『ひかりのまち』 Wonderland (1999)

ひかりのまち [DVD]

作品メモ

ひとつ前のエントリー『狼男アメリカン』は今見返すと80年頃のロンドンの街並みを楽しめる映画ですが、こちらはその20年後。ロンドンに住まう3姉妹とその周囲の人々の数日間を街の雰囲気たっぷりに描いた物語です。
登場人物それぞれにドラマがあり、てんでバラバラに動いているようでいて、実はいろいろなところで少しずつ重なり合いひとつの大きな物語を作っていく構成……などと書くと『ラブアクチュアリー』みたいですが、あんなふうなサービス精神たっぷりの娯楽作からはだいぶ遠いところにある作品。
むしろぱっと見は、ハンディカメラの荒れた映像で即興的なストーリーが散漫に綴られていく……そんな詰まらなそうな印象しかないかもしれません。

しかも出てくる人物みな多かれ少なかれ問題を抱えていて、大なり小なり嫌な奴ばかり。
となるとかなり感情移入のしづらいタイプの映画に思えますが、作り手の目線はそうした人々のふるまいをあくまで優しく見つめています。
そのうち、「自分の投影であり分身であったりするのかも」と変に納得しはじめ、次第に「これ最後どーなるんだよー」と気がかりになってくるのですが、そのあたりの雰囲気作りにはマイケル・ナイマンの音楽が絶妙かつ絶大な効力を発揮していたと思います。

拡散していたように思えた物語も、なんとはなしにうまく収束を見せていき、絶妙なラストの落としどころ?へつながっていきます。
ちょっとネタばれ気味になりますが、このラストシーン、何気ないことなのにとても印象に残る描写となっていて、これほどの表現はなかなかお目にかかれるものではないかも。
このラストで「悪くないじゃん」と思えた瞬間、映画全体が輝いて見え、また最初から見返してみたくなるのでした。

原題の”Wonderland”は本編を見れば納得のとてもうまいタイトルなのですが、邦題も秀逸。
「不思議の国」とか「ワンダーランド」とするより、ぴったりしっくりくるナイスなタイトルとなっています。

キャスト、スタッフ

以下、キャストを設定やストーリーとからめてご紹介しますが、まだご覧になっていない方はこの部分をパスしていただいた方が良いかもしれません。
予備知識無しでご覧になった方が楽しめると思いますので。

メインで描かれる次女ナディア(Nadia)に『ノッティングヒルの恋人』の車椅子の友人役が印象に残るジナ・マッキー。仕事はウェイトレスで、伝言ダイヤルを利用して恋人を探しているものの良い相手は見つからず、心も満たされない、そんな設定です。
長女デビー(Debbie)にシャーリー・ヘンダーソン。美容師をしながらひとりで息子を育てていますが、時々別れた夫に息子の面倒を見てもらったりもしています。
三女モリー(Molly)にモリー・パーカー。出産を控えていて、夫とのこと、これからの生活のことでいろいろ不安を抱えています。  

3姉妹の設定はこんなんですが、3人が全然似ていないのが少々不自然でしょうか。

姉妹の父ビルにジャック・シェパード。年金暮らしなのかすることがなく、娘のところに顔を出しては嫌がられたりしています。
母アイリーンにキカ・マーカム。隣家の犬の鳴き声がストレスとなっていつも情緒不安定。夫とも会話が途切れています。

3姉妹のお相手は配役がなかなか豪華。
ナディアに今回の相手はちょっと良いかも、と思わせたカメラマン、ティム(Tim)にスチュアート・タウンゼント。
デビーの元夫ダン(Dan)にイアン・ハート。いかにもダメダメそうなこのキャラをうまい俳優が演じてくれたおかげで、映画がぐっと締まったような気がします。
モリーの夫エディー(Eddie)にドラマ『時空刑事1973』のジョン・シム。

その他のキャラとして、人付き合いがうまくできないアフリカ系の青年やロンドンにやってきた若いカップルが登場しますが、彼らがどんなふうに物語にからんでくるのか、それは見てのお楽しみ。

監督マイケル・ウィンターボトム。たしかこの映画、「マイケル・ウィンターボトムの最高傑作」てなコピーがあったように記憶していますが、ホントにそんな気がします。
脚本ローレンス・コリアット、撮影ショーン・ボビット。

Wonderland (1999 Film)
音楽マイケル・ナイマン。
映画を見て速攻でサントラ買いました。 この音楽なしにはありえない映画。
サントラの各曲には登場人物の名前が付けられています。
こちらの予告編で使われているのは、”Eddie”等。

ロケ地

ロンドンの街並みが説明もなしにぽんぽん出てきますので、今回は難易度かなり高いです。
IMDbでは、

Crystal Palace Football Club, Selhurst Park, South Norwood, London, England, UK
London, England, UK
The Langham Hilton, Portland Place, London, England, UK

とあまり役に立ちません。
エンドクレジットの謝辞で、地名や店名関連ではこういったところ。

university hospital lewisham, duke’s cafe, langham hotel,
london borough of lambeth, london borough of southwark,
magnet kitchen showrooms, pitcher and piano, london underground, metroline buses,
crystal palace football club, jackie deamer at bubbles hairdressers,

あとはひたすら画面とにらめっこでチェックしていきました。

パブを出たナディアがさまよう街

冒頭ナディアが中年男性を置き去りにするところ。
おそらくエンドクレジットにある”Pitcher and Piano”。
と思って、ざっくりウェブマップで検索してみたところ、ロンドン市内に何軒かある模様。
そのあとの夜の通りの場面と照合した結果、Dean St.にある店舗と推定できました。
ただし、このDean St.店、現在オフィシャルサイト(http://www.pitcherandpiano.com/)には名前がありません)

ナディアの彷徨はここからスタート。

Dean St.を南へ向かって歩いていきます。

※2012/10/09追記
コメント欄でmilouさんから詳細に情報いただきました(いつもありがとうございます♪)。
以下コメントを転記しつつ、ウェブマップで補足しますと……

ナディアが歩き始めたのは上記のT字路。

映画では店を出て右折してDean St.に入るので店の入り口はMeard St.にあったことになります。

そのままDean St.を南下Old Compton St.を渡りさらに進みShaftsburry(この角が東亜銀行)も過ぎ(映画では写らない方の門から)チャイナタウンに入り突き当たりのGerard St.を右折。
もう1つの門をくぐってチャイナタウンを抜けWardour St.との角、Gerrard’s Corner(好年華)を左折。

Wardour St.を1ブロック南下したところで、いったん停止。

さらに1ブロック進んで、また左折。

そこから先はSVの使えない地区ですが、比較的長く写る斜線が入った交差点はここ。

途中カット割りはありますが、左折してから東へ道なりに進めばここに出ます。
一気に撮ったとして、スタート位置からここまでGoogle Earthの物差しでざっくり測ると、約700メートル。
お疲れ様でした。

※13/1/31 追記

©milou アルバム「ロンドン」から

milouさんから画像を提供していただきました。
(いつもありがとうございます♪)

好年華から見たゲート。

©milou アルバム「ロンドン」から

好年華を左折してWardour St.に入ります。

©milou アルバム「ロンドン」から

Wardour St.

©milou アルバム「ロンドン」から

コマ送りでないと見えないWardour St.のLas Vegas。

©milou アルバム「ロンドン」から

Angus Steak House とありますが、現SVではLittle WU Chinese Restaurant になっているShaftesbury Av.との角。

ナディアの住まい

タワー型の集合住宅。
部屋からの眺めや、1階周辺の標識などから場所がわかりました。
同じようなやり方ですぐに見つかるとは思いますが、一応プライベートな物件ということで建物そのものは避けて父親と話すところを示しますと……。

SVで見る限り、レンガ塀の欠け具合は映画と同じですが、落書きは消されていますね(笑)。

地下鉄エスカレーター

場所は調査中。

※12/10/9追記
コメント欄でmilouさんから情報寄せていただきました(いつもありがとうございます♪)。
この場面で少年が”Penny for the Guy.”と言っているので、英国人ならBonfire Night間近、11月の2~5日の話と分かる、とのこと。
詳しくはコメント欄をご覧ください。

ナディアが働いている店

周囲のお店などから場所がわかりました。

現在はこういうお店。

Opuz Kitchen
27 Old Compton Street, London W1D 5JP

もう1ブロック東へ行くと、『小さな恋のメロディ』で「パットン大戦車団」の看板があったところ。

ホテル

若いカップルがやってきたところ。
IMDbのリストにあるこちらでしょうか。

The Langham Hilton, Portland Place, London, England, UK

その後の部屋からの眺め(電話をかける場面)で、周辺の建物が確認できますので、ロビーや部屋はこちらでの撮影と思われます。
この2人どうしてこんなホテルに2晩も泊まれたのでしょうね??

ティムと待ち合わせた店(12/10/11追記)

よく見たら、ウィンドウの下の方に店名が書かれてありました。

Alphabet Bar
61-63 Beak Street, London W1F 9SL

ティムと別れた街角(12/10/11追記)

上記お店を出て西側すぐのところ。

フランクリンが働く電気店(12/10/9追記)

コメント欄でmilouさんから情報寄せていただきました(いつもありがとうございます♪)。

ロンドンのアキバTottenham Court Road。
店は西側のStephen St.と交差するあたり(詳しくはコメント欄も合わせてご覧ください)。

夜の橋

エディーが欄干にもたれて独りごちるところ。

Southwark BridgeW

※2012/10/09追記
コメント欄でmilouさんから情報寄せていただきました(いつもありがとうございます♪)。

橋に行く前、Rent のビルボードが見えるのはShaftsbury 劇場。

デビーのアパート

集合住宅が建ち並ぶ地区。
周囲の建物などから、場所がわかりました。
その一帯は再開発が決まっているようで、SVで見る限りすでに誰も住んでいないようです。
なのでウェブマップで特定してしまいますと、こちら。

Heygate Estate

この取り壊し前のアパート群はかっこうの被写体となっているようで、flickrなどで大量の画像がアップされています。

By Thomas Brasington via flickr
(CC BY-SA 2.0)

これは「ひかりのまち」的画像。
(※15/1/19画像差し替え)

By surprise truck via flickr
(CC BY 2.0)

上の方の階からの眺め(北向き)。
こんな感じで、セントポールがよく見えます。
映画でも夜景として登場しています。

歩道橋

By Banalities via flickr
(CC BY 2.0)

デビーの息子が父親を待っていたところ。
上記Heygate Estateの一番南側、東西に延びている棟の北側中ほどのところ。

そのあとのシーンで、デビー親子の部屋がこの棟にあることがわかります。

By surprise truck via flickr
(CC BY 2.0)

映画でも登場した共益部分はこういった感じ。

※15/1/19追記
解体が進んでしまったようですので、記録として建物の配置図を載せておきます。

By Nick via flickr
(CC BY 2.0)

デビーの美容室

モリーがやってきたところ。
エンドクレジットにあるヘアサロンですね。

ビンゴ会場(12/10/9追記)

こちらもコメント欄でmilouさんから情報寄せていただきました(いつもありがとうございます♪)。
Tube のElephant’ Castle 駅ビルにある店ではないかとのことです。
あくまで参考ということで、マップも示しておきます(12/10/11 マップ位置修正しました)。

サッカーの試合

IMDbのリストやエンドクレジットにあるこちら。

Crystal Palace Football Club, Selhurst Park, South Norwood, London, England, UK

両親の住まい

一番下に書いた「ラストシーン」のすぐ近く。

エディが歩く夜道(12/10/23追記)

コメント欄でmilouさんから情報寄せていただきました(いつもありがとうございます♪)。

0:59頃、夜道を歩くエディを等倍速で横から撮ったカットはここ。

カメラ北向き。エディは東向き。

直後のローアングルのカットはここ。

カメラもエディ(後ろ姿)も南向き。

夜のバス

ナディアを乗せたバスが走るところ。
ここからスタート。

タクシーを探す街角

モリーが産気づき、デビーがタクシーを探す街角。
背景のビルに、”東亜銀行”と漢字で表札が出ています。

Bank of East Asia Ltd
75 Shaftesbury Avenue, London Chinatown, London W1D 5BB

Shaftesbury Ave.を挟んで南側が中華街。
『ウィークエンド・ラブ』で2人の隠れ家となっていたところは、この角のすぐ近く。

夜のバイク(12/10/9追記)

コメント欄でmilouさんから情報寄せていただきました(ありがとうございます♪)。
バイク事故の前、82分あたりでモニュメントの台座が映るのは アガサ・クリスティで有名(?)な Seven Dials。
とのことで、マップではこちら。

遊園地と花火(12/10/9追記)

コメント欄でmilouさんから情報寄せていただきました(ありがとうございます♪)。

移動遊園地はおそらくバタシー公園。
花火はメインではなく、その夜はBonfire NightWGuy Fawkes NightW)であり、大きな焚き火がメイン。

とても参考になりますので、詳しくはコメント欄をぜひご覧ください。

©1999 milou
 アルバム「ガイ・フォークス・ナイト」から

※12/10/11追記
milouさんから、画像も提供していただきました。
火あぶり、じゃない、Bonfireの様子です。
この時はこんな風に組んだ木を燃やすだけで、人形はなかったとのこと。

©1999 milou
 アルバム「ガイ・フォークス・ナイト」から

関係ありませんが、なんとなくウィッカーマンの歌と踊りが浮かびます……

©1999 milou
 アルバム「ガイ・フォークス・ナイト」から

大炎上。
「とにかく予想外に熱くビデオを回し続けるのも苦しかったほど」とのことです。  

鉄道駅

若いカップルが列車に乗るところ。

ユーストン駅W 4番線。

http://www.nationalrail.co.uk/stations/sjp/EUS/objectvalues/1809-0000104.html

警察(12/10/9追記)

息子が保護されていたところ。
こちらもコメント欄でmilouさんから情報寄せていただきました。

デビーと息子が帰ってくる歩道橋

前述Heygate estate、デビー親子の部屋がある棟の東端。
よく見ると、息子が父親を待っていた歩道橋も写っています。

北側からやってきて、西側に曲がっていきます。

ラストシーン(12/10/9追記)

ネタばれにつき折りたたみ。クリックすると開きます。

ラストシーンはここ。
周囲のアパート群で場所がわかりました。
道路の真ん中に穴埋めた跡がありますが、まさか……ね。


大きな地図で見る

このアングル、画面中央の赤いポストが良いアクセントになっていますね。
(※15/1/19 SV修正)

ロケ地マップ


より大きな地図で ひかりのまち を表示

資料

更新履歴

  • 2015/10/08 「遊園地と花火」画像のアルバムを切替
  • 2015/01/19 画像をPicsaウェブアルバムに切替。「デビーのアパート」画像差し替え。「歩道橋」画像追記。「ラストシーン」修正
  • 2014/04/20 milouさんの画像をpicasaウェブアルバムからのリンクに切替

『ひかりのまち』 Wonderland (1999)” への25件のコメント

  1. この映画を初めて見たのは住んでいたロンドンで1999年の11月7日。ロンドンではレスタースクエアを中心とするウェストエンドが
    映画や芝居の劇場密集地域でこの作品の主要舞台のSOHOあたりも毎日のように歩いていたので映画を見ていて見知った風景はいくつもあったが、ほとんどが一瞬だし
    明確にはならなかった。それでも当時のメモを見ると、ガイフォークス(1105)までの木ー日曜日(2000年)、Vauxhall;Elephant&Castle;
    Brixton;Lambeth;Soho;Safeway;Centre Point などと書いている。

    ●まずはPitcher and Piano 。Dean St.の69番地でSVではDean St.とMeard St.の角にあり工事中だが映画では店を出て右折して
    Dean St.に入るので店の入り口はMeard St.にあったことになる。道を渡り右折、画廊の2軒先にSterk’s かSteph’sと
    読める緑の立て看板が見え現在のSVの店名でも確認できる。そのままDean St.を南下Old Compton St.を渡りさらに進みShaftsburry
    (この角が東亜銀行)も過ぎ(映画では写らない方の門から)チャイナタウンに入り突き当たりのGerard St.を右折し、
    もう1つの門をくぐってチャイナタウンを抜けWardour St.との角、現SVでまさにGerrard’s Corner(好年華)を左折しコマ落としの
    “ひかりのまち”になる。全編コマ落としの印象が強かったが見直すと意外と少なくて驚いた。
    ちなみにDean St.の北の先に見える高い塔はBTタワー。

    ●フランクリンが働いていた(?)電気店はもちろんロンドンのアキバTottenham Court Road(ここもほぼ毎週行っていた)。
    店は西側のStephen St.と交差するあたり。店を出て正面右手に見える赤いネオンは今もあるTimeout社のもの。
    その先の店のアーチ型のファサードも確認できる。ちなみにその先の高いビルがCentre Point で59分ぐらいに左手奥に見える

    ●Southwark 橋に行く前、Rent のビルボードが見えるのはもちろんShaftsbury 劇場。

    ●Bingo の場面があり内部しか映らないので断定はできないが恐らくTube のElephant’ Castle 駅ビルの4階ぐらいにある店。
    このビルにはボーリング場があり何度か行ったのだが上の階にBingoがあり中をの覗いただけだが客の表情は真剣でちょっと入りにくかった。

    ●スーパーの場所は分からないがキャッシャーの制服はSafeway のもの(確かマイク・リーの『人生は時々晴れ』で働いていたのも同じ制服)

    ●バイク事故の前、82分あたりでモニュメントの台座が映るのは アガサ・クリスティで有名(?)な Seven Dials。
    七叉路なので方向は不明。(この道も毎日のように通った)

    ●録画画像が不鮮明で茶色い標識が読めないが警察所は367 Brixton Road かもしれない。

    さて最後に恐らく知らない人が多いと思うので書いておくが、字幕では(仕方ないとは思うが)花火と訳していたし映画でも花火ばかりが映るが
    別に花火大会ではなく bonfire(たき火)だけで分かる行事です。
    リーダースにはBonfire Night【英】たき火の夜《11月5日 Guy Fawkes の人形を燃やすことから》とあるように花火がメインではなく
    大きなたき火が中心(映画でも一瞬だけ映る)。ガイ・フォークスの説明は省略するが地下鉄駅で少年が“小銭を恵んで”とせびる
    ときも Penny for the Guy. と言っている。つまり映画では曜日しか出ないが英国人なら11月の2~5日の話と分かる。
    普通は映画は金曜が初日なので(確かではないが)まさに99年の11月5日、ガイ・フォークスの日に封切られたと思う。
    しかし、よくあることだが映画では5日は日曜なので撮影したはずの98年ではなく設定は未来のミレニアムの11月になる。

    そして実は…僕は映画を見る2日前にバタシー・パークのBonfire に行ったのだが、そのとき暗闇の中でたき火のひかりに照らされ
    突如バタシーの4本煙突が浮かび上がるという幻想的な光景に大感動し、その夜恐ろしい(?)夢を見た。
    関係ないだろうが台詞にビデオを見て“翼のあるブタ”なんて言う(該当作品なし)。

    ついでに翻訳者が知らないとは思えないが同じ場面で『イレイザー・ヘッド』が出てくるが字幕では「モノクロの悪夢」
    (恐らくパッケージの惹句)なんて出ていた。ついでながら最初の方のTVに映るのはショーン・ペン主演の『バッド・ボーイズ』
    少年刑務所内で1人で戦うときに缶コーラをたくさん買って袋に入れ武器にする、この場面に感心したのを思い出した。

    というわけで、あの移動遊園地はバタシー公園だと思うがあれほど大がかりな遊具はなかったので別の場所か撮影用かもしれない。
    なおマイク・リーのTV作品で僕が最大評価する「Seven Days In July」というのがある。
    Wikiのガイ・フォークスの説明で(当然)“北アイルランドを除く”とあるが、北アイルランドではオレンジ・デーと呼ばれる
    7月12日が Bonfire Night で、しばしばその日にIRA のテロが起きた。
    映画はベルファストに住むカトリックとプロテスタントの出会うことない2組のカップルのオレンジ・デーを挟む1969年
    7月の4日間の日常を描くものだがラストシーンで、たまたま同じ日に同じ病院の隣同士のベッドで出産を迎える。
    互いに子供の“名前”を聞いたことで敵対する関係と気づき微妙な表情を浮かべる。
    ウィンターボトムはこの作品を意識して作ったのではないかと想像している。

    ついでながら生まれた子にWelcome (to) Wonderland. と言い字幕も“アリス…不思議の国の”だったが実はAlice という名前は
    説明では使うが決して「不思議の国のアリス」からとったわけではないと思う。
    Wonderland とはWonder-fulなこの世界のことで不思議ではなく素晴らしい世界という意味のはず。

  2. milouさん、ご無沙汰してます。コメントありがとうございました♪
    公開時にリアルタイムであちらでご覧になっていたのですね。
    ロケ地情報もまた詳細にありがとうございます。
    この映画実際に住んだことがないと難易度高いので今までためらっていましたが、思い切ってエントリー立てて良かったです。後ほどみんなまるっと書き写させてください(笑)。
    追記は明日の夜予定。取り急ぎお礼まで。

  3. 文章を見直したらマイクリーの「Seven Day…」なんて書いているが
    もちろんFour Days です。Seven Dials に引き寄せられた?

    ともかく舞台のほとんどがSOHOとサザークなどテムズ南側なので
    バタシーやブリクストンだろうと推測しているわけです。

  4. 仕事の合間見て少しずつ追記中(大丈夫?)。
    間違いあったらご指摘ください。
    この映画でまさかこんな詳細なマップが描けるとは思っていませんでした。ありがとうございます。

    このガイ・フォークスの日って日本人にはまったくなじみがないですよね。
    勉強になりました♪

  5. Bingo!
    と行きたいところだが以下のHPを見ると、Bingo もボーリング場も
    2階(First Floor)になっている。
    当時と変わっていないとすれば僕の記憶間違いらしい。
    僕の記憶では違うフロアでエスカレーターで上がった
    と思うのだが…

    http://www.thepalaces.co.uk/index.html
    http://www.palacesuperbowl.com/main/london.html

    Bingo の写真を見ると雰囲気は映画と同じだが椅子やテーブルは違う。
    もちろん写真は1枚だけだしロンドンのものとは限らないが。
    ロンドンでも大きなBingo会場はそれほど多くないし
    恐らく住居も近いと思われるので多分間違いないだろう。

  6. やっぱり2階で同じフロアーだったと
    以下の写真のエスカレーターで思い出しました。
    http://cityofstrangers.wordpress.com/2008/10/11/elephant-and-castle-mall/

    少なくとも観光客はこのあたりには縁がないだろうが、あまり勧められる地域ではない。
    ショッピングセンターには黒人専用の美容院があったり非常に黒人が多い地域です。
    でも駅前には露天があって格安で家庭用品が買えたりちょっとおもしろい。

  7. 転記とマップの追加いちおう終了。漏れはないかと思いますが。
    milouさん、詳しいフォローもありがとうございます。
    欧米のビンゴ会場は映画でしか知りませんが、確かに真剣に取り組んでいる?印象が強いですね(特にお年寄り)。
    日本だと代わりにパチンコに行っちゃうのかな?

  8. いやあ、ホント記憶なんていい加減なもの(もちろん人によるが)
    まず地下鉄を降りて地上階に出て、さらにエスカレーターで
    上がるので体の記憶は3階か4階だったようです。
    一方Seven Dials などは一瞬台座が映るだけだが、家がラッセルスクエアで
    毎日のようにレスタースクエア方面まで歩き地図を見てもらえば分かるが
    Shaftesbury Av.から Monmouth St.を抜けるのが最短距離であのモニュメントは
    しっかり記憶に残っていました。
    途中ずっとビデオを回したこともあるので見つかれば画像も提供できます。
    (何しろまったく整理ができていなくて…)

  9. milouさん、Seven Dialsはよく気づかれましたね。
    ビデオ回されていたということは、コマ落としすればひかりのまち♪(ひるまのまち?)

  10. Release date

    imdb を見ると不思議なことに(カンヌ映画祭は別として)台湾が世界初公開で
    1999.08.21 以下各国が続き英国は2000年の1月14日(金曜日)になっている。
    しかし僕は99年の11月に見ているので変だなと調べると1回目に見たのはロンドン映画祭だった。
    2回目もロンドンで2000年1月18日の一般公開(封切り5日め)。
    3回目が飯田橋のギンレイで2001年2月6日。
    ということでガイフォークスの日に封切りではなかった。

  11. Bingo のマップ。あくまで未確認の参考情報ですが少しずれています。
    航空写真でよく分かるが現在表示されたビルの1つ上。
    The London Palace とあるビルです。角に100均(99pStores)もありますね。
    その左がスーパーのメトロですが地図や航空写真では分からないがビル地下にTube の改札があり
    直結しているわけです。もちろんスーパーは1階です。

    それにしても、こういうMap を作成してもらってありがたいです。
    スマホでも見られるので現地に行くとき大いに役立ちます。

  12. 録画画像では読めないがエンドクレジットのSpecial Thanks に
    ショールームも病院もでている。
    病院はUniversity Hospital Lewisham と読める。

  13. milouさん、毎度間違いご指摘ありがとうございます。お城しょった赤い象さんを中心にしてしまいました。修正しましたが、これで合ってるかどうか……

    なるほどスマホで使えると旅先でもお役に立つことができるのですね。と、今頃気づいたのでした。
    個別に示すより、最後のロケ地マップのようなものの方が便利かもしれませんね。
    作るのに比較的手間かかるので、要所要所でしか作っていませんが。

    現状とりあえずGoogle Earthにすべて集約して管理しているので、今まで取り上げた作品について、kmlデータをダウンロード出来るようにすれば良いのかも。
    いろいろ試してみることにします。

    P.S.
    写真もアップさせていただきました。ありがとうございました!

  14. 失礼しました。当然(?)クレジットの病院など記載済みでしたね。
    いつも本文しか見ず取り上げてなかったので…

    kml データのダウンロード、是非お願いします。
    僕も『ローラ』の時に作り出したのですが面倒で2,3箇所で中断したら
    作ってくれていたのでマイプレイスに取り込みました。

  15. ショッピングセンターのSV確認しました。いいアングルですね。
    何となく記憶がよみがえってきたが複雑な(?)建物。ボーリング場やBingo が2階としてStore Entrance は地階になる。
    するとTube はさらに下(ロンドンの地下鉄は深く映画にも出てくるように一般的にエスカレーターがかなり長い)、
    だから4階なんていい加減な記憶になっていたみたい。
    以下雑談ですがSVでも地階(?)に100均と露店がたくさん見えている。
    僕はここで敷き布団(マットレス)カバーを買ったのだが、ただのシーツではなくゴムが円形に付いていて包み込んで固定する。
    しかし僕が買った目的は違ってYHに泊まるときのシーツがわり。寝袋のように体全体を包んでくれ1枚なのでかさばらない。
    SV左手に見えているCORONET はノッティング・ヒルとここにあるインディ系のおもしろい映画館だが僕がいたときは休館中だった。

  16. milouさん、SVのアングルに凝るとちょっと撮影カメラマンになった気分になれますよね 🙂
    milouさんの思い出話もいつも楽しく読ませていただいています。

    マップデータですが、記事の最後にまとめマップを付けている場合は、それを開けばKMLデータも読み出せるので、個別には必要なさそうですね。
    まとめマップがある記事の一覧と、全記事をまたいだGoogle Erath向けのKMLデータをひとつのページにアップすれば良さそうな感じ。
    ただ、プライベートな物件などは除こうと思いますので、選んで整理するのに少し時間がかかるかもしれません。出来たら都市別のマップも作ってみたいと思っていますので、しばらくこちょこちょいじってみます。

  17. ●すでに書いた59分あたりのCentre Point が左手奥に見えるのは
    角度的に見てTottenham Court Rd.とBedford Av.の交差点あたりを南下、
    つまりフランクリンが店を出た後と同じぐらいの場所なので同時に撮影したのだろう。
    ●その少し前、ずっと奥にBTタワーの青い光が見えるのは
    角度的に見てEuston Rd.のConway St.交差点を西に向かっている。
    ポストはないが角の建物は似ている。

    ●ナディアの初日の彷徨で黄色い交差点のあと6分33秒あたりで
    LAS VA…という看板が見える。89-91 Wardour St. に今もある
    Las Vagas だろう。少なくとも看板は同じ。
    北に向かっていることになるが、このような“ひかりのまち”は
    ロンドンという街を示しているだけで別に登場人物が実際に歩く設定とは限らない。

    ちなみに右隣の建物にCinema House とあるが、見て分かるように映画館ではない。
    元映画グッズの店でもない。何かというと(推測だが)映画関係の会社が数社入っている(いた)。
    SOHOには映画関係の会社が集中していて試写室を持っていたりするのだが
    Pre-MIFEDといってミラノ・フィルムマーケットの前に業界人向けにロンドンで試写をやる。
    ちょっとしたコネで日本映画(『がんばっていきまっしょい』や『メッセンジャー』など)の
    試写の招待状をもらって行ったのだが、ここのような普通の事務所で最初は入るのをためらった。
    ちなみにマイク・リーの事務所もSOHOのGreek St.です。

    まあ一瞬の映像の場所が分かってもたいした意味はないだろうが、
    好きな街でもあるし気が向けばさらに探してみます。

  18. ありゃりゃ。Google Map ではなぜか Las Vagas とあるが当然 Las Vegas ですよね。

  19. ありゃりゃ。Google Map ではなぜかLAS VAGAS とあるが当然LAS VEGAS でした。
    ついでに Wardour St.をさらに北上してみたらScreen House というのもあり
    こちらは映画のポスターがいっぱい貼ってあり明らかに映画関係の会社。
    (手前がHammer House だがハマー・プロとは関係ないもよう)

    そしてその真向かい90番地が伝説のライブハウスThe Marquee Club があった場所。
    奥は80年12月、ジョン・レノンが殺されたすぐ後に行きました。

  20. BT Tower 訂正。
    一番最初に書いたDean St.とOld Compton St.の交差点でした。
    ポストもあります。
    現在のSVでは工事中の建物でタワーが隠れてしまっている…

  21. milouさん、詳細フォローありがとうございます。
    時間見て追記させていただきますね。

    マップデータですが、ほんの一部だけようやくまとめてみました。
    上のページメニューの「マップデータ」です。
    まだ「あ行」だけですし、見づらいのですが、少しずつ手を入れていくことにします。
    うまくダウンロード出来なかったらご連絡ください。

  22. マップデータ、ばっちりです。
    しかし「あ行」だけで…
    全部できたら地球も狭くなる?

  23. milouさん、さっそくチェックありがとうございました!

    ロケ地のピンポイントだけでなく、背景の目印になりそうなところや、候補地など、ところ構わずピンを置いているので、いつのまにかものすごい数になっていました。まだアップしていない記事も含めると、ピン数は全部で約8,000はあったかも(笑)。

    たしかに地球は狭くなるかもしれませんが、味気なくなるかもしれませんね。
    Googleに依存しすぎなのも我ながら気になりますし。
    でも画面見てロケ地を解明していく作業そのものは楽しいので、ゆるゆると続けていこうかなと思っています。

  24. milouさん、むちゃくちゃ忙しくなってしまったため返信遅れてすみません。
    この動画、インパクトありますね。
    見せ物としてのアレが今でも受け継がれているのがよくわかるような。
    (&日本であまり知られていないのもわかるような……)
    宗教がからんできてしまうと結構デリケートな問題のような気もしますが、宗教関係なしにあくまでテロ犯扱いなのでしょうかね。
    (マップデータ、「あ~お」までアップしました)

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