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『グッドモーニング・バビロン!』 Good morning Babilonia (1987)

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作品メモ

『カオス・シチリア物語』『父 パードレ・パドレーネ』『サン★ロレンツォの夜』と続けてきて、タヴィアーニ兄弟監督作品をもう一本。

修復職人をしていたイタリア人兄弟が、アメリカに渡り美術スタッフとしてグリフィス監督の『イントレランス』の撮影現場に潜り込もうと奮闘するお話です。
後半ちょっと重くしんどくなりますが、兄弟の仕事ぶりや映画創世記のスタジオ舞台裏など、映画好きにはいろいろと楽しめる映画となっています。

こちら↑は本物の『イントレランス』(バビロン篇)Wで、こちら↓は『グッドモーニング・バビロン!』の一場面。
『グッドモーニング』もけっこう頑張っていますね。まあ上半分はマットペインティングでしょうけど。

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ずらり並んでいる象の像が大事なアイテムとして登場するわけですが、でもこんな↓場面はありません。

https://www.imdb.com/title/tt0093104/mediaviewer/rm2179560704/

DVDジャケット詐欺みたいでやりすぎです 😇  

キャスト&スタッフ

ニコラにヴィンセント・スパーノ。
アンドレアにジョアキム・デ・アルメイダ。2人は濃いメンバー揃いの7人兄弟の末っ子。
2人の父、ボナンノ・ボナンニ親方に、オメロ・アントヌッティ。タヴィアーニ兄弟監督作で父親役と言ったらもう絶対この人。
その妻にこれも常連マルガリータ・ロサーノ。
撮影所で知り合ったニコラのお相手エドナにグレタ・スカッキ。
同じくアンドレアのお相手メイベルにデジレ・ベッケル(デジレー・ノスブッシュ)。

D・W・グリフィス監督にチャールズ・ダンス。意外なキャスティングかと思いきや結構雰囲気似てるかも。
こちら↓はドロシー&リリアン・ギッシュ姉妹と。

監督脚本原作パオロ・タヴィアーニ、ヴィットリオ・タヴィアーニ。
撮影ジュゼッペ・ランチ、音楽ニコラ・ピオヴァーニ。

ロケ地

IMDbでは、

Livorno, Tuscany, Italy
Tirrenia Studios, Tirrenia, Tuscany, Italy

半分以上アメリカでのお話ですが、実際の撮影はイタリア国内の模様。
難易度高く、あまり収穫はありませんでした。

例によって、IMDbのリストとウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。

OP

大聖堂の修復作業。
壮大なセットで、もはやすでに<イントレランス>という感じ。

教会のある通り

0:10 0:59

気になりますが不明。

荒野

アメリカに渡って、しばらく荒野の場面が続きます。
場所不明。
おそらくイタリア国内と思われますが、スペインかもしれません。
列車のエピソードはなごみますね。

劇場

0:25
パストローネ監督の『カビリア(CABIRIA)』上映中。

撮影場所はエンドクレジットに答えがありました。
内部はフィレンツェのこちら↓

Teatro Cinema OdeonW
Piazza degli Strozzi, 50123 Firenze FI
http://www.odeonfirenze.com/

外観はセットと思われます。

雨のバルコニー

0:28

IMDbのリストにあるトスカーナ州リヴォルノ(Livorno)Wのこちら↓

Terrazza MascagniW

きれいにライトアップされていたのは、

Tower of Jewels (PPIE)W

PPIEは挿入映像にもある通り、”Panama–Pacific International Exposition”(サンフランシスコ万国博覧会)。

海辺の町

0:31

途中で靴紐を結び直すところ。
坂道の先に港が続きますが、撮影場所不明。

ハリウッドのスタジオ

0:36

資料

更新履歴

  • 2021/10/25 新規アップ

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