作品メモ
AmazonのDVDカテゴリーをうろうろしていたら、懐かしいタイトルが。
発売は10月23日のようですが、早くもマニア……じゃなかったファンの熱い書き込みがあり、思わずニヤリとしてしまいます。
テレビでSF映画を見て育った世代にはたまらない一品でしょう。私もたまらんです。
『タイム・トラベラーズ』はVHSのタイトルで、テレビ放映の時は『原始怪人対未来怪人』でした。個人的にはもちろんこちらの方になじみがあります。
人によってはタイトルだけで萎えてしまうかもしれませんし、実際ご覧になっても萎えてしまうかと思いますが(汗)、なかなか素敵な未来世界の描写や、何とも言えない「怪人」の姿形、さらには天才的な(はずの)科学者達が子供のように石を投げあったりする場面など、人によっては何年経っても記憶に残っていたりするものです(私だ)。
しかも案外ストーリーに工夫があり、そのアイデアによってSF映画としてきちんと成立しているのがまた嬉しい一本。
無理にお奨めするような作品ではありませんが、エントリーにはぜひ含めておきたくなったのでした。
脚本監督イブ・メルキオー(Ib Melchior)。
フィルモグラフィーを見ると、『巨大アメーバの惑星』とか『原始獣レプティリカス(冷凍凶獣の惨殺)』とか『火星着陸第1号 』とか『バンパイアの惑星』とかそんなんばっかです。
IMDbを見る限り監督作はこれと『巨大アメーバの惑星』のみ。ビジュアル的には「アメーバ~」に出てくるモンスタちゃんも捨てがたいですが、ストーリーはやはり「原始怪人~」に軍配が上がりましょうか。
撮影はなんとヴィルモス・ジグモンド。音楽リチャード・ラサール。
出演はプレストン・フォスター、フィリップ・キャリー、メリー・アンダース、スティーヴ・フランケン、ジョン・ホイト(ボイドではない)。
ロケ地
IMDbでは、
Alpha Omega Studios – 821 Glendale Avenue, Glendale, California, USA (studio)
Barstow, California, USA
Carthay Studios, Hollywood, Los Angeles, California, USA (studio)
Doheny Library – 3550 Trousdale Parkway, University of Southern California, Los Angeles, California, USA
Mudd Hall, University of Southern California, Los Angeles, California, USA
例によって、IMDbのリストとウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。
未来世界
荒涼たる景色はどのあたりでしょうかね~??
戻ってきたところ
IMDbのリストにある通り、南カリフォルニア大学のキャンパスで撮影されています。
現代に戻ってきて「どこでもドア」を消去したのはこのあたり。
カメラは北向きで、科学者たちは西に向って石を投げてます。
次のショットは北へ少しワープして、こちらの前。
Doheny Library – 3550 Trousdale Parkway, University of Southern California, Los Angeles, California, USA
カメラは南向きで、科学者たちはすぐに東へ向ってダッシュします。
背景の建物はDoheny Library。
……ということで、すぐそばに『卒業』でダスティン・ホフマンがキャサリン・ロスを待っていた噴水があります。
続いて彼らが駈けていくのは、やはり同キャンパス内のこちら
Mudd Hall, University of Southern California
むか~しテレビで見たとき、この不思議な回廊のようなところが気になりましたが、今回ん十年ぶりかで解明できてスッキリ♪
資料
更新履歴
- 2015/08/29 新規アップ
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