ポランスキー監督の原点
鑑賞メモ
ロマン・ポランスキー監督の初期作がNHK BS2で続けて放映されたので、記録としてエントリー書いておきます。
2009/3/17 1:15am NHK BS2 衛星映画劇場にて録画鑑賞。
画質はまず良い方だと思います。
英題 A Knife in the WAter
ポランスキー監督がポーランドで撮った長編で出世作。
1963年のアカデミー賞外国語映画賞の候補にもなっています。
キャストは3人ぽっきり。
週末ヨットを楽しむリッチな夫婦と、途中ヒッチハイクで拾った青年が登場人物のすべてで、それ以外誰も出てきません。
この3人による心理描写がお話の中心です。
当サイトでは以前『赤い航路』を取り上げたことがありましたが(→ 『赤い航路』)、その源泉と言いますか、基本形をたどることが出来る作品かもしれません。
モノクロ作品ですが、見事なカメラの力もあって、まるで色彩がたっぷり乗っているかのような濃密な映像空間を味わえます。
若妻役と青年役のふたりは新人。
特に妻役の女優さんは途中雰囲気ががらりと変わったりして様々な魅力を見せています。
このあたり早くもポランスキーの本領発揮でしょうか。
ロケ地
IMDbでは
Gizycko, Poland
Mazury Lakes, Poland
湖
Mazury Lakes, Poland
むか~しこの映画を最初に観たとき湖の雰囲気がとても印象に残りました。
残念ながらこのあたりのWebマップの解像度は当初からあまり高くありません。
湖を特定することすらできませんが、大ざっぱな位置だけ記しておきます。
- Google Maps
コメント