『ザ・セル』 The Cell (2000)

ザ・セル [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]  

作品メモ

ひとつ前で『ザ・フォール 落下の王国』をとりあげたので、ついでにこちらもチェック。

ターセム・シン監督のデビュー作。
サイコな男が女性を次々誘拐し、巨大な水槽に閉じ込めては時限装置で水死させるという、ダークでどよよんとした設定。<ザ・セル>はその水槽のこと。
犯人捜しがテーマではなく、犯人は捕まえたものの最後の被害者がどこに監禁されているのかわからず、時間との勝負となります。
ところが犯人は逮捕の際に銃撃を受けて重体となり、しかも元々脳に異常があることがわかり、ハナから取り調べは無理の状態。
そこで、ハイテクを駆使して犯人の深層心理に入り込み、なんとか<セル>の場所を突き止めよう、というのがメインのストーリーとなっています。

見所はやはり完全に閉ざされてしまった内宇宙の視覚化部分でしょうか。
象徴的なのはお馬さんの輪切りシーンで、ダミアン・ハーストWがお役に立っていると思いますが、これからして人によっては気持ちわる~で生理的に受け付けないかもしれませんね。

この場面を皮切りに次から次に繰り出す強烈なビジュアルは、「オペラを、舞台劇を作りたかった」と監督がコメンタリーで繰り返しているのも納得の盛りだくさん、お腹いっぱいの内容となっています。

その世界にダイブしていく精神科医キャサリンにジェニファー・ロペス。
他に、ヴィンセント・ドノフリオ(『Law & Order クリミナルインテント』)、マリアンヌ・ジャン=バプティスト(『FBI失踪者を追え』)、ジェイク・ウェバー(『ミディアム』)、ディーン・ノリス(『ブレイキング・バッド』)、ディラン・ベイカー(脇役であちこち出まくり)と、映画だけでなく自分がよく見ていたドラマでも活躍していた面々が登場していて、今から見返すとこうした顔ぶれだけでも楽しめます。

撮影ポール・ローファー、音楽ハワード・ショア。
衣装は『ザ・フォール 落下の王国』同様石岡瑛子さんで、監督コメンタリーで曰く、

僕にとって瑛子は神のような存在で学生の頃から尊敬してた

ロケ地

IMDbでは、

Bakersfield, California, USA
Neurosciences Institute, La Jolla, San Diego, California, USA
Namib Desert, Namibia
Namib-Naukluft National Park, Erongo, Namibia
Namibia
Taft, California, USA
San Diego, California, USA
Pomona, California, USA
Linda Vista Hospital – 610 S. St. Louis Street, Los Angeles, California, USA
Dead Vlei, Namib-Naukluft National Park, Erongo, Namibia
Diamond Ranch High School, Pomona, California, USA
La Jolla, San Diego, California, USA
Los Angeles, California, USA
California, USA
USA

DVDに収録されている監督のオーディオ・コメンタリーも参考になるかもしれません。

冒頭の砂漠

撮影場所は、アフリカ、ナミビアのナミブ砂漠 (Namib Desert)W

そこだけ色が抜け落ちたような不思議な場所はこちら↓

DeadvleiW

By Zairon
via Wikimedia commons
(CC BY-SA-4.0)

難破船は監督のコメンタリーで本物と言っていましたので、探してみたら海岸の方にありました。

Eduard BohlenW

By Laika ac from USA
via Wikimedia commons
(CC BY-SA-2.0)

上記Deadvleiから北西へ100km以上離れています。
その間全てうねうねした砂丘と砂漠が続いていて、こちらのスケール感がおかしくなります。

キャンベル・センター Campbell Center

撮影はこちら↓

Neurosciences Institute (神経科学研究所)W
La Jolla, San Diego, California, USA
http://www.nsi.edu/

By Robert Cudmore
via Wikimedia commons
(CC BY-SA-2.0)

コーマ [DVD]

ワイヤーで吊り上げられた身体はマイケル・クライトン原作のとある映画を連想しますが、監督自らそうコメントしています。

僕は「コーマ」のような映像を考えていたんだ

<セル>のある小屋

監督コメンタリーによれば、こちら↓

Bakersfield, California, USA

粘れば周囲の景色から見つけられるかもしれませんが、小屋はセットのようにも見えますので、あまり意味ないかも。

高架脇

0:18頃、7人目の犠牲者が発見されたハイウェイの高架脇。
どことなく『落下の王国』のOPの鉄橋を連想します。
こちらも粘れば周囲の景色から判明するかも。

犯人の自宅

近くに教会が見えますので、これも粘れば判るかも。
この時のSWATのメンバーはホンモノとのこと。

資料

更新履歴

  • 2018/11/07 新規アップ

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