目次
作品メモ
出所したばかりの男と、辛い過去を背負った女。
わけありの(決して若くはない)男女が少しずつ心を通わせていく様を描いた、ハートウォーミングなラブストーリー。
テレンス・マクナリー戯曲による舞台”Frankie and Johnny in the Clair de Lune”をマクナリー自身が脚色、『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャル監督が映画化。
出演は、フランキーがミシェル・ファイファーでジョニーがアル・パチーノ。
店長ニックがヘクター・エリゾンド。
ヒロインがダイナーで働くウェイトレスで、お店のフロアや厨房では個性的な面々がいつも忙しく働いていて……という設定は『アリスの恋』あたりに遡ることができるかもしれません。
→ 『アリスの恋』
「フランキーとジョニー」あれこれ
もともとはアメリカに昔から伝わる歌。 → Wikipedia(英語) Frankie and Johnny (song)
映画では、タイトルに含まれているだけでもこういったところ。
- ”Frankie and Johnnie” (1936年)
- 『フランキーandジョニー』 Frankie and Johnny (1966年。エルビス・プレスリー主演)
- 『恋のためらい フランキーとジョニー』 Frankie and Johnny in the Clair de Lune (1991年。本作).
ロケ地
IMDbでは
California, USA
New York City, New York, USA
Raleigh Studios – 5300 Melrose Avenue, Hollywood, Los Angeles, California, USA (studio)
舞台はニューヨーク。
撮影もニューヨークロケを交えています。
空撮
エンドクレジットの謝辞に、「CALIFORNIA HIGHWAY PATROL Sacramento Division」とあります。
おそらくその地域かと思いますが、鉄橋や高速から降りるところなど具体的は場所は不明。
レイクビュー刑務所
バスのアナウンスで登場。
ジョニーはそこにいたという設定でしょうか。
DVDの字幕では「右に見えるのはこの州で最大のレイク・ビュー刑務所」となっていますが、実際には「Rockview Correctional Institution」とアナウンスされています。
ペンシルベニア州にある実在の施設ですが、バスが走っているのは別の場所でしょう。
この場面でフランキーが読んでいる雑誌に登場している女性は、ゲイリー・マーシャル監督の妹、ペニー・マーシャル。
バスが着いた町
フランキーの実家があるという設定。
「ペンシルベニア州アルトゥーナ」とアナウンスがありますが、実際の撮影は別のところのようです。
アルトゥーナの名前は後の方でふたりの会話でも登場します。
参考までに……
洗礼式の教会
入口近くに「Altoona」なんたらと表示が出ていますが、これも別の場所での撮影でしょう。
ここで子供に洗礼を受けさせている女性はフランキーのいとこという設定ですが、演じているのはミッシェル・ファイファーの妹、ディディ・ファイファー。
ジョニーが出所するところ
エンドクレジットでの謝辞で、こちらの名前がありました。
カリフォルニア州のホンモノの刑務所です。
フォルサム州立刑務所 Folsom State Prison
Photo from Wikipedia (public domain).
ジョニーが摩天楼を眺めるところ
NYへやってきたジョニーが夕暮れ時に対岸の摩天楼をぼんやりながめる場面。
ブルックリンのこのあたりです。
バス・ターミナル
フランキーが戻ってきたところ。
APOLLO CAFE
ふたりの職場であるダイナー。
撮影地等詳細不明。
広場
「フランキーとジョニー」の歌について話しながら歩くところ。
ユニオン・スクエア
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