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『悲情城市』 悲情城市 A City of Sadness (1989)

悲情城市 [DVD]

非情城市ではなくて悲情城市

作品メモ

「非情城市」と書いてあるのをよく見ますが、「悲情」が正解。
私は「ひじょうじょうし」で単語登録してしまっています 😉

ロケ地

九份(きゅうふん・九[イ分] Chiu-fen)

かつて金の採掘で栄えた町。
この『悲情城市』によって観光名所として賑わいを取り戻しました。

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資料

コメント

  1. 山田みどり より:

    台湾の人がこんなに悲しい目に遭っていたとは今の今まで知りませんでした。丁度終戦の日に視聴しました。台湾の李登輝元総統のお葬式があったばかりで、李登輝氏が総統になった後にこの作品が完成したのは歴史的な意味があるのですね。「故郷」「赤とんぼ」が流れたり、テーマ曲を日本人が担当したり日本との結び付きを感じます。でも学校ではそんなこと全然教えてくれませんでした。お隣の国なのに。文清が列車の中で殴り殺されそうになった場面、真に迫っていて、手に汗を握りました。血なまぐさい場面は少なかったけれど、手紙や銃声で想像できます。ローレライは美しかったです。二胡と歌も悲惨な映画に花を添えてくれました。舞台となる林家は裕福で、いつもお祖父さんの李天祿が定位置でご飯を食べていて、家族をまとめてもくれています。家族や仲間が一緒にご飯を食べることは、侯孝賢監督の作品では、外で何があっても家族がまとまるということを意味しているのかと思います。とにかくコロナ禍の中で、生きているうちにこの世界的な名作を観れて良かったと思います。

  2. 居ながらシネマ より:

    山田みどりさん、コメントありがとうございます。
    この映画は見終わった後、自分であれこれこのあたりのことを調べたくなりますよね。
    学校ではほぼ習わないことかと思いますが、自分で調べるからまた興味も持続するのかと思いますし。
    『クーリンチェ』とか『セデック・バレ』でも、やはり見終わって自分で調べはじめ、また映画を見返す、といったことを経験しました。
    おっしゃるとおり、戒厳令下では製作が難しい内容ですね。ただ事件を描いたというだけでなく、山田みどりさんが挙げられた場面ひとつひとつがとても印象に残り、一家の運命を淡々と、でもしっかりとした筆致で描いていて、1本の映画としてとても見応えがあると思います。

  3. 山田みどり より:

    居ながらシネマさん、お返事有り難う御座いました。私はクーリンチェ、とかまだ観たことは無いのですが、この映画の歴史的な意味とか表現とか改めて味わいながら、見返して行きたいと思います。そして偶然にも、私も「非情城市」と誤解していたのですよ。そして何と幸運にも、楽天で「非情城市」で検索をしたら、ジャケットに難有りで、1万円代で手に入れることができました。正確に「悲情城市」で検索すると2万何千円もするのです!嬉しい間違えでした。傑作映画に対して低レベルの喜びでした侯孝賢監督すみません⤵️⤵️

  4. 居ながらシネマ より:

    山田みどりさん、値段がピンとこなかったのでAmazon見てみたら、DVDがプレミアム価格になっていたのですね。私は日本盤は持っていないので、お手軽価格になるまではおあずけですね……。
    手元にあるのは台湾に行った時にお土産で買った現地のDVDで、中文の字幕が焼き付けてあるので助けにはなりますが、やはり日本語字幕欲しいです。

    この映画おそらく台湾語の他に各中国語がいろいろ混じっていると思いますが、そういうのが聞き分けられたらより理解が深まるのでしょうね。
    『海角七号』の日本盤DVDでは、台湾語のセリフには字幕の頭に「・」が付いていて区別できましたが、そんな親切設計でぜひ再発売して欲しいです。

  5. 山田みどり より:

    居ながらシネマさん、本当にこの作品はプレミアム価格のしか出回っていませんね。私が「悲」を「非」と間違えたばかりに少しお安いのが見つかったのは奇跡です。(でも、裏に¥4800とあるのがミスプリなのでしょうか、倍以上取られた気がします)YouTubeで観ようとしたのですが、字幕中文なので諦めました。侯孝賢監督作品に嵌まってから中文の勉強を少しずつ始めていますが、映画の台詞を聞き取るまでには程遠いのが現状です、頑張ります。そして近く人間ドックがありますが、終わったら、本場の台湾の人が作っている台湾ラーメンなど食べに行きたいと思っています。

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