『遠い空の向こうに』 October Sky (1999)

遠い空の向こうに (ユニバーサル・セレクション2008年第4弾) 【初回生産限定】 [DVD]

ロケットボーイズ

作品メモ

前のエントリー『グッバイ、レーニン!』からロケットボーイつながりです。
『グッバイ~』の主人公もロケットボーイでした。その設定が作品の中にどんなふうに生かされていたかは、どうぞ映画本編でお確かめを。

こちら『遠い空の向こうに』の主人公たちは高校生。
夢中になってロケットを研究し自分たちの信じる道を切り開いていく姿は、実話に基づいているだけあって胸に迫ります。

原題の「October Sky」の「10月」とは世界初の人工衛星、ソ連のスプートニク1号が打ち上げられた1957年10月のこと。いわゆるスプートニクショックとして、特にアメリカを震撼させた出来事でした。
この映画もその打ち上げのニュースから始まります。

舞台はウエスト・ヴァージニアの炭坑町コールウッド。
石炭産業斜陽の影がしのびよるこの町で、スプートニクのニュースに刺激された高校生4人組がロケットを自力で研究し始めます。
科学コンテストに優勝し奨学金を得られれば、町を出て大学に進み人生を大きく飛躍させることができるのです。
失敗を繰り返しながらもあきらめない4人に、少しずつ周囲の人たちの理解と協力も寄せられていきます。

ローラ・ダーン演じるライリー先生は、少年たちの熱意が実を結ぶように学校側を説得しサポートしてくれます。
暖かく見守る母親に、町の人たち。
そして何よりクリス・クーパー演じる頑固で渋い父親のかっこよさ。

この映画にはいくつもの点火スイッチがあります。
イギリス映画の『ブラス!』や『リトル・ダンサー』日本では『フラガール』など、いわゆる炭坑ものとしての魅力。
友情もの、親子もの、家族愛もの、学園もの。
ロケット打ち上げもの……というジャンルがあるかどうかは知りませんが、なぜか男の子を夢中にさせるイベントの魅力。
そして実話という重み。

それらの点火スイッチが適切なタイミングで押されていき、途中何度も涙腺が刺激されます。
そしてすべてが結実するラストでは大いなる感動と深い満足が……。
何度観ても感動必至、乾き目に悩んでもこれを見れば目薬不要の催涙映画となっています。

アナグラム

今さらtriviaにもならないと思いますが、周囲でも知らない人がけっこういたので書いておきます。

ロケットボーイズ〈下〉 ロケットボーイズ〈上〉

原作は、主人公ホーマーその人が書いた『ロケットボーイズ』。
映画化に際しタイトルを変えたのは、子供向けの映画と思われないようにしたためだとか。

“October Sky”と”Rocket Boys”はアナグラムとなっています。

スプートニクの10月とつながっていますし、実にうまい……といいますか、できすぎのアナグラムですよね。

これに関して、こちら↓のサイトで、コンピュータ・アナグラムだと書かれていました。
http://www.coalwoodwestvirginia.com/october_sky.htm

ではやってみましょう。
http://wordsmith.org/anagram/

ここで「rocket boys」と入力すると……
トップに「October Sky」が!   🙂

ロケ地

IMDbでは

Fountain City Elementary School – 2910 Montbelle Drive, Knoxville, Tennessee, USA (school exterior)
Gresham Middle School – 500 Gresham Road, Knoxville, Tennessee, USA (football scenes)
Harriman, Tennessee, USA
(Kingston TVA Fossil Plant, railroad scenes, bus station, late night hangout exterior)
Jacobs Building – 3301 Magnolia Avenue, Knoxville, Tennessee, USA (science fair building)
Knoxville, Tennessee, USA
Oak Ridge, Tennessee, USA
Oliver Springs, Tennessee, USA (business and residence locations)
Petros, Tennessee, USA (Main set for coal-mining town)
Tennessee Valley Railroad, Chattanooga, Tennessee, USA
Tennessee, USA

具体的な場所についてはこちら↓がとても詳しくて、何も付け加えることがないほどです。
http://www.coalwoodwestvirginia.com/october_sky.htm

炭坑町

テロップで出ているように、舞台は West Virginia の Coalwood。 →  Wikipedia英語

こちらでは毎年”October Sky Festival”が行われています。
http://www.coalwoodwestvirginia.com/october_sky_festival.htm

ただ映画の撮影自体は、機材運搬の問題などがあり別の場所で行われています。

OLGA COAL COMPANY

この看板が出ている雑貨店が何度か登場します。
ロケ地は、テネシー州オリバー・スプリングス。
現在はアンティーク・ショップだそうです。

430 Main Street
Oliver Springs, TN 37840

  • Google Maps(SV)


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右隣は組合のビルとして登場しています。  

高校

テロップでは「ビッグ・クリーク高校」 Big Creek と出ます。
Coalwoodに実在しますが、外観の撮影はこちら↓

Fountain City Elementary School
2910 Montbelle Drive, Knoxville, Tennessee, USA

冒頭のフットボールの試合

すぐ近くのこちらで撮影。

Gresham Middle School
500 Gresham Road, Knoxville, Tennessee, USA

ホーマーの家

Petros, Tennessee

このあたりのようですが、今は個人宅でしょうから、特定するのは避けることにします。

スプートニクの航跡をみんなで見上げたのもこの家の前です。

炭坑

Petros, Tennessee

ホーマーの家の西側に「OLGA COAL COMPANY」のゲートがあり、炭坑周辺のセットとなっていたはずですが、今はもう普通の道路となっています。


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ゲートは撮影後スタッフの尽力でCoalwoodに移されたそうです。

ゲートをくぐった気分で、もう少し進んでみます。
左側にあるのが、MINE OFFICEとして登場した建物。


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あと5、6歩?進むと炭坑入口があったところになります。

Virtual Earthで見てみましょう。

実験場の野原

4人が”Cape Coalwood”と名付けた場所。

Wartburg, Tennessee

http://www.coalwoodwestvirginia.com/wartburg.htm

ライリー先生の家

こちらはPetrosではなくOliver Springsです。
このあたりのようですが、今は個人宅でしょうから特定するのは避けることにします。

科学コンテスト(Science Fair)会場

全国大会の会場。
劇中では”INDIANA EXHIBITION HALL”と出ていますが、実際の撮影は、

Jacobs Building
3301 Magnolia Avenue, Knoxville, Tennessee, USA

資料


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