『海潮音』 (1980)

海潮音 [DVD]

作品メモ

『非行少女』『あらかじめ失われた恋人たちよ』と、いつの間にか石川県が舞台のちょっと昔の日本映画を続けていますが、これもその一本。
『あらかじめ~』同様ATGです。

海に面した北陸の町で、有力者の家に記憶を喪った女が滞在するようになったことから、周辺に波紋が広がっていく様子を描きます。

宇島理一郎に池部良。大きな旧家の当主で、妻は早くに亡くしているという設定です。
その娘宇島伊代に荻野目慶子。
海岸で助けられたものの記憶を喪っている女に山口果林。なぜか宇島家で看病&世話を受けることになります。
伊代の母方の叔父菊永征夫に泉谷しげる。
そのお相手に烏丸せつ子。

荻野目慶子さんも印象的でしたが、素晴らしかったのは泉谷しげるさんで、姪っ子には優しいけれどダメダメも入ってしまっているキャラを好演。
立派すぎていかめしい池部良さんと対照的で、観客の多くは泉谷さんにぐっと惹かれるものを感じたかと思います。

監督・脚本橋浦方人、撮影瀬川浩、音楽深町純。

ロケ地

ネタばれにつき折りたたんでいます。クリックで開閉します。

OP

海沿いの町が俯瞰で捉えられます。
能登半島であることは何かで聞いていましたので、あとはGoogle Earthのローラー作戦でしらみつぶしに探していきました。
カメラは輪島市門前町黒島町のこのあたりを写しています。

旧家

上述俯瞰ショットの中央にある大きな家が舞台。
調べる前は、一般のお宅を撮影用に借りたものだから見つけても記事には書けないかも……と思っていましたが、ストリートビューで近寄ってみたところ、公開されている物件でした。

輪島市天領黒島角海(かどみ)家

ここから浜に至るまでの長~い建物が全部こちらのお宅という、立派な住まいです。
角海家は北前船の廻船問屋だったとのこと。なるほどです。

残念ながら撮影当時の建物は2007年の能登半島地震で全壊したとのことですが、地元の方々の力でその後見事に復元。2011年から一般公開されているとのことです。

ラスト近く、山口果林さんが門を開き家を出て行く印象的なショットは、海側のこちらですね。

出たところは、見学客の駐車場になっています。
内部もおそらくこちらで撮影されたと思われますが未確認。
見学できますし駐車場もありますので、行って確かめてみても良いかも。

ロケ地マップ

石川県を舞台にした少し昔の映画のロケ地マップ

 
 

資料

更新履歴

  • 2014-11-17 新規アップ

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