『チャイコフスキー』 Чайковский (1969)

チャイコフスキー [DVD]

作品メモ

ソチオリンピックの開会式のショーで、チャイコフスキーが何曲か使われていました。
きわめつきは「白鳥の湖」で、白鳥なのに鳩なの?というツッコミは別として、曲と演出がぴったり合って見事なステージを作り上げていたように思います。

2つ前のエントリー『アレクサンドル・ネフスキー』でプロコフィエフのくだりを書いていて、ふとチャイコフスキーの時代に映画やドラマがあったら、売れっ子劇伴作曲家になっていただろうな、と思ったりしました。
劇的にして情感たっぷりの音楽は、バレエもそうですが映画やイベント事にぴったりですものね。

チャイコフスキーを描いた映画となると、イギリス映画で『恋人たちの曲 悲愴』(1970)がありますが、こちらの『チャイコフスキー』は本家?ソ連製。
偶然でしょうか製作年がわずか数年違い。描かれるエピソードもけっこう重なるものがあります。

でも『恋人たちの曲 悲愴』がケン・ラッセル節炸裂の刺激的な映画であったのに対し、こちらはいかにもマジメに誠実に作られていて、好対照(ケン・ラッセルが不真面目で不誠実というわけではアリマセン)。
どちらが良い悪いではなく、それぞれ立ち位置といいますか個性がたっぷり出ていて、それぞれに楽しめる映画かと思います。

キャストは……
チャイコフスキーに『モスクワは涙を信じない』でちょこっと出ていたインノケンティ・スモクトゥノフスキー(Иннокентий Смоктуновский)。
生涯会うことがなかった後援者ナジェージダ・フォン・メックにアントニーナ・シュラーノワ(Антонина Шуранова )。
友人ニコライ・ルビンシュテインにウラジスラフ・ストルジェリチク(Владислав Стржельчик)。
ソプラノ歌手デジレにマイヤ・プリセツカヤ(Майя Плисецкая)。

監督脚本イーゴリ・タランキン(Игорь Таланкин)W
ロジェストヴェンスキー指揮レニングラード・フィル管弦楽団他、ソ連が誇る演奏家が参加しています。

モスフィルムの映画ですが、YouTubeのチャンネルにはアップされていないようです(2014年2月現在)。
今回は手持ちの中古VHSでチェックしました。

※2014/04/30追記
YouTubeのモスフィルムのチャンネルに登録されていました。

毎度書いていますが、YouTubeで見られるモスフィルムとレンフィルムの主だった作品については『戦争と平和』のエントリー内にまとめていますので、よろしかったらご利用ください。

ロケ地

IMDbでは、

Neva River, St. Petersburg, Russia
Oxford, Oxfordshire, England, UK
Palace Square, Dvortsovy, Tsentralny District, St. Petersburg, Russia
Paris, France
Russia
Seine River, Paris, France
St. Isaac’s Cathedral, Admiralteysky, Admiralteysky District, St. Petersburg, Russia
St. Petersburg Conservatory, St. Petersburg, Russia
St. Petersburg, Russia
The Hermitage, Palace Embankment, Dvortsovy, Tsentralny District, St. Petersburg, Russia

昔の建物好きとしては、ロシアの歴史的な建物をいろいろ見たいところですが、残念ながらそれほど多くは登場しません。
むしろパリやケンブリッジ大学など西側諸国でのロケを行っていて、そのパートが目立ちます。

フォン・メック夫人邸

チャイコフスキーを経済的に支援するお金持ちのお家。
調査中。

セーヌ河畔

1:33。
とある人物と歩くセーヌ河畔。
この場所はこれまでいったいどれだけの映画でロケに使われてきたことでしょう。

相手が誰だかはセリフでわかりますが、有名人でびっくり。
このあたりウッディ・アレンの『ミッドナイト・イン・パリ』的なノリがあります 😉 。

階段

1:27。
いかにもモンマルトルな雰囲気。
これまでのエントリーで言えば、『アンリエットの巴里祭』『世界を賭ける恋』で登場しているこの階段です。

By Jim Linwood via Wikimedia Commons
(CC-BY-2.0)

落書きがなんだかなぁですね。

カフェ

階段を上った後に入った店。
正面のお店に”A LA BONNE FRANQUETTE”と看板が出ていますが、2人が入っていったのは手前右側の店。


大きな地図で見る

ケンブリッジ大学

2:17。

こういったところ↓や

こういったところ↓を歩いています。

ペテルブルク

大きな柱

大きな柱の前を通り過ぎる場面。

聖イサアク大聖堂W

ウラディスラフと話すところ。

新エルミタージュWの玄関前。

Photo from Wikimedia Commons (public domain)

これまでのエントリーで言えば、『ロシア・ハウス』で登場しています。

棺を運ぶ馬車が通るところ。
調査中。

資料

更新履歴

  • 2014/04/30 YouTubeへのリンク追記。

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