『Dark (ダーク)』 Dark (2017)

過去 現在 未来の区別は幻想に過ぎない
       アインシュタイン

作品メモ

ひとつ前のエントリー『私立探偵ダーク・ジェントリー』同様Netflixで配信中のドラマ。
初のドイツ製Netflixオリジナルで、昨年(2017年)12月に配信開始されたばかりのホヤホヤの作品です。

https://www.netflix.com/jp/title/80100172

ジャンルとしてはやはりSFで、『ダーク・ジェントリー』と同じようなネタを使い、同じように複雑な物語を多角的に紡いでいきますが、受ける印象は真逆の世界。
こちらは森に囲まれたとあるドイツの小さな町を舞台に、複雑にからみあった人間関係を描きながら森の闇のようにディープな人間の業をあぶり出していく、まさにどっぷりダークな連続ドラマです。

一方SFとしても瞠目すべきアイデアと展開があり、さすが緻密なお仕事には定評のあるドイツ人。
まるでバッハの超絶的に込み入った多重フーガをビジュアルにしたような、そんな圧倒的なたたずまいを持っています。

こうしたダークな人間ドラマと精緻に積み重ねられたSF的アイデアがぴったり合わさっているところが真骨頂で、大げさにたとえるなら、『エデンの東』(映画より原作の方)の家族を増やし、救いや許しを消し去って夢もチボーもなくした上で、『プライマー』と合体させたようなものでしょうか(すごいネタバレ??)。

全10話。
最後に一応オチはついていますが、好評だったようで第2シーズンの製作が決定しているとのこと。

※19/5/7 動画リンク更新

 
 
 

企画はバラン・ボー・オダー (Baran bo Odar)Wヤンチェ・フリーゼ(Jantje_Friese)W
2人が作った『ピエロがお前を嘲笑う』がNetflixの目にとまり『Dark』に至ったとのこと。
演出は全話バラン・ボー・オダー。脚本はヤンチェ・フリーゼ他。

 
 
 

シーズン2

※19/5/7項目追加(※19/6/28下から移動)

シーズン2のリリース日がアナウンスされていました。
6月21日(2019年)とのことで、楽しみです。

 
 
 

※19/6/1追記
5月30日にアップされた最新予告篇。
Trilogyということは3部作になるのですね。
こうなると3シーズンかけて、完璧な世界を構築してほしいものです。

 
 
 

解説が必要なら……

複雑なお話ゆえ、その分メモをとるか解説を見ないとたちまち暗い森の中で道に迷うことになります。
特に家系図を作っておくとわかりやすいかもしれませんね。

解説サイトやブログなどはおそらく探せばゾロゾロ出てきそうですが、とりあえず見るならこちら↓のNetflixによる完全ネタバレサイト。
よく整理されていて、ビジュアルも秀逸。これ以上のものはありません。

Instagramも公式アカウントがありますが、こちらもよく出来ています。 (@darknetflix)

Facebookはこちら↓

どれもドラマをご覧になってからどうぞ。

登場人物

※19/6/28更新
シーズン2のリリースに合わせて、ネタバレ的メモを追記、全体を整理しました(以後随時更新)。
ネタバレメモは<ネタばれ>とあるところをクリック(タップ)すると開閉します。今のところシーズン1限定ですが、そのうち2も追加すると思います。必ずシーズン1をご覧の上でどうぞ。

カーンヴァルト家
ヨナス・カーンヴァルト(Jonas Kahnvald)
ハンナの息子。父親に自殺されて精神科医のペーターの治療を受けていた。ようやく復学したものの、悪夢をしばしば見る。16歳(S1E1ハンナのセリフから)
S1ネタばれ
屋根裏から父親が残した地図を発見。洞窟探検を進める。ホテルに滞在する謎の男から届いた荷物に父親の手紙(遺書)があり、父親が実はミッケルであったことを知る(S1E6)。洞窟の奥へ進み扉を開けて33年前へさかのぼるが、ミッケルを連れて帰れば自分が生まれないことを知り、なすすべなく戻って手紙を燃やす。「校長先生は僕の祖母だった。祖父と母さんは浮気。父は彼の息子。僕は伯母とキスした」(S1E10)
たとえ自分が消えても元通りになることを望んで、ふたたび33年前へ。ミッケルの病室を訪れたところでノアとヘルゲに捕まえられる。壁紙の部屋に監禁され、そこへやってきた謎の男が実は大人になったヨナス自身であることを知らされる。大人ヨナスが洞窟の通路の分岐点でタイムマシンを稼働させたことにより、1986年の壁紙の部屋で監禁されていたヨナスと1953年にウルリッヒに監禁された少年ヘルゲが接触。ヨナスは33年後の未来へ飛ばされる。
ハンナ・カーンヴァルト(Hannah Kahnvald)
ヨナスの母親。マッサージ師。ウルリッヒ・ニールセンとは不倫関係。
ミハエル・カーンヴァルト (Michael Kahnwald)
ヨナスの父。ハンナの夫。冒頭いきなり自殺するのがこの人で、「11月4日午後10時13分まで開けるな」という遺書を残す。
自殺したのは2019年6月21日で、これはS2のリリース日 😉
S1ネタばれ
実は洞窟を通って33年前にやってきてしまったミッケル。イネスの子として育てられた。
イネス・カーンヴァルト (Ines Kahnwald)
ミハエルの母。ヨナスの祖母。かつて看護婦だった。口元のホクロが特徴的。ミハエルが封印した遺書を持っていたのはこの人。ひとり住まいで、(息子の死後?)ハンナ一家とは疎遠になっている。
ダニエル・カーンヴァルト Daniel Kahnvald
イネスの父。警察の偉い人でエゴンの上長。
ニールセン家
マグヌス・ニールセン (Magnus Nielse)
カタリーナとウルリッヒの子供。マルタの兄。高校生。
マルタ・ニールセン (Martha Nielsen)
マグヌスの妹、ミッケルの兄。バルトシュとつきあっているが、以前はヨナスと良い仲だった。
ミッケル・ニールセン (Mikkel Nielsen)
いちばん下の子。いつも頭をはたかれている。2019年に失踪。
S1ネタばれ
洞窟を通り、1986年へ移動。看護師イネスの子供ミハエルとして育てられることになる。
なぜ子供が洞窟の扉をくぐれたのか、S1では謎のまま。
カタリーナ・ニールセン (Katharina Nielsen)
ウルリッヒの妻。マグヌス、マルタ、ミッケルの母親。校長。
ウルリッヒ・ニールセン (Ulrich Nielsen)
カタリーナの夫。マグヌス、マルタ、ミッケルの父親。刑事。幼なじみのハンナ・カーンヴァルトとただならぬ仲。 弟マッツが失踪した時15歳なので、2019年現在では48歳となるはず。
S1ネタばれ
弟も33年前に失踪したこともあり、息子ミッケルの捜索では暴走気味。停職を食らうもヘルゲが怪しいとにらみ、尾行して洞窟へ。
1953年へ移動。少年ヘルゲを襲って貯蔵室へ監禁。自身はエゴンに逮捕され、その時代にとどまることになる。
マッツ・ニールセン (Mads Nielsen)
ウルリッヒの弟。33年前、1986年10月9日に失踪している。当時12歳。
S1ネタばれ
残念ながら、2019年11月5日に森で発見された少年がマッツだった。
トロンテ・ニールセン (Tronte Nielsen)
ウルリッヒとマッツの父。ヤナの夫。集合住宅に住んでいる。
S1ネタばれ
33年前は口ひげの男。記者。原発所長となったクラウディアと不倫関係にあった。
66年前、母親と一緒に町へやってきた。賢そうな子で、やはりクラウディアと仲が良い。
 

 

 

 

 
2019年に発見された子供の遺体を森に隠したのはトロンテとペーターで、老クラウディアの指示によるもの(S1E10)
ヤナ・ニールセン (Yana Nielsen)、
ウルリッヒとマッツの母。トロンテの妻。
アグネス・ニールセン (Agnes Nielsen)
トロンテの母。
S1ネタばれ
1953年、息子トロンテとともに町へやってきて、ティーデマン家に下宿する。
妙にコケティッシュなルックスで、ドリスに関心を示す。
ヴィンデンに来たのは祖母の出身地だったからとのこと(S1E8 エゴンとの会話) 夫と死別。夫は牧師だったが信仰心は疑わしいと話す。「死んで良かったわ」(S1E9 ドリスとの会話)
ドップラー家
フランツィスカ・ドップラー (Franziska Doppler)
上の娘。マグヌス・ニールセンとちょっと意識しあう間柄。
S1ネタばれ
時折森の奥の廃線(橋の下)を訪れ、隠してある小箱で誰かと何かをやりとりしている。マグヌスは気になって仕方ないが、S1では明らかにならない。
エリザベート・ドップラー (Elisabeth Doppler)
フランツィスカの妹。通称エリ。E4から登場。耳が不自由。
S1ネタばれ
S1E4でノアから懐中時計を預り、シャルロッテに渡す。彼女の証言からノアの似顔絵が作られる。
シャルロッテ・ドップラー (Charlotte Doppler)
ペーターの妻。フランツィスカとエリザベートの母。警察で指揮を執っている。
S1ネタばれ
時計職人H.G.タンハウスの孫。
S1E4では、エリザベートがノアから預かった「シャルロッテへ」と刻印された懐中時計を手にする。
S1E5では、ウルリッヒ相手に祖父の思い出を語る。
ペーター・ドップラー (Peter Doppler)
シャルロッテの夫。フランツィスカとエリザベートの父親。精神科医で、ヨナスを見ている。ドップラー家は森の中に山小屋を持ってる。
S1ネタばれ
シャルロッテとは家庭内別居状態。以前はバーナデッテのところに通っていた模様。
少年の遺体が発見された日とても動揺していた。その前夜監視カメラにペーターのクルマが写っていたことから、シャルロッテの疑いが深まる。
町へやってきたのは1987年とのこと。その前年父ヘルゲが事故を起こしているが、それまでは山小屋のことを知らなかった(S1E7シャルロッテとの電話での会話)。
ヘルゲ・ドップラー (Helge Doppler)
ペーターの父親。かつて原発の従業員だった。耳を怪我している。現在介護施設にいるが、認知症もあってか奇行が目立つ。
S1ネタばれ
1986年原発の従業員。地位は高くなさそう。クラウディアが所長に就任した日、発電所入口で『時間の旅』を贈る(S1E3)。
どうやらこの時期までずっとノアの手先になっていた模様。少年たちの誘拐の実行犯か?
1953年実業家ベルント・ドップラーのリッチな家(現在のホテル)に住むがあまり成績は良くない子供。レジーナに勉強を教わっている(S1E8)。2019年からやってきたウルリッヒに襲われ、左顔に重傷を負ったまま山小屋の貯蔵室に閉じ込められる。2019年に大人ヨナスが洞窟の通路の分岐点でタイムマシンを稼働させたことにより、1986年壁紙の部屋で監禁されていたヨナスと時空がつながり、手を触れた瞬間その壁紙の部屋に飛ばされる(S1E10)。
こうした経緯を2019年の老ヘルゲがすべて思い出し(S1E7)、洞窟を通り過去の自分を止めさせようとするがスルーされたため、とうとうクルマで若き日の自分に突っ込み、相手に怪我をさせ自身は死亡、身元不明の事故死として扱われた(S1E10)。事故についてはS1E7でペーターがシャルロッテとの電話で語っている。
グレタ・ドップラー (Greta Doppler)
ヘルゲの母親。厳格。
S1ネタばれ
1953年のパートで登場。実はヘルゲは夫との子ではない可能性があり、そのため愛情を注げない(S1E9 ノアへの告解)。
ベルント・ドップラー (Bernd Doppler)
ヘルゲの父親、グレタの夫。
1986年11月5日原発所長の職をクラウディア・ティーデマンに譲る。
1953年原発建設の推進者であり初代所長。
ティーデマン家
バルトシュ・ティーデマン (Bartosz Tiedemann)
レジーナの一人息子。ヨナス・カーンヴァルトの友人。マルタ・ニールセンと良い仲。
レジーナ・ティーデマン (Regina Tiedemann)
バルトシュの母親。閑古鳥が鳴くホテルの経営者。発音はレギーナだが、字幕ではレジーナ。
S1ネタばれ
S1E6で乳がんが進行していることが明らかになる。
アレクザンダー・ティーデマン (Aleksander Tiedemann)  
レジーナの夫。原発の現在の所長。1986年に町へやって来て原発に勤務するようになったが……
S1ネタばれ
1986年、肩を撃たれた状態で森へ逃げるようにやってくる。ウルリッヒとカタリーナに因縁つけられていたレジーナを助け、レジーナと親密に。 別人のパスポートを持っていて、その人物になりすます。本当の名前は、ボリス・ニーヴァルト(Boris Nievald)。自分のパスポートと拳銃は樹の下に隠すが、それをハンナが目撃。 レジーナの紹介で原発勤務をクラウディアに直訴、事故を隠蔽しようとしたクラウディアの指示で地下の扉を溶接封印する。
S2ネタばれ
 

 

 

 

 
S2E1、墓地に2020年6月27日没としてお墓がある。 S2を通してなりすましの件をクラウゼンに追及されてピンチに。
クラウディア・ティーデマン (Claudia Tiedemann)
レジーナの母親。1986年原発の女性初の所長に抜擢。引き継ぎの際に驚くべき事実を知る。
エゴン・ティーデマン (Egon Tiedemann)
クラウディアの父。警察官で、1986年に羊や鳥の大量死を目撃する。
1986年ではあと3ヶ月で退職という設定。不良っぽい高校生ウルリッヒを目の敵にしている。
ドリス・ティーデマン (Doris Tiedemann) 
クラウディアの母。
警察関係
ヴェラー Wöller
シャルロッテの部下。S1では右目に白い包帯を巻いている。
S1ネタばれ
実は原発所長のアレクサンダーと通じている。
目については、シーズン1では明らかにならない。
S2ネタばれ
S2では包帯ではなく片目のサングラスで登場。
S2E4で目についてクラウゼンが尋ねた時、もう少しで答えるところだったのに、やはり明らかにされないまま。
もしや赤い洗面器の男の話( ̄-  ̄ )?
 

 

 

 

 
S2E1、墓地に2020年6月27日没としてお墓がある。
ユスティナ・ヤンコフスキー Justyna Yankowski
シャルロッテの部下。女性警官。
S2ネタばれ
S2E1、墓地に2020年6月27日没としてお墓がある。
クラウゼン Clausen
捜査官。シーズン2で登場。
その他
エリック・オーベンドルフ (Erik Obendorf)
行方不明になった15歳の少年。赤毛が特徴的。どこかの部屋に閉じ込められているようだが……
失踪したのは2019年10月22日(S1E1のポスターの記載)
ヤシン(Yasin)
エリザベートのお友達。
S1ネタばれ
S1E4で登場。森の中で「ノアの使いだ」というコートの男と出くわし、以来行方不明に。  
 

 

 

 

 
1953年に発電所建設予定地で発見された遺体のひとりと見られる。
H・G・タンハウス (H.G.Tanhaus)
時計店の男。
S1ネタばれ
シャルロッテの祖父。『時間の旅』の著者。
S1E2 謎の部屋でエリックが椅子に座らされたとき、テレビで流れていた科学番組にも登場していた。  

 

 

 

 
1953年に老クラウディアから装置の設計図を預かる。
1986年に大人ヨナスが故障したタイムマシンを持ち込んだことで、装置を完成。
S2ネタばれ
S2E3:
1987年に来店した大人クラウディアに「『時間の旅』は自分が執筆する前にここに来た」と語る。
1954年、老クラウディアが『時間の旅』を持ってくる。
S2E5:
シャルロッテの祖父ではなく育ての親だった(シャルロッテと大人ヨナスとの会話から)。ペーター同様老クラウディアの駒で、タイムマシンを作ることが役目だった模様。
アタッシュケースを持った男
レジーナのホテルに宿泊し、資料を壁に拡げる。ケースの中身は、謎めいた装置。
S1ネタばれ
見ていてうすうす見当が付きますが、実は成長したヨナス。
謎めいた装置は時計屋タンハウスが作ったタイムマシン。
S2ネタばれ
S2を見てからS1のホテルの場面(上半身裸)を見返すと、首筋に傷跡がちゃんとあるのにビックリ。S1の時点でどこまで話を作り込んでいたのでしょう??
ノア
1986年に町の教会に赴任していた。
S1ネタばれ
1953,1986,2019 いずれの時間にも同じ年齢で現れる謎の司祭。
背中にエメラルド・タブレットの刺青を施している(S1E7ラスト)。
長い間ヘルゲを手なずけていたようだが、今度はバルトシュが選ばれた模様……
警察にある似顔絵はS1E4,E5でヤシンが行方不明になった際、エリザベートの証言から作成された。
バーナデッテ Bernadette
性転換した娼婦。トラック置き場にトレーラーハウスを置いて客をとっている。
S1ネタばれ
ペーター・ドップラーが良く通っていた模様。
アダム Adam
シーズン2で登場。

相関図

(※19/5/7項目追加)

↑ というリストだけではわかりづらいので……といいますか、1年ぶりに読んだら自分でもワケわからなかったので、Googleスライドで人物相関図を作ってみました。
こちらはシーズン1限定、ネタバレ濃度が薄い方です。全画面表示にするか印刷して(汗)ご覧ください。
(夫婦は「妻・夫」の並び、兄弟は右側が年長の並び)

 
 
 

やっぱりわかりづらいか orz…

メモ

※19/7/8
旧「メモ」と「ネタバレ的メモ」をまとめました(以後随時更新)。

場所・建物
原発
町外れ、森のかなたにある。電力供給だけでなく経済的にも町の住人の生活がかかった施設だが、翌年(2020年)停止が決まっている。
洞窟
ヴィンデン洞窟(Windener Höhlen)。ヴィンデンの街から2,3kmのところ、森の中にある。S1E1でウルリッヒがジョギングで通り過ぎる標識に、<ヴィンデン洞窟1km ヴィンデンまで2.5km>と記載。
S1ネタばれ
森の中に横穴式の入り口があるほか、発電所敷地内にも裂け目がありロープで下りていくことができる。さらにドップラー家所有の山小屋のあたりまで伸びているらしい。
山小屋
森の道を進んだところにあり、すぐそばに地下貯蔵室がある。ドップラー家所有。
S1ネタばれ
1986年ではヘルゲのものだったが、ペーターが1987年に町に来るまではその存在を知らなかった。
少年たちが閉じ込められていた部屋
動物の壁紙が貼られ、テレビで80年代のPVや科学番組が流れている。
S1ネタばれ
実は山小屋の前にある貯蔵室(壁紙の残りから判明)の1986年の状態。
そこでノア神父とヘルゲが少年を椅子に座らせて、貯蔵室型タイムマシンとして時間旅行の実験を行っていた。
1953年ではあまり使われていない様子で、少年ヘルゲがひとりで戦争ごっこをして遊んでいる。壁に刻まれた日付はノアによる(S1E7ラスト)。
学校
いろんな年齢の生徒たちが学んでいるようですが、S1E6の警察署でシャルロッテが檄を飛ばす直後にインサートされる写真で(おそらく校内に掲示されている)«Gesamtschule Winden»とあります。字幕では「中学」ですが、日本と学制が違うので、「総合学校」ぐらいでしょうか。「ゲザムトシューレ」であれこれ検索してください。
教会と墓地
森の中にある教会。墓地にはミハエル・カーンヴァルト(ヨナスの自殺した父親)や、マッツ・ニールセン(33年前に失踪した少年。ウルリッヒの弟。発見されなかったがお墓は作られた)のお墓がある。
S1ネタばれ
S2ネタばれ
ポストアポカリプス状態の2053年、ヨナスが立ち寄った時には、2020年6月27日没としてアレクサンダー、ヤンコフスキー、ヴェラー、そしてマルタのお墓がたっていた(S2E1)。
出来事
失踪事件
2019年ひとりの少年が行方不明に。捜査に進展がなく、住人に動揺が広がっている。33年前にもひとり失踪している。そこへさらに……
発見された遺体
2019年、ミッケルが失踪した翌朝、森でひとりの少年の遺体が発見される。他にも犠牲者が?
S1ネタばれ
発見された遺体は赤土が付いていて、服装は80年代。首に1ペニヒ硬貨を赤い紐でぶら下げていた。目のあたりが焼けただれ、外耳と内耳を損傷、耳石が全部剥がれている。

 

 

 

この遺体は、1986年に行方不明となったマッツ(ウルリッヒの弟)。E6の最後で、ウルリッヒが黄色いトレーナーや顎の傷から確認した。S1E10で、2019年11月4日の夜山小屋の貯蔵室に時空の裂け目から突然出現、クラウディアの指示により、ペーターとトロンテが森の中に隠したことが明らかになる。
2053年に建設現場で発見された2人は、ひとりはアラブ系とのことでおそらく2019年に行方不明となったヤシン(エリザベート・ドップラーの友達)、もうひとりは赤毛ということで、同じく2019年、物語の冒頭で行方不明となっていたエリックと思われる。
鳥や羊の死
時折電力供給が不安定になり、鳥や羊が大量に死ぬという不思議な現象。
S1ネタばれ
羊たちは鼓膜が破れ(繊細な動物なので)心停止した。(S1E3 1986年での調査)
鳥も鼓膜が破れ、方向感覚を失って地面に激突した。(S1E4 2019年での調査)
年代設定
ドラマが始まるのは2019年。この他1986年、1953年とどうやら33年ごとに節目がある模様。それにしても、似た俳優さんをよく集めたものです……
S1ネタばれ
S1では日付は11月4日から同月12日まで。33年ごとのこの間の時間が並行して進んでいきます。なので3列の年表があるとぴったり収まります。
S2ネタばれ
S2では7ヶ月少々後という設定で、2020年6月21日を起点に、未来は2053年、過去は1987年、1954年、さらに1921年までさかのぼります。
日付としては、6月21日から同月27日まで。S1と異なり、1話1日というきっちりした進行となっています(例外はE6で、2019年6月20日が描かれる)。
アイテム
お菓子
Raider(ライダー)
英米ではTwixW
巨大なポッキーが2本入っているようなお菓子ですね。チョキの仕草がトレードマーク。ドイツ語読みなら、らいだー。
こちら↓はフランス語版なので、れで。

 
 
 
トリケトラ
TriquetraW  このドラマのまさにシンボル。
By AnonMoos
via Wikimedia commons
(public domain)
エメラルド・タブレット
エメラルド・タブレットW
テキストの中に、«SIC MUNDUS CREATUS EST»があります(18行目右端~19行目)。
ドラマに登場したのは、この絵図の中央にトリケトラをあしらったもの。
Wellcome Library
via Wikimedia commons
(CC BYー4.0)
黄色いドラム缶
S1ネタばれ
2019年、少年の行方不明事件で所内に捜査が及ぶことを知ったアレクサンダーは大量の黄色いドラム缶を所外のトラックへ退避させた。それらはウルリッヒが洞窟の奥で見つけた扉(固く封印)の奥にあったものであった。
1986年11月、クラウディアが所長になった時、前の所長ベルントから黄色いドラム缶の存在を知らされる。発電所の敷地内、金網で囲った先に洞窟に下りる裂け目があり、その先の扉の向こうに危険物マークの付いた大量の黄色いドラム缶が保管されていた(S1E3)。実はその夏に事故が起きていて、ベルントは秘密裏にその階を封鎖、廃棄物をその場所に移動させた。真相を知ったクラウディアは、事故を公表せず、雇ったばかりのアレクサンダーに扉を溶接させた(S1E9)
赤い紐のペンダント
S1ネタばれ
赤い紐の先に1ペニヒ硬貨(1986年製)が付いていて、犠牲となった少年たちの首にかけられていた。
鳥のペンダント
S1ネタばれ
フランツィスカが身につけていた。マグヌスが、廃線脇、小箱の側で発見。
聖クリストファーのペンダント
廃線脇の小箱
S1ネタばれ
森の奥、廃線となった線路の脇に隠されたお弁当箱のような金属の小箱。中にお金が入っていることがある。フランツィスカが時折その場所を訪れていて、彼女が気になるマグヌスによってその様子が目撃される。S1ではそれ以上のことは解き明かされない。
古びた茶色いノート
S1ネタばれ
表紙が茶色で、トリケトラが描かれている。手書きで多くのメモが書かれているが、どうやらこれから起こることがすべて書かれている模様。ただし最後の方の大事なところが破りとられている。
ノアが持っていることもあれば、ペーターやトロンテが持っていることもある。ペーターやトロンテは老クラウディアから渡された。
ケースの中身
2019年、レジーナのホテルに滞在する謎の男が持っていた大きなケースの中身。
S1ネタばれ
実は33年前、あるいは33年後に移動できるタイムマシンで、謎の男が持っていたのはかなり古びた状態。
1986年、時計店にやってきた大人ヨナスが壊れたタイムマシンの修理を依頼(S1E8)。老タンハウスはそれをもとに33年間作り続けてきたタイムマシンの試作機を完成。大人ヨナスはピカピカの試作機にCs-137を挿して、持ち去る。
1953年、時計店にやってきた老クラウディアが、若タンハウスに設計図を渡す。
グレッチェン(プードル)
S1ネタばれ
1953年ティーデマン家で飼われていて、特にクラウディアになついていた。子供たちとお散歩中に洞窟の奥へ消えてしまう(S1E8)
1986年クラウディアがドラム缶の状態を確認しにきた時に、突然暗がりから登場。再会をはたす(S1E9)
どうしてワンちゃんが洞窟の扉をくぐれたのか、S1では謎のまま。
『時間の旅』
時計職人H・G・タンハウスが書いた本。 „Eine Reise durch die Zeit“
S1ネタばれ
2019年、レジーナのホテルに滞在する謎の男が持っていた(S1E2)。
1986年、ヘルゲが発電所入口で所長に就任したクラウディアにプレゼントした(S1E3)。
2019年、ヘルゲの病室を訪れたウルリッヒがベッド脇に見つけた(S1E7)。
1986年、時計店を訪れた謎の男がタンハウスに持ってきて見せた。もともとは、タンハウスが以前書いた本。500部だけ刷られた(S1E8本人談)。
ドラマの中で意味するところはS1ではまだ不明。
S2ネタばれ
1953年、老クラウディアが持ってくる。それを読んでタンハウスが書いた。SFでよく言うところの存在の輪となっている。
その他
ペーターの祈り
S1E1のラスト近くやS1E10貯蔵室でペーターが唱えていたのは、いわゆるニーバーの祈りW
変わらぬものを受け入れる心と 変えられるものを変える勇気をください
それらを見分けられる知恵を どうかわれに与えたまえ

年表

※19/6/25項目追加

Googleスプレッドシートを使って、年表を作ってみました。 シーズン1の完全ネタバレ的内容となっています。
パソコンやタブレットでないと見づらいかもしれません。
おそらくシーズン1の年表を作るとしたら、これがベストのフォーマットではないかと(笑)。
ただしシーズン2には対応しきれなさそう……

年表を開くにはこちら↓をクリック
 
Dark シーズン1 ネタバレ年表(Googleスプレッドシートで作成、ウェブページ形式で埋め込み)  
 
※19/8/25追記
公開後2ヶ月経ったので、シーズン2も含むネタばれ年表をアップしておきます。必ずシーズン1と2をご覧になった上でどうぞ。

Dark シーズン1・2 ネタバレ年表(Googleスプレッドシートで作成、ウェブページ形式で埋め込み)

S2は1話1日という進行となっていますが、E6だけ日時が飛んでいます。年表上で表現するのは難しいため、そのままエピソード順に記載しました。

ロケ地

IMDbでは、

Saarmund, Brandenburg, Germany
Tremsdorf, Potsdam-Mittelmark, Brandenburg, Germany

例によって、IMDbのリストとウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。

舞台となるのは、設定ではヴィンデン(Winden)という町。

上記Netflixネタバレサイトで、ハンバーガーメニュー(三の字)の”WHERE”を選ぶと、各年代に登場した物件の画像を見ることが出来ます。
印象に残る場所がいくつもありますが、ほとんど解明できませんでした。

ホテル

„WALDHOTEL WINDEN“(森のホテル ヴィンデン)。
レジーナ・ティーデマンが経営していますが、少年が失踪したこともあり経営は絶不調。

ネタばれにつき折りたたんでいます。クリックで開閉します。
66年前(1953年)は、ドップラー家の住まいでした。

瀟洒な外観が気になりますが、撮影場所は調査中。
E1その他で正面からの姿が登場。
E8では裏手も写りますが、これはどうもVFXの産物のような気もします。

教会

ヨナスの父が埋葬されているところ。
かつてノア牧師が赴任していたところでもあります。

これは画像検索を繰り返して、判明しました。
鬱蒼とした辺り一帯はVFXの産物ですが、建物の素材はこちら↓と思われます。

Südwestkirchhof StahnsdorfW

ベルリンの南西20数km。
4kmほど北に、『ボーン・スプレマシー』で生き残りのメンバーがいた住宅地があります。

By Eisenacher|Manfred Brückels
via Wikimedia commons
(CC BY-SA-3.0)

資料

更新履歴

  • 2019/08/25 「年表」にシーズン2を追加
  • 2019/07/08 旧「メモ」と「ネタバレ的メモ」を「メモ」に統合・更新
  • 2019/06/28 「登場人物」全体を更新
  • 2019/06/25 「ネタバレ的メモ(シーズン1)」「年表」項目追加 「メモ」追記
  • 2019/06/01 「シーズン2」追記
  • 2019/05/07 「相関図」「シーズン2」項目追加 「作品メモ」動画リンク更新
  • 2018/01/28 新規アップ

『Dark (ダーク)』 Dark (2017)” への4件のコメント

  1. いつもこのブログを楽しみにしておりましたが、長い間、新規更新がされなかったので、お体の調子でも崩されたのではないかと大変心配していました。

    今年から再開されているのを知り、とても嬉しく思います。

    また、本当にたまには(once in a while)でいいですから、日本映画も取り上げてください。

  2. 赤松幸吉さん、お久しぶりです。コメントありがとうございました。
    ご心配いただき恐縮です。おかげさまでこの1年いたって健康でした。
    またぼちぼち(日本映画含めて!)更新していきますので、以前のようにご覧いただけたら感謝感激です 🙂

  3. 「ダーク」の詳細な人名、地名、小道具に至るまで大変参考になります!
    ありがとうございます!!

  4. S.Tさん、コメントありがとうございます。
    とても複雑なお話で、混乱しないように自分のために書いたようなものですが、もし少しでもお役に立てたのでしたら嬉しいです。
    でも、あんなオチで続編作れるのか、ちょっと心配ですね 🙂

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