目次
作品メモ
2009/3/19 2:25am~ NHK BS2 衛星映画劇場にて録画鑑賞。
ポランスキーの『反撥』 のあとにすぐ『小さな恋のメロディ』って、BS2の深夜枠の編成は大胆不敵で目が離せません。
……と思ったら、来月(2009年4月)ムービープラスでHV放映されるようです。
画面の細かいところまでチェックできるでしょうから今から楽しみ。 → ムービープラスの案内
さすがにリアルタイムではありませんが、リバイバルでは見にいった記憶があります。
ビージーズのドーナツ盤買った記憶も……
アンディ・ウィリアムズの「ある愛の詩」と並んで、我が家の最古のサントラものでした。
ビージーズの曲なしではありえないこの映画。
幸い現在もサントラCDを入手できます。
サントラや本編のDVDが手に入るのは、大ヒットして今も根強いファンがいる日本だけかもしれません。
他にスタッフをみると、製作のデヴィッド・パットナムと脚本のアラン・パーカーが目に付きます。
いつも思いますが、映画人たちの初期の作品は本当に才気煥発、若さがまぶしくて、それだけで高得点あげたくなります。
主演2人の来日イベント(2022年10月)
▼22/11/13 追記
コメント欄でBill McCrearyさんから情報を寄せていただきました(2022年10月4日 23:39、10月27日 23:42、11月8日 00:14)。
マーク・レスターとトレーシー・ハイドが来日して、舞台挨拶を行ったり懇親会でファンと交流するという、なかなかありえないスペシャルなイベントが開かれたようです。
こちら↓は、東京渋谷で催されたビージーズの記録映画『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』の公開記念イベントの模様。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202210250000713.html
また横浜の関内ホールでは、『小さな恋のメロディ』の公開50周年記念上映会が数回にわたり催され、2人の舞台挨拶が行われた他、場所を移動してファンとの懇親会が開かれました。
こちらはBill McCrearyさんが参加されて、ご自身のブログでも詳しくレポートしてくださっています。
ぜひご覧ください 🙂
ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学) >
- マーク・レスターとトレイシー・ハイドの神対応に感動する(2人に挟まれた写真、2人とのツーショットも撮れたし、直接の会話、握手もできた!)(1)
- マーク・レスターとトレイシー・ハイドの神対応に感動する(2人に挟まれた写真、2人とのツーショットも撮れたし、直接の会話、握手もできた!)(2)
Bill McCrearyさんの許諾を得て、以下写真を数点転載させていただきます。
ロケ地
IMDbでは
Archbishop Temple school, Lambeth Road, Lambeth, London, England, UK
Berwick Street, Soho, London, England, UK
Brompton Cemetery, Fulham Road, West Brompton, London, England, UK
Greek Street, Soho, London, England, UK
Hammersmith, London, England, UK
Hercules Road, Lambeth, London, England, UK
Kennington Road, Lambeth, London, England, UK
Lambeth, London, England, UK
Nunhead Cemetery, Nunhead, London, England, UK
Piccadilly, London, England, UK
Soho Square, Soho, London, England, UK
The Ship, Kennington Road, Lambeth, London, England, UK (local pub)
Trafalgar Square, St James’s, London, England, UK
Weymouth, Dorset, England, UK
BBの行進
冒頭、カメラがゆっくり左へパンして少年たちの行進をとらえるのがこのあたり。
Kennington Laneを東に向かっています。
到着したのはこちら
St Mary’s Battersea Parish Church
Battersea Church Road, London, SW11 3NA
http://home.clara.net/pkennington/
トムが降りたところ
後述のパブThe Shipの左隣。
ダニエルの住まい
個人宅でしょうから特定は避けますが、このあたり。
トムの住まい
メロディの住まい
金魚を放つところ
背後に”LAMBETH ROAD”の標識があります。
Lambeth, London, England, UK
Lambeth Road と Kennington Roadの交差点の北東側。
金魚が泳いだのは馬の水桶。
側面に刻まれているのは、
“METROPOLITAN DRINKING FOUNTAIN AND CATTLE TROUGH ASSOCIATION”
パブ
メロディが父親に会いに行ったところ。
The Ship
171 Kennington Road, SE11 6SF
ここはその前に、トムがダニエルの母親の車を降りた後にも映っています。
墓地
Brompton Cemetery, Fulham Road, West Brompton, London, England, UK
Nunhead Cemetery, Nunhead, London, England, UK
学校
153 Hammersmith, London, England, UK
あの学校の特徴であるアーチは建物の西側。
上記SVで少し見えるのはその反対側です。
※16/6/14追記
久々にSVでチェックしたら、なんとホテルになっていました 😀
St.Paul’s Hotel
http://www.stpaulhotel.co.uk/
レストランの名前が”The Melody” ♪
The Melody Restaurant
http://www.themelodyrestaurant.co.uk/
Tripadvisorの日本人の口コミを見ても、この映画のロケ地だったことを書いている方がいらっしゃらないのは不思議不思議……
- https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g186338-d6619066-Reviews-St_Paul_s_Hotel-London_England.html
秘密基地
……と書いてしまって良いのかわかりませんが、男の子たちの秘密の場所。
爆弾を作っているとなると少々物騒ですが……
幅が広そうな線路、架線を吊っている柱の位置や、高層ビルなど、背景のいろいろな条件から考えて、このあたりかと思います。
今では空き地の面影は全くなくなっていて、物流センター風になっています。
映画で背景のビルの中には解体中のものもありましたので、 ちょうど大きく再開発される時期だったのかもしれません。
なお最後のトロッコも(途中で一度映りますが)この場所だと思います。
ただ周囲の建物も含めてかなり風景が変わってしまっているので、厳密には特定できていません。
バス乗り場
押し合いへし合いのバス乗り場。
背後の店に”THE PINEAPPLE”という看板が見えます。
The Pineapple
53 Hercules Road, London, SE1, United Kingdom
噴水のある広場
ダニエルとトムが遊びに行ったところ。
トラファルガー広場 Trafalgar Square
公園
そのあとふたりが駆けていくところ。
Soho Square, Soho, London, England, UK
※13/1/31 追記
©milou アルバム「ロンドン」から |
milouさんから画像を提供していただきました。
(いつもありがとうございます♪)
©milou アルバム「ロンドン」から |
パットン大戦車軍団
看板の前でトムがポーズを真似るところ。
GREEK STREETという標識が見えます。
Prince Edward Theatre
Old Compton Street, London, W1D 4HS
http://www.prince-edward-theatre.co.uk/
http://www.london-theatreland.co.uk/theatres/prince-edward-theatre/history.php
駅
サボったふたりが列車で着いた駅。
Weymouth Railway Station
ロンドンからここまでGoogle Earthの定規でざっくり測って200kmくらいでしょうか。
サボっていくにはちょっと遠いかも……
遊園地
背景からみて、おそらく駅のそばを流れる川のほとり、橋の南西側にあったようです。
今はもうありません。
ジェットコースターに乗っている場面をよく見ると、背景にこの教会が映っています。
海辺
Weymouth, Dorset, England, UK
ふたりが座る屋根付きのベンチのようなものはこのあたりではないかと思いますが、確証はありません。
ロケ地マップ
※16/6/14追加
(ダニエルの住まいは略しています)
資料
更新履歴
- 2022/11/13 「主演2人の来日イベント(2022年10月)」項目追加
- 2016/06/14 「学校」追記 「ロケ地マップ」追加
- 2014/06/09 milouさんの画像をPicasaウェブアルバムに切替
コメント
午前10時の名画祭で、ん十年ぶりに観ました。
みずみずしいとは、こういうことを言うのでしょう、
この青春映画が本国イギリスとアメリカではコケたそうですが、この繊細さは、彼らには理解できないでしょう。(笑)
しかしながら、これを作ったのも彼らなんですよね。とにかく、この映画を作ってくれたことに、大感謝です。
そして、主役の三人に
大拍手ですね。
たかマックィーンさん、午前10時の名画祭で久々に再会できたのですね。きっと当時の想い出とともになつかしくご覧になったことと思います。
IMDbでマークレスターを見たら、ほぼ40年ぶりぐらいに新作映画があるようです(タイトル”1066″)。それでもまだ50代という……『メロディ』の時は本当に子供だったのですね
マーク・レスターの新作!驚きです。
私は当時中学生で、
心ならずも、本命ではない女の子とデートで観た映画で、隣りの子よりも、トレーシー・ハイドに釘付けでした(笑)
映画の中に、パットンのポスターの前に彼らが立っているシーン、
印象的です。
当時パットンも劇場で観たなあ、と思い出します。
このサイトのおかげで、
映画への親しみが倍増致します。
ありがとうございます
(*’▽’*)
> 心ならずも、本命ではない女の子とデートで観た
ってお気持ちが伝わってきてウケてしまいました。 🙂
私はリアルタイムではありませんが、劇場では見たはずで、名画座と言うよりはリバイバルを繰り返して、それこそデートに使えるような劇場にかかることが多かったような記憶があります。
ちょっと信じがたいんですが、マーク・レスターとトレイシー・ハイドが一緒に来日して、イベントに参加し、また彼(女)らをまじえた懇親会もあるみたいですね(今月)。
https://cinema1900.wixsite.com/home/melody50
おまけになかなか見る機会のないレスター主演の日本映画『卒業旅行』もニュープリで上映です。
さすがにお二方が一緒に来日して、おまけに交流もできるなんて機会は、これが空前絶後かもしれませんので(たぶんそうです)、興味のある方は行かれることを検討してもよさそうですね、っていいますか、私は行きます(苦笑)。
Bill McCrearyさん、コメントありがとうございます。
これは信じがたいと書きたくなるような情報ですね。
ご紹介ページを思わず二度見してしまいました。
まだいくつかチケットが残っているようですね。「居ながら」といえども気になる企画でもう少しでポチりそう。
だいぶ傾いた滑り台を体を横にして踏ん張っている状態です(昭和のクイズ番組でたとえてみました -_-;)
「小さな恋のメロディ(Melody)」は実に愛らしく可愛い映画でしたね。
ポスターや絵葉書にそのまましてしまいたくなるような、みずみずしいシーン(カット)が次々と今でも目に浮かびます。
古き良きイギリス映画の香りが画面から漂ってきて、アメリカ映画ではこの気配や雰囲気は出せません。その点では日本映画に近いと思います。
主演の二人が来日するとは、ぜひイベントに参加したいですが、東京(横浜)まではちょっと・・・
「卒業旅行」の方はいただけませんでした。
余談ながら、マーク・レスターは歌手の三田明に似ていました。
赤松さん、コメントありがとうございます。
本当に「みずみずしい」という表現がぴったりですよね。キャスティングが良かったのと、若い製作者たちが手がけたという鮮度がたっぷりで、半世紀経っても、ついつい目を細めて見てしまいます。
日本で大ヒットしたのは、そのあたりの魅力に加えて、おっしゃる通り古き良きイギリス映画の空気がいっぱいつまっていたこともあったのでしょうね。
『卒業旅行』も見に行ったはずですが、こちらは全然記憶にありません……
三田明説はなるほどです。ただその後はテレビか何かで見た記憶がありますが、無事?典型的なイギリスのおじさん的ルックスとなっていたような……
ご存じかもしれませんが、主演の2人がビージーズの記録映画の上映会であいさつをしたとのこと。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202210250000713.html
>トレイシーが演じたメロディが刻まれていて、金魚と遊ぶ姿が記憶に残っているよ
とのレスターの発言を読みますと、やっぱりあのシーンは傑作だなと思いますね。
ところで、大林宜彦監督が、原田知世主演の「時をかける少女」は、あの時の彼女でないとだめだったろうと述懐しているのを何かで読んだことがありまして、ある程度年長だったジャック・ワイルドはもちろん、すでに子役の経験が豊富だったレスターはそうでもなかったのでしょうが、この映画が完全デビューのトレイシー・ハイドは、やはりこの時点でなければだめだったのでしょうね。おそらく「ベニスに死す」のビョルン・アンドレセンも同じようなことが言えないか。
ヘルムート・バーガーは繰り返し起用したヴィスコンティが、ビョルンとはその後関係しなかったのも、けっきょくそういうことだったのかなという気がします。
Bill McCrearyさん、コメントありがとうございます。
こちらの記事はビージーズの映画の舞台挨拶とのことで、横浜の方のイベントとはまた別の企画なのですね。
せっかく二人そろって来日したのですから、こんな風にいろいろ機会が設けられるのはファンは大喜びでしょうか。
それに2人ともとても良い笑顔でほっとしますね。
人気を得た子役は大成しない……どころかいろいろな目に遭ってしまうというのはしばしば耳にしますが、そうはならずに、こんな風にん十年ぶりかで地球の反対側で2人揃って歓迎されているのは、何よりです。
ついでに、同じ期間なんとか大過なく生存してこられた自分も、よく頑張ったと小声で褒めてあげたくなります……
(それにしてもマーク・レスターの横顔はリーアム・ニーソンかと思いました……)
拙ブログで、イベントの様子をレポートしましたので、よろしければ主演のお2人の写真もお使いになってください。写真については、SNSほかの利用OKということを、イベント主催者(映画館の支配人の方)もおっしゃっていました。
https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/499b80c2b6ae3be7a93a0a870d4d0cab
https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/c5a9fbba79f67da7cf895d63d9cb68da
ただ私をふくめた参加者の肖像権と個人情報があるので、申し訳ございません、懇親会の方は、ほとんど写真はありません。
それにしても一緒に写真を撮れて、このご時世なのに握手もしてくれて、おまけに私の質問や会話にも付き合ってもらえるなんて、ほんとに信じられません。ファンの方々の中には、ほとんど泣いているような方もいました。無理して懇親会も出てよかったと心から思いました。
余談ですが、このイベントは、やはりビージーズの映画の公開にかこつけたものであったようですね。でなければ、さすがに2人を英国から呼んで2週間も滞在してもらうというのは、費用捻出なども難しかったのではないかと思います。
Bill McCrearyさん、コメントありがとうございます。
実は貴ブログにアップしてくださるのを心待ちにしていました 🙂
あー、これはもう「絶対参加しなけりゃアホ」な機会でしたね。私はスケジュール的に無理だったのですが、可能であればきっと参加していました。内容を考えれば、価格設定も適正レベルに思えますし、参加された方は大満足だったことでしょうね。ほとんど泣いている方もいらっしゃったというのも納得です。
『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』に感謝感謝ですね。
すみませんが、お言葉に甘えまして後ほどお写真何枚か使わせてください。
お二人もですが、場内に飾られたポスターがなつかしくてたまりません。
余談ですが、今の時代自分が写真を一枚もアップしなくても、記事内容や他の人がSNSにアップした画像を分析して本人を特定することもできるでしょうから、繰り返しお書きになっているように気をつけなくてはなりませんね……
Bill McCrearyさん、遅くなりましたが、画像拝借して使わせていただきました。
目線が来ている2ショットや、なつかしいポスターの数々がたまりませんね。
記事も再度読ませていただきましたが、直接会話もできたというのが、なんともうらやましい限りです。
余談でウイリー・ドーシーのお話も面白かったです。
『卒業旅行』に出ていたことなどまったく記憶にありませんが、まあ年代を考えれば不思議はないですね。どの役柄もどうしても偏ってしまっていましたが……
お子さんがそれぞれの分野で活躍しているというのは、(テレビ番組もスポーツもほとんど見ないため)全然知りませんでした。良い情報ありがとうございます。
『卒業旅行』は今となってはタイムカプセル映画としての意味合いが強いかと思いますが、ニュープリントということはもしかしてソフト化も?とか思ったりしました。
ともあれ、貴重なご体験、記事にしてくださってありがとうございました。
皆様もぜひ、Bill McCrearyさんのブログ記事をご覧ください。