作品メモ
前のエントリー『サード・ウォッチ』から、長回しつながりです。
アレクサンドル・ソクーロフ監督のハイビジョン作品。
英題 Russian Ark
2002年の第3回東京フィルメックス(FILMex)映画祭でオープニング作品として上映され、その時に見ることができました。
こちらで↓紹介されているように、プロデューサーのアンドレイ・デリャビン氏を迎えてティーチ・インも行われています。
実物大のセットを組んでリハーサルを入念に行ったことなどが語られました。
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=332
この時はハードディスクソースによるプロジェクター上映で、ステージにはこんなふうにプロジェクターが据えられていました。(撮影私)
ぼんやりした記憶で申し訳ないのですが、確かその上映についてはまだ画質を調整し切れていないようなコメントがあったように覚えています。
撮影はティルマン・ビュットナー。
あの『ラン・ローラ・ラン』のカメラマンです。
その日に備えジムでひたすら体力作りに励んだとか、撮影移動距離1300メートルとか、いやはやセンスや技術だけでなく体力も必要な仕事です。
カメラマンだけでなく、とにかくたった1日だけの撮影チャンスに向けて、延べ数千人の人たちが膨大な準備を重ね、一発撮りで見事に完成させたこの作品。
FILMeXでの上映でも、なによりそのイベント性において圧倒されてしまいました。
ロケ地
エルミタージュ美術館
осударственный Эрмитаж
The State Hermitage Museum
Dvortsovaya Naberezhnaya, 34
190000 St Petersburg, Russia
2001年12月23日、実際にここでロケが行われました。
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