物、曲面のビルなどを手がかりに、なんとかたどり着きました。

このビルは……

One Wall Centre
1088 Burrard Street, Vancouver, British Columbia, Canada
http://en.wikipedia.org/wiki/One_Wall_Centre

オフィスからのワンカット長回しは、実際にビルの窓ガラスをはずしてクレーンで撮影したそうです。

レンガ色の建物は、 St. Paul’s Hospital

正面の教会は、St. Andrew’s-Wesley Church
http://www.standrewswesleychurch.bc.ca/

University of Chicago

Washington D.C.

Trafalgar Square – London

トラファルガー広場(ロンドン)では鳩が人を襲います。

Trafalgar Square, St James’s, London, England, UK

ロンドンはジョン・アミエル監督の故郷です。
鳩はもちろんCG。
1匹だけマス(trout)が混じっているそうです(監督コメンタリー)。
頑張って探してください。 😉
ちなみに私は見つけることができました。 1)DVDの0:09あたり。御丁寧に0.5倍速スローになるカットなのでけっこうわかりやすいです。見つけてほしかったのかも 😉

スペース・シャトル

帰還コースをはずれ、ロサンゼルス市街地に突入。

野球場はもちろんドジャー・スタジアム。
シャトルはセンターからホーム方向に通過します。

Dodger Stadium

そしてこの橋を北から南へかすめて、用水路に着陸(水)。

ちなみに『ターミネータ2』で新型ターミネーターが出現するのは、この橋の下です。 → 『ターミネーター2』

以後用水路を滑っていくわけですが、よく見るとおかしなところが。
着水してから最初にくぐる橋は、先ほどかすめた橋のひとつ北側にあるものです。
北から南へ入ったはずなのに……
しかも進行方向には先ほどかすめた橋が見えています。
う~ん、戻ってしまいましたね 😉

シャトル内部は実物大セットで、『スペース・カウボーイ』でも使われたとのこと(音声解説)。
シャトル外観はほとんどCG。
用水路に向かっていく一人称のショットはヘリからの空撮。
もともとはロサンゼルス国際空港に着陸させるプランが、同時多発テロの影響で撮影許可が下りず、用水路に変更になったとか。

科学アカデミー博物館

コンラッド・ジムスキー博士の講演会会場。
“ACADEMY OF SCIENCES”と書かれてありますが、架空の名前。
実際にはバンクーバーの美術館です。

Vancouver Art Gallery
750 Hornby Street, Vancouver, British Columbia, Canada V6Z 2H7 http://www.vanartgallery.bc.ca/

ワシントン記念塔

オーロラが出現する場面。
DVDの音声解説によると、実際の撮影はこれまたバンクーバー。

Salt Flats – Utah

ブラズルトン博士の研究施設。

Wendover, Utah, USA

ここはかつて空軍基地だったところ。

ヒラリー・スワンクを乗せた車は、格納庫のすぐ北側の道を西の方からやってきます。

ローマ

スペイン階段、コロッセオ、エマヌエーレ2世記念堂

ディザスタームービーにとって、由緒ある場所ほど格好の餌食です。

Marianas Trench – south Pacific

バンクーバーでのセット撮影。
潜航艇はもちろんCG。

金門橋

Golden Gate Bridge, San Francisco, California, USA

他国ばかりでは申し訳ないと、自分ところのランドマークもピンポイント的に破壊の対象となったのでした。
地球のコアがどーにかなると地上はこーなってしまうという、このあたりの理屈といいますかSF考証のレベルはさておき、VFXに関して言えばこの場面の出来映えはなかなかなものだったように思います。

©2007 milou アルバム「アメリカ西海岸」から

※13/8/15追記
milouさんから画像を提供していただきました。
(いつもありがとうございます)
撮影は2007年6月とのことです。

©2007 milou アルバム「アメリカ西海岸」から

このワイヤーが地球の異変のためにプチプチ切れていくのでございます。

エッフェル塔

またまたランドマーク。

砂漠

ラクダがいてそれっぽく見せていますが、実際にはカリフォルニア近郊の砂漠。

Dumont Dunes, San Bernardino County, California, USA

Off the Coast of Hawaii

CGではなくホンモノの艦隊。
ブリッジ内部はセット。
甲板はメキシコ湾沖の空母コンステレーション。
最初にシアトルの空母リンカーンで撮ったもののハワイ沖に見えず撮り直し。
クジラが飛び跳ねる場面、海とクジラはすべてCG。

Venice, California

資料


References   [ + ]

1. DVDの0:09あたり。御丁寧に0.5倍速スローになるカットなのでけっこうわかりやすいです。見つけてほしかったのかも 😉

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