作品メモ
ひとつ前のエントリー『アリータ:バトル・エンジェル』でヒロインのサイボーグ、アリータを演じたローサ・サラザールの出演作。
あまり記憶にない女優さんでしたのでどんなん出ているのかフィルモグラフィをチェックしてみましたが、『ダイバージェントNEO』とか本作とか、ヤングアダルト向けとなっていて、自分全然ターゲットではないっス……
とか言いながらどちらもシリーズ3部作しっかり全作見てますので😇、とりあえず彼女が「メイズ・ランナー」シリーズで最初に登場した2作目をチェック。
1作目は、巨大な壁で囲まれた謎の迷路に若者たちが送り込まれ、次から次とステージをクリアしていくというまるきりゲームのような内容。やがて生き残った者たちにはラストで衝撃的な背景が明らかになり、とうとう壁の外へ……でもその先また新たな冒険がありそう……というところで終わっていました。
2作目は、若者たちがとある施設に保護されるところから始まりますが、そこから先は1作目とはだいぶ異なる展開。砂漠の中の廃墟と化した都市へと舞台が移り、さらにふりかかる困難をクリアしつつ、ロードムービー的に移動を続けることになります。こうなるともはや迷路は全然関係ないですね 😅
でも場所が次々変わることで新味は出たと思いますし、大人たちを含めて登場人物も増え、背景も次第に明らかになっていき、結構楽しむことができました。
前作でサバイバルしたメンバーはもちろん引き続き出演。トーマス(ディラン・オブライエン)、テレサ(カヤ・スコデラリオ)、ニュート(トーマス・ブローディ・サングスター)、ミンホ(キー・ホン・リー)。
本作からは、他の迷路でのサバイバーも合流して、とりあえず7人でスタート。見事に人種が散らばっているのは、昨今のハリウッドのポリコレ事情か、はたまた設定上の必然性か……。
ローサ・サラザールは砂漠の果てにある施設で役名ブレンダとして登場。父親ぐらいの年齢の謎の人物ホルヘを信頼しているらしく、2人して主人公たちを助けてくれます。なるほど~この役でしたか。当たり前ですが、お目目はぱっちりしているもののごく普通のお嬢さんで、アリータみたいなルックスではありません。
ホルヘを演じているのはジャンカルロ・エスポジート。
他にキャストでメモしたいのは、冒頭若者たちを迎えた施設の責任者ジャンソンを演じたエイダン・ギレン。『ゲーム・オブ・スローンズ』あたりで知られていると思われますが、個人的にはゲームの”Quantum Break”で印象が残っています。いずれにせよ、術数を巡らす腹に一物系のキャラで、出てきたらご用心。
監督はシリーズ3作でメガホンをとるウェス・ボール。
撮影ギュラ・パドス、音楽ジョン・パエザーノ。
お役に立つ
少々ネタばれっぽいですが、物語の中程、傾いたビルの中をすべっていき、窓ガラスで止まったものの、パキパキ割れ目が広がってていき、さあどうしましょうというスリルとサスペンスは、2018年のノルウェー映画『THE QUAKE ザ・クエイク』でも時間をかけてたっぷり描かれていました。
他にも見たことあるような気もするのですが、こういう場面を最初に使った映画って何でしょうね??
ロケ地
IMDbでは、
New Mexico, USA
Albuquerque, New Mexico, USA
例によって、IMDbのリストとウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。
『アリータ』ではコテコテCGづくしでもリアルな撮影場所を見い出すことができましたが、今回はちょっと難しそう……
廃墟となったビル
設定ではショッピングモールでしょうか。
施設を出て最初に入る廃ビルのようなところは、エスカレーターもありセットだとしたらかなり大がかりですが、VFXの産物のようにも見えます。
アルバカーキ
IMDbのリストにアルバカーキの名前がありますが、アルバカーキ・スタジオだとしたらこちら↓
- Google Maps(SV)
- Google Maps
- 34.988955,-106.615168
荒野の中にぽつんとスタジオがあり、こじんまりした住宅地が隣接しているという、日本では考えられない立地です。
こちら、今ではNetflixが所有しているみたいですね。知りませんでした。
……とネタがないのでスタジオでごまかすという……
ゾーンA
1:21
使い込まれた建物が並びますが、これも上階はVFXの産物でしょうか。
目をこらしても、区別がつきません。
資料
更新履歴
- 2020/12/31 新規アップ
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