作品メモ
数日前ピエール・バルーの訃報が伝えられました。
『男と女』からちょうど半世紀。拙サイトの『男と女』のエントリーでも、その名前を含めて、コメントをいろいろいただいていたところでした。
合掌。
『男と女』は製作50周年記念デジタル・リマスター版が現在各地で巡業中。来年(2017年)も公開が続くようです。
http://otokotoonna2016.com/theater.html
同時上映されているのが、やはりクロード・ルルーシュ監督による短編『ランデヴー』。
『男と女』の10年後の作品となります。
http://otokotoonna2016.com/rendezvous.html
夜明けのパリを爆走するクルマ……
その様子を車載カメラのワンカットでとらえた8分48秒の小品です。
原題は「それはランデヴーだった」で良いのでしょうか?
意味は最後まで見ればわかります。
英語版やフランス語版Wikipediaに拠れば、クルマはMercedes-Benz 450SEL 6.9W。
ただしエンジン音はルルーシュ監督のフェラーリ275GTBに吹き替えられているとのこと。
赤信号をものともせず、アクセルを踏み続けたドライバーはクロード・ルルーシュ自身。
サクレ・クールで«ランデブー»した女性は、当時の恋人Gunilla Friden。
今なら、たとえばこのままSNSにアップしたら、いわゆる○カッターとして炎上必至。
当時の基準でもかなりスレスレの行為に見えますが、ダイジョブだったのでしょうか???
こちら↓は本編。
こちら↓は30年後の2006年収録のメイキング。
ルルーシュ監督がインタビューを受けながら、同じルートをたどります。
究極のコメンタリーですね 🙂
ロケ地
例によって、ウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。
『5時から7時までのクレオ』よりもさらに徹底した一筆書きなので、途中一箇所でも判明すれば、前後に敷衍して完全に解明することが出来ます。
項目はスタートとゴールだけ作りましたが、実際には全コースわかりましたので、下のロケ地マップに掲載しています。
スタート地点
トンネルを出て上り坂に向かうところから始まりますが、環状道路のこちら↓
ゴール
サクレ・クール寺院の正面階段。
ロケ地マップ
クロード・ルルーシュ監督作品 パリを中心に
資料
更新履歴
- 2016/12/31 新規アップ
コメント