目次
作品メモ
2つ前のエントリー『トゥモロー・ワールド』から、長回しSFつながり。
長回しのSFときたらタルコフスキー監督でしょう……と書きたいところなのですが、『惑星ソラリス』では『ストーカー』や『サクリファイス』ほどの長回しは少ないような。
でもカットのリズムは明らかに欧米の娯楽SF映画とは異なり、美しく詩情豊かな映像がゆったりとしたテンポで綴られていきます。あたかもひとつの長回しの世界にどっぷりつかっているかのよう……。
これはもう老成の域?と思わせるような雰囲気ですが、撮影時はまだ30代後半のはず。
同じ金字塔的SF映画『2001年宇宙の旅』(1968)もキューブリック監督30代最後の作品ですので、才能と野心あふれる映画人が大きな仕事をなしとげる人生のタイミングというものがあるのかもしれません。
原作はポーランドのスタニスワフ・レムによる傑作『ソラリスの陽のもとに』。
最初に文庫で出たときはこんなふうに映画のスチルを使っていました(現在のカバーは別のはず)。
今は自炊してタブレットの中に収まっていますが、サムネイルでこの表紙画像を見ると、原作小説より映画の方の思い出があれこれ甦ってきます。
レムは映画の出来に満足していなかったと聞きますが、小説と映画、それぞれ優れた作品として、後世まで残ることでしょう。
ソダーバーグ監督の『ソラリス』はリメイク。原作の再映画化というよりは、タルコフスキー版をソダーバーグ流に再構成した、そんな気もします。
原作小説も2つの映画も、邦題は様々ですが英題では”Solaris”でみな同じ。
ロシア語表記の”Солярис”は「さりゃーりす」とか発音するとそれっぽく聞えるはず。
スタッフ&キャスト
監督アンドレイ・タルコフスキー(Андрей Тарковский)、撮影ワジーム・ユーソフ(Вадим Юсов『ローラーとバイオリン』、『僕の村は戦場だった』、『アンドレイ・ルブリョフ』)、音楽エドゥアルド・アルテミエフ(Эдуард Артемьев)。
出演は……
ソラリスのステーションに向かったクリス・ケルビン(Крис Кельвин)にドナタス・バニオニス(Донатас Банионис)。
その妻ハリー(Хари)に、 セルゲイ・ボンダルチュク監督の娘ナタリア・ボンダルチュク(Наталья Бондарчук)。
ステーション滞在の科学者サルトリウス(Сарториус)にアナトリイ・ソロニチン(Анатолий Солоницын)。
スナウト(Снаут)にユーリー・ヤルヴェト(Юри Ярвет)。
見るには
手元にあるのは米クライテリオン製DVD。
さすがの高画質に加えて特典ディスクも充実していて、所有するならこれで十分。
今ならBlu-rayも出ていますので、そちらの方がさらに画質が良いものと思われます。
以前小さいケースで出ていた日本盤を買ったことがありましたが、ひどい画質でがっかりの巻でした。
気軽にご覧になりたいのでしたら、YouTubeのモスフィルムのチャンネルで由緒正しくアップされていますので、そちらを利用するという手もあります(字幕は英語)。
この他、主だったモスフィルムの作品はこちらのエントリーにリンク集を作ってありますので、どうぞご利用ください。
ソ連製SF映画だけでもかなり漏れがあるので、いつかこのリンク集は更新しようと思っています。
※2013/12/1追記
日本でも今年(2013年)4月にHDリマスター盤が出ていたようです。
日本での上映
日本での封切りは東京の岩波ホールでの単館上映だと思いますが、その前に日本SF大会で見ることができました。
ググってもヒットしませんでしたが、一緒に行った友人とラストについてあれこれ話した記憶があるので間違いはないかと思います(間違えていたらどーしよ~)。
SF大会は珍しい映画を上映することがあり、それが目当てで何回か足を運んだことがありました。
他に覚えているのはピーター・ウィアー監督の『ザ・ラスト・ウェーブ』。
こちらは劇場公開は結局されずかなり後でDVDスルーとなりました。
『惑星ソラリス』の方は確か公開は決まっていて、その前の特別上映という扱いだったような? ……ここらへんは記憶があいまいです。
2部構成になっていますが、SF大会の上映では続けて上映されたような覚えがあります。
後で岩波ホールへ見にいった時はちゃんと休憩が入っていて、無事トイレに行くことができました。
音楽
バッハのあのメロディとは切っても切れない映画。
J・S・バッハのオルガン小曲集第41「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる(Ich ruf zu Dir, Herr Jesu Christ.)」(BWV639)
昔からサントラがいろいろ出ていて、正規盤なんだかよくわからなかったり、入手できたりできなかったりでなかなか悩ましかったですが、とりあえず東映音楽出版社盤は、現在iTunes Storeで扱われていますので、気軽に購入することができます。
『惑星ソラリス』はVol.3。
この曲が使われていない予告編。
ちゃっちそうなB級SFスリラー映画風になっています。音楽や編集がいかに大事かわかりますね~
(※2014/03/20 埋め込み再生ができなくなっていたので、単なるリンクに変更。クリックするとYouTubeの当該ページが開きます)
ブリューゲル
ロケ地
IMDbでは、
Akasaka, Minato, Japan (Berton’s car scenes)
Iikura, Tokyo, Japan (Berton’s car scenes)
Mosfilm Studios, Moscow, Russia (studio)
Osaka, Japan (City scenes)
ステーションはモスフィルムのスタジオ。
……となるとロケ地的興味は、やはり東京が登場する場面でしょうか。
こんな立派な映画でもロケ地を探してしまう悲しい性を許してください。
※16/1/22追記
IMDbを見たら、リストが2箇所増えていました。
Yalta, Crimea, Ukraine (Exterior Sets)
Zvenigorod, Russia
ということでやはりZvenigorod(Звенигород)がロケ地であったようです。
クリスの実家
ナタリア・ボンダルチュクは特典盤のインタビューで、こう語っています。
We shot it in Zvenigorod, not far from Moscow.
おそらくこの地と思われますが、具体的な場所はわかりません。
※16/1/22追記
IMDbのリストにもこの地名が追加されていました。
なのでもう一度チャレンジしてみましたが、地形、道路、橋などから見るとこちらがいちばん可能性を感じられました。
家と池は橋の西側にあったはず。
実際道路のそばに池も確認できます。
ただし橋の形が映画とは違いますし、池も道路に近すぎます。
引き続き調査中。
未来の高速
0:33頃から。
この映画のある種の目玉?
SF大会で上映されたときも、ざわめきが起こったような記憶が有ります。
以下SVを利用しつつ細かくカットを見ていきますが、自分で走って撮っちゃった方が早かったかも 😉
高速1
1分20秒近く続く長いワンカット。
首都高速4号新宿線、赤坂トンネル付近に始まって、ニューオータニや赤坂東急(当時)のあたりで終わり。
ショットの始まり↓
トンネル出口↓
ショットの最後↓
この場所がちょうど一連のシーンの最後に登場する立体交差点。
高速2(車内・顔正面)
背景の場所、今いち不明。
高速3
再びトンネルに入る瞬間から始まるショット。
これは「高速1」からの流れで、千代田トンネル。
トンネル内の分岐点↓
その先でこのショットは終わり。
高速4(車内・後頭部)
フロントガラス越しの景色。
ゆっくり右カーブを描いた後、下っていきトンネルに向かうところ。
上記からぴょんとワープして、首都高都心環状線、一ノ橋ジャンクションの北側。
首都高速2号目黒線と合流後、飯倉ランプの南側で右に少しカーブするところ。上下の下の部分で北向き。
途中で子供が身を乗り出すのは、飯倉トンネルに入ったあたり。
高速5
上記「高速4」からさらに戻る感じで、 一ノ橋ジャンクション、都心環状線が首都高2号目黒線と合流するところから始まります。
正面左に見える上下の高架が目黒線。
途中の「飯倉 出口200m」の標示↓
この標示のあと、「高速4」と同じコースとなります。
流れているクルマは違うので、フィルムの使い回しではなく環状線をぐるぐる走って何回か撮ったのでしょうか??
飯倉トンネル入口↓
このショットの最後はこのあたり。
高速6(車内・横顔)
これはさすがに場所はわかりません。
高速7
左カーブのトンネルと半地下の連続。
これは「高速1」の逆、赤坂トンネルを逆に進んでいます。
最初はこのあたり。
途中の半地下と陸橋。
反対側の出口付近(=高速の場面が始まるところ)で終わり。
高速8
空を見上げた短いショット。 さすがに判別できません。
高速9
トンネル内左カーブ。 場所いまいち不明。
高速10
短いショット。
これは無理。
高速11・立体交差俯瞰(夕景)
赤坂見附交差点。
赤プリがある側から撮っています。
このカット、実際の景色とは微妙に異なります。
まず右端5分の1ほどが合成で、中央やや左にあるビル(マツダの広告があるところ)を左右反転して重ねています。
つまりマツダが門柱のように左右2本建っている構図。
また、左端6分の1ほども合成。素材は不明。
合成はかなりルーズで、左右から走ってくるクルマが次々幻のようにふわっと消えていきます。
カメラ位置ですが、「高速1」の最後で真正面に見える建物から撮ったものと思われます。これはもうありません。
現在似たようなアングルの絵を撮ろうと思ったら、全国都道府県会館ビルの南西の角部屋あたりに行けば良さそうな気がします。
高速12
ほとんど日が暮れた左カーブの高速。
同じ赤坂の交差点ですが、246(青山通り)で渋谷方面に向かって左に曲がる高架部分。
正面が上記マツダの広告があるビル。
高速13・立体交差俯瞰(夜景)
場所は夕景と同じ。
合成があるかどうかは不明。
ステーション
生活感たっぷりのステーション。
確か公開当時モスフィルムのスタジオにど~んと作られたものだと言われていました。
上空からオープンセットも確認できて、楽しいです。
資料
更新履歴
- 2016/01/22 「クリスの実家」追記
- 2014/03/20 「音楽」のYouTube動画を埋め込みからリンクへ変更
- 2013/12/01 ソフト情報追記
コメント
音楽について
この原作「ソラリスの陽のもとに」は40年前に日本で曲になっています
作家であり、その後ミュージシャンとしてもデビューした難波弘之氏のデビューアルバム「センスオブワンダー」に収録の「ソラリスの陽のもとに」
作曲三枝成章氏、編曲難波弘之氏
このアルバムのジャケットイラスト、なんと手塚治虫氏が担当しました
世四郎さん、こちらでもコメントありがとうございます。
難波さんのアルバム懐かしいですね。同じ頃冨田勲さんの「宇宙幻想」もバッハのテーマ曲を収録してましたが、まあそういう時代だったのですね。
三枝さんと難波さんでは、「ラジエーション・ミサ」とか良かったです。
ケルヴィンの家はここにありました。
樹々は伐られて、沼は埋め立てられているようです。
https://goo.gl/maps/Z5PuMJpugSt4qsur8
菊千代さん、お久しぶりです、コメントありがとうございました
SV拝見しました。
少し気になったのですが、映画でラストの俯瞰、右下ギリギリに写っていた橋に比べて、こちらの橋は長すぎるように見えます。
https://www.youtube.com/watch?v=xXa6XpaxBS0
1:23:00
俯瞰では、橋脚2つぐらいで対岸に着くような短い橋のようです。
この道は現在ハイウェイのようですので、当時が一般道だったのであれば、道路整備や架け替えで様子が違っていても当然ですが、
こちら↓は1957年のこの橋のようですが、この時点で結構立派なたたずまいです。
https://pastvu.com/p/1040696
https://pastvu.com/p/1039712
映画の前半、橋が横から見えますが、やはり1957年の画像と印象がちがっています。
https://www.youtube.com/watch?v=6-4KydP92ss
6:46
7:17
9:24
26:36
ですのでせっかくの情報なので大変申し訳ありませんが、今のところは保留ということにさせていただけませんでしょうか?
橋の形は不明ですが、映画の撮影時はかなり新しい橋のようです。
その下をくぐる小道があるのですが、現在は無くなったようですね。
ハイウェイもかなり走っており、オフィスや建物が増えています。
こちらに2005年のGoogle Mapの画像を貼っておきました。
いかがでしょう?
https://twitter.com/kikuchiyo_0518/status/1557446288136085504
>日本での封切りは東京の岩波ホールでの単館上映だと思いますが、その前に日本SF大会で見ることができました。
ググってもヒットしませんでしたが、一緒に行った友人とラストについてあれこれ話した記憶があるので間違いはないかと思います(間違えていたらどーしよ~)。
>『惑星ソラリス』の方は確か公開は決まっていて、その前の特別上映という扱いだったような? ……ここらへんは記憶があいまいです。
2部構成になっていますが、SF大会の上映では続けて上映されたような覚えがあります。
すみません、ややあいまいな情報ですが、参考までに。
http://www.sf-fantasy.com/magazine/diary/?p=934
>大昔の話ですが、あるSF大会で本邦初上映の映画が上映されました。字幕が
まだ完成してなかった記憶があるのですが(私の目が悪かっただけかも)、
2時間45分映像だけで衝撃を受けました。ロシアの映画監督アンドレイ・タル
コフスキーの「惑星ソラリス」です。
https://bookreviewonline.net/sonota/DC5/k_visual.htm
> 紹介いただいた角川書店、東宝の担当者と打ち合わせを重ねた結果、ラッシュ完成が7月中旬、そのままSF大会で公開3ヶ月前完全プレビュー(全編上映)を行うことになった。 公開が決まっている商用アニメのプレミアができた点は画期的で、もちろん大会史上前例がない。 映画としても『惑星ソラリス』(もっとも、こちらは日本公開がされていなかったため)以来ではないか。
仰せの上映かどうかは確認できませんが、ともかくそのような上映があったのは確かなようです。
菊千代さん、またまたコメントありがとうございます。
実はこの場所、Zvenigorod(Звенигород)がロケ地だと知った時、片端から橋をマークしてチェックしたのですが、そのうちのひとつで、かなり早めに候補からはずしてしまっていました。
なので個人的なバイアスがかかっているのかもしれませんが、となりの旧道に架かっていたものだとしても、どうも川幅といいますか橋の規模が、映画のラストより大きく思えてしまうんですよね……
それで自分が「クリスの実家」でSVを置いた場所をpastvu.comで見たところ、2019年にソラリスのラストシーンのキャプチャー画像が貼り付けられていました。
https://pastvu.com/p/1021833
Google Mapsなら「クリスの実家」で示したこちら↓
https://goo.gl/maps/nEtdUssBLizfsAZv6
55.7247185,36.81602268
ところが、ここで正解かと思いきや、そのコメント欄を見ると、ツッコミが入っていて、実際はこちら↓だと
https://pastvu.com/p/145144
位置としてはほぼ同じ、現在の道路のすぐ東側の脇です。
https://goo.gl/maps/AvqgqcFb38ccZtYEA
55.7242639,36.8162093
バスが通過しているこの画像の撮影は1981年とのことですので、映画撮影の約10年後ですね。
橋がだいぶ痛んでいますが、手すりの形やちらりと見える橋脚は映画と同じに見えますし、何より橋の長さや規模がラストシーンとフィットします。
問題はこの画像が本当にこのマップの位置なのかですが、遠景の見え方が、自分がSVを置いた場所(から北向きに見たアングル)に近いように見えます。
https://goo.gl/maps/HoGkScHLycFDyYzs8
ですので、今のところ私の感触では、こちらの橋なのでは?と思いたくなるのですが、いかがでしょう?
Bill McCrearyさん、コメントありがとうございます。
おおっ、これは記憶力に自信をなくしつつある自分にとって、朗報です。
日本公開は先日閉館した岩波ホールで1977年。Wikipediaの「日本Sf大会」の記載と照合すると、1976年の東京大会のはず。
参加者700名の中に、自分と友人がいたことになりますね 🙂
銀色に輝く立派な橋がかかっているので、大きな河と道路だったのでしょう。
河の流れや水量は変わりますし、中洲があった可能性もありますね。
映画を観るとクリスの家と湖の周りの森は残ってますが、道路の辺りは牧草地みたいな明るさがあります。
2005年のGoogle空撮画像を見ると草地の中に湖の跡らしき色が違う丸い部分があったのですが、只今その画像データを探し中です。
https://twitter.com/kikuchiyo_0518/status/1557794274850537472
https://sergey-v-fomin.livejournal.com/137150.html
ロシア語ですがここに答えがすべて書かれていました。
そこで、先に書いたように、『ソラリス』の地上波のエピソードを撮影する場所は、モスクワから63キロ離れたズヴェニゴロド〜ルザの旧道、修道院のすぐ裏手、ストロジカにかかる橋のまさに入り口、サヴヴィンスカヤ・スロボダの右手に決定した。
橋の大きさに違和感があったのですが、撮影のために銀色のトタンで蔽ったようです。
“8月23日 ズヴェニゴロドでのロケ。
撮影隊の拠点であるズヴェニゴロド修道院に到着。[…]
…タルコフスキー本人も住むところがないそうです。そして、約1年前から建設中のケルビンの家のセットも未完成のままだ。しかし、セットを作るために選ばれた場所自体は、静かな美しさ、周囲の森、生い茂った池、撮影のためにトタンで覆われた橋など、非常に良い場所だと思います。太陽の光を浴びて不思議な輝きを放ちます。
ここで間違いないようですね。すっきりしました。
ありがとうございます。
https://goo.gl/maps/8QR9H4a3ExppzVv47
菊千代さん、またまたコメントありがとうございます。
リンクがいくつか含まれていたせいか、スパムに振り分けられていて、気づくのが遅くなり、承認まで時間がかかってしまいました。申し訳ありません。
ちょうどpastvuのコメント欄に貼られていたリンク先が似たような内容となっていて、それを見て「あのテカテカの橋はブリキの擬装かい!」とウケていたところでした。
翻訳を2つ付けていただきましたが、前半の方で位置関係がわかりますね。
後ほど拙記事に反映させていただきます。
修道院とか村や川の名前が出てきますので、これはロケ地マップがあった方がわかりやすそうですね。
ついでに首都高のロケ地マップも作ることにします 🙄
翻訳の2つ目「8月23日 ズヴェニゴロドでのロケ」は、原文の««23 августа. Натурные съемки в Звенигороде.»のところだと思いますが、こちらは撮影現場に同行していたОльга Суркова(オリガ・スルコヴァ)という人の日記といいますかコメントのようですね。
原文は部分的に[…]で転載を省略していますが、全文は(おそらく)こちら↓で読めるみたいで、これはこれで面白そうです。
http://tarkovskiy.su/texty/vospominania/Surkova03.html
橋は独特の円筒の橋脚を持ったメタリックな外観にして未来風の建築物を演出してみせたのでしょうけど、それを知ってから見てしまうと、欄干といいますか手すり部分が曲がっていたり、橋桁の側面がたわんでいるようにも見えたりして、なんともなごみます……
ともかく今回コメントいただけて詳しく解明することができ、大変助かりました。
また何かありましたら、いつでもお気軽にお寄せください。