『ゴースト ～天国からのささやき』　Ghost Whisperer　(2005 – )

作品メモ

『Dr.House』、『BONES』ときて、FOX系で放送中 ^[1]アメリカではCBSで放送のドラマをもう1本。

ジェニファー・ラヴ・ヒューイット Jennifer Love Hewitt 主演の『ゴースト ～天国からのささやき』です。

彼女が演じるのは、死者の霊を見て会話を交わすことができる霊能力者メリンダ。
基本的に1話完結で、毎回彼女の周辺に不思議な現象が起きてゴーストが現れるところから始まります。
彼らは皆この世になんらかの心残りや未練があり、それが解消されるまではあの世に旅立つことができません。
メリンダは彼らのメッセンジャー兼通訳となり、家族や友人たちのもとへ行き、真実を探っていきます。
最後にすべての問題が解決すると、ゴーストはこの世に別れを告げて光の彼方へ消えていき、メリンダは涙とともにそれを見送る……というのが毎回のパターンです。

ジェニファーといえばなんといっても『ラストサマー』。
いかにもアメリカ人の観客が劇場できゃーきゃー叫びそうなわかりやすいホラーでした。
『ゴースト』にもホラーの要素はありますが、ジャンルとしてはむしろ感動系や催涙系、ヒューマンドラマ系というべきで、ベクトルは正反対です。

死者と交流できる霊能力者が彼らのために一肌脱ぐというメインのアイデアは、某第六感映画に近いものがあるかもしれませんね。

ただ軸足はあくまで家族や友人、恋人たちの愛や想いにあり、見た後の余韻は、洋画で言えばやはりあのライチャス・ブラザーズの歌にあわせて恋人たちがいちゃいちゃしながらろくろを回す映画でしょうか。

個人的には『異人たちとの夏』や『いま、会いにゆきます』といった邦画の世界にも近いものを感じてしまいました。
ここらへんの感動のツボのようなものは洋の東西や文化の壁を越えているのかもしれません。　　

この作品でプロデューサーも兼ねているジェニファー。
CMごとに着替えるフリフリヒラヒラの露出度の高い衣装が気になりますが、それも気合いの表れと見て取れましょう。
ろくろこそ回しませんが夫ジムとのあつあつぶりも見逃せないポイントとなっていますです、はい。

ロケ地

メリンダのアンティークショップがある街並みは、ユニバーサル・スタジオ内のオープンセットです。
Live Search Mapsの概観図ならはっきり見ることができます。

• Google Maps　↓

• Live Search Maps（概観図）

この広場は、Courthouse Squareと呼ばれているそうです。

• Wikipedia英語 Courthouse Square

ここを撮影に使った映画はWikipediaの記事にもありますが、一番有名なのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズでしょうか。

資料

• IMDb
• FOX TV
• MOVIES.CO.JP