『マンハッタン物語』 Love with the Proper Stranger (1963)

マンハッタン物語 [VHS]

作品メモ

ひとつ前のエントリー『サンセット物語』と同じく、監督ロバート・マリガン、製作アラン・J・パクラ、主演ナタリー・ウッドによる映画。『サンセット物語』の2年前となります。
ロバート・マリガンとアラン・J・パクラのコンビは『アラバマ物語』に続いて2本目。
実は『アラバマ物語』も取り上げたかったのですが、あの町は全部セット撮影だそうで、ネタがありません。

有名デパートで働くアンジーにナタリー・ウッド。
彼女が一夜をともにしたミュージシャン、ロッキーにスティーブ・マックイーン。
彼の前にアンジーが突然現れ、妊娠してしまったことを告げるところから、映画は始まります。
そもそも彼女のことなど覚えていないほどいい加減な男なのですが、ともかくこの一大事に彼女に請われて処置するための医者を探そうとして……

……とシチュエーションこそシリアスではありますが、その後の展開はラブコメのノリと言っても良く、落としどころもなんとなく見えてきたりします。
ナタリー・ウッドは文句なしにキュート。
スティーブ・マックイーンも珍しい役どころで楽しめますが、ちょっと窮屈そうに見えてしまうのは、こちらの色眼鏡?
『大脱走』と同じ年の公開で、かつナタリーウッドより年上ですが、この時点でのキャリアはナタリー・ウッドの方が上でしょうか。
クレジットも彼女の方が先に出ています。

脚本アーノルド・シュルマン、撮影ミルト・クラスナー、音楽エルマー・バーンスタイン。
ナタリー・ウッドの衣装はイーディス・ヘッドで、7回に渡る担当の最初だとか(IMDbのTrivia

 
 
 

※19/8/11追記
昨年(2018年)にDVD、Blu-rayが出ていました。
ほりやんさんのコメント( 2019年8月9日 12:55)によるとBlu-rayの画質は良く、「ナタリー・ウッドが更に美しくなる」とのことで、これは買うべし。

マンハッタン物語 [Blu-ray]  
 

ロケ地

IMDbでは、これだけ。

New York City, New York, USA

例によって、ウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。

ホール

後でユニオン・ホールというセリフが出てきますが、撮影場所は調査中。

※19/8/11追記
コメント欄(2019年8月9日 12:55)でほりやんさんから情報を寄せていただきました。
ホールの出入り口は、W73rd Stのこちらのビル↓

  • Google Maps(SV)
  • 40.780150, -73.982989
  • Google Maps(SV) ……出て行くカットでドア越しに見える斜め向かいの建物の階段
  • Google Maps(SV) ……出てきたカットで、右上に一部写っている照明?
  • Google Maps(SV) ……アンジーが去って行くカメラアングル

建物の正面には、Level Clubと標示されています。

The Level ClubW

Wikipediaによれば、1827年にフリーメイソンの紳士クラブとして建てられたものの、大恐慌で差し押さえられ、その後はホテル(Hotel Riverside Plaza等)、さらに70年代にはアルコールやドラッグのリハビリ施設として使用され、1984年にマンションとしてリノベートされたとのこと。

Wiki以外にもいろいろ記事がありました。
映画に登場したホールの画像も含まれていますので、入口だけでなくホールもこの建物であったと思われます。

書籍も出ていました。
ホールの画像はこちらにも収録されているようです。

The Level Club: A New York City Story of the Twenties : Splendor, Decadence and Resurgence of a Monument to Human Ambition

ホールはリノベートされた際になくなっています。
行ったところでどうせ建物の中へは入れないでしょうし、周囲だけ楽しみませう。

By Jim.henderson
via Wikimedia commons
(public domain)

デパート

アンジーのセリフや標示にあるように、メイシーズ(Macy’s)W

0:14頃兄弟がトラックで迎えに来たのは、W34 st沿いのこちら。

待ち合わせ

闇医者にかかるため、待ち合わせたところ。
調査中。

バスから降りたところ

国連ビルのとなり。

ロッキーのアパート

1:05頃、アンジーの兄のトラックでやってきたとき、周辺が写ります。
W4th stという標識が見えるので、おそらくこちら(カメラ東向き)↓

アンジーのアパート

セリフで East 11th stと言っていますが、ぴたりの場所を見つけられず、調査中。

※19/8/11追記
コメント欄(2019年8月8日 20:52)でほりやんさんから情報を寄せていただきました。
アパートを訪れる前にマックイーンが花を買うのはこちら↓の公園の前

なので、アパートはこちら↓

ラスト

Macy’sの前で、W34 stと7th aveの角。
ゲリラ撮影でしょうか?
どちらもスターなのに、ムチャクチャ大胆です。

By Matias Garabedian
via flickr
(CC BY-SA-2.0)

ロケ地マップ

 

資料

更新履歴

  • 2019/08/11 「作品メモ」「ホール」「アンジーのアパート」追記
  • 2016/06/25 新規アップ

『マンハッタン物語』 Love with the Proper Stranger (1963)” への6件のコメント

  1. ナタリー・ウッドのアパートが映画では東11丁目となっていますが、マックィーンが公園の前で花を買ってから道路を横切ったところに特徴のある入口があるので、彼女のアパートは、
    301 East 10th St, New York
    だと思われます。

  2. ほりやんさん、コメントありがとうございます。
    本当ですね、この場面ではっきりわかりますね。後で記事に追加しておきます(今日はもう眠いので……)。

    この映画昨年日本盤DVDが出たようですね。字幕なし版しか手元になくて、地名をセリフで言っていないか、耳をそばだててチェックした記憶があります。
    さきほどアパートをチェックしようとスキップで見はじめたら、主演2人が魅力的で何シーンかそのまま見てしまいました。良い画質なら、手元に置いておきたいですね。

  3. ビデオを持っていたのですが、ブルーレイ版を買いました。画質がやはりいいですよ。ナタリー・ウッドが更に美しくなりました。対訳シナリオを持っているのですが、それにも東11丁目と書いてあります。耳でチェックされたとはすごいですね。
    音楽ホールが何処なのか、ですが、マックィーンが出て来たときにホールの向かいに HOTEL COMMANDER という名のホテルが映っているので、この名前で検索すると現在もあるようなのですが、
    https://www.emporis.com/buildings/185973/hotel-commander-new-york-city-ny-usa
    ホテルの向かい側の感じが映画と違うような感じがして、ここではないかもしれません。

  4. Blu-rayも出ていましたか。
    ナタリー・ウッドがさらに美しくなるって、これは重要ポイントですね 🙂

    ホールですが、手持ちの画質があまり良くないためか、HOTEL COMMANDERの標示が確認できなかったのですが、教えていただいた場所を見ると、ここで正解に思えてきました。
    2人が出てきたカットで、カメラの移動が停まったとき(セリフは”Macy’s”)、右上に一部写っている照明?か何かの意匠は、こちらと同じに見えます。
    https://goo.gl/maps/gNzDadLmaUkMaaK46

    その直前の、出て行くのを建物内部からとらえたカットでは、ドア越しに斜め向かいの建物の特徴的な階段が見えますが、それもこちらであるように見えます。
    https://goo.gl/maps/FgcH4q6S9t3pdV8b7

    となると、少なくとも出入り口は、現在Level Clubと書かれてある建物のようですね。
    ホール自体も手持ちの映像ではあまりきれいに見えませんが、こちら↓の下から2番目の画像と同じように見えます。

    https://www.messynessychic.com/2017/11/28/living-in-a-1920s-secret-society-clubhouse/

    となるとホールも出入り口も、この建物でファイナルアンサーかもしれませんね。
    (もう少し確認したら、諸々追記します。今日もまた眠くなってきました……)

  5. ドア越しに見える特徴のある階段によく気付かれましたね。この古い写真のホールも同じですね(このページに辿り着かれたのがすごいと思います)。ナタリーが去って行った方向に時計が見えますが、ストリートビューで見ても同じ位置に同じような時計があります。ホールは現在のLevel Clubと断定してよいと思います。

  6. ほりやんさん、ご確認ありがとうございます。
    本文更新させていただきました。
    建物好きなので、こういう歴史や経緯が書かれてある記事はついつい読みふけってしまいます。

    やはりBlu-rayで見てみたいですね。これ以上お皿は増やしたくないのですが……
    4Kや8Kの時代になって女優さんは大変、という話はよく聞きますが、そんなことはなくて、きれいな女優さんはよりきれいに、なのではないかと思ったりします。

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