目次
作品メモ
AXNミステリーで日本独占初放送中のミニシリーズ。
チェコとスロヴァキア両国で起きた猟奇連続殺人事件を描きます。
ぱっと見スウェーデン、デンマーク合作のヒットドラマ『The Bridge』がお役に立っているように見えますが、その他にもミステリーやクライムサスペンスのお約束的作劇や絵作りがあれこれと注ぎ込まれ、「あるある」のオンパレード。
必ずしもそれがすべてうまく機能しているわけではありませんし物足りない部分もありますが、何より作り手の意欲が伝わってきて、多少の欠点は気になりません。
同じように日曜日の夜AXNミステリーで放映されている『ポーランド未解決事件課』が今ひとつ乗り切れないのとは対照的。
旧東欧圏だから、と下駄をはかせる必要も無く、すっかり猟奇な世界を楽しんでしまっているところです。
番組資料
AXNミステリーは各国の珍しいミステリーものを流してくれるのは大変ありがたいのですが、サイトに資料らしい資料を載せようという気が見られないのが残念。
IMDbの当該ページにたどりつくことすら難しいことがあります。
データが少ないので戸惑っている方のために……何よりも自分のために、少し資料を整理してみました。
IMDbによれば製作はチェコ共和国の国営チェコ・テレビで、言語はチェコ語。
スロヴァキア語も混じっていることと思いますが、このあたり『The Bridge』同様聞き分けられないので、なんとも残念なところ。
本国では2015年に第1シーズン全7エピソード放映(15/8/31~10/12)。
今年(2017年)3月には第2シーズン放送開始。こちらも全7話となるようです(17/3/13~4/24)。
日本ではAXNミステリーでこの(2017年)3月12日から第1シーズンを放送中(毎週日曜10時)。
今度の日曜日(4/23)が最後となります。
シーズン2も放送予定のようですが、まだあちらでは放送中ですから、S1に続けてすぐとはいかないかも。
一般的な資料としては……↓
シーズン1については、こちら↑のチェコ・テレビのサイトで日本からでも全部見ることができます(シーズン2は地域の制限がかかっていてダメ)。
ストーリー
E6までについて、後でストーリーを思い出せる程度にメモっています。
ネタばれにはご注意ください。
キャラクター
『The Bridge』同様多彩な登場人物が説明抜きで次々画面に登場してきて、混乱します。
キャラ毎にメモすると同時に、第6話までの内容も整理しています(表記は、役名/俳優名)。
- レメシュ (Michal Remeš) / Jiří Langmajer”
- チェコ、ブルノ警察の刑事。チームを率いて猟奇事件に挑む。バツイチで、奔放な娘アンドレアに悩む。
- タマラ・フロンスカー(Tamara Hronská) / Zuzana Kanócz
- スロバキア、ブラチスラバ警察の刑事。副知事殺害が半年前の事件と似ていることから、上司の反対を押し切り、チェコ側に来て関連性を調査する。『The Bridge』のサーガ・ノレンほどではないが、個性的。
- グロスマン(Dan Grossmann) / Stanislav Majer
- レメシュの同僚。仲が良く頼れる友人。
- イレーナ(kriminalistka Irena) / Zuzana Kajnarová
- kriminalista David / Michal Dalecký
- ペトル(kriminalista Petr) / Pavel Batěk
- レメシュのチーム
- オリヴァ(náčelník Oliva) / Miroslav Donutil
- レメシュたちの上司。丸顔の白髪頭。部下に愚痴をこぼすのも仕事のうち。要所ではさすが鋭い指摘もする。
- ヤン・ソウチェク / Vojtěch Kotek
- 地方の警官。妻と生まれたばかりの赤ん坊が大切な家族。
- カラス
- E1で森のはずれで串刺しで発見された被害者。剣が刺さり蛇が巻き付けられていた。元検事の州副知事。
- ガブリエラ・ウホルチコヴァ
- 半年前スロバキアで殺された若い女性。絞殺の上やはり剣が刺さり蛇が巻き付けられていた。行方不明となったチェコのアレナとうり二つ。
- マチェイ・ラージュ
- ガブリエラの事件の犯人とみなされたストーカー。自殺を試みスロバキアの病院に入院中。ガブリエラを撮影した膨大なビデオを所有していて、手がかりとなりそう……
- アレナ
- 行方不明となっているチェコの若い女性。ガブリエラとそっくり。
- コヴァーシュ
- アレナの父親。娘を探したいあまり、容赦なく暴力を振るう。義父とは仲が悪い。
- リフテラ
- クラブでアレナにつきまとっていた若者。
- クリーマ
- E1の最後で、マトゥラ判事をいきなり撃ち殺して、自らも頭を撃ち抜く。
序盤「日焼けした男」として、あちこちで目撃されている。
- クリーマの妻
- 夫の金の出所については知らないと証言。
- マトゥラ判事
- E1の最後でクリーマに射殺されたチェコの判事。過去の裁判が事件に関係しているという説も……
- マルチナ(Martina Vágnerová) / Kateřina Janečková”
- チェコの看護婦。自宅に匿名で銀貨が届けられるようになり、次第にその枚数が増えていく。
- Pavel Vágner / Lukáš Hlavica
- マルチナの夫
- サンデラ
- 古城のようなところで工事をしていたひとり(屈強な方)。
- ヤクブ・カンベルスキー(Jakub Kamberský)/ Jiří Hána
- サンデラとともに工事を請け負っていた。
- シュテファン・クラーリクとミロ・セレニイ
- 二人組の強盗。スロバキア人。さほど凶悪ではない様子。スロバキアで犯行後チェコ側に逃亡していたが……
- 二人組の窃盗犯
- 駅構内で荷物を物色している。
- 質屋の主人と若者
- 主人は持ち込まれたノートPCがロックされていたため、知り合いの若者に解除を依頼するが……
- クリシュトフ神父(farář Kryštof) / Radek Holub
- 郊外の教会の神父。どこからか赤ちゃんの泣き声が聞こえるようになり、教会の地下を調査したところ……
- 聖ミハエル教会の神父(farár Vojtech)
- クリーマが数週間前から通っていた教会の神父。
- 司教
- 神父の告解の件で刑事たちが相談に来た。クリシュトフ神父からマリア像についての相談も受けている。
- ドルフ夫人
- E1の冒頭で登場。資産家風。死の床にある。
- カレル・ドルフ
- ??
- ヴァーツラフ・ドルフ
- ヒエロニムス・ボス(ボッシュ)
-
15~16世紀のフランドルの画家。
犯人はボッシュの「最後の審判」を「見立て」ている。
(ウィーン美術アカデミー付属美術館蔵)
ロケ地
IMDbやWikipediaには情報がありません。
例によって、ウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。
設定では、チェコ側はブルノ警察、スロバキア側はブラチスラバ警察。
E1
城趾?
不気味な内装工事が行われていたところ。
E1以降も何度か登場。
調査中
クリシュトフ神父の教会
E1以降も何度か登場。
マルチナと夫は”Malá Čistá”(マラーチスタ)で検索して見つけますが、さすがに架空の地名。
撮影に使われたのはDoubravník(ドウブラヴニーク)Wと言う町にあるこちら↓
Kostel Povýšení svatého Kříže (Doubravník))
画像右側がE2で登場した郵便局。
実際に郵便局のようですね。
E2でマルチナたちがクルマを停めたのはこのあたり↓
E2
「前回まで」
E2以降は毎回冒頭の「前回までのあらすじ」のところでブルノWの各地の景色が写ります。
ちょっとした観光案内ですね。
E2はブルノの全景。南側の小山から撮ったもの。
E3
「前回まで」
夜景のビルは、AZ TowerW北側からの眺め。
E4
「前回まで」
城趾?は内装工事(汗)のところかと思いますが、調査中。
駅
貨物列車が着いたところ。
設定ではセリフからチシュノフ(Tišnov)W。
ブルノの北西約20km。
列車がやってくるショットで左手の建物はこちら↓なので、実際にチシュノフの駅の模様。
列車は南側から接近。
置き引き二人組が待っていたのは、おそらくこの部分。0:50頃わかりやすく写ります。
修道院
設定ではツェイレニツェ。
聖ミハエル教会
0:27頃
クリーマが通っていたという教会。
リアルでもその名前でした。
Kostel svatého Michala (St. Michael Church)
E5
「前回まで」
夜景の教会は、Red Church (Brno)W
スロバキアの高速道路
0:27
ブラチスラバに戻るタマラのBMWが走っているところ。
このドラマ、スロバキアがあまり登場しない中での貴重な?映像。
その直後山の上のお城がインサートされます。
斜張橋
翌日タマラのBMWが走って行くのは、そのブラチスラバ城を左手に見るこちらの斜張橋。
その後、ガブリエラの母親がいた町は調査中。
スロバキアの首都ブラチスラバは、ブルノの南12,30km、ウィーンの東50km。
E6
「前回まで」
ロケ地マップ
資料
更新履歴
- 2017/04/22 新規アップ
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