作品メモ
Google Earthをインストールして、とにもかくにも見てみたかったのが『冒険者たち』のあの要塞でした。
映画に魅せられて実際に現地を訪れた熱心なファンもきっと数多くいることでしょう。
お金も時間もない身としてはせめてGoogle Earthで……と思ったものの、これが当時は案外苦労しました。
要塞の名前とおおよその場所まではすぐにわかりましたが、肝心のGoogle Earth上での位置がなかなか解明できず、結局フランスのサイトでkmlデータが出ているのを見つけてようやくたどりつくことができました。
今ならきっと簡単に行き着けると思いますが。
というわけで、バーチャルなロケ地巡り、栄えある第1回は『冒険者たち』です。
※以下、「ロケ地 > 海上の要塞」以外はすべて2012年4月以降に追記しています。
作品データ(12/4/18追記)
監督ロベール・アンリコ、原作ジョゼ・ジョヴァンニ、脚本ロベール・アンリコ、ジョゼ・ジョヴァンニ、ピエール・ペルグリ、撮影ジャン・ボフェティ、音楽フランソワ・ド・ルーベ。
出演は、クールなパイロット、マヌー(Manu)にアラン・ドロン、その親友のメカニック、ローラン(Roland)にリノ・ヴァンチュラ、ある日ふらりとやってきた新進アーティスト、レティシア(Laetitia)にジョアンナ・シムカス。
他に、財宝の情報を持つパイロットにセルジュ・レジアニ。
原作と再映画化(12/5/3追記)
原作は・ジョゼ・ジョヴァンニの”Les Aventuriers”。
翻訳は『生き残った者の掟』というタイトルで、最初ハヤカワノベルズから(1971年1月)、その後は河出文庫から出ています(1986年4月)。どちらも絶版ですが、今から読むとなると河出文庫の方がまだ入手しやすいかもしれません。
この小説を作者みずからメガホンをとって映画化したのが『生き残った者の掟』La loi du survivant (1967)で、日本では未公開、かなり後からビデオスルーとなっています。
DVDにはなっていませんので、今から見るとなると大きなレンタル屋さんを探すか、衛星放送などに期待するしかないかもしれません。
(余談、と書くと失礼なのですが、『生き残った~』のエントリーで書こうと思ったことをとりあえずこちらで。河出文庫版の解説は内藤陳さん。ビデオ版の解説、といいますか最後についていたコーナーも内藤陳さんで、コーナー名が「見ずに死ねるか」でした。昨年末惜しくも亡くなっています。合掌。)
IMDbに拠れば、『冒険者たち』のフランス公開は1967年4月12日、『生き残った者の掟』は同年4月19日。一週間しか違いません。
日付を見る限り、巷間良く言われる「『冒険者たち』に不満を持ったジョゼ・ジョヴァンニが自分で再映画化した」というのはちょっと疑問なのですが、ここらへんちゃんと調べたわけでないので何かわかったら追記することにします。
映画版『生き残った者の掟』はいずれ別にエントリー書こうかと思っていますが、とりあえず小説と2つの映画をざっくり比較してみますと……
クルマ(12/4/18追記)
映画に登場するクルマのことならIMCDb。
例によって完璧なデータがありますので、こちらをどうぞ。
http://www.imcdb.org/movie.php?id=61376
解体中のクルマまでチェックされているのはさすがというか何というか。
お役に立つ(12/4/18追記)
リンクはallcinema。
- 冒険者カミカゼ(1981) 千葉真一、真田広之、秋吉久美子
- 黄金のパートナー(1979) 藤竜也、三浦友和、今野美沙子
- 冒険者たち(1975) あのねのね
※13/7/10
『冒険者カミカゼ』のエントリー書きましたので、よろしかったらそちらもどうぞ。
→ http://inagara.octsky.net/adventure-kamikaze
ジャケットでモーフィング(12/4/18追記)
PPMとドリカムは反則ですね。すみませんm(_ _)m
ロケ地
※12/4/12追記
久々に更新しました。
「海上の要塞」以外はすべて追記したものです。
海上の要塞
当時はこのあたりの解像度はあまり高くありませんでした。
洋上にぽつんと浮かぶ楕円形……が見えるはずが、まるでぼやっとした小惑星の映像のよう……。
これでは地元の人でない限り、地球儀をくるくる回すだけで見つけられるわけがありません。
今ではこの部分も解像度アップしていて、形も細かいところまでかなり判別できます。
もしかすると『冒険者たち』のファンの要望だったりして 😉
©milou アルバム「フランス西海岸」から |
※12/6/2追記
milouさんから画像を提供していただきました。
(コメント欄をご覧ください。)
©milou アルバム「フランス西海岸」から |
コメント欄にもありますように、この要塞島は私有地かつフランスの同題TV番組Wの舞台となっていて、一般の人は上陸できません。
※19/9/24追記
milouさんから絵はがきの画像を提供していただきました。
このアングルの画像があると、このエントリーも盛り上がります♪
ありがとうございました。
OP(12/6/10追記)
レティシアが物色している川べり(あるいは水辺)の自動車スクラップ場。
背景にかなり大規模なマンション群が見られます(右端にキノコ型給水塔も有り)。
調査中。
ローランの仕事場(12/6/10追記)
スクラップ場同様、背景にマンション群が見えますが、別の場所。
調査中。
飛行場(12/4/18追記)
格納庫の位置や形などから、こちらの飛行クラブと思われます。
Les Ailerons d’Enghien Moisselles
http://www.lesailerons.fr/
クラブハウス(?)も映画のまま残っていますが、素通しの可愛らしい管制塔は見当たりません。
※12/6/10追記
フランス語版Wikipediaでは、”Aérodrome d’Enghien-Moisselles, Moisselles, Val-d’Oise”となっていますが、同じ場所を示していると思われます。
凱旋門(12/4/18追記)
ロケ地チェックするまでもありませんが、レティシアのアップから入る最初のカットの背後に、”CHAMPS-ÉLYSÉES”(シャンゼリゼ)という標識を入れているのがなごみます。
わざわざ入れることもないのに……
彼女が立っていたのはこの位置。
街灯はいくつかありますが、おそらく一番手前のもの。
マヌーがやってくる(想定)のは、そのシャンゼリゼ通り。
©milou アルバム「パリ」から |
※12/6/10追記
こちらもmilouさんに画像を提供していただきました。
1979年撮影とのこと。
「映画ではまだ柵がないので身を乗り出して下を見られたが今は無理。当然ながら普通の人は柵の隙間から写真を撮るが僕は映画との違いを見せたいとわざと柵を入れて撮っています。」と解説をいただきましたが、ロケ地マニアの王道を突き進んでいらっしゃいますね♪
キヨバシさん(12/4/12追記)
演ずるはヴァレリー・インキジノフ。
背景のポスターは松山善三監督の『戦場にながれる歌』(1965)。
テストコース(12/4/12追記)
画像検索でチェックしてみましたが、Monthléry のようです。
つまり『男と女』のコースと同じ。
『男と女』は『冒険者たち』の前年の作品。
レティシアの個展(12/4/12追記)
最初の場面では何が何だかわかりませんが、マヌーが想い出にひたる場面では周囲が写っていますので探す気になりました。
高架が入り組んでいることからパリの環状線のジャンクションをチェックしていき、何とか発見。もし間違っていたらごめんなさい。(※14/10/13 ストリートビューがずれていたので修正 16/10/10再修正)
SVではこれが限界ですが、カメラやマヌーの立ち位置はもうすこし北側。
(※16/10/10 個展の場所が確認できるストリートビューが見つかったのでそちらに切り替えました)
カメラは南向き。
さらに北側、高架があまり高くないところは現在も駐車場になっていて、マヌーが車に乗って出て行くのもそこ。
高架沿いの道を走り去るショットで、右側に写っている特徴的な石の柱がこれ。
マヌーが立っていたとおぼしき場所は立ち入れないかもしれませんが、せめて手前の歩道のところでトレンチコートを着て立ってみたいものです(サングラスも必携 😎 )。
アフリカ
フランス語版Wikipediaによると、チュニジアのジェルバ、セネガルのダカール(Djerba, Tunisie, Dakar, Sénégal)。
海
フランス語版Wikipediaによると、ブーシュ·デュ·ローヌのラシオタ(La Ciotat, Bouches-du-Rhône)。
タンプル村(Tomple)
戦時中ヴァイス一家(レティシアの家族)が疎開していたところ。
フランス語版Wikipediaによると、commune de Quézac (Causse Méjean – Lozère)W。
レティシアの故郷(12/4/12追記)
正確には親戚に引き取られて育てられた島。
要塞島のすぐ北東側にあるこちら。
イクス島 Ile d’aixW
http://www.iledaix.fr/
アフリカ博物館
コメント欄でmilouさんに情報を寄せていただきました。
詳しくはそちらをご覧ください。
場所としては、島の南側ナポレオン通りの一番奥、ナポレオン博物館の向かいみたいです。
日時計
©milou アルバム「フランス西海岸」から |
マヌーが宿泊している部屋の入口右側に見られます。
コメント欄で情報寄せていただいたmilouさんが、写真も提供してくださいました。
他の家にもかかっていた可能性もあるとのことですが、少なくともモノとしては全く同じに見えます。
といいますか、今回初めて日時計があることに気づきました。 😉
©milou アルバム「フランス西海岸」から |
※12/6/10追記
milouさんに画像を追加提供していただきました。
船着き場
再び島にやってきたマヌーが要塞島に向かうとき小舟に乗り込むところ。
これもmilouさんから写真を提供していただきました。
©milou アルバム「フランス西海岸」から |
場所は、島の南端東側のここ。
ロケ地マップ
『冒険者たち』他、ジョアンナ・シムカス出演作広域マップ
資料
- IMDb
- allcinema
- キネマ旬報DB
- Wikipedia(フランス語) (12/6/10追記)
更新履歴
- 2019/09/24 「海上の要塞」にmilouさんの画像を追加
- 2016/10/10 各画像のリンクを旧Picasaウェブアルバムからアルバムアーカイブへ変更 「レティシアの個展」SV修正
- 2014/10/13 「レティシアの個展」ストリートビュー修正
コメント
封切り以来何度見たことか…
というわけで、僕も行きましたよ。
最初1986年に行ったのですが悪天候で観光船が欠航、意外やフランスでは結構有名な観光地で何軒か安ホテルを探したが空きがなく気落ちして泊まらずに退散。2000年に再訪して長年の夢が叶いました。
と言っても、もちろん上陸することはできず要塞の周囲を回るだけです。映画や下記のYoutubeでも分かるように小舟でしか近づけませんから。
しかし“La Rochelleより要塞へ 1971年8月28日日本人初上陸であった”なんて文章を見つけたがテレビのサバイバル番組以外で上陸は無理なので本当だとしたら番組に出たのでしょう。
念のためツアーを調べたところ、やはり僕も行ったles iles d’Aix 島に上陸するだけで
あとはavec approche FORT BOYARD と近づくだけの海上散策だけみたいです。
http://www.inter-iles.com/destinations.php
http://www.youtube.com/watch?v=407q7Bezcv4&feature=player_detailpage
milou様
コメントありがとうございます。
こちらもいらっしゃったことがあるのですね。うらやましいです。 しかも封切り時にご鑑賞とは!
この要塞は上陸できないとのことですが、テレビ番組でさんざん使われているのに意外ですね。観光で行けば簡単に上がれるものと思い込んでいました。
要塞に入るのはあきらめるとして、あの少年が番をしていた小さな博物館のようなところは、どこなのでしょうね。気になります。
今でこそネットでの情報収集が容易なので要塞島も簡単に見つかるでしょうが
昔なら闇雲に文字通り海を“漂流”しても見つけるのは困難だったことでしょう。
僕が訪れた2000年でも当然ダイヤルアップだったしメール中心でネットで調べる発想すらなかった。
それはさておき恐らく誰でも『冒険者たち』のロケ地探しといえば最初に要塞島とアフリカ博物館でしょう。
要塞島は簡単に見つかるが博物館は難易度が高いからかネットでも情報がない。
早速映画を見直すとヒントがあった。
ラクダの頭のパレードをする時、背景に博物館案内の掲示がある。
それによって住所は30 Rue Napoleon のMusee Napoleonien だと分かった。
(アフリカ博物館併設)
http://www.musees-nationaux-napoleoniens.org/homes/home_id25138_u1l2.htm
場所は要塞への観光船が途中によるエクス島。さすがにSVはなく写真だけ。
僕が行ったときは確か島で1時間ぐらいの自由時間があり、何となく歩いたが
当時は博物館がこことは知らなかった。次回行くときは必ず寄ります。
マヌーが再訪して要塞島へ行くとき小舟に乗り込む場所は恐らく
http://imgll.trivago.com/uploadimages/56/92/5692082_l.jpeg
でしょう。これは僕が行ったときも雰囲気が似ているなと写真を撮りました。
あとマヌーが島で借りている家の壁に日時計がある。
まったくの偶然だが僕も興味を持って日時計の写真を撮ったのだが
7割ぐらいの確率で同じ家だと思われる。
milouさん、また承認待ちになってしまってすみません。
複数のURLが貼られているときに承認待ちになる機能が働いてしまいました。
直したので以後は大丈夫だと思います。
「ナポレオン博物館」は見ていて気づきましたが、アフリカ博物館が併設だったとは……
あの少年も今はもうおっさんなんだろうなあ……
時代は変わる!
映画で少年は“泥棒はいない”と言い一億フランの入ったカバンを置いたが
博物館のHPを見ると
Due to recent thefts of rhino horns, the African Museum will remain closed until further notice.
だって。展示されたサイの角が盗まれ博物館は当分閉鎖とは…
島のいくつかの写真を見ると観光馬車まで走っている。
僕が行ったときは土産物屋が1軒あるぐらいで、見るべきものもないかな、
と思ったが観光船が立ち寄るぐらいだから結構有名なんでしょうね。
そうそう、やはりマヌーが乗った場所は間違いないようです。
僕の写真では右手にギャングが座っていたカフェらしき店も映っていました。
milouさん、画像アップしてみました。
どうもありがとうございます。
サイの角で休館って、あのラクダだけじゃやっていけなかったのですね……
このサイトのおかげで(?)僕の映画を見る面白い性向の理由が分かった。
昔から映画を見ながら“数字”に注意が向き車のナンバープレートや
電話番号、番地などのメモを取る。自分では数字に対するフェティッシュな好みと思っていたが
(それもあるが)本当の理由は舞台がどこかを知りたいという欲求だったような気がする。
というわけで舞台の場所を特定するのに道路の標識や郵便・電話番号などは有効な手がかりになる。
この映画ではカジノからの帰りにN11、パリから70(?)という標識が見える。
これで決まりとN11を調べると、ポアティエからラ・ロシェル方面で本物の標識だとすれば
設定とまったく合わない。ラ・ロシェルでの撮影途中かとも思ったが調べるとパリから471キロなので
パリから70(0)キロでは合わない。現実と合わないし映画のために設置したとは思えないのだが…
調べるとカジノはフランスに196個所もあるようだがパリからならドーヴィルの可能性が高い。
パリが舞台の映画で海岸が出てくれば大半はドーヴィル近辺である。
『男と女』に代表的なように車で2時間少し(200キロ)だから。
ということでN11が今のところ何の役に立たなかった。
ちなみに『離愁』のときNの番号が大きすぎると書いたが日本式の思い込みで調べてみると
9463 まである(もちろん連続ではない)。
http://fr.wikipedia.org/wiki/Liste_des_routes_nationales_de_France#Routes_nationales_1_.C3.A0_25
N11の標識は気になっていましたが、少し調べただけではわからなかったので放置していました。
この道路についてのWikiの項目は詳しくて、今後役に立ちそうですね。ありがとうございます。
確かに地理的関係がおかしいので、書かれた数字は意味のない単なる小道具でしょうか。日本の国道11号は四国にあるみたいですが、「国道11号 東京まで70km」といったところですね。 🙂
作品メモとロケ地(飛行クラブ等)追記しました。
ローランの仕事場はまだわかりません。
milouさん、要塞島の画像、アップさせて頂きました。
そういえば数日前WOWOWで放送されましたね。
かなりよい画質でしたので、ローランの仕事場再チャレンジしてみます。
フランス語Wikiに以下のロケ地情報がありました。
Scene d’essais du dragster : Autodrome de Linas-Montlhery, Essonne.
Scenes a l’interieur du hangar de l’aero-club de Manu :
Aerodrome d’Enghien-Moisselles, Moisselles, Val-d’Oise.
Scenes en Afrique : Djerba, Tunisie, Dakar, Senegal
Scenes sous-marines : La Ciotat, Bouches-du-Rhone
Scene de visite de la bergerie des parents adoptifs de Laetitia :
Le Tomple – commune de Florac (Causse Mejean – Lozere)
Scene sur l’ile : Ile-d’Aix, Charente-Maritime, Poitou-Charentes.
Scenes de la visite du musee par le petit garcon pour Manu et Roland :
Musee Africain, 30 rue Napoleon, Ile-d’Aix, Charente-Maritime.
Scene des adieux entre Roland et Manu :
Fouras pointe de la Fumee, Charente-Maritime.
Scene finale : Fort Boyard (46°00′00″N 1°12′40″O ) (situe sur la commune de l’Ile d’Aix), Charente-Maritime.
ということで飛行場やレース場は正解ですね。
台詞にもあったレティシアの生地Tomple 村は似た風景を確認。
マヌーがパリに帰ると言って別れた桟橋は
映画では編集のせいで l’Ile d’Aix にしか思えないが
実際は対岸Furras で調べると今でもl’Ile d’Aixの2個所に
1日2便しかフェリーがないのでローランが急ぐのも納得だし
マヌーが車でパリに帰るのも納得。
どうやらl’Ile d’Aixに車は乗り入れられないようなので、
マヌーは対岸のホテルに滞在していたのでしょう。
なお以下のブログで僕の写真と同一及びもう1つの日時計
(やはり僕も撮っているが)の写真があった。
同じものに興味を示した人がいるようです。
http://virjaja.over-blog.com/article-cadrans-solaires-82363949.html
さてパリのローランの仕事場の場所はまだ分からないが
少なくとも9割の確率で“川べり”ではないと思います。
恐らく最初のタイトルバックから判断したのでしょうが
あれはレティシアがスクラップを物色する別の場所で
自転車で行く場面、上下黒い服、上下赤い服と
少なくとも日も違う複数の場所。
何度も仕事場のバックにマンション群は見えますが
川らしきものは確認できません。
レティシアが自転車で来る場面が広範囲に映る。
さてヒントになるか分からないが2人が失敗し土地を売りに出し、画面に“A vendre 220-1107”という看板が見えます
(920の可能性も)。
パリ20区内なら局番でカルティエが分かるのだが
残念ながら郊外なので該当する局番がない
ただしローランのトラックはパリ市の登録なので近郊は間違いない。
Wikipediaに記述がありましたか orz……
そういえば『冒険者たち』に関してはWikiは全然チェックしていなかったかもしれません。
最近のエントリーは、IMDbと一緒にWikiも最初に見ることにしているのですが。
飛行場は、Google Earth かMapsを使ってパリのあたりで飛行クラブを検索。出てきた施設を片っ端から映画に登場したものと照合していきました。これだけで1時間ぐらいはかかったかもしれません。時間を無駄にしたかも……といっても、調べているときがまた楽しいんですけれどね。
Wikiの情報は後で追記しておきます。
それからローランの仕事場は確かにそうですね。タイトルバックのスクラップ場とは切り分けなくては。ごっちゃにしてました。
仕事場はもちろんですが、スクラップ場の方も気になります。背景右のギリギリにキノコ型の給水塔が見えるのですが、これがどこだか知りたくて。
背景にあるようなマンション群、フランス語だとgrand ensembleWというらしいですね。
半世紀前になぜか学校の映画鑑賞会で見ました、今考えると中学生だったからカットだらけでしたが、「友情」を学びました。そしてこの要塞! いま見せて頂いてとても感動しました、ありがとうございました。
hachiroさん、こちらにもコメントありがとうございます。
これは拙サイトの記念すべき第1回エントリーとなっておりまして、それだけ思い入れのある映画となっています。
ところで中学校の映画鑑賞会でこの映画ですか?!
まさか、ネズミたちが力を合わせてイタチをやっつけるアニメだったとか……
そうですよね、いくらなんでも高校ですね、でも校内での鑑賞でした。内向的な生徒だったので要塞シーンに感動して、いつかここの近所に住みたいと思っていました。その前の年は「わんぱく戦争」だったかな、子供がモザイクで走ってきて笑いました。「太陽がいっぱい」の年は、体育館で技師がその場でキスシーンをカットしたフィルムが落ちていたので拾ってみんなで切り分けました(ああ懐かしい)
キスシーンをカットしたフィルムって、まるきり『ニュー・シネマ・パラダイス』ですね。きっと校長先生がチリリンとベルを鳴らして、技師さんがカットしていったのでしょうね 😉
それにしても毎年60年代フランス映画を上映というのが、うらやましい企画です。