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『下町ロケット』 (2011)

下町ロケット

作品メモ

『フラガール』に続いて、日本を元気に的な作品をもう1本。
池井戸潤さんの直木賞受賞作をWOWOWが連続ドラマ化したもので、2011年8月21日から9月18日まで全5回放送されました。

確かな技術を持った小さな町工場が、誇りを持って大企業と堂々と渡り合い、ロケット打ち上げという夢を成就していく物語。
きちんと物作りをしてきて日本の繁栄を支えてきた人たちへの共感、さらには震災後というタイミングもあって、うちひしがれた人々にふたたび前向きの力を取り戻してほしいというエールすらも感じられた熱いドラマでした。

ロケ地

つくだ製作所は「下町の町工場」という設定。
原作では東京都大田区にあることになっています。
一度京浜東北線が映ったことがありましたので、ロケもおそらく大田区を中心に行われたのではないでしょうか。
このエントリーではドラマ部分ではなく、エンドクレジットに注目。
白黒写真が3枚続けて映し出されますが、おそらくすべて昭和20年代後半から30年代の東京都大田区のものと思われます。

1枚目

これは蒲田駅の東口、2~300mほど行ったところにあるY字路から蒲田駅方面を見ているようです(交差点は蒲田5丁目)。

推測ですが、城南信用金庫蒲田支店の屋上から撮ったように思えますがどうでしょう??

2枚目

工場。
調査中。

3枚目

工場の煙突が立ち並ぶところで大勢が集まって体操をしています。
左手の背景に鳥居が見えるのが特徴的。

昭和30年代の大田区―蘇る青春の昭和 この写真は、こちらの本に収録されていましたので撮影場所がわかりました。

説明書きによると、昭和28年のラジオ体操会の模様で場所は新田神社の境内とのことです。
新田神社は現在の多摩川線(当時は目蒲線)武蔵新田駅近くにあります。
マップではこのあたり。

現在は周囲に工場の煙突らしきものは見当たらず、時代の変遷を感じさせます。

資料

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