作品メモ
NYを舞台にしたロマンティック・コメディ。
おそらくピーター・ウィアー監督唯一のロマコメではないでしょうか。
グリーン・カードが欲しいフランス人男性と、既婚者限定の庭付きアパートに住みたい植物好きのアメリカ人女性。
それまで会ったこともない二人が偽装結婚しますが、入国管理局のチェックが厳しくなったため本当に一緒に住まなくてはならなくなり……といったお話。
最初はまったくソリがあわなかったのに次第に……というお約束の展開となりますが、製作や脚本も兼ねたウィアー監督、このジャンルのツボをうまく押さえてなかなかの手腕をみせています。
思えばこれぞまさしく「異文化との接触と変容」というウィアー監督お得意のテーマなのですね。
キャストはフランス映画界の(文字通りの)重鎮ジェラール・ドパルデューと当時認知度急上昇中だったアンディ・マクドウェル。
ジェラール・ドパルデューはこれが英語圏の映画デビュー作。
アンディ・マクドウェルは『セックスと嘘とビデオテープ』でぐっとクローズ・アップされ、『グリーン・カード』以後90年代前半に出まくっていました。
使用曲
ポラロイド写真集を見る場面。
Enya “Watermark” → YouTube 検索結果
お役に立つ(少々ネタばれ)
みんなの前でピアノを弾くくだり。
インド映画でお役に立っています。
『シャー・ルク・カーンのDDLJラブゲット大作戦』
ロケ地
IMDbでは
New York City, New York, USA
と素っ気なさ過ぎ。
婚姻届を出すところ
外観はここだと思います。
The Thurgood Marshall US Courthouse
アパート
セントラル・パークの西側、アッパー・ウエストのこのあたりだと思いますが、おそらく普通の住居でしょうから特定は避けることにします。
よく見ると屋上の場面は入口が映るビルのとなりのビルを使っていたりします。
映画に出てきたあの部屋が実際にあるのかどうかはもちろんわかりません。
話しながら歩く公園
お互いのことを話しながら二人が歩く場面。
公園はもちろんセントラル・パークで、噴水はここ。
ベセスダ噴水 Bethesda Fountain
ロケ地としてはけっこうポピュラーで、最近では『魔法にかけられて』でも登場していました。
マップはこちら↓
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