ピーター・ウィアー監督の異色作
作品メモ
「異色作」という言葉がぴったりの異色作。
飛行機事故から奇跡的に生還したものの死の恐怖の感覚を失ってしまった男が、苦悩しながら現実の感覚を取り戻していく姿を描きます。
ジャンル分けが難しい映画ですが、テイストとしては初期の頃の『ピクニックatハンギング・ロック』や『ザ・ラスト・ウェーブ』に遡ることができ、しっかりとピーター・ウィアー監督作となっています。
撮影アレン・ダヴュー、音楽モーリス・ジャール。
出演は、主人公マックス役にジェフ・ブリッジス、その妻にイザベラ・ロッセリーニ。 同じ事故で子供を失った女性カーラ役にロージー・ペレズ、心理カウンセラー役にジョン・タトゥーロと芸達者を揃えています。
特にジェフ・ブリッジスのうまさはこの不思議な話をリアルに成立させるのに大いに貢献しています。
このあたり『フィッシャー・キング』などにも通じるものがあるかもしれません。
ロケ地
IMDbでは
Arvin, California, USA
Bakersfield, California, USA (Plane Crash scene)
Bay Area, San Francisco, California, USA
California, USA
Oakland, California, USA
San Francisco, California, USA
Tanforan Mall – 1150 El Camino Real, San Bruno, California, USA
舞台は主にサンフランシスコです。
マックスが寝そべる海辺
マスコミから逃げたマックスが、橋の近くで寝そべる場面。
橋はSan Francisco-Oakland Bay Bridge
→ Wikipedia英語 San Francisco-Oakland Bay Bridge
ひとり歩く高架
その次の時計台が見えるカットは、すぐ近くのこの場所。
この時計台は例えばこちら↓
ビルの上に立つところ
周囲の建物から判明しました。
このビルの屋上の南西の角です。
Google Earthで標高を見ると、道路は5メートル、屋上は49メートルでその差40数メートル。
絶対に立ちたくありません。
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