目次
作品メモ
一つ前のエントリー『遠すぎた橋』のリチャード・アッテンボロー監督が出演した、俳優時代の代表作のひとつ。
続けて鑑賞すると、同じようにスターを並べた3時間近い戦争大作なのに、まったく別のテイスト。
もちろんシリアスな映画と娯楽色が強い映画では違うのが当たり前ですが、それとは別に映画のスタイルだけを見ても、『大脱走』は何よりスターありきの映画。スティーブ・マックイーンを筆頭に、スターの魅力を全面に押し出して物語がそれに奉仕するスタイルとなっています。
作られて半世紀近く経とうとしているのに、今なお色あせず、見ている方は最初に観た時と同様に思わず手に汗握り感動してしまうというのは、やはりそうしたスターの力が大きいのでしょうね。
『遠すぎた橋』でロバート・レッドフォード演じたクック少佐の役はマックイーンにオファーがあったということですが(IMDbのトリビア)、もし実現していたらどんな場面に仕上がっていたのでしょう??
この『大脱走』、昔からテレビ放送で何度も親しんできました。
年末やお正月、期首特番など、特別なタイミングでしかも2週に分けて放送されることが多かったように思います。
結末はわかっていても何度でも見てしまう、それこそ以前書いた『シャレード』に匹敵するテレビ名作劇場の横綱と言えるかもしれません。
キャスト&スタッフ
独房王(The Cooler King)ことヒルツ大尉にスティーヴ・マックィーン。
調達屋(The Scrounger)ことヘンドリー中尉にジェームズ・ガーナー。
脱走の指揮官、ビッグXことバートレット少佐にリチャード・アッテンボロー。
製造屋(The Manufacturer)ことセジウイック中尉にジェームズ・コバーン。
トンネル王(The Tunnel King)ことダニエル・ヴェリンスキー大尉(ダニー)にチャールズ・ブロンソン。
allcinemaのキャッチコピーでは「20世紀最大の娯楽大作が5大スターと共にいま爆発!」とありますので、この5人がメインのキャストということでしょうか?
出演は他に、デヴィッド・マッカラム、ドナルド・プレザンス、ハンネス・メッセマーなど。
監督・製作ジョン・スタージェス。
撮影ダニエル・ファップ。
音楽エルマー・バーンスタイン。テレビ放送された翌日は、学校でみんなでテーマ曲を口笛吹いたものです。
ロケ地
IMDbでは、
Bavaria Filmstudios, Geiselgasteig, Grünwald, Bavaria, Germany (studio)
Bavaria, Germany
Füssen, Bavaria, Germany (motorcycle scenes)
Geiselgasteig, Bavaria, Germany
Geiselgasteig, Grünwald, Bavaria, Germany
Hamburg – Munich Railway Line, Bavaria, Germany (railway scenes)
Munich, Bavaria, Germany
とドイツ、バヴァリア(バイエルン)地方で撮影されています。
この映画、最初の2時間以上、カメラは収容所の外へは出ません。
長い収容所の描写の後に登場した街並みや大自然は、とても美しくみずみずしいものに映りました。
その中を、自転車、ボート、列車、飛行機、バイクと様々な手段で自由を求めて移動する男たち。
彼らと気持ちがシンクロせざるを得ない、うまい構成だと思います。
今回も例によってIMDbのリストとウェブマップをもとに、ひたすら画面とにらめっこで探してみました。
答え合わせはしていませんので、間違えていたらごめんなさいです。
※15/8/6追記
こちらは株式会社KADOKAWAから隔週で刊行中の第二次世界大戦映画DVDコレクションシリーズ。
先日出たばかりのVol.2が『大脱走』で、「押さえておきたい『大脱走』のロケ地」という記事でロケ地が紹介されていました。
このシリーズ、ラインナップ予定を見ると当サイトで扱ってきた映画では『遠すぎた橋』や『ニュールンベルグ裁判』などのタイトルが見られ、どういった内容となるのか気になります。
OP
広原をひた走る軍用車の列。
遠くに高い教会の塔が見えます。
これが手掛かりになるかと思いましたが、今のところ場所は不明。
捕虜収容所
スタジオはミュンヘン郊外にあるこちらのスタジオでしたが、収容所のセットもその周辺の松林に作られました。
Bavaria Filmstudios, Geiselgasteig, Grünwald, Bavaria, Germany (studio)
国有地であるため、許可を得て伐採、撮影後は苗木を植えたとか(IMDbのトリビア)。
映画スタジオは上から見るとなんだか楽しいですね。
まだまだ不完全ですが、世界中のスタジオ一覧はこちらにまとめてありますので、よろしかったらどうぞ。
http://inagara.octsky.net/映画スタジオ一覧
乗った駅
列車移動を目論んだ脱走者たちが現れたところ。
“Neustadt”と駅名が標示されていますが、架空のものでしょう。
IMDbでは、
Hamburg – Munich Railway Line, Bavaria, Germany (railway scenes)
と大ざっぱに書かれていて探す気が失せかけましたが、とりあえず条件を整理。
- ホームは3つ?
- 駅のあたりは分岐が多い。
- 駅舎を左手にみたカットでは、線路の先は右に曲がっている。
- 駅舎を右手にみたカットでは、線路の先はまっすぐ伸びていてる(普通の複線?)。
- 駅舎の向こうは道路が右斜めに伸びている。
スタジオの近くから線路をたどっていったところ、北西へ2kmも離れていないところにそれらしいところを見つけました。
ここだと思うのですが、いかがでしょう??
メインの駅舎やプラットフォームは無くなっていますが、線路の構成は映画とほぼ一致。
“Neustadt”と書かれてあった建物と、そのとなり(東側)の建物はまだ残っているようです。
脱走者たちが乗ったのは(跡だけ見える)南から2番目のホーム。
列車は東からやってきて西へ向かっていきます。
自転車を盗んだ街角
トランクをたずさえたセジウイック(ジェームズ・コバーン)が自転車を調達したところ。
背後に特徴的な教会の塔が見えます。
これが手掛かりとなりました。
教会はこちら。
St. Margaret (Markt Schwaben)W
Markt SchwabenWは、スタジオから北東へ25kmほど。
教会の位置から逆算して、自転車泥棒の犯行現場はこのあたり(カメラ北向き)。
バイクを奪う道
ワイヤーを仕掛けるヒルツ(マックイーン)の後ろに小さな村と教会が見えます。
場所は調査中ですが、これはかなり難しそう。
※18/10/14追記
2:12
コメント欄でmuellさんから「S.マックイーンが湖畔を疾走して行く場所は(針金を張る場所もすぐ近く)『Hopfen』」と情報を寄せていただきましたが(2018年10月3日 19:51)、「湖畔を疾走して行く場所」とはおそらくバイクを停めて「スイス」とつぶやく場面ですね。項目作っていなかったので、この後新規に設けました。
町はHopfen、その近くということであたりをチェックしてみましたが、バイクを奪う場面をHD画像でよく見ると、背景にうっすら湖が見えますね。
あとは地形を確認しながらGoogle Earthをぐるぐる回して見つけました。
ワイヤーを仕掛けたのはおそらくこのあたりのカーブ。
- Google Maps
- WikiMapia
- 47.600021,10.688807
教会はGoogle先生のマップによれば、HopfenのKirche Hopfen ってそのまんまです。
Wikipedia先生では、St. Peter und Paul (Hopfen am See)W
- Google Maps(SV)
- WikiMapia
- 47.605286,10.685084
この画像は映画とほぼ同じアングルですね。
▼22/5/9 追記
フュッセンを訪問されたGenkiさんが、画像を提供してくださいました 😀 (コメント欄2022年5月4日 05:53以下参照)。
▼22/6/27 追記
Genkiさんは、こちらの画像を含むロケ地探訪記を4travel.jpにアップされていますので、ぜひご覧ください。
ボートを見つける川縁
川向こうにお城のような建物や教会の塔が見えます。
この景色が、IMDbのリストにあるFüssen(フュッセン)Wの町の景色とどんぴしゃ一致(スタジオから南西に80km)。
アングルから逆算して、ボートを手に入れたのはこのあたり。
対岸はこういった感じ(カメラ西向き)。
参考までに、二人がボートを見つけたカットで背景に写る橋の道を東へ3kmほど行くと、『わが青春のマリアンヌ』でチェックしたホーエンシュバンガウ城(Schloss Hohenschwangau)があります。
▼22/5/9 追記
フュッセンを訪問されたGenkiさんが、画像を提供してくださいました 😀 (コメント欄2022年5月4日 05:53以下参照)。
©2022 Genki |
©2022 Genki |
©2022 Genki |
▼22/6/27 追記
Genkiさんはロケ地探訪記を4travel.jpにアップされていますので、ぜひご覧ください。
列車から飛び降りたところ
※18/10/14項目追加
2:15頃
ヘンドリー(ジェームズ・ガーナー)とコリン(ドナルド・プレザンス)が列車から飛び降りたあと藁に隠れて会話するショットで、背後に教会の塔が見えます。
上掲自転車を盗むところの背景の教会に似て見えますが、未確認。たぶん別で調査中。
自転車が通り過ぎる教会
2:16
セジウイック(ジェームズ・コバーン)が自転車でコキコキ去っていくところ。
かなりはっきり写るのに、これは探し当てられませんでした。
引き続き調査中。
※18/10/14追記
コメント欄でmuellさんから情報を寄せていただきました(2018年10月2日 17:25)。
Wallfahrtskirche Maria Hilf (Speiden)W
- Google Maps
- WikiMapia
- 47.6106699,10.6129228
ジェームズ・コバーンは教会の南側の道を、東に向かって走って行きます。
▼22/5/10 追記
フュッセンを訪問されたGenkiさんが、画像を提供してくださいました(コメント欄2022年5月4日 05:53以下参照)。
▼22/6/27 追記
Genkiさんは4travel.jpにロケ地探訪記をアップされていますので、そちらもぜひご覧ください。
ボートと橋
川下りするボートと、その先の橋。
ちょうどこのアングル。
これは実はボートに乗ったところから西(川上)へすぐのところに架かっている橋です。
その後建て替えたのでしょうか、橋脚や橋桁の形が現在では違っていますが、周囲の建物がほとんど今でも同じように残っていますので、ここで間違いないと思います。
ボートは西からやってきて、東に向かっています(カメラ東向き)。
このまま橋をくぐってこぎ続けるとすぐに先ほどボートに乗った場所に出ることになります……
さらに実はこの橋の南側、フレームの中心のあたりは、後ほどセジウイックがレジスタンスと接触するカフェがあった場所です。
この場面ではカフェは影も形もありませんが、よく見るとカフェの場面で写っていた広告塔の円柱が確認出来ます。
<スイス>
※18/10/14項目追加
2:16
雄大な山並みを背景に、右手から左手へとバイクを駆るショット。
バイクを停めて「スイス」とつぶやきます。
コメント欄でmuellさんから「S.マックイーンが湖畔を疾走して行く場所は(針金を張る場所もすぐ近く)『Hopfen』」と情報を寄せていただきました(2018年10月3日 19:51)。
バイクを停めたのは、湖の位置や山の重なり具合からこのあたり↓
- Google Maps(SV)
- WikiMapia
- 47.607096,10.658208
道路は今ではキレイに整備されていますし、停めた位置の少し手前で高速道路をまたいでいますね。
映画ではもちろん写っていませんが、Google Earthで2001年4月16日までさかのぼると、工事中の様子を見ることができます。
この画像から、ヒルツがやってきた道が、現在の道と少しズレていることも判明しました。以前の道の曲がり方なら、ヒルツを正面から捉えたショットとほぼ一致しているように思えますので、おそらくこの(以前の)道が正解。
最後に挙げたロケ地マップでヒルツのコースを描いてみましたが、こちらも2001年の画像をもとに描いています。今の道路とはズレていますのでご注意を。
▼22/5/15 追記
フュッセンを訪問されたGenkiさんが、画像を提供してくださいました(コメント欄2022年5月4日 05:53以下参照)。
「スイス」とつぶやくカットの背景↓
分かりづらいかもしれませんが、中央背後に見える山が、本編では最初にバイクを飛ばしてくるカット(カメラ左へパン)で背景右側に写っていますし、「スイス」とつぶやくヒルツの左側背景に見えています。
そのカットにあわせてトリミングしてみました↓
走り去っていくカットの背景↓
よく見ると山の手前に薄~く湖が広がっていますね。
湖越しの左端に、バイクを奪った時の背景に写っていた教会(HopfenのKirche Hopfen)が見えています。
映画本編でもほぼ同じ位置に見えていて、去っていくヒルツのヘルメットがかすめていきます。
というわけで、Genkiさんはまさしくこの現場に立っていらっしゃったわけですね。お見事でした 😀
参考までに、2枚のお写真の位置情報はそれぞれこちら↓
- 47.6065722,10.6588778
- 47.6071361,10.6603556
▼22/6/27 追記
Genkiさんは4travel.jpにロケ地探訪記をアップされていますので、そちらもぜひご覧ください。
踏切と駅
自転車でやってきたセジウイックが貨物列車に忍び込むところ。
調査中。
※18/10/14追記
2:17
コメント欄でmuellさんから情報を寄せていただきました(2018年10月2日 17:25)。
J.コバーンがチャリンコで渡る踏切はこちらとのこと。
- Google Maps
- WikiMapia
- 47.582822,10.561219
駅は Pfronten-RiedW
muellさんがコメント欄でご指摘の通り、現在は駅舎に映画のようなドーマーが見られませんが、昔の画像では確認できました。
たとえばこちら↓
http://heimatverein-pfronten.de/geschichte/stra%C3%9Fennamen/ladehofstraße/
ドイツ兵たちがいる交差点
ヒルツ(マックイーン)がドイツ兵を蹴飛ばして逃げ出したT字路風の交差点。
“Ravensburg 98km”、”Basel 124km”といった標識が見えますが、小道具でしょう。
場所は調査中。映像だけからではちょっと難しいかも。
※18/10/14追記
2:17
コメント欄でmuellさんから情報を寄せていただきました(2018年10月6日 01:16)。
Weissbachとのことですが、Google Earthで”Weissbach”や„Weißbach“で検索すると、ぴょ~んと大脱走ロケ地密集地とは全然別の地域へワープさせられてしまいました。
近くで探し直したところ、数シーン後の「ヒルツが国境線を見たところ」から西へ1kmのあたりで別の„Weißbach“を発見。
あとは例によって、日差し、地形、道路構成などから探索していきましたが、映画に登場したのはこちら↓のT字路ではないでしょうか?
- Google Maps
- WikiMapia
- 47.594516,10.554348
ヒルツは東南からやってきて北東へ去って行く、という見立てです。
SVが使えないのであとは周囲の建物の屋根等から推定するほかありませんが、映画と大きな矛盾はないようです。
その後の追跡シーンも同じ場所だとすると、まったくの推測ですが、
- WikiMapia 47.594624,10.553151 ……右折後すぐUターン
- WikiMapia 47.595037,10.552374 ……サイドカーが突っ込む水路
- WikiMapia 47.594288,10.552695 ……平原を逃げていくラスト
▼22/5/10 追記
フュッセンを訪問されたGenkiさんが、画像を提供してくださいました(コメント欄2022年5月4日 05:53以下参照)。
↓交差点をぐるっと回って蹴飛ばすショット
©2022 Genki |
↓その直後のカット、左折した先の道(映画では写っていません)
小屋
※18/10/14項目追加
2:18頃、ヒルツがバイクを停めてドイツ兵をやり過ごしたところ。
コメント欄でmuellさんから情報を寄せていただきました(2018年10月2日 17:25)。
さらに映画とマップを照合していくと、位置といい形といい、小屋はこちら↓のように思えます。
- Google Maps
- WikiMapia
- 47.596371,10.581020
経年を考えると、まったく同じものなのか、建て替えたりリノベートしたかまでは不明。
なんにせよ他人様の物件ですから、現地へ行かれてもくれぐれも映画のマネして蹴飛ばしたりしませんように。
小屋の場面はこれまで全然チェックしていませんでしたが、今回じっくり見たところいろいろ不自然なところがあることに気づきました。
各ショットを並べるとこういった感じですが……
1.ヒルツが小屋へやってくる
2.停めて振り返りいったんUターン、すぐに戻り小屋を叩いて蹴飛ばす
3.ヘルメットを脱ぐ
4.小屋の前を通り過ぎるドイツ軍
5.後ろを振り返るヒルツ
6.正面から捉えたヒルツ、ピストルを抜いて小屋の陰に身を潜める
7.やってくるドイツ軍
8.銃を構えるヒルツ
9.左折していくドイツ軍
10.銃を下ろすヒルツ
11.背後を見た後、軍服を脱ぎ始める
まず4と5のつながりが変です。4でやってくるドイツ軍の背景は2連の山。5でそれを見つめるヒルツの背景も同じ山並です(1,2の背景にあった山々)。
4でドイツ軍が通り過ぎる小屋はヒルツが潜んでいる小屋と同じように見えますが、当のヒルツはなぜか向かって右手を振り向いたりしていますし、背後にドイツ軍が通り過ぎた気配はありません。
これはもしや4の小屋はヒルツがいる小屋とは別で、7で遠くに写っている小屋という設定だったのでしょうか??(ヒルツの目が良すぎて、遠くにある小屋の前を通り過ぎるドイツ軍を見届けていた?)
それに、1,2で小屋は逃走方向に向かって道路の左側にあることは描かれていますが、道路をやってくる追っ手を狙うのに、小屋の右後ろから銃を構えているのも変。
さらに、ヒルツは右側に向かって銃を構えますが、7や9でやってくるドイツ軍も右向きに進行していて、イマジナリーラインを越えています。
等々マジメに見ていると悩ましい編集の数々……
それよりなにより、ロケ地チェック的に映像とマップを照合するとカットが不自然すぎます。
しばらくは何が原因なのかわからないままモヤモヤしていましたが、ドイツ兵が写っているショットがすべて(4,7,9)裏焼きであることにようやく気づきました。
4や7で写っている背景の山は、1,2,5で写っていたものの裏焼きとなっています。
でもって、4で右半分に写っている小屋は、やはりヒルツが身を潜めた小屋。
さらに7のドイツ軍がやってくるショットで左端に小さく写っているのも、これまたヒルツが身を潜めている小屋ですね。小屋は道路の東側にあり、カメラ北向きですが、裏焼きによって左側に見えています。
そのままドイツ軍は左折しますが、実際には西に向かっての右折。背景の山も西側のそれと一致します。
なぜ裏焼きを使ったかが気になりますが、ヒルツがいる小屋と4,7でドイツ軍が通り過ぎる小屋を別のものに見せるためかもしれません。
あるいは、右利きのヒルツは(絵的に)小屋の右側から銃を構えなくてはならず、これに合わせてドイツ兵はヒルツから見て向かって右手に走り去って行かなくてはなりませんが、それだと道路からそれてしまうので、裏焼きにして帳尻をあわせようとしたとか……。
あるいは、最初から道路は小屋の右側(ヒルツが銃を構えた側)を通っているという設定で撮影が進められたとか……。
う~む、よくわかりません……
ともかく撮影位置やアングルは判定できたので、最後に挙げたロケ地マップでこの場面のヒルツとドイツ兵の進路なども大ざっぱに記載しました。
こうしてマップ上で描いても、裏焼きのショットでは方向感覚が狂い、脳内で本編の映像になかなか結びつきませんね。
▼22/5/4 追記
フュッセンを訪問されたGenkiさんが、画像を提供してくださいました(コメント欄2022年5月4日 05:53以下参照)。
小屋に関して、取り急ぎアップさせていただきます。
どうもありがとうございました 🙂
▼22/6/27 追記
Genkiさんは、ロケ地探訪記を4travel.jpにアップされていますので、ぜひご覧ください。
到着した駅
こちらはFüssenの駅ですね。
列車がやってくるカットはまさにこのアングル。
http://www.panoramio.com/photo/39328355
背景の建物は現在と違っていますが、その逆のアングルでは現在と同じ形の建物をいくつも確認できます。
このサイズでは小さくて見づらいですが、突き当たりとその右側の駅舎、突き当たりの背後にある建物は映画に登場したのと同じ形をしています。
This work is licensed under a Creative Commons Attribution 2.0 Generic License.(CC BY 2.0)
Panoramioではこういったところ。
http://www.panoramio.com/photo/68868648<http://www.panoramio.com/photo/73315257<http://www.panoramio.com/photo/59514136
デヴィッド・マッカラムが逃げようとしたのはこんなアングル。
※12/11/3追記
milouさんから画像を提供していただきました。
(いつもありがとうございます♪)
撮影は1986年とのことです。
映画で言うと、ちょうど列車がやってくる線路の車止め?ですね。
©1986 milou アルバム「ドイツ」から |
▼22/5/18 追記
この項目よく見たらマップデータを全然載せていませんでした。
Panoramioは終了してしまったので、位置情報のない項目になっていましたね。
- Google Maps(SV) ……汽車が来る側
- Google Maps(SV) ……駅舎側
- 47.570716281560635, 10.696854439506527
フュッセンを訪問されたGenkiさんが、ちょうど画像を提供してくださいましたので、合わせて見ていきましょう。 😀 (コメント欄2022年5月4日 05:53以下参照)。
カベンディッシュが乗せてもらったトラックが入り込んでいく場所
2:22
※18/10/25項目追加
コメント欄でmuellさんから情報を寄せていただきました(2018年10月21日 02:47)。
カベンディッシュ(ナイジェル・ストック)が乗せてもらったトラックが入り込んでいったところは、なんとセジウイック(ジェームズ・コバーン)が自転車が通り過ぎる教会と同じ場所(Speiden)でした。
トラックは村の西側からやってきて、北向きに左折したこちら↓でドイツ軍に停められます。
- Google Maps
- WikiMapia
- 47.610716,10.612772
最後に挙げたロケ地マップにトラックの進路を示しておきました。
▼22/5/10 追記
フュッセンを訪問されたGenkiさんが、画像を提供してくださいました(コメント欄2022年5月4日 05:53以下参照)。
ヒルツが国境線を見たところ
2:27
バイクを停めて、国境線とドイツ兵を見つめるところ。
背景の山と教会の塔が特徴的な形であったため、まず教会の場所がわかり、アングルから逆算して撮影場所がわかりました。
北からやってきたヒルツはこの場所でバイクを停めています。
主な撮影地フュッセンの町からは西へ10kmほどのところ。
Google Earthで再現してみました。
道の形や背景まで合っているのでここで間違いなさそうですけど、どうでしょう?
背景の山々はこんな感じ。
教会はこちら。
※18/10/14追記
この塔を背景に、ドイツ兵のバイクとサイドカーがあわてて右折するのは、このあたり。
- WikiMapia
- 47.588684,10.57150
ヒルツが斜面をぐんぐん駆け上がり、いったん停まって行く手を見たのは、このあたり。
- WikiMapia
- 47.586079,10.574856
▼22/5/20 追記
フュッセンを訪問されたGenkiさんが、画像を提供してくださいました。 (コメント欄2022年5月4日 05:53以下参照)。
これまで適切な画像がないため泣く泣くGoogle Earthのキャプチャー画像でごまかしていた場所が、10年ぶりに画像で確認できました。
場所としてはやはりこちらで正解でした↓
- Google Maps
- 47.59083021784588, 10.568240674545962
こちら↓のドローン画像は、Genkiさんの画像では向かって左側、ヒルツの進行方向から撮られています。
山上の城
ヘンドリーたちの飛行機から見えた城のような建物。
これはもう調べるまでもなく、『ルトヴィヒ』のノイシュヴァンシュタイン城W。
フュッセンの町から東へ直線で4km。
このエリア、わずか数kmの範囲で、『大脱走』、『ルトヴィヒ』、『わが青春のマリアンヌ』といった映画のロケ地が密集していることになります。
映画マニアならずとも眺めや雰囲気も良さそうですし、一度は訪れてみたい気がしました。
©1986 milou アルバム「ドイツ」から |
※12/11/3追記
こちらもmilouさんから画像を提供していただきました。
(いつもありがとうございます♪)
撮影は1986年とのことです。
©1986 milou アルバム「ドイツ」から |
不時着地点
近くにやはり教会が見えます。
画面とにらめっこしすぎて目がしょぼついてきたので、この場所は最初からパス。
余談ですが、今回教会(の塔)が手掛かりになることが多く、画像検索かけまくりました。
似ているものがヒットしたら、教会の名前や地名、座標を探し求め、再度画像を調べるという手順の繰り返し。
このあたりは塔の上がタマネギ的な形になっている東方教会様式が多く、少しずつ形が違っていたためかなり苦労しました。
※19/7/31追記
キャッツアイさんからまたまたメールで情報を寄せていただきました(ありがとうございます♪)。
墜落現場はこちら↓でした。
- Google Maps
- 47.796297, 11.874809
背景の教会はこちら↓
Filialkirche St. Maria
- Google Maps
- 47.799384,11.876283
- Wikimedia Commons > Category:St. Maria (Frauenried)
主な撮影地であるフュッセンの町から東へ約90kmは離れています。
外壁の色は、映画の時とは違っているようですね。
※19/8/2追記
キャッツアイさんから情報を追加提供していただきました。
2:29頃
不時着の少し前、ノイシュヴァンシュタイン城のショットの直後、飛んでいる飛行機を横から捉えたショットで、下に見える家はこちら↓
- Google Maps
- 47.818933, 11.633553
その後エンジントラブルで高度を落としていくのは、そのまま西へ進んだこちら↓の湖の上。
- Google Maps
- 47.818880, 11.619504
国境線
※18/10/14項目追加
2:31頃、ヒルツが国境突破を試みるところ。
おおよそこのあたり↓
- Google Maps
- WikiMapia
- 47.580246,10.601828
国境線はおそらくほぼ南北。 最後に挙げたロケ地マップで、国境線やヒルツの進路など推定位置を書き込んでおきましたが、誤差も相当あると思いますのでご了承ください。
▼22/5/9 追記
フュッセンを訪問されたGenkiさんが、画像を提供してくださいました 😀 (コメント欄2022年5月4日 05:53以下参照)。
国境線を正面に見ているアングルだと思いますが、背景の山並みのシルエットが映画とぴったり一致していますね。
ということは「ロケ地マップ」で書き込んだマークは概ね合っていたようですので、ホッとしました。
▼22/6/27 追記
Genkiさんは4travel.jpにロケ地探訪記をアップされていますので、そちらもぜひご覧ください。
カフェ
橋のすぐそばにあるカフェ。
レジスタンスがドイツ軍将校を襲撃するところ&セジウイックがレジスタンスと接触できたところ。
前述のように、設定はともかく撮影場所はフュッセンの町、ボートの行く手にあった橋。
周囲の建物はみな映画と同じ姿で残っているようです。
この↑パノラマ画像が臨場感たっぷりでお奨めです。
▼22/5/9 追記
フュッセンを訪問されたGenkiさんが、画像を提供してくださいました 😀 (コメント欄2022年5月4日 05:53以下参照)。
©2022 Genki |
▼22/6/27 追記
Genkiさんは4travel.jpにロケ地探訪記をアップされていますので、そちらもぜひご覧ください。
逃げる街角
追われるビッグX。
屋根の上を逃げる場面でフュッセンの町の教会が写っているカットがありますので、やはりフュッセンと思われます。
バス乗り場
※19/5/8項目追加
1:38頃
ビッグX(バートレット)とマックがバスに乗ろうとしたところ。
拙サイトをご覧になったキャッツアイさんからメールで情報を寄せていただきました。
2人が逃げた直後のカットでT字路風の場所が映りますが、フュッセンの町のこちら↓ではないかとのことです。
- Google Maps(SV)
- Google Maps
- 47.567180, 10.700222
右手の建物の時計も確認できますし、こちらで正解と思われます。
よくおわかりになりました。お見事です 😀
※19/5/10追記
背景の建物。
通りはBrotmarkt(ブロートマルクト)で、バス停のあたりは広場になっています。
▼22/5/18 追記
フュッセンを訪問されたGenkiさんが、画像を提供してくださいました 😀 (コメント欄2022年5月4日 05:53以下参照)。
↓バスに乗り損なって逃げていく方角(上の画像とは反対向き)。
荷馬車と遭遇
※19/5/9項目追加
バス乗り場の次のショット。
左手からビッグX(バートレット)とマックが駆けてきて、角を曲がると荷馬車に遭遇します。
こちらもキャッツアイさんから情報を寄せていただきました。
- Google Maps
- 47.568968,10.699051
※19/5/19追記
角の建物は、現在はこういった色。
開かない扉
※19/5/9項目追加
駆けてきた2人が建物に逃げ込もうとしますが、扉を開けることができずに右手へ去ります。
※19/6/19追記
キャッツアイさんからメールで情報を寄せていただきました。
なんと、この通りは前項目「荷馬車と遭遇」と同じでした(Hintere Gasse)。2人はちょうど逆向きに走ってきています。
- Google Maps
- 47.568646, 10.698636 ……最初に開けようとした扉の家
最初に開けようとした扉の家が現在のマップではだいぶ様子が違っているので、なかなかイメージが結びつかないですが、その左右の建物は今でもほぼおなじようなたたずまいとなっています。
キャッツアイさんのご協力により、バートレットとマックの逃走経路が完全に解明できました。ありがとうございました♪
自転車と衝突
※19/5/9項目追加
マックが右手から飛び出してきた自転車とぶつかってしまうところ。
2人散り散りとなります。
※19/5/19追記
ぶつかったのはおそらくこちら↓
- Google Maps
- 47.567543, 10.701585
通りの名は、Drehergasse。それを北側から南向きに走ってきて、ぶつかっています。
背景はこういった画像で確認できます。
- https://www.stadt-fuessen.de/5445.html
- https://www.stadt-fuessen.de/fileadmin/_migrated/pics/5_Drehergasse_von_Sueden_um_1925.jpg (画像直リンクごめんなさい)
※19/5/19追記
転んだマックを振り返って見るバートレットのショットは、この場所ではないように見えます。
調査中。
※19/6/15追記
キャッツアイさんから情報を寄せていただきました。
自転車と衝突したところのすぐ近く、Franziskanergasse通りで、バートレットの位置(=左手のアーチ状の入口のある建物)はこちら。
- 47.567478, 10.700691
カメラ位置はバートレットが最後に逮捕される交差点のあたりでしょうか(カメラ東向き)。
バートレットが駆けていくショットをSVで表現するとこういった感じ↓
映画では通行人が3人立っていた角の建物は、こちら↓ 現在は水色になっています。
- 47.567399, 10.701001
▼22/5/18 追記
フュッセンを訪問されたGenkiさんが、画像を提供してくださいました 😀 (コメント欄2022年5月4日 05:53以下参照)。
↓マックが自転車とぶつかるところ
- 47.5676472,10.7015556 ……画像の位置情報(カメラ北向き)↓
↓バートレットがマックを一瞬振り返った後ダッシュしていく方向。
- 47.5675,10.7004167 ……画像の位置情報(カメラ東向き)
↓ほぼ同じカメラ位置で、もう少し通りの先のほうが見えます。
さらに先へ進みますと、こういった感じで広場の手前に出ます。
実はこの先の広場が、次のマックが逮捕されるところ。
マックがドイツ兵に囲まれるショットで、左側に見える路地(1.5の標識がある)がこの通り(Franziskanergasse)です。
カメラの向き的には反対側から見ていることになりますね。
- 47.5674361,10.7011194 ……画像の位置情報(カメラ東向き)
マック逮捕
※19/5/9項目追加
※19/5/19追記
場所としては自転車とぶつかったところと同じ。
起き上がったマックがいったん走って行こうとしたのはこちら↓。その先の路地は、Franziskanergasse。
走り込もうとしたFranziskanergasseの左側の建物。
行く手を遮られて、DrehergasseをUターン。
この家の前を右手へ戻りますが、再びUターン。
最後は、Franziskanergasseの右側の建物の前で捕まります。
- https://www.stadt-fuessen.de/5442.html
- https://www.stadt-fuessen.de/fileadmin/_migrated/pics/Franziskanergasse_15.JPG(画像直リンクごめんなさい)
- https://www.stadt-fuessen.de/fileadmin/_migrated/pics/Franziskanergasse_16_Schradler.JPG(同上)
屋根伝い
※19/5/9項目追加
ビッグX(バートレット)が屋根伝いにやってきて、高台の小径に出るところ。
これが最初に「屋根の上を逃げる場面でフュッセンの町の教会が写っているカットがありますので、やはりフュッセンと思われます。」と書いたショット。
場所はこちら↓でした。
- Google Maps
- 47.567063, 10.700854
カメラは最初東向きで、北向きへパンします。
マップで緑色の屋根が、映画ではバートレットが斜めに歩いた黒い屋根。
背景のタマネギ的な塔の教会は、「ボートと橋」でボートに乗るショットで背景に見える教会です。
マップでは、Franziskanerklosterkirche あるいは Franciscan Monastery of St Stephen と記されています。
屋根伝いの場面は、ボートに乗る場面のちょうど反対側(西側)から見ていることになります。
- Google Maps(SV) ……東側
- Google Maps(SV) ……西側
※19/5/10追記
この画像は左右については映画とほぼ同じアングルで、実際には少し後方の高い場所、Hohes Schloss Füssenから撮られています。
いったんはやり過ごすものの……
※19/5/9項目追加
※19/5/19追記
ビッグX(バートレット)がいったんは巧みなドイツ語で難を逃れるところは、こちら↓
- Google Maps
- 47.568298, 10.701874
通りはDrehergasseで、自転車とぶつかったところと同じ通り。90mほど北へ行ったカーブの部分。
映画ではビッグX(バートレット)が画面右端の扉の前で振り返って顔をぬぐいますが、扉の左側に連なっていた2つの窓が、現在では掲載画像右端の大きな扉となっています。
その左側の建物は大きなアーチ状の入口はなくなり、代わりにその左隣と同じような入口となっています(掲載画像ほぼ中央の四角い入口)。
こちら↓の昔の画像で、映画と同じような外観を見ることができます。カメラの向きはちょうど逆です。
- https://www.stadt-fuessen.de/5445.html
- https://www.stadt-fuessen.de/fileadmin/_migrated/pics/9_Drehergasse_24_bis_30_1943.jpg (画像直リンクごめんなさい)
▼22/5/18 追記
フュッセンを訪問されたGenkiさんが、画像を提供してくださいました 😀 (コメント欄2022年5月4日 05:53以下参照)。
- 47.5682028,10.70185 ……画像の位置情報(カメラ北向き)
↑建物の色が変わっているのでわかりづらいですが、ニコニコしながら将校に近づいていくショットで、画面右半分に見えるグレーの建物が、Genkiさんの画像では飛び出ている街灯の左側のクリーム色の建物。その左バートレットの頭の後ろに見える壁が剥がれかけたベージュ色の建物(1階と2階の間に横線がある)が、Genkiさんの画像でクリーム色の建物の左側の茶色の建物(=ひとつ上の画像では薄緑色の建物)。
↓こちらはもう少し前進したところ。
右端の扉が、本編では右半分を占めていたグレーの建物(の左下部分。)
- 47.5682028,10.7018111 ……画像の位置情報(カメラ東向き)
最後は逮捕
※19/5/9項目追加
※19/5/10追記
こちら↓の通り(Brunnengasse)を小走りに来て……
- Google Maps
- 47.567745, 10.700537
最後に寄りかかって新聞を拡げたのは、このブティックの角↓
- Google Maps(SV)
- Google Maps(SV)
- 47.567513, 10.700408
この角の南側の通り(Brotmarkt)は、乗り損なったバス停があるところなので、ぐるっと一周したことになります。
バス停の場面で、乗客をチェックしている2人のゲシュタポの右手奥や、バレて駆けだしていくカットの背景に、この角が見えています。
▼22/5/18 追記
フュッセンを訪問されたGenkiさんが、画像を提供してくださいました 😀 (コメント欄2022年5月4日 05:53以下参照)。
↓このように、最後によりかかった建物の角は、最初のバスに乗り損なった広場に面しています。
↓映画のフレームにできるだけ合わせてみますと……
©2022 Genki |
↓バートレットに話しかける将校の背景(カメラ西向き)。
▼22/6/27 追記
Genkiさんは、これらの画像を含むロケ地探訪記を4travel.jpにアップされていますので、ぜひご覧ください。
ロケ地マップ
『大脱走』の他、バイエルン地方で撮影された映画も一部含めています。
より大きな地図で 『大脱走』 を表示
資料
更新履歴
- 2022/06/27 Genkiさんの4travel.jpの旅行記へのリンクを随所に追加
- 2022/05/20 「ヒルツが国境線を見たところ」にGenkiさんの画像を追加 終了となったPanoramioのリンクを削除
- 2022/05/18 「到着した駅」「バス乗り場」「自転車と衝突」「いったんはやり過ごすものの……」「最後は逮捕」にGenkiさんの画像を追加
- 2022/05/15 「<スイス>」にGenkiさんの画像を追加
- 2022/05/10 「自転車が通り過ぎる教会」「ドイツ兵たちがいる交差点」「カベンディッシュが乗せてもらったトラックが入り込んでいく場所」にGenkiさんの画像を追加
- 2022/05/09 「バイクを奪う道」「ボートを見つける川縁」「カフェ」「国境線」にGenkiさんの画像を追加
- 2022/05/04 「小屋」にGenkiさんの画像を追加
- 2019/08/02 「不時着地点」追記
- 2019/07/31 「不時着地点」追記
- 2019/06/19 「開かない扉」追記
- 2019/06/15 「自転車と衝突」追記
- 2019/05/19 「荷馬車と遭遇」「自転車と衝突」「マック逮捕」「いったんはやり過ごすものの……」追記
- 2019/05/10 「バス乗り場」「最後は逮捕」に追記
- 2019/05/09 「荷馬車と遭遇」「屋根伝い」他「逃げる街角」に項目追加
- 2019/05/08 「バス乗り場」項目追加
- 2018/10/25 「カベンディッシュが乗せてもらったトラックが入り込んでいく場所」項目追加
- 2018/10/14 「列車から飛び降りたところ」「<スイス>」「小屋」「国境線」項目追加、 「バイクを奪う道」「自転車が通り過ぎる教会」「踏切と駅」「ドイツ兵たちがいる交差点」「ヒルツが国境線を見たところ」追記
- 2015/08/06 「ロケ地」書籍情報追記
コメント
手元に映像がなくネットでチェックして腑に落ちなかったのがFussenの駅。
どこを見てもFussenと書いてあるし結局画像検索した結果も100%間違いないようですが
駅の規模が大きすぎるのと3番線(一番外側)の右の白い建物のあたりが…
2番線ホーム突き当たりの建物の奥に見える特徴的な白い建物は現在Main Station Hostel で
以下のホテルから見た写真でも、まさに3番線の建物のあたりが取り壊されているようだが…
http://www.facebook.com/photo.php?fbid=408855739160575&set=a.408855565827259.86567.408851725827643&type=1&permPage=1
ちなみにメイキングを作ろう(?)というTour のHPがありました。恐らくほかの場所も特定できるでしょう。
http://www.thegreatescapelocations.com/The%202012%20'Making%20of%20The%20Great%20Escape'%20Tour.htm
milouさん、毎度コメントといろいろな画像ありがとうございました。
こちらだけでなく、『男と女』や『オー!』も少しずつアップしておきましたのでご覧になってみてください。
このFussenの駅、映画ですと何本か線路が確認出来てそこそこのターミナル風に見えますが、現在の画像では北側の白い建物がなくなって住宅になっているようですし、線路の数も減っているようで、ホームひとつの普通にローカルな駅のようですね。
あんまりわびしいと心配になってきますが、「ドイツロマンチック街道の旅」といっても鉄道はオミットされているのかもしれませんね。
それからサイトのご紹介もありがとうございます。
熱心なファンがいそうな映画は、だいたいロケ地とか根こそぎチェックされているもので、答え合わせにはもってこいですよね。
逆に最初にうっかりそういうところを見てしまうと自分で調べる面白みがなくなってしまうので、痛し痒しです。
やはり誰もとりあげていそうもない映画をチェックして、正解かどうか誰もわからないし、間違っていても誰も気にしない、そんなエントリーの方が気楽で良いかもしれませんね~
こんにちは
大脱走の大ファンで
J.コバーンがチャリンコを盗んだ場所が気になって随分探しておりましたが
なかなか見つけられず殆んど諦めておりました
ところが先日ひょんな拍子にこちらのサイトを発見いたしましてついに知ることが出来ました
ありがとうございます
喉に刺さった魚の骨が取れたように爽快な気分です(笑)
さてところで
『OP』『自転車が通り過ぎる教会』
は当方では既に判明しておりますが御入用ですか
もしご希望でしたらその旨お知らせください
『自分で調べる面白みがなくなってしまう』とのことですので
希望もされないのに『あそこは何処々々だよ~ん』と自慢するのも馬鹿ですし
お返事お待ちしております
muellさん、コメントありがとうございます。
「自分で調べる面白みがなくなってしまう」のはエントリーをアップするまでの話で、いったんアップしたらあとはご覧いただいた皆様に好きなように扱っていただいてもちろん全然OK牧場です。
OPも自転車で通り過ぎる教会も小骨が刺さった状態でしたので、ぜひぜひ「だよ~~ん」情報お待ちしています 🙂
J.コバーンが飄々とチャリンコで通り過ぎる教会
『Speiden』の『Wallfahrtskirche Maria Hilf』
http://eremit.yu-nagi.com/iris/usw/speiden.jpg
この写真はグーグルアースで拾ったものですが今はもうグーグルアースでは見ることが出来ません
ただ『Wallfahrtskirche Maria Hilf(Speiden)』と検索して頂ければ
WIKIのページの上空からの写真でJ.コバーンがヌーッと現れる通路も確認出来ます(笑)
さてオープニングですが
「判明している」などと偉そうなことを言ってしまいましたが
気になって再度確かめてみましたら自信がなくなりました(笑)
というのも私はしょっぱなのシーン(THE MIRISCH COMPANY のテロップが出ているところ)の教会はてっきり
『Pfronten』の『Pfarrkirche St. Nikolaus』
だと信じ込んでいましたが、なんか気のせいか高さが低く見えるのと周りの街の規模が小さいことが気になり・・・・・
てなわけでこの教会は
『Zell』の『Pfarrkirche St. Moritz』
かも知れません、ご勘弁を
因みに『Zell』とはS.マックイーンがバイクを強奪した後、小屋に隠れる直前に小屋を蹴る時背後に見えている小さな村です
(小屋に隠れてから銃を構えた後に見える背後の街は『Pfronten』)
おまけ
J.コバーンがチャリンコで渡る踏切はおそらくここです
http://eremit.yu-nagi.com/iris/usw/ueber.jpg
上記幾つかのシーンの説明のために映画の画面をキャプチャして私の画像置き場にアップしてここにリンクさせようかとも思いましたが、著作権侵害に当たったら面倒なのでやめときました
それが出来れば随分楽だったのと、もっとネタがあったのですが(笑)
ではでは
次は『ノスフェラトゥ』のロケ地探しに行ってきま~す
muellさん、詳しい情報ありがとうございます!
週末には時間がとれると思いますので、映画と照らし合わせながら本文に追加させていただきます。
ノスフェラトゥはヘルツォークのですか? あれ好きです。クラウス・キンスキーがノーメイクで頑張っていましたよね(嘘)
しつこく申し訳ありません
おまけのおまけ
J.コバーンが渡る踏切(赤丸)とそこで右を向いた時に見える機関車の後ろの駅舎(青丸と写真)
四角い形状の煙突っぽいやつの配置具合と屋根下の窓からここに違いないと思いますが
ドーマー(明り採りのための出窓みたいな窓)が無いのが気になる(笑)
その後取り壊したのか、はたまた撮影のためだけに取り付けたのか?
http://eremit.yu-nagi.com/iris/usw/bahnhof.jpg
あと、S.マックイーンが湖畔を疾走して行く場所は(針金を張る場所もすぐ近く)
『Hopfen』
同じ角度の写真は見付けられませんでしたが角ばった教会の塔と後方の山のシルエットから間違いないものと
http://eremit.yu-nagi.com/iris/usw/hopfen.jpg
ノスフェラトゥは両方デス(笑)
何度も追加ですみません
ドイツ兵たちがいる交差点は『Weissbach』だそうです
正確な場所は不明ですし画像も拾えませんでしたが、こんなことをしている人が(笑)
http://www.thegreatescapelocations.com/images/MCN_270612_026.pdf
muellさん、チェックし直すとあれこれ出てきてしまいましたので、本文へのアップはすみませんがもう数日お待ちください。HD映像でチェックしながらGoogle Earthをぐるぐる回してヒルツのコースは結構わかってきました。
それからWeissbachは、Google先生のマップでぽんと検索してみたら、ロケ地の密集地から全然ずれたところに飛ばされてしまったので、そこではないと判断。近くにひとつ見つかりましたので、あとは日差しや道路構成、建物の屋根などから詰めてみようと思います。
踏切と駅はお見事でした。駅舎は撮影用というのも結構ありそうな……
建前でいえばキャプチャー画像は使えませんが、ホント使えたら説明が楽ですよね。
小説や論文のテキストの正統な引用なら認められているのですから、映像作品の引用につても何か決まりがあれば良いですね。
muellさん、その後チェックした箇所を更新しました。いろいろと情報やヒントありがとうございました。
おかげさまでヒルツのコースを詳しく見ることができましたが、「小屋」では裏焼きを発見してうれしくなり?長々と書いてしまいました。
駅舎もドーマーがある昔の画像が見つかったので、スッキリです。
ただオープニングの教会についてはご指摘の2箇所とも塔の形や周囲の地形で「これ」というアングルが見つからず、済みませんが保留とさせていただいています。こういうのはきっとどこかのブログなどに情報が載っていると思いますが、ここまできたらなんとか自力でスッキリしたいです……
驚くべき推理力と忍耐力、おみそれしました
確かに後方の城の廃墟の塔が左右逆で、あと茂みではっきり分かりますね
それにしてもよく気付かれましたね
私みたいに『どうせこの辺やろ』と、当時のグーグルアースでプロンテン周辺の怪しいところに目星を付けてPanoramio画像を片っ端から開いていった横着者とは次元が違います
でね(笑)、最近Speiden(シュパイデン)の画像を拾っていたらこんなものを発見
http://eremit.yu-nagi.com/iris/usw/speiden-b.jpg
カベンディッシュが乗せてもらったトラックが入り込んでいく場所ではないですかね
画像が粗いのと、ちょっと向きが違うのが残念ですが
上がトラックが後ろ向きのシーンでの向きで、下がその直後トラックが前向きのシーンでの向き
恐らく間違いないものと・・・・・
おっと、このシーンについては元々話題にはなってなかったんですね
失礼しました
muellさん、<カベンディッシュが乗せてもらったトラックが入り込んでいく場所>はお見事、これで正解ですね。あとで記事とマップに追加しておきます。ありがとうございました!
ここにドイツ兵が大勢待ち構えていたということは、セジウィックはギリギリセーフだったのですね 🙂
それにしても、このあたりでSVが使えないのは仕方ないとして、Panoramioの画像もなくなってしまったのは、ロケ地チェック的には痛いですね~
>セジウィックはギリギリセーフ
確かに (笑)
すみません。本日は、ロケ地情報とかでなく、映画についての雑談ということで。
この映画が「午前十時の映画祭」で公開中ですので本日鑑賞しました。何回観たかわかりませんが、貴記事を読んで映画を観てあらためて貴記事を参照すると、この映画もさらに格別な印象を持ちます。すばらしい記事ありがとうございます! この映画のロケ地も、こちらでほぼ徹底解明されていますね。
前にもちょっと書かせていただきましたが、先日大型二輪免許の卒業試験に合格しまして(前回のコメント時は普通二輪(400㏄以下の二輪)免許の取得でした)、多少バイクに詳しくなってマックイーンおよびスタントドライバーのバイクを見ていると、驚異の一言に尽きます。「イージー・ライダー」や『オン・ザ・ロード』など、貴サイトにもバイクと不可分な映画のご紹介がされていますが、私も「旅の重さ」のような公共交通がよくないところのロケ地を、レンタルバイクで踏破して徹底的に写真を撮ってまたご協力できればと考えます。といいますか、「イージー・ライダー」にあこがれて、大型バイクに興味を持ったというのが正直なところです。
それにしてもこの映画、セットもふくめてドイツですべて撮影されているなど、娯楽映画ではあってもそのあたりジョン・スタージェス監督の並々ならぬ意欲を感じますね。またドイツ側の会話も、わりとドイツ語の使用が多いのも、この時代の映画としては珍しいかもです。
>この『大脱走』、昔からテレビ放送で何度も親しんできました。
年末やお正月、期首特番など、特別なタイミングでしかも2週に分けて放送されることが多かったように思います。
結末はわかっていても何度でも見てしまう、それこそ以前書いた『シャレード』に匹敵するテレビ名作劇場の横綱と言えるかもしれません。
ちょっとお伺いします。居ながら様は、マックイーンの声は、宮部昭夫と内海賢二のどちらがお好きでしょうか。私は宮部派です。
Bill McCrearyさん、コメントありがとうございます。
雑談大歓迎ですので、どうぞご遠慮なく。
「午前十時の映画祭」でご覧になったのですね。
この映画、やはり映画館のスクリーンが似合いそうですね。
今でこそ「居ながら」になってしまいましたが、今回のラインナップ見ると、このへんの往年の名画は一応一通り劇場では見ているので、映画の神様にはそれで許していただければと思っています。
(この1年間で映画館へ行ったのは、昨年末の「パラサイト」と「スターウォーズ」だけ……)
「大脱走」の吹き替えは宮部さんでしたか。「サンパブロ」とかで、やはり宮部さんの声質が印象に残っています。(でもお二人とも良いお声ですよね~)
大型2輪免許取得おめでとうございます。
「イージーライダー」はともかく、国内でも「旅の重さ」のようなロケ地はなかなか行けませんよね。
バイクは確かに便利かも。
安全第一で、ぜひあちこちロケ地訪問楽しまれてください。
最近はあまり見かけませんが、自分が子供の頃は空き地の囲いにふつうに鉄条網が使われていました。
いちど自転車で突っ込んでしまったことがあり、顔や腕に傷を負って泣きながら家に帰った記憶があります。
テレビで「大脱走」を見るずっと前のはずですが、もしかすると年齢的にちょうど劇場公開時だったかもしれない、とふと気づきました 😆
こんにちは。
以前「砲艦サンパブロ」のロケ地訪問で台北からコメントさせて頂きました。
実は明日から「大脱走」ロケ地訪問メインでドイツ南部(フュッセンには3泊します。)に行ってきます。
当サイトで詳細に解説して頂いているおかげで、何とか辿り着けるのではと思っております。
ありがとうございます。
Genkiさん、コメントありがとうございます。
お久しぶりのお便り、嬉しいです。
今度はドイツへおでかけですか。フュッセン3泊とはゆったりめの日程ですね。
『大脱走』の世界を満喫して、戻られましたらまたお便りおよせいただければ幸いです。
どうぞ道中お気をつけて、なにかあったらぜひお好きなマックイーンになりきって、逃げまくってください 🙂
こんばんは。
私は今ドイツ5日目でフュッセン滞在中です。
南ドイツの定番観光地も押さえながら、大脱走ロケ地訪問がほぼ終了しました。
居ながらシネマさん、muellさんによる詳細なマップを頼りにほぼ全て訪問出来ました。(ミュンヘン周辺は行かなかったですが。)
特にマックィーンがドイツの軍服を脱ぐ小屋に到着した時は、映画と同じアングルで何枚も画像を取り、マックイーンが立っていた場所を踏みしめて感激していました。
それにしてもお2人によるこのマップの精度は凄いです。
現地で映画のシーン画像と照らし合わせましたが、ほぼ全てドンピシャでした。
このマップがなければ、私の子供の頃からの夢であった大脱走ロケ地訪問など絶対不可能でした。
居ながらシネマさん、muellさん、本当に有難うございました❗️
明日フュッセンから移動しますが、ドイツにはあと3泊滞在します。
帰国後落ち着きましたら、画像を添付させて頂きたいと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
次回(1年後かな?)どこに行こうかもう考えてしまいます。
「冒険者たち」ロケ地訪問にフランスか、「グラディエーター」のアイルランド&スコットランドか、はたまた「戦場にかける橋」のスリランカ か、ワクワクが止まりません。
まあとりあえず帰国後は「男はつらいよ」ロケ地巡りを再開して、日本国内コンプリートを目指します。
では失礼します。
Genkiさん、旅先からのコメントありがとうございます。
がっつり収穫があったようで、本当に良かったですね。戻られましたら、画像などお寄せいただければ幸いです。
自分でも久々にエントリー読み直してみましたが、例の小屋がGoogle Mapsでいつのまにか”Mcqueen Hut”とマークされていました 😆
“臨時休業”となっていますが、観光名所として営業するようになっていたのでしょうか??
(世界中からファンがやってきて、蹴飛ばしたりして)
では、この先もどうぞお気をつけて、ご旅行楽しんできてください。
コメントありがとうございます。
私は居ながらシネマさんがまとめられた、全ロケ地マップをバイブルにしてましたが気付きませんでした。
今ズームしてみますと確かにそうなってますね。
でも実際現地では何の表示も無く、裏手には農機具が置かれているだけで大脱走ファン、マックィーンファン以外にはただの農機具小屋でしたが。
不思議ですね。
小屋の画像だけでもお送りしたいのですが、すいませんアナログ人間なもので添付の仕方が分かりません…
教えて頂けないでしょうか。
Genkiさん、ただの小屋でしたか。
なんでしょうね、このGoogle Mapsのマークは。
画像ですが、こちら↓の管理人メルアドまで画像添付で送っていただけますでしょうか?
真ん中部分はアットマークに置き換えてください。
(このアドレスは後ほど削除します)
もちろん、帰国されてお疲れとってから、じっくり選んで送っていただければ十分ありがたいですので、今のご旅行を優先されてくださいね。
とりあえず今小屋画像だけ送りました。
サイズを小さくしないと送信できなかったので、あまり鮮明では有りませんが。
届きましたか?
受け取らせていただきました。
バッチリ写っていますね。
今出先につき、今夜にでも記事に反映させていただきます。
ありがとうございました!
あとは帰国後落ち着いたら送らせていただきますね。
画像ありがとうございました。昨夜アップしましたが、最初の2枚がアングルが重なっていたので1枚は割愛させていただきました。
すぐ隣に鉄塔が立っていたり道路が舗装されていたりで、だいぶ変わってきているようですが、小屋そのものや周囲の山並みはそのままで、堪能いたしました。
この先もどうぞご旅行お気をつけて。
家に帰って疲れをいやして落ち着いたら画像を送るまでが遠足です 😀
みなさまへ、
このところGenkiさんから次々画像を送っていただき、順番にアップしているところです。
SVが使えない地域なので、最新ホヤホヤの現地の画像はとても貴重ですね。
ぜひご覧になってみてください。
アップした画像は、「genki」でページ内検索すれば簡単に見つけられます。
Genkiさん、どうもありがとうございます 🙂
居ながらシネマさん、こんばんは。
私の拙い旅行記リンクまで貼って頂きありがとうございます。
不躾なお願いで大変恐縮なのですが、マグニフィセントセブンを取り上げて頂けないでしょうか。
マックィーンファンの私としては、荒野の七人には及びませんがとても好きな作品です。
2017年に西部劇ロケ地巡りをした際に、ニューメキシコ州ゴーストランチには行ったのですが、メインロケ地のルイジアナ州には行けてなく、来春のアメリカ南部ドライブ旅の際には是非訪れたいと思っております。
非常に勝手なお願いだとは思いますが、もし可能でしたらで結構です、どうぞ宜しくお願い致します。
Genkiさん、コメントありがとうございます。
『マグニフィセント・セブン』って『荒野の七人』ではなくリメイクの方ですよね?
手元にはあるので、うまくロケ地がチェックできそうでしたら記事作りますね。
ただ現在リクエストをいただいているのが他に2つありまして、数ヶ月あとになる可能性もあります。ご了承ください。
『マグニフィセント・セブン』どこかで触れた記憶があったので自分のサイトを検索してみたら、ちょうど公開時にエントリーをアップした『草の上の月』でした。
ヴィンセント・ドノフリオについて「予告編見る限り他の6人合わせたより体積がありそう」とか失礼なことを書いてしまっていましたが、その後実際見たらあながち誇張でもなかったかも……(役柄はかっこ良かったです ^^)
ありがとうございます!
お時間の出来た時で結構ですので宜しくお願い致します!
はい、リメイクの方です。
荒野の七人はメキシコらしいので…
ところで最新でアップされたゴッドファーザーロケ地記事も素晴らしいですね!
丁度U-NEXTでゴッドファーザー製作裏側を描いた、ジ•オファーと言うドラマを観たところで、ロケ地訪問欲がムクムク湧いていたところでした。
2、3年内に是非とも行きたいと思っています。
(すいません、大脱走と関係無いコメントばかりで。)
ありがとうございました!
居ながら様、いつも楽しく読ませていただいております。
DVD鑑賞などしました折は、これは居ながら様の分析があるだろうかと、検索させていただき、あったあった(笑)と喜んだりしております。
超絶マックィーンファンの私としては、この大脱走こそが、キングオブクール!マックィーン発見の原点でもあります。今年もまたまた午前10時映画祭に登場です。地域を追いかけるようにして、観に参ります。このサイトからも大脱走ファンの熱烈さを感じられ、こんなに嬉しいことはありません。居ながら様にも取り上げていただきたいへんありがたく、嬉しく存じます。
たかマックィーンさん、コメントありがとうございます。
ちょっと意外でしたが、こちらのエントリーで今までコメントをいただいていなかったのですね。
午前十時の映画祭で上映とのことでサイトを見てみましたが、「た行」に『大脱走』と『タワーリング・インフェルノ』が並んでいるのが、良い感じです。
ぜひ大画面で堪能してください!
こんにちは。ちょうど本日この映画をしばらくぶりに観ました。まさにオールスターの映画かくあるべしという感がありますね。どうしてもオールスターですと、各スターの個性を生かすのが難しくなりますが、この映画はほんと巧みですね。ところでこの映画の一番のスターであるマックイーンの演じるヒルツでなく、バートレットとマックの逃走劇をラストに設定したのも、この辺りは映画を面白くするために、いろいろ監督ほかスタッフも鬼(?)になったということもあったのかもしれませんね。
余談ですが、この映画は、当時の西ドイツでのオールロケーション、スタジオもドイツというわけで、やはり1963年の映画(撮影は62年)というわけで、戦後20年弱というタイムスパンが、ドイツの地元にもこの映画の製作・撮影を可能とする変化が生じたということなのでしょう。ゲシュタポの捕虜虐殺シーンなど、ドイツ人からすると非常につらいシーンもあります。またたぶんですが、バイエルンの州政府などの行政も、この映画にはいろいろ便宜を図っているはず。
ところでIMDbのロケ地情報がだいぶ情報量が多くなっていまして、本日は1つちょっと追加を。すでにご確認済みであったら乞うご容赦。
https://www.imdb.com/title/tt0057115/locations/?ref_=tt_dt_loc
>乗った駅
列車移動を目論んだ脱走者たちが現れたところ。
“Neustadt”と駅名が標示されていますが、架空のものでしょう。
>Grosshesselohe Isartal station, Pullach, Bavaria, Germany
(Neustadt Railway Station)
とあります。英語版Wikipediaの
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Great_Escape_(film)#Filming
にも、
>The first scenes involving the railway were filmed on the Munich–Holzkirchen line at Großhesselohe station (“Neustadt” station in the movie) and near Deisenhofen.
とあり、Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Grosshesselohe_Isartal_station
にも、
>The station was used as a location in the 1963 war film The Great Escape.
とあります。
当然といえば当然ですが、やはりロケ地情報というのも、次第次第に充実していきますね。私もぬかりなくチェックをしていく所存です。
Bill McCrearyさん、コメントありがとうございます。
もはやIMDbのリストの更新は到底追いかけられないので、情報助かります。
いろいろ調べていて返信が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
ご指摘の駅ですが、自分の記事でとりあげた場所からちょっと西、別の路線の駅(先で合流)のようですね。
ただ、少なくとも本編の映像を確認する限り、駅舎的には記事でとりあげた場所の方に思えます。
ここはもう廃駅のようで、ドイツ語版Wikipediaに項目がありました。
Bahnhof Großhesselohe
https://de.wikipedia.org/wiki/Bahnhof_Gro%C3%9Fhesselohe
ここにも、大脱走の撮影に使われたと書かれてありますね(オイオイ……)。
画像としては例えばこちら↓の白黒写真
ttp://geschichtsforum-pullach.de/?page_id=578
(ジェームズ・ガーナーとドナルド・プレザンスが構内踏切を渡ってくるシーンの背景)
あと、いつのまにかこのあたりのGoogle Mapsが3Dになっていたので、ぐりぐり動かして、駅舎を確認できました。
PCならこれで再現できるかも↓
https://goo.gl/maps/cK2jaVSTKZxe2mC49
わざわざ別の場所で同じシーンを撮るとは思えませんので、おそらく撮影地としてはこちらっぽい感じがします。
もしかするとこのあたりがGroßhesseloheというところなので、いろいろ記述がごっちゃになってしまったのかもしれませんね……。もうちょっと調べて、記事の方に反映させていただきます。
(それにしても、グロースなんとかだらけで、目がちかちかしますね……)
ラストあたりのドラマの構成はおっしゃるとおりで、本当に巧みですよね。
大方が残念なことになったものの、幾人かは見事脱走に成功、最後に連れ戻されたマックイーンは、不敵な笑みを浮かべながら堂々と独房へ入っていくという、これで盛り上がらなくてどうするの的な演出だと思います。
このあときっと崖の上から海へ飛び込んで、見事脱獄に成功するんですよね 😀