『ローリング・サンダー』 Rolling Thunder (1977)

ローリング・サンダー HDニューマスター [DVD]

少佐とビールを買いに行く すぐ戻る

作品メモ

『ザ・ヤクザ』『タクシー・ドライバー』と見てきて、脚本家ポール・シュレイダーをもう一本。
『タクシー・ドライバー』の翌年の作品で、やはり初期の代表作です。

主人公はベトナム帰還兵。長年にわたる捕虜生活から解放されようやく故郷テキサスに戻ることができました。
妻子のもとに戻り安らぎを得たはずの彼ですが、度重なる拷問で精神を痛めつけられていて、元の生活に戻ることができません。
歓迎式典で地元企業から収容所にいた日数分の1ドル銀貨が贈与されます。その額2555ドル。つまり7年。
ところがその銀貨目当ての強盗に自宅を襲われ、妻子は射殺、自らも右手を失います。
ようやく回復した彼は、武器を調達し義手で訓練を積むと、元部下とともに強盗一味が巣くうメキシコの売春宿に向うのでした……

……といった内容で、復讐に至る孤独な男の姿がハードに描かれます。
『ザ・ヤクザ』同様警察が全く介在せず「討ち入り」によって復讐を果たす構成も似ていますが、人物造形としてはむしろ『タクシー・ドライバー』の主人公の狂気にシンクロするものがありそうです。

『タクシー・ドライバー』の近接距離での銃撃戦はいかにもイタそうで生々しかったですが、『ローリング・サンダー』も当時としてはかなり描写が過激。
暗く重い全体のトーンとあいまって、名画座で見た時はらわたがぎゅっとなる感覚を何度か覚えました。
この頃、これらの作品の影響かどうかはわかりませんが、やたらハードな描写が流行ったような記憶が有ります。
『ローリング・サンダー』のディスポーザーがりがりはかなり強烈でしたが、『エクスターミネーター』(1980)のミンチうにょうにょも気持ち悪かったかも……

この映画、確かなかなかDVDになりませんでしたが、数年前にようやく発売。
今回は手持ちのレンタル落ちVHSでチェックしています。

キャスト&スタッフ

7年にわたる捕虜生活を経てベトナムから生還したチャールズ・レーン少佐にウィリアム・ディヴェイン。
部下ジョニー・ボーデン伍長にトミー・リー・ジョーンズ。
少佐の帰還を願っていた「親衛隊」リンダ・フォルシェにリンダ・ヘインズ。

監督ジョン・フリン、製作ノーマン・T・ハーマン、製作総指揮ローレンス・ゴードン、脚本ポール・シュレイダー、ヘイウッド・グールド、撮影ジョーダン・クローネンウェス、音楽バリー・デ・ヴォーゾン。

ロケ地

IMDbでは、

> International Bridge, Del Rio, Texas, USA
San Antonio, Texas, USA

ということで、撮影地はテキサスのようです。
残念ながら手掛かりが少なく、ほとんど解明できませんでした。

空港

バンドの横断幕は、

> The Pride of
John Marshall High School
Ram Band
San Antonio Texas

ガソリンスタンド

0:25

国境検問所

0:57頃。

「←MEXICO」の看板の下を右折して通る国境検問所。
おそらくこちら。

その先の橋がIMDbのリストにある”International Bridge, Del Rio, Texas, USA”。

AZTECA BAR

1:08

廃墟

1:14。
クリフが返り討ちに遭うところ。
不明。

国境

1:20
これは”International Bridge, Del Rio, Texas, USA”のメキシコ側でしょうか??

売春宿

これはもうまったく場所不明。

資料

コメント

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