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『ゴースト・イン・ザ・シェル 』 Ghost in the Shell (2017)

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作品メモ

『エイリアン3』『ゲーム』と、落下のイメージが鮮烈な作品をチェックしてきましたが、(もしかしたら凄いネタバレだったかも……)、後ろ向きで落ちていくヒロインといったらやっぱりこれ。

世評は賛否両論だったようですが、個人的には全然OK。
押井守監督によるアニメ版『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の名場面が実写として甦るだけで十分ウレしく、オマージュもリスペクトもしっかり感じられ、すっかり満足してしまいました。
ストーリーや設定を変更した部分も、1本の映画としてまとめるためにはこのくらいのアレンジは仕方ないのではないかと思ったりします。
単純すぎますかね~
まあ人それぞれということで。

あえて難を言えば、誰しも感じることかと思いますが、荒巻のセリフが聞き取れないこと。『いだてん』の志ん生もそうですが、困ったものです。

公安9課のミラ・キリアン少佐(草薙素子)にスカーレット・ヨハンソン。
頼れる同僚バトーにピルー・アスベック。
同じく同僚で義体度合いが少ないトグサにチン・ハン。
ボス荒巻大輔にビートたけし、……と9課のメンバー的にはアニメ版と共通。

他に……
義体を開発するハンカ・ロボティックス社のオウレイ博士にジュリエット・ビノシュ。
ハンカ社の関係者を次々襲う謎の凄腕サイバーテロリスト、クゼにマイケル・カルメン・ピット。
等など……

あとは、役柄は伏しますが、桃井かおりさんがとても良かったですね♪

監督ルパート・サンダース、撮影ジェス・ホール、音楽クリント・マンセル、ローン・バルフェ。

 
 
 

ロケ地

IMDbでは、

Wellington, New Zealand (various locations)
Hong Kong, China
Shanghai, China
Stone Street Studios, Stone Street, Miramar, Wellington, New Zealand
Jackson Street, Petone, Lower Hutt, New Zealand
Avalon Studios, Avalon, Lower Hutt, New Zealand
Victoria Street, Wellington, New Zealand
China
New Zealand

例によって、IMDbのリストとウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。

コテコテCGづくしの映画ですが、特に香港の町中は判別しやすかったため、そのあたりを中心にチェック。

魚が浮かぶ通り

0:16頃、右手へ進む少佐をフォローで捉えるショット。

德輔道中(Des Voeux Road Central)が租庇利街(Jubilee St)と交わるところ。カメラ南西向き。

※19/7/6追記
Bill McCrearyさんから、先月(2019年6月)香港へご旅行に行かれた際の画像を提供していただきました。
まさにこの交差点です。わざわざありがとうございました♪
旅行記はご自身のブログにそのうち掲載されると思いますので、その節はどうぞご訪問ください。

ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
https://blog.goo.ne.jp/mccreary/

撮影は2019年6月4日とのことです。
(以下同様)

※19/9/23追記
Bill McCrearyさんがご自身のブログで上掲画像を含む香港旅行記をアップされましたので、どうぞご覧ください。

▼23/4/2 追記
香港でロケ地探訪をされたSayさんから、Contactページ経由でご連絡をいただきました。 探訪の際には拙記事を参考にしてくださったとのことで、管理人としてもとても嬉しいお便りでした。
一緒に画像も提供していただきましたので、以下ピックアップして当該項目で掲載させていただきます。
Sayさん、わざわざご連絡ありがとうございました。

動画も提供していただきました。
映画と同じカメラワークですね 🙂

公安9課本部

0:16
空撮で捉えられる水辺の建物。
少々加工されていますが、おそらくこちら↓

香港文化中心W

※19/6/11追記
milouさんから画像を提供していただきました。
撮影は2005年11月とのことです。

バトーと行く路

アップグレード屋

からまれながら左折したのは、

上海街(Shanghai St.)を南からやってきて、北海街(Pak Hoi St.)に入っています。

肉屋

そのまま北海街を進んだ角。

クルマで通過する交差点

お堂のような建物を見るところ。
大南街(TaiNan St.)を東南へ向かっています。

ハンカ・タワー(ハンカ・ロボティクス本社)

力寶中心(lippo Centre)W

※19/6/11追記
milouさんから画像を提供していただきました。
撮影は1997年1月とのことです。

※19/7/6追記
こちらもBill McCrearyさんから先月(2019年6月)香港へご旅行に行かれた際の画像を提供していただきました。

※19/9/23追記
こちらも、Bill McCrearyさんがご自身のブログで上掲画像を含む香港旅行記をアップされましたので、どうぞご覧ください。

▼23/4/2 追記
ロケ地探訪をされたSayさんから、画像を提供していただきました(「魚が浮かぶ通り」参照)。

俯瞰からのワンカット

0:42
俯瞰カメラが地上に降りてきて最後に(「この目だと変な気分だ」のセリフの直前)捉えるまでのワンカット。
少なくとも最後の部分はリアルの場所に見えますが、調査中。

切り返す交差点

0:43
ダーリン博士が殺されたという通報で切り返す交差点。

石硤尾街(Shek Kip Mei St)を北東からやってきて、大南街(Tai Nan St)を南東へ去ります。

オーレイ博士が襲われたところ

全部CGのようにも見えてしまいます。
調査中。

アヴァロン・アパート

1:14
過去を求めてやってきたところ。ネーミングが良いですね 😉
円筒形吹き抜け構造が特徴的。
近づいていく時の外観はともかく、内部はリアル。
香港島にあるこちら↓

勵德邨(Lai Tak Tsuen)W

ここでの会話でわかる通り、少佐の外観はホンモノの草薙素子とは違うという設定ですね。
この役を白人女性が演じたところで、それを問題にするのは設定上からもトンチンカンということになります。

▼23/4/2 追記
ロケ地探訪をされたSayさんから、画像を提供していただきました(「魚が浮かぶ通り」参照)。

凹型高層アパート

アヴァロン・アパートの後、やってきたところ。
こちら↓の有名物件。アヴァロン・アパートから2,3km東です。

益昌大厦 (Yick Cheong Building)W

歩道橋含めてリアル。

※19/7/6追記
こちらもBill McCrearyさんから先月(2019年6月)香港へご旅行に行かれた際の画像を提供していただきました。

あまりの建物の迫力に、地面に寝転がって撮影されたとのことです♪

※19/9/23追記
こちらもご自身のブログで上掲画像を含む香港旅行記をアップされましたので、どうぞご覧ください。

▼23/4/2 追記
ロケ地探訪をされたSayさんから、画像を提供していただきました(「魚が浮かぶ通り」参照)。

墓地

1:19、1:35
背景はCGとして、墓地そのものはリアルでしょうか?
たとえばこちら↓など。

香港華人基督教聯会薄扶林道墳場W

ロケ地マップ

※19/6/10項目追加

 
 
 

資料

更新履歴

  • 2023/04/02 「魚が浮かぶ通り」「ハンカ・タワー」「アヴァロン・アパート」「凹型高層アパート」にSayさんの画像を追加
  • 2019/09/23 「魚が浮かぶ通り」「ハンカ・タワー」「凹型高層アパート」に追記
  • 2019/07/06 「魚が浮かぶ通り」「ハンカ・タワー」「凹型高層アパート」にBill McCrearyさんの画像を追加
  • 2019/06/11 「公安9課本部」「ハンカ・タワー」にmilouさんの画像を追加
  • 2019/06/10 「ロケ地マップ」項目追加
  • 2019/05/26 新規アップ

コメント

  1. Bill McCreary より:

    どうも、ちょうど日曜から2泊3日で香港とマカオに行きますので、あるいは協力ができるかもしれません。ただマカオ中心の行動になりますので、あるいは余裕がないかもしれませんので、その際は申し訳ございません。またいくつか協力できる場所があるかもですので、過去の香港の写真をあたってみます。

    70年代のホイ3兄弟の映画での香港などを見ると、雑然としたイメージが強いですが、昨今の香港はほんときれいな近代的な雰囲気の街になっていまして、まさに「ブラック・レイン」の時と現在の大阪のような違いがあります。関係ない人間がそういうことを言ってはいけませんが、やはり面白くありません。

  2. 居ながらシネマ より:

    Bill McCrearyさん、コメントありがとうございます。
    今度は香港マカオですか。本当にいろいろなところへお出かけになられますね。
    私はもう長いこと行っていませんが、SVや空撮で感じる以上に街の中は変っているのでしょうね。
    でも人はそう簡単に変われないでしょうから、ちょうど高層ビルも竹で足場組んだりするように、ハイテクとローテク、デジタルとアナログが、良い感じで混沌としていてくれればと思います。

  3. Bill McCreary より:

    どうも。こちらで提供させていただきました写真を掲載した記事を発表しました。

    https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/52c6f58844bc30264395da7d3a96595a

    https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/3fb42cc206d89427c3be7dd56374c084

    香港、マカオに初めて行ったのが、マカオ返還直前の1999年11月でちょうど20年前ですが、あまりの変わりように驚きます。これも中国本土の経済発展とパラレルなわけで、これでは日本はかなわんなあと行くたびに思います。

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