作品メモ
このところVODサービスネタを続けていますが、オリジナルコンテンツだけではなく旧作を気軽に見られるというのも魅力のひとつ。
劇場でヒットして、ソフトも売れて、テレビでも何度か放送されて、レンタルショップで何回転もした果てに旧作コーナーで永久的に陳列……とさんざん消費し尽くされ出がらしのようになったおなじみの作品は、ここまでくるとわざわざレンタルするのもなんなので、手元に無い限り、案外見返すことがなかったりします。
先日高速バスに乗る機会があり、時速80km以上で走り続ける車内で急にこの映画のことが気になりました 🙂
帰宅後チェックしようとしましたがソフトは手元になく、Hulu、Netflix、Amazonと検索しましたが、執筆現在Amazonプライムビデオで配信中だったのでラッキー。
マウスをカチカチするだけで見たい映画が目の前に現れるのですから、究極の「居ながらシネマ」です。
それに、DVDより解像度は高いし、パソコンやタブレットで気軽に見られるし、キャプチャーできるし、スライダーで任意の時点にすぐ飛べるし、数秒巻き戻しもワンタッチでできるしで、ホントにVODサービスはロケ地チェック向けだと再確認 😉
久々の鑑賞でしたが、キアヌ・リーブスやサンドラ・ブロック若い若い。
2人ともその後も大活躍で何よりでした。
監督ヤン・デ・ボン、撮影アンジェイ・バートコウィアク、音楽マーク・マンシーナ。
ロケ地
IMDbでは、
と細かく記載されていて、これで十分かと。
この映画はバスがらみで気になった場所を2箇所だけチェック。
もう今さらネタばれもないでしょうから書いてしまいますと、右折シーンとジャンプシーンです。
例によってウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。
キビしい右折
0:51頃
IMDbのリストでは”hard right scene”
W. Imperial Highway & Athens Way, South Los Angeles, Los Angeles, California, USA (hard right scene)
こちらの道(Athens Way)を北からやってきて、Imperial Highwayを右折。
- Google Maps(SV) ……「あれだ」
- Google Maps(SV) ……右折側から
- Bing Maps(概観図・南向き)
- Wikimapia
高速道路
15mの切れ目。
IMDbのリストでは”leap of faith”。
Century Freeway I-105/Harbor Freeway I-110 Interchange, South Los Angeles, Los Angeles, California, USA (leap of faith)
当時建設中だったインターステート105と110のジャンクション。
切れ目があったのはI-105を東からやってきて、I-110へ北向きに入るカーブ。
切れ目は実際にはCGによるもの。橋脚が足場に覆われていますが、おそらくそれらもCG。
実は上記「キビしい右折」の「あれだ」のショットで、正面に見えていた高架のうち、一番手前でカーブしていたもの(見た目では上から2本目)がまさにこのレーンなのでした。
そのショットではどこも切れていませんし、橋脚は普通に建っています。
今回マップにあたってこのことに初めて気づきましたが、そこそこトリビアになってませんかね? 🙂
ジャンプ後「皆無事か?」のセリフの時は、ワープして、I-110ではなくI-105の先でこのあたりを西へ走行中。
- Google Maps(SV)
- Google Maps(SV) ……「パイロットになれるね」の背景
その後空港へ降りていくところは、やはりI-105で、着地したところとほぼ同じ位置。
つまり切れ目のあるカーブに進まず、ジャンクションをそのまま直進すればこの場所に着いたことになります。
降りていったのは実際にロサンゼルス空港のそばですが、映画でその後の場面はIMDbのリストにあるモハーヴェ空港(Mojave Airport)とロサンゼルス空港を組み合わせているものと思われます。
ロケ地マップ
資料
更新履歴
- 2015/10/24 新規アップ
コメント
居ながら様、
スピードのルポ、楽しく読ませていただきました。
先日、午前10時の映画祭で、新幹線大爆破 を観てきました。高倉健さんの追悼の気持ちでしたが。スピード は、新幹線大爆破がネタモト?もとネタ?なのだそうですね。いいネタを拾って、新幹線よりはるかに傑作に仕上がってます。
スピード のラスト、地下鉄の対決シーンは、
今度は、ミッション・インポッシブルの第1作が拾っているような気が致しております。
巡り、巡るのですねー
たかマックィーンさん、コメントありがとうございます。
『新幹線大爆破』なつかしいですね。公開当時シュノーケルカメラを使った特撮が凄いという宣伝につられておこづかい握りしめて見にいきましたが、微妙な感想だったような……
でも、あのアイデアはたしかに『スピード』のお役に立っているかもしれませんね。
Wikipedia見てみたらキャストに近藤正臣さんがないので、あれ?と思ったらあれは『動脈列島』でした。記憶がごっちゃです……
『スピード』の地下鉄は『ミッション・インポッシブル』のお役に立っているというのも納得です。
このあたりのスピード感は見ているだけで寿命が縮むようで、『大陸横断超特急』みたいな、落ちても大丈夫ぐらいのアクションが安心できますね 😆