To tell you the truth of it, child…
you’re astounding.
目次
作品メモ
ひとつ前のエントリー『メイズ・ランナー2: 砂漠の迷宮』は3部作となる「メイズ・ランナー」シリーズの一本ですが、主要メンバー、ニュート役で3本すべてに出演していたのがトーマス・ブローディ・サングスター。
『ラブ・アクチュアリー』(2003)で思いを打ち明けようと奮闘したあの愛くるしい少年が、すっかり成長して……でもまるきり同じ顔で活躍していました。
子役のジンクスには陥らず順調にキャリアを積み上げていたのは何よりで、昨年(2020年)もこちらの作品で重要な役まわりを演じていました。
『クイーンズ・ギャンビット』はNetflixオリジナルのミニシリーズ。
昨年10月23日にリリースされるや、各映画サイトで高い評価を得て、2020年のNetflixを代表する大ヒット作となりました。
私もリリース時に全7話という短さもあって見始めてみましたが、あまりの面白さにあっという間に一気見して、結局もう一巡してしまったものです。
タイトルはチェスのオープニングのひとつで、つまりはチェスの世界のお話。
主人公は親を交通事故で亡くして施設に入れられた少女で、用務員からチェスの手ほどきを受け、みるみる上達し、やがてチェスの世界で勝ち上がっていくという、どストレートでシンプルな自己実現物語となっています。
何がどう良いのか実は説明に悩む作品なのですが……
- お話が…… ⇒ わかりやすい!
- 展開が…… ⇒ 軽快!
- 見終わったら気分が…… ⇒ 爽快!
- ヒロインがどんどん強くなっていくから…… ⇒ 痛快!
- ヒロインがどんどん大人に&きれいになっていくから…… ⇒ ワクトキ!
- チェスが全然わからなくても…… ⇒ 問題無し!
- アルコール、薬物の依存症や親子の問題など扱われるけど…… ⇒ しつこくない!
- 孤独になったりピンチになったりしても…… ⇒ 寄り添ってくれる相手が必ず登場するから大丈夫!
逆に言えば、人生の深淵をのぞかせるような凄みのあるドラマではありません。その代わり、見終わってどよよんと落ち込むことも悩みが深くなることもなかったりします。
スマホやタブレットで手軽に楽しめるネット配信のミニシリーズなら、このぐらいのバランスが案外いい感じなのかもしれませんね。
それがダメということは全然なくて、特に昨年来新型コロナによる閉塞感につい下を向いてしまいがちな中、再び元気に前を向かせてくれるこういったドラマはやはり大事かも。
最終エピソードでヒロインが素敵な微笑を浮かべるとき、彼女の至福の喜びが画面のこちら側にもあふれるように伝わってきて、主人公が幸福になれば見ているこちらも幸福になるという、ごく当たり前のことを再確認できるドラマとなっています。
原作
原作は、ウォルター・テヴィスの同題小説(1983年)。翻訳本は出ていません。
本編リリース時に、Kindleで200円少々というキャンペーン価格で販売されていたので、つい買って読んでしまいました。
斜め読みですが、自分程度の英語力でもすらすら読める平易な英文で、大まかなところはつかめた……はず。
ドラマとの大きな違いは、駒の動きが棋譜のように細かく書かれていることで、ドラマ化の際にそのあたりをばっさり省略したのは大正解。
逆にドラマ同様、依存症の問題も深くは掘り下げられず、実母や養母についても「どうしてそうなったの?」「旦那はどうしちゃったの?」といった事について具体的には語られません。
試合の描写を除けば総じてドラマよりさらにあっさりしている雰囲気で、ドラマ化の際に脚色家が頑張ってうまく肉付けしている印象があります。
詳しくは書きませんが、「これは良いかも!」と盛り上がった場面の多くが、ドラマ独自のアレンジだったりしました。
映画関連では『ハスラー』や『地球に落ちてきた男』の原作者ですが、そういえば早川書房から出ていたSFものの長編や短編集も、コテコテSFというよりはさらりと読める類いだったような記憶があります。もともとそういった作風で、だから映画化に向いているのかもしれません。
なお原作の冒頭で書かれていますが、この物語では、ロバート(ボビー)・フィッシャーやボリス・スパスキーといった出てきて当然の名人は登場しないことになっています。[1]会話の中でスパスキーが一度言及されているだけ。フィクションに振り切っているのも、きっと成功の秘訣なのでしょうね。
登場人物
主人公と家族
- ベス(エリザベス)・ハーモン Beth Harmon/アニャ・テイラー=ジョイ Anya Taylor-Joy
- 物語の主人公。9歳[2] … Continue readingの時母親の運転で交通事故に遭い、奇跡的に助かるものの母親を亡くして施設に入る。用務員のシャイベルさんからチェスを習い、みるみる頭角を現していく。1948年11月2日生まれ[3]施設の書類から。
アニャ・テイラー=ジョイは、これまでのエントリーで言えば『ミニチュア作家』のヒロイン。目がぱっちりした女優さんですが、このドラマでもその目力を試合の場面で遺憾なく発揮。
なおE1で幼年期を演じていたのはアイラ・ジョンソン(Isla Johnston)、回想シーンで時折登場する5歳の時はAnnabeth Kelly。 - アリス・ハーモン Alice Harmon/Chloe Pirrie
- 交通事故で亡くなったベスの母親。原作に比べて、事故の時の様子などキャラが描き込まれています。
- ベスの父親 Beth’s father/Sergio Di Zio
- 実の父。回想場面で登場。
- アルマ・ウィートリー Alma Wheatley/Marielle Heller
- ベスの養母。夫婦仲はよろしくなくて、どうもお酒に依存している様子。
- オルストン・ウィートリー Allston Wheatley/Patrick Kennedy
- ベスの養父。どうも妻やベスに対してぎこちなく、必要以上に家を留守にしがち。
施設の人々
- シャイベルさん Mr. Shaibel/ビル・キャンプ Bill Camp
- 施設の用務員。地下の控え室にいて、ベスにチェスを教える。なんとなく『ニュー・シネマ・パラダイス』のアルフレードを連想した人も多そう 🙂
- ジョリーン Jolene/Moses Ingram
- 施設での友人。「背の高い黒人」は原作通りの設定。
- ヘレン・ディアドーフ Helen Deardorff/Christiane Seidel
- 施設の院長(で良いのでしょうか?)。
- ロンズデール先生 Miss Lonsdale/Rebecca Root
- ファーガソン先生 Mr. Fergusson/Akemnji Ndifornyen
- 施設の教師。
チェスの世界の人々
- ハリー・ベルティック Harry Beltik/ハリー・メリング Harry Melling
- ケンタッキー州大会で対戦した州チャンピオン。その後もベスといろいろ縁があります。
- タウンズ Townes/ジェイコブ・フォーチュン=ロイド Jacob Fortune-Lloyd
- ケンタッキー州大会で知り合った大学生。大学のチームではトップで、後に記者となる。親しみやすいキャラで、ベスは思いを寄せるが……。
- ベニー・ワッツ Benny Watts/トーマス・ブローディ・サングスター Thomas Brodie-Sangster
- ベスの好敵手となるニューヨーク在住のプレイヤー。
口ひげをたくわえて大人っぽくなってはいますが、どうしても『ラブ・アクチュアリー』を思い出してしまいます 🙂
他に『ゲーム・オブ・スローンズ』も印象に残りますが、ちょっとメモしておきたいのは”Orbit Ever After”(2013)という短編SF映画(IMDb)。少々ネタばれとなりますが、ブラッドベリの短編[4]「万華鏡」、あるいは日本のSF漫画[5]石ノ森章太郎『サイボーグ009』第6巻「地底帝国ヨミ編」を連想するような内容となっています。
YouTubeならこちら↓
Sci-Fi Short Film “Orbit Ever After” | DUST Exclusive - マット Matt/Matthew Dennis Lewis
- マイク Mike/Russell Dennis Lewis
- 双子の兄弟。ケンタッキー州大会の受付として初登場(当時は大学生)。以後ベスの行く先々で姿を見せるなごみキャラ。
原作では出てきません。演じているのも双子。 - アネット・パッカー Annette Packer/Eloise Webb
- ケンタッキー州大会で最初に対戦した女性。強くはないが珍しい女性プレーヤーとして印象に残ります。後ほどちらりと再登場してくれるのが嬉しいところ。
- ワシリイ・ボルゴフ Vasily Borgov/Marcin Dorociński
- ソ連の世界チャンピオン。
- ボルゴル夫人/Janina Elkin
- ボルゴフの妻。通訳も担当。
エピソード&ロケ地
IMDbの総合ページでは、
IMDbのこのリストは、本編リリース後猛烈な勢いで更新されていますので、この後も変わっていく可能性があります。
Wikipediaでは
Principal photography began in August 2019 in Cambridge, Ontario. Filming also took place in Berlin, including the Kino International, the Berlin Zoo, Humana and the Friedrichstadt-Palast.
例によって、これらのリストとウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。
ここ数年はできるだけIMDbとWikipediaのリストだけでトライするという方針でやってきましたが、今回いくつか気になるところが残ってしまいましたので、後で他サイトも参考にして更新することがあるかもしれません。
人気ドラマならたいてい撮影場所が根こそぎ解明されてしまうので、つまらないといえばつまらないのですが、そういう自分も同じことをしているという 😇
E1 「オープニング」 Openings
IMDbのリストは以下の通り。
Berlin, Germany
Toronto, Ontario, Canada
Schloss Schulzendorf, Dorfstrasse 15C, Schulzendorf, Germany (Methuen Home Orphanage)
Toronto, Ontario
Little Rouge Creek Bridge, Meadowvale Road, Toronto, Ontario, Canada (car accident)
事故現場
Little Rouge Creek Bridge, Meadowvale Road, Toronto, Ontario, Canada (car accident)
おそらくこちら↓
- Google Maps(SV)
- 43.830394,-79.180525
施設
Schloss Schulzendorf, Dorfstrasse 15C, Schulzendorf, Germany (Methuen Home Orphanage)
- 52.359715,13.573275
E2 「エクスチェンジ」 Exchanges
IMDbのリストは以下の通り。
Berlin, Germany
Toronto, Ontario, Canada
Schloss Schulzendorf, Dorfstrasse 15C, Schulzendorf, Germany (Methuen Home Orphanage)
Western Technical-Commercial School, Evelyn Crescent, Toronto, Ontario, Canada (Fairfield High School)
15 Brant Road South, Cambridge, Ontario, Canada (Wheatley house)
45 Front Street East, Toronto, Ontario, Canada (Ben Snyder store)
202 King Street East, Hamilton, Ontario, Canada (Bradley’s pharmacy)
Max-Taut-Schule, Fischerstrasse 36, Berlin, Germany (Henry Clay High School – exterior)
Humana Secondhand & Vintage Kaufhaus, Frankfurter Tor 3, Berlin, Germany (Ben Snyder’s clothing store – interior)
ウィートリー宅
15 Brant Road South, Cambridge, Ontario, Canada (Wheatley house)
個人宅でしょうから、マップは略。
BEN SNYDER
0:18
レキシントン市に実在したデパートのようです。
横断した道路を含む外観の撮影はトロント。
45 Front Street East, Toronto, Ontario, Canada (Ben Snyder store)
- Google Maps(SV)
- 43.648879,-79.372672
だいぶVFXをトッピングしていますが、一応素材は確認できます。
店内はベルリンへワープして、こちら↓
Humana Secondhand & Vintage Kaufhaus, Frankfurter Tor 3, Berlin, Germany (Ben Snyder’s clothing store – interior)
いかにも旧東ベルリン地区的な雰囲気ですね。
高校
0:14
Western Technical-Commercial School, Evelyn Crescent, Toronto, Ontario, Canada (Fairfield High School)
- Google Maps
- 43.656343,-79.475277
入口は南西側。
ドラッグストア
0:23
202 King Street East, Hamilton, Ontario, Canada (Bradley’s pharmacy)
- Google Maps(SV) ……店
- Google Maps(SV) ……その前に歩いてくる道
E5でも再登場(0:21)。
ありがちですが、実は店主はすべてお見通しだったという流れは良い感じ♪
ケンタッキー州大会
0:32
1963年、ヘンリー・クレイ高校(HENRY CLAY HIGH SCHOOL)という設定。
Max-Taut-Schule, Fischerstrasse 36, Berlin, Germany (Henry Clay High School – exterior)
- Google Maps(SV)
- 52.501215,13.487271
E3 「ダブルポーン」 Doubled Pawns
IMDbのリストは以下の通り。
Berlin, Germany
Toronto, Ontario, Canada
Toronto, Ontario
ホテル
冒頭ふたりがやって来たロビー。
設定ではシンシナティのギブソンホテル Gibson Hotelで、かつて実在していたホテル。
撮影場所は不明。
ラスベガス大会
0:23
1966年。
設定ではMariposa Hotel。
ラスベガスの空撮はフルCGの産物。
ホテル外観(背景はVFX[6]このあたりはまずまずですが、後の方のメキシコシティのバルコニーからの眺めやモスクワの外観などは、CGバレバレのゆるい仕上がりですね。)や内部の吹き抜けロビーは、ベルリンのイベント会場であるこちら↓
Messe Berlin(メッセ・ベルリン)W
Palais am FunkturmW
https://www.messe-berlin.de/en/Organizers/OurLocations/BerlinExpoCenterCity/EventLocations/PalaisAmFunkturm.html
- Google Maps
- Google Maps(SV)
- 52.505654,13.274669
これまでのエントリーでは、外観が『ボーン・スプレマシー』でナポリの税関として登場。
1956/57年に建設ということで、意匠がちょっと昭和風?ですが、それがまたドラマの時代設定にぴったりですね。
ここでタウンズと再会したベス。とても楽しそう♪
ワンカットの撮影もお見事でした。
なおもう少しじっくり中を見たいという場合は、上記オフィシャルサイトにPDFの平面図がありそれで構成を把握できるほか、こういった↓動画もわかりやすいです。
E4 「ミドルゲーム」 Middle Game
IMDbのリストは以下の通り。
Berlin, Germany
Toronto, Ontario, Canada
Toronto, Ontario
メキシコシティ
1966年。
エスタブリッシングショット↓
これまでのエントリーでは、『SENSE8』のS1E2。
まあメキシコへはロケには行っていない感じですね。
ホテル
0:12
Wikipediaに書かれたこちら↓ 場所はメキシコではなくベルリン。
Friedrichstadt-PalastW
Friedrichstraße 107, 10117 Berlin
https://www.palast.berlin/
- Google Maps(SV)
- 52.523791,13.387792
動物園
0:16
Wikipediaに書かれたこちら↓
Berlin Zoo
E5 「フォーク」 Fork
IMDbのリストは以下の通り。
Berlin, Germany
Toronto, Ontario, Canada
Toronto, Ontario
Aurora, Ontario, Canada (location) (school)
St. Andrew’s College, 15800 Yonge Street, Aurora, Ontario, Canada (Ohio US Championship – outdoor campus)
Evangelische Hochschule Berlin, Teltower Damm 118-122, 14167 Berlin, Germany (Ohio US Championship – indoors)
オハイオ米国選手権
会場の外はIMDbのリストのこちら↓
St. Andrew’s College, 15800 Yonge Street, Aurora, Ontario, Canada (Ohio US Championship – outdoor campus)
0:32頃建物の出口のあたりでベニーが取材を受けていたところ。
- Google Maps(SV)
- 44.0114665,-79.4773904
会場内部は↓
Evangelische Hochschule Berlin, Teltower Damm 118-122, 14167 Berlin, Germany (Ohio US Championship – indoors)
♪
♪ペギー・リー「フィーバー (Fever)」
E6 「中断」 Adjoumment
IMDbのリストは以下の通り。
Berlin, Germany
Toronto, Ontario, Canada
Toronto, Ontario
St Joseph Street, Toronto, Ontario, Canada (Benny’s NYC apartment)
吊り橋
0:01
ベニーの車でNYへ向かう途中通る橋。
おそらくE1の事故現場と同じ川で、少し上流へ行ったこちら↓ カメラ南向き。
- Google Maps(SV)
- 43.8277059,-79.1998196
ベニーの住まい
ニューヨークという設定ですが、撮影はカナダのトロント。
St Joseph Street, Toronto, Ontario, Canada (Benny’s NYC apartment)
Saks Fifth Avenue
0:08
チェス漬けの合間にウィンドウ・ショッピングで一息つくところ。
気になるので調査中。
パリ
0:19
国際試合。
パリという設定ですが、撮影はベルリンのこちら↓ですね。
- Google Maps(SV)
- Bing Maps(概観図)・東向き
- 52.522086,13.393973
ドラマでもしこんな風にテレビ塔が写っていたら、すぐにベルリンだとばれてしまうところ。
会場内部、彫刻が並んだ通路をベスが歩いていくのは、同博物館のこちら↓
中央に展示された像を見るのは、その先のこちらの部屋↓ですが、SVでは像は見受けられません……
ギャルソンにサインを求められたカフェも同館内↓
試合会場となるカフェ風の部屋は不明。調査中。
♪
Shocking Blue – Venus (1968)
E7 「エンドゲーム」 End Game
IMDbのリストは記載がありません。
モスクワ
0:37
運転手(現地駐在員?)が 後部座席の彼女を見て付き添いの男に「アン・マーグレットみたいだ」といっていますが[8]日本語字幕では「女優みたいだ」、確かにそれっぽいですね 😊
<モスクワ 1968年>とテロップが出るのは、赤の広場。
モスクワのホテル(外観)
«ДВОРЕЦ МОСКВА»(ドヴァレツ・マスクヴァ=パレス・モスクワ)とあります。架空の名称。
撮影はおそらくベルリンのどこかだと思いますが、調査中。
試合会場
試合が行われるホールも、不明。気になるので調査中。
市民にサインを求められる出口も不明。
対戦相手では、元世界チャンピオンという設定のルチェンコ Luchenko が印象的。
演じたMarcus Loges(マルクス・ロゲス?)は、IMDbを見るとこのドラマのプロデューサーの1人でもあるようです。出演作はこれ一本。
ホテルの廊下
0:37
公園と街頭チェス
ラスト。
モスクワ市民が街頭チェスをしているところ。
お年寄りが集まってマイペースで楽しんでいる様子で、『ボビー・フィッシャーを探して』の賭けが飛び交う公園チェスとはだいぶ雰囲気が違っていますね 😅
『完全なるチェックメイト』のように、アメリカ人がソ連の世界チャンピオンを破ったと言うことで、米国を挙げて大騒ぎとなっているようですが、そんなの関係なしにモスクワのお爺ちゃんたちと交流するというのがほっこりさせてくれます。
白いコートも可愛らしいですね。
場所ですが、このシリーズ、撮影はほぼベルリンかトロント。
ラストはベルリンと思われますので、大通りを中心にチェックしました。
最初に車を停めたのは、カール・マルクス大通り(Karl-Marx-Allee)と並行するWeidenwegという通り。
- Google Maps(SV) ……降りたところ
- 52.517895,13.444133
その後公園を横切ってカール・マルクス大通りに出ます。
公園は、マップでは„Rosengarten an der Karl-Marx-Allee“。
こちら↓を通り抜けて……
カール・マルクス大通りに出て左折(画像はその背景)↓
その先、お年寄りたちが街頭チェスを楽しんでいたのは、公園と言うよりはカール・マルクス大通りの広い沿道部分。
- Google Maps(SV)
- 52.517069,13.445403
ここから東へ600mほど進むと、E2で買い物をしたお店(内部)。
また西へ500mほど進んだ通りの向かい側に、『善き人のためのソナタ』のラストの書店があります。
最後のロシア語は«Сыграем»(シグラエム)でしょうか?
文句の付けようがない素晴らしいラストシーン。
ふとシャイベルさんもそこにいるような気がしました。
ロケ地マップ
ベルリンを舞台にした(あるいは撮影した)映画のロケ地マップ
資料
更新履歴
- 2021/01/13 新規アップ
References
↑1 | 会話の中でスパスキーが一度言及されているだけ。 |
---|---|
↑2 | E1でシャイベルさんが年齢を訊いたとき「9歳。もうすぐ11月で10歳」と答えますが、E3で記者のインタビューでは「8歳の時」と言っています。ウィートリー夫妻に迎えられたとき1歳サバ読んでいるので、そのため? ちなみに1歳サバ読むのは原作にはなくドラマオリジナル。原作ではシャイベルさんに訊かれたとき、「8歳」と答えています。E3の単独記者インタビューもドラマオリジナル。 |
↑3 | 施設の書類から |
↑4 | 「万華鏡」 |
↑5 | 石ノ森章太郎『サイボーグ009』第6巻「地底帝国ヨミ編」 |
↑6 | このあたりはまずまずですが、後の方のメキシコシティのバルコニーからの眺めやモスクワの外観などは、CGバレバレのゆるい仕上がりですね。 |
↑7 | E1の冒頭 |
↑8 | 日本語字幕では「女優みたいだ」 |
コメント