『ショコラ』 Chocolat (2000)

ショコラ [DVD]  

作品メモ

少し前のエントリー『ギルバート・グレイプ』同様、ラッセ・ハルストレム監督でジョニー・デップ出演作です。
今回はヒロイン中心の物語で、主役と言うよりは脇役に近いポジションですが、DVDなどのビジュアルではど~んと主役級で扱われています。

因習に縛られた小さな村を舞台に、謎めいた母娘と不思議なチョコレートをめぐるファンタスティックでハートウォーミングな寓話。

ヒロイン、ヴィアンヌにジュリエット・ビノシュ、娘アヌークにヴィクトワール・ティヴィソル。
レノ伯爵にアルフレッド・モリーナ。
他に村人役で、ジュディ・デンチ、キャリー=アン・モス、レナ・オリン、レスリー・キャロン等々なかなか豪華なキャスティングです。
レナ・オリンはジュリエット・ビノシュと『存在の耐えられない軽さ』以来の共演。

フランスの村という設定のアメリカ映画……ということで、村人たちはフランス語訛りの英語を喋っている様子。

ジョニー・デップは村に流れてやってきたロマ的集団のひとり。
彼はアイルランド訛り(らしい)です。

Chocolat: A Novel 原作は、ジョアン・ハリスの”Chocolat”。
脚本はロバート・ネルソン・ジェイコブス。
撮影はロジャー・プラット、音楽レイチェル・ポートマン。

ロケ地

IMDbでは

Beynac, Dordogne, France
Flavigny-sur-Ozerain, Côte-d’Or, France
Fonthill Lake, Fonthill Bishop, Salisbury, Wiltshire, England, UK
(river scenes)
Salisbury, Wiltshire, England, UK
Shepperton Studios, Shepperton, Surrey, England, UK (studio)
Thionville, Moselle, France

と、英仏で撮影されています。
ざっと、外観はフランス、内部の撮影はイギリスのスタジオだったようで、このあたりはDVDの監督とプロデューサー3人によるオーディオ・コメンタリーが参考になりました。

冒頭の空撮、CGかミニチュアにも見える可愛らしい村ですが、実在のもの(川は合成)。
パリの南東200km、コート=ドール県にあるこちらです。

Flavigny-sur-Ozerain, Côte-d’Or, France

400px_Flavigny_Eglise_Saint_Genest.JPG

教会は村の中央にあるこちら。

Église Saint-Genest de Flavigny-sur-Ozerain

画像はWikimedia Commonsから(パブリックドメイン)。

教会前の銅像はレノ伯爵の先祖という設定で、もちろんセット。

400px_Flavigny_Eglise_Saint_Genest_Nef.JPG 内部の場面もここで撮影されたようです。
教会内のエキストラは地元の人たち。
雪は作り物(撮影は5月から7月)。

画像はWikimedia Commonsから(パブリックドメイン)。

チョコレートのお店は教会の向かいにあるという設定ですが、普通の民家をそれっぽくリフォームしたものです。

村(川縁からみたショット)

上記の村からはるか離れた、フランス南部ドルドーニュ県にあるこちらの村です。

730px_Beynac01.jpg Beynac-et-Cazenac
Dordogne, France

画像はWikimedia Commonsから。
Arthur: Manfred Heyde
Licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0

680px_Beynac04.jpg 中央に、赤いマントの母娘が登っていく坂が見えます。
右の画像はそのアップ。

画像はWikimedia Commonsから。
Arthur: Manfred Heyde
Licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0

ジュディ・デンチの家

外観はフランスロケ(Flavigny-sur-Ozerain)、内部はイギリスのスタジオ撮影で、ジュディ・デンチはフランスへは行かず、イギリスでのみ参加しています。

伯爵の住まい

外観はフランスにある城。
デスクの上にある伯爵夫人のモノクロ写真は、フランス人助監督だそうです。

神父さんのプレスリー

使う長さによって使用料が変わってくるだけでなく、振りをマネするとそれも追加料金がかかるのだとか。

桟橋

ジョニーたちの船がやってくる桟橋はイギリスのこちらで撮影。

Fonthill Lake, Fonthill Bishop, Salisbury, Wiltshire, England, UK

湖を川に見たてています。
その前、母娘が駆けてきてくぐり抜ける石造りのアーチは、Flavigny-sur-Ozerain村にあるものを模して作ったセット。

物語半ばでようやく登場したジョニー・デップ。
ギターは彼自身が弾いているとのこと。

ラストの空撮

カメラがぐんぐん引いていくショットで、一瞬教会前の広場を横切るのは製作のブロンクィスト。
ミニチュアではなく実写であることを示したかったのだとか。

資料


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