テリーは手話で伝えた
「あなたは自由よ」
バージルは去った
テリーは泣いた
作品メモ
ひとつ前のエントリー『秘密と嘘』は現在Amazonプライムビデオで配信中のため気軽に見ることができました。
本数的にはHuluやNetflixにやや劣るかと思われるAmazonプライムビデオも、こちらの秘孔を突くような作品が結構そろっていて、思わず見続けてしまったりします。
これもその一本。
サムネイル見ただけで、懐かしくてついクリックしてしまいました。
手話(ASL)を使うチンパンジーやら、GEによるフライトシミュレーター映像など、当時関心があった事柄が取り入れられていて、同じマシュー・ブロデリック主演の『ウォー・ゲーム』同様堪能できた記憶が有ります。
今から見返すと、マシュー・ブロデリックが懐かしいのはもちろんですが、ヘレン・ハントがまたカワユイのなんの。
出演は他にウィリアム・サドラー。
でも真の主役はお猿さんたちで、人間そこのけの大活躍。特に表情の豊かさに驚かされます。
エンドクレジットで最初に堂々と全員がクレジットされますが、当然と言えば当然でしょうか。
意外にも声は人間の俳優がアテているとのこと(IMDbのTrivia)
監督ジョナサン・カプラン、脚本スタンリー・ワイザー、撮影ディーン・カンディ、音楽ジェームズ・ホーナー。
No Animals Were Harmed
まあ手話やらCGやらは個人的な関心事でして、お話のテーマは動物実験。
動物が出てくるアメリカ映画はエンドクレジットによく”No Animals Were Harmed…”と出てきます。
この映画でも、その文言こそありませんが、エンドクレジットで
The animal action in this film was supervised by the
American Humane Association.
とあります。
動物実験について考えさせられるこの映画、皮肉なことに製作者が動物愛護団体から動物虐待で訴えられたそうですが、American Humane Associationは「伝聞に基づいている」と名誉毀損で1千万ドルの訴訟を起こし、30万ドルで和解したとのこと(Project X (1987 film)W)。
訴訟社会は、何かと大変なようでして……
ちなみに、これが表示された最初の映画は、『ドーベルマン・ギャング』(1972)とのこと(American Humane AssociationW)。
ロケ地
IMDbでは、
Pasadena, California, USA (Caltech)
Stage 15, 20th Century Fox Studios – 10201 Pico Blvd., Century City, Los Angeles, California, USA (studio)
Stage 16, 20th Century Fox Studios – 10201 Pico Blvd., Century City, Los Angeles, California, USA (studio)
例によって、IMDbのリストとウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。
キャンパス
ウィスコンシン大学という設定で登場したのは、カリフォルニア工科大学。
7分頃、テリーがバージルと自転車でやってきた心理学部棟はこちら。
リアルではW. M. KECk ENGINEERING LABORATORIESとあります。
空軍基地
フロリダ州ロックリッジ空軍基地(LOCKRIDGE AIR FORCE BASE, Lockridge, Florida)という設定。
1:04頃全体が写りますが、撮影場所不明。
気になるので調査中。
資料
更新履歴
- 2016/07/19 新規アップ
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