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『ブラック・レイン』 Black Rain (1989)

ブラック・レイン デジタル・リマスター版 ジャパン・スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

作品メモ

先週訃報が伝えられた [1]亡くなったのは11月10日高倉健さんの出演作。
松田優作さんの遺作。

アメリカの刑事:マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア。
大阪府警:高倉健、神山繁。
佐藤の組:松田優作、國村隼、ガッツ石松、内田裕也。
菅井親分の組:若山富三郎、安岡力也、島木譲二。
クラブの女性:ケイト・キャプショー、小野みゆき。

監督リドリー・スコット、撮影ヤン・デ・ボン、音楽ハンス・ジマー(リドリー・スコットとの初めての作品)。

 
 

↑ どちらのお国かはわかりませんが、いろいろな方がR.I.Pとコメント寄せてくださっていて、嬉しいですね。 

ロケ地

IMDbでは、

長いので折りたたんでいます。クリックで開閉します。

Napa Valley, California, USA (Motorcycle Chase)
Northern California, California, USA (Motorcycle Chase)
Osaka, Japan
Sunset Blvd., Hollywood, Los Angeles, California, USA
1000 N. Crescent Drive, Hollywood, Los Angeles, California, USA (Nick’s House)
444 S. Flower Street, Downtown, Los Angeles, California, USA
Brooklyn Bridge, New York City, New York, USA
Downtown, Los Angeles, California, USA
Ennis-Brown House – 2655 Glendower Avenue, Los Feliz, Los Angeles, California, USA (Mob Boss’ House)
Hankyu Umeda Mall, Osaka, Japan (Underground Mall)
Hollywood, Los Angeles, California, USA
Los Angeles, California, USA
Los Feliz, Los Angeles, California, USA
Manhattan Bridge, New York City, New York, USA
Manhattan, New York City, New York, USA
New York City, New York, USA
Queens, New York City, New York, USA
Silverado Country Club – 1600 Atlas Peak Road, Napa, Napa Valley, California, USA (Motorcycle Chase)
Silvercup Studios – 4222 22nd Street, Long Island City, Queens, New York City, New York, USA (studio)

大阪でのロケ地はWikipediaでも詳細に書かれてあります。エピソードもいろいろ書かれてありますので、そちらもぜひどうぞ。
ここではできるだけWikipediaの記述と重ならないように、ピックアップしていきたいと思います。

タイトルバック

地球儀

1964年の万国博覧会で展示されたユニスフィア(Unisphere)W
ニューヨーク市、フラッシング・メドウズ・コロナ・パーク(Flushing Meadows–Corona Park)W

バイクは南側から接近。カメラ北向き。

クイーンズボロ橋をマンハッタンに向って。太陽は設定では朝陽かもしれませんが、実際には夕陽。

橋の下

右側に見えているのはブルックリン橋。 ライダーが集まっていたのは、このあたりの高架の下。

左側に見えているのがマンハッタン橋で、その下まで競争します。

ニックの部屋

クイーンズボロ橋のクイーンズ側。

IMDbに思いっきり住所が書かれてあります。フロリダ州のようですね(未確認)。

大阪空撮

手前に見える橋が、千本松大橋(めがね橋)W で、カメラ南西向き。太陽は夕陽。

クラブみやこ(外観)

戎橋(えびす橋)のたもと、映画でも映っていたグリコのはす向かいにあったKPOキリンプラザ大阪W
すでに建て替えられています。

※15/8/1追記
コメントをいただいたブラック・レイン直撃世代さんから、現地の画像を送っていただきました。
どうもありがとうございます♪

その他の画像を含むアルバムは
 → こちら

※17/7/3
画像のリンク先をPicasaウェブアルバムからGoogleアルバムアーカイブへ変更。

暴走族にからまれるところ

歩いてホテルへ戻るニックとチャーリーが暴走族にあおられるところ。
がんこ寿司の看板が見える繁華街。
十三駅近くのこちら。

※18/10/20追記
Bill McCrearyさんから画像を提供していただきました。
そのものずばり、<『ブラック・レイン』のロケ地の現在(いま)>というページを作られて他にも多くの画像をアップされていますので、ぜひご訪問ください。

ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学) > 『ブラック・レイン』のロケ地の現在(いま)

撮影は2018年10月という、撮りたてホヤホヤです。
ありがとうございました♪
(本編0:38頃)

出動

0:41
佐藤のアジトへ向って府警が出動するところ。
警察の車両が出てくるのはこちらの大阪府庁の建物から。

※19/1/12追記
Bill McCrearyさんから画像を提供していただきました。
今年(2019年)1月3日に再び大阪に行かれたときのものとのことですが、残念ながら車両が出てきた建物は解体されていたとのことです。

ご自身のブログで多くの画像と記事をアップされていますので、ぜひそちらもご覧ください。

ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学) > 『ブラック・レイン』のロケ地の現在(いま)(大阪府庁、京橋・あべの筋再撮影編)

パチンコ店前

この上に佐藤のアジトがあるという設定でしょうか。
京橋駅近く。背景の高架線は、大阪環状線。

推定されるカメラ位置は、現在はアーケードがかかっているこのあたり。

『東京暗黒街・竹の家』(1955) → 『ザ・ヤクザ』(1974) → 『ブラック・レイン』(1989)と、パチの命脈は尽きません。

※19/1/12追記
Bill McCrearyさんから画像を追加提供していただきました。
今年(2019年)1月3日に再び大阪に行かれたときのものとのことです。
ご自身のブログで多くの画像と記事をアップされていますので、ぜひそちらもご覧ください。

ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学) > 『ブラック・レイン』のロケ地の現在(いま)(大阪府庁、京橋・あべの筋再撮影編)

パチンコ店内部

※18/10/20項目追加
Bill McCrearyさんから画像を提供していただきました。
内部の撮影は上記のすぐ近くの京一会館というところで、既に閉店、現在はファミリーマートになっている建物とのことです。
外観からは判りませんし、資料も持ち合わせていませんので、現地の参考画像として使わせていただきます。Wikipediaにも記載がありましたので、ここで間違いなさそうです。(※18/10/25修正)
ありがとうございました♪

ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学) > 『ブラック・レイン』のロケ地の現在(いま)

本編0:46頃。

紙幣を燃やす街頭

おでんの屋台という設定でしょうか。
路面電車が走る通り沿いで、アーケードの下。
電車は阪堺電車。背景のそば屋の看板にアベノという文字が見えます。
映画で通りの向かい側に見える建物の屋根の形と、あべの筋の昔の空撮画像と照合しましたが、おそらくこのあたり。

※18/10/20追記
こちらもBill McCrearyさんから画像を提供していただきました。
ご自身のブログで他にも多くの画像をアップされていますので、ぜひご訪問ください。

ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学) > 『ブラック・レイン』のロケ地の現在(いま)

本編0:46頃。
今ではあべのハルカスがそびえ立っています。

阪堺電車♪

※19/1/12追記
Bill McCrearyさんから画像を追加提供していただきました。
今年(2019年)1月3日に再び大阪に行かれたときのものとのことです。
ご自身のブログで多くの画像と記事をアップされていますので、ぜひそちらもご覧ください。

ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学) > 『ブラック・レイン』のロケ地の現在(いま)(大阪府庁、京橋・あべの筋再撮影編)

上掲阪堺電車が写っている画像の通りの向こう側(右手のビルの下)。
映画に登場したのは、このあたりのようです。

チャーリーがコートを奪われるところ

旧阪急梅田駅コンコース。
2005年以降のビル(阪急百貨店うめだ本店)全体の建替により、今はもうありません。

たまには自前の画像をば。
参考画像となりますが、解体を待つビルの外観(2005年10月撮影)。
現在は似て非なるものに……

西側の歩道橋の上から撮影。

地下駐車場

チャーリーが襲われるところ。
これはWikipediaによるとアメリカでの撮影。
まあへんてこりんな漢字を見ればわかりますよね。

1:02
チャーリーを喪った後ニックがひとりたたずむところ。ジョイスが声をかけてきます。
背景に「心斎橋」というアーチ。

ここはWikipediaの記事を参考にしました。
当時長堀通に架かっていた、心斎橋という名の陸橋とのこと。
すでにありませんが、昔の空撮画像や画面奥のビルなどから、位置は特定できました。
このあたりで、カメラ南向き。

やや東側(心斎橋筋の正面)に一部復元されています。

※15/8/1追記
コメントをいただいたブラック・レイン直撃世代さんから、現地の画像を送っていただきました。

「『旦那さん、ワシ腹ペコペコですねん』を一人で再現」されたとのことです♪

その他の画像を含むアルバムは
 → こちら

※17/7/3
画像のリンク先をPicasaウェブアルバムからGoogleアルバムアーカイブへ変更。

ホステスの尾行

小野みゆきさん演じるホステスを尾行。
魚市場は、Wikipediaによると、大阪市中央卸売市場。

翌朝は画面でも写っているように、神戸市元町へワープ。

最初に尾行しているのはこの通り(西向き)。
現在はアーケードが無くなっているようですね。

銀行は協和銀行元町支店(当時)。今はなくなっているようです。

※15/8/1追記
コメントをいただいたブラック・レイン直撃世代さんから、現地の画像を送っていただきました。

その他の画像を含むアルバムは
 → こちら

※17/7/3
画像のリンク先をPicasaウェブアルバムからGoogleアルバムアーカイブへ変更。

製鉄所

Wikipediaによると、新日本製鐵堺製鐵所。
これはよく撮影許可を得られたものだと思います。

松本の住まい

飛行場から逃げ出したニックがやってくるところ。
共益部分から外を写すときのカメラは、東南向き。

ゴルフの練習場

菅井親分がいたところ。不明。

※17/7/3追記
コメント欄で情報寄せていただきました(2017年7月3日02:16付)。

「新御堂筋線の淀川手前」とのことで、こちら↓のようです。

確かに80年代の空撮で打ちっ放しらしきものが見えますね。
現在は施設は解体されているようです。

仁丹のネオン広告が架かっていた建物は健在。

※18/10/20追記
こちらもBill McCrearyさんから画像を提供していただきました。
ご自身のブログで他にも多くの画像をアップされていますので、ぜひご訪問ください。

ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学) > 『ブラック・レイン』のロケ地の現在(いま)

本編1:34頃。

すっかり空き地になってしまっていますね……

仁丹ビル 🙂

Bill McCrearyさんはなんと地元の方に聞き取り調査も行っていらっしゃいます。
詳細はブログの方をどうぞご覧ください。

『ブラック・レイン』のロケ地の現在(いま)

菅井親分の住まい

Ennis-Brown House(エニス・ハウス)W – 2655 Glendower Avenue, Los Feliz, Los Angeles, California, USA (Mob Boss’ House)

フランク・ロイド・ライト設計による有名物件。
当サイトで言えば、『ブレードランナー』のデッカードの家、『13F』のダグラスの家として登場。 → エニスハウス

現在も個人宅のようですが、名前を入れるだけで簡単にマップで見つけられるほどの著名な物件ですので、マップで示しても大丈夫でしょう……

特徴的なブロックのデザインは、こんなグッズにもなっています。

FLW フランク・ロイド・ライト エニスハウス キーホルダー FLW フランク・ロイド・ライト エニスハウス カードケース フランク・ロイド・ライト エニス トリベット (鍋敷き)

内部もこちらで撮影されたように見えます。
若山富三郎さんもロサンゼルスに行かれたのでしょうか?
(安岡力也さんやポコポコヘッドの島木譲二さんも)

並んだモニターの「捨」は意味不明。

農場

親分たちが集合するクライマックスシーン。
『ラストサムライ』ほどではありませんが、やはりどうしても日本の風景では無いことがすぐにわかってしまいます。
Wikipediaによると、サンフランシスコ郊外のとのことです。
IMDbでも、Napa Valleyとありますね。
画像検索すると、ひたすら映画に出てきたような葡萄畑が出てきます。

ロケ地マップ

資料

関連記事

昔の日本が舞台の外国映画

更新履歴

  • 2022/06/16 各マップ情報更新
  • 2019/01/12 「出動」「パチンコ店前」「紙幣を燃やす街頭」にBill McCrearyさんの画像を追加
  • 2018/10/25 「パチンコ店内部」場所について記述修正
  • 2018/10/20 「暴走族にからまれるところ」「ゴルフの練習場」「紙幣を燃やす街頭」にBill McCrearyさんの画像を追加 「パチンコ店内部」項目追加
  • 2017/07/03 「ゴルフの練習場」追記 画像のリンク先を、PicasaウェブアルバムからGoogle アルバムアーカイブへ変更
  • 2015/08/01 「クラブみやこ(外観)」「橋」「ホステスの尾行」でブラック・レイン直撃世代さんの画像を追加
  • 2014/11/25 新規アップ

References

References
1 亡くなったのは11月10日

コメント

  1. 赤松 幸吉 より:

    この映画では大阪の町がまったく違ったように見えましたね。外国人が撮ると、同じ風景がこうまで違うものかと、大阪の別の魅力を再認識させられました。

    旧阪急梅田駅コンコースは何度も行ったことがあり、大変趣のある素敵な空間でしたが、これも映画では別の場所のように見えました。

    確かに、日本設定シーンでも日本でロケしていないと何となく分かりますね。やはり、日本の風景を外国で表すことはどうしても無理やズレが生まれるのでしょう。

    この映画は神戸でもロケされていたのですね。まったく記憶にありませんでした。

  2. 居ながらシネマ より:

    赤松さん、外国映画で日本が登場すると、「別の魅力」と「変なニッポン」の両方が楽しめますね。
    旧コンコースは雰囲気ありましたよね。大阪の方は数年に一度程度しか行っていませんが、取り壊されることを知っていたらその前にバチバチ撮っておけば良かったと思っています。
    神戸は、確か公開当時ぼーっと見ていて元町通りの住所表示がはっきり写るショットがあり、その場面は神戸なのだと初めて気づきました。おそらく地元の方ならすぐにわかったかと思いますが。

  3. たかマックィーン より:

    高倉健さんが亡くなられて、あっと言う間の半年です。ブラックレイン は日本ロケで賄いきれずに、ナパバレーにまで行って銃撃戦を撮ってフィルムを繋いでいるのですが、
    健さんというと、
    野性の証明 で、クライマックスを中心に、戦車のシーンなどはアメリカでロケされたことを思い出します。映画というのはリアリズムをロケに求めてみたり、繋ぐことでファンタスティックなものにしたり、千変万化な代物ですね。そこに魅力があるわけですけれど。
    大阪のロケルポ、たいへん勉強になります。
    ありがとうございます。

  4. 居ながらシネマ より:

    たかマックィーンさん、クライマックスシーンはいたしかたないとして、日本ロケ部分もよく撮れていましたよね。いろいろ制約はあったかと思いますが。
    当時に比べれば各地にフィルムコミッション(でしたでしょうか?)ができて、ロケもしやすい環境になっていることでしょうね。

  5. 直撃世代 より:

    管理人様、はじめまして。中学三年の時に劇場公開初日に名古屋の映画館で本作を鑑賞した者です。出身地が関西なので時折気になってロケ地を検索したりしていましたが、こんなに詳しい解説をいただいているところは初めて観ました。大変感謝しております。明日、日付変わりましたので今日ですが、久々に帰省しますので可能な限りロケ地を踏んできたいと思います。本当にこのようなページを設けて下さり、感謝の気持ちです。映画も本当に名作ですよね。何度観ても、そしていつ観ても色褪せない魅力を持っています。

  6. 居ながらシネマ より:

    直撃世代さん、コメントありがとうございます。
    私も当時劇場で見ましたから、ある意味「直撃世代」かも??
    まだロケ地訪問楽しまれているところでしょうか。
    拙サイトが少しでもお役に立てたのでしたら、とても嬉しいです。
    もし何かこちらで掲載しても良い写真がありましたら、一度Contactフォームからご連絡ください。
    ここ数年大阪や神戸を訪れていませんが、どんどん変わってきているのでしょうね。

  7. 匿名 より:

    ゴルフの練習場はこの映画みて場所特定できたので早速打ちっぱなしに行きました
    当然無人の三階席を指定して、自分で自分の首を掴んで下を眺めて堪能しました
    背景の看板から最初は11号空港線に思えましたが、新御堂筋線の淀川手前と分かりました
    今は打ちっぱなし場は廃業してしまっているようですね

  8. 居ながらシネマ より:

    コメントありがとうございます。
    「新御堂筋線の淀川手前」こちら↓でしょうか?

    http://maps.gsi.go.jp/#18/34.716482/135.500621/&base=std&ls=std%7Cgazo3%7C_ort&blend=00&disp=110&lcd=_ort&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0&d=v

    確かに80年代の空撮で、打ちっ放しらしきものが見えますね。
    今夜にでも記事の方にも反映させていただきます。

    よく当時おわかりになりましたね。
    実際に現地に行かれたというのがまた素晴らしいです 🙂
    (でも落ちないで良かった……)

  9. Bill McCreary より:

    どうも、大変楽しく拝読しました。打ちっぱなしのシーンは、前に読んだときは特定できていなかったのですが、今回は解明されてうれしく思いました。この映画も、人気の高い映画でロケーションが多いですから、下で言及させていただく「小さな恋のメロディ」同様ロケの記事や現況についての写真なども多くのサイトで紹介されていますよね。

    ところで、ちょうど「小さな恋のメロディ」の再読いたしましたが、こちらの映画が、もちろん空き地のシーンなど変わった部分もありますが、多くのロケ地が撮影後50年博経過した現在もそれなりに当時の姿を保っているのに対し、大阪のほうは30年間で相当に変わっているのがやはり興味深いですね。映画の内容やロケ対象もぜんぜん違うのは当然ですが、やはり日本人は、建物は建て替えるという観念が強いのかなと思います。KPOキリンプラザなどは20年くらいしか経っていなかったわけで、この映画が撮影・公開された88年~89年はすでにバブル再末期だったわけですが、それでもそれ以降も再開発・再整備の連発で、個人的には昔のいかがわしい雰囲気・・・いや、私も「ブラック・レイン」ですら、同時代では観ていないんで、偉そうなことは言えませんが、ああいうのもいいのだかなという気はします。実際無理な再開発がいろいろ財政赤字の原因になっている部分もある。

    それから製鉄所なども再編成、敷地売却など縮小の傾向が著しいですね。第二次産業から第三次産業並行しているのですからこれも当然ですが、やはり時代の変遷を強く感じます。「メロディ」の例の空き地も、英gあの撮影時から再開発の過程だったようですしね。

    またコメントいたします。

  10. 居ながらシネマ より:

    Bill McCrearyさん、こちらでもコメントありがとうございます。
    拙サイトでも時々書いていますが、ヨーロッパの町が保ちが良すぎといいますか、むか~しの映画をチェックしていても、あっさり現在のストリートビューで同じ姿を確認できることが多いので驚きですね。
    逆に日本があまりにも新陳代謝が早すぎて、新興国ではないのだから、もう少しじっくり構えてもらっても良いのにと思ったりします。
    大阪はたまに行きますが、変化が激しいですね。
    このページに掲載した画像は、梅田のコンコースが無くなることを知らずに行った時のもので、それならもっとちゃんと撮っておきたかったです。

    それから映画とは関係ありませんが、子供の頃から宇宙開発とかロケットとか好きなので、なんば駅のロケットは残しておいてほしかったかも(笑)

  11. Bill McCrearyは より:

    金沢の写真のアップありがとうございました。それでちょうど用事で関西に行きましたので、時間が余りました関係で、この映画のロケ地4か所写真を撮ってきました。直撃世代 さんとは違う場所なので、お役に立てればまた記事に使用してください。

    それにしても、ゴルフ練習場は兵どもの夢の跡、あべの筋もあまりに映画と雰囲気が違いすぎて絶句でした。再開発も考え物です。

    https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/f87135c39e62af7fc3615685f6c2d04f

  12. 居ながらシネマ より:

    Bill McCrearyさん、わざわざ撮影ありがとうございます。こちらもぜひ使わせてください。(また作業は週末になってしまうと思います)
    あべの筋のあたりの変化は確かにすごいですね。あのビルがそびえ立っているだけで別世界の印象があります。

  13. 居ながらシネマ より:

    Bill McCrearyさん、おそくなりましたが画像アップさせていただきました。
    パチンコ店内部は本編の映像を目をこらしてチェックしましたが店名は確認できず、資料も持ち合わせていないので、現地参考画像として使わせていただきました。ご了承ください。

    あべの筋の場面は使わせていただいた阪堺電車の画像で向こう側に写っているアーケードのあたりではないかと思っているのですが、大阪は数年に一度行っているので足を伸ばして自分でも痕跡が残っていないかどうかチェックしてみようかと思います。

    ゴルフ場跡はなんともわびしいですね。権利がどうなっているのかは知りませんが、もったいない空間となっていますね……

  14. Bill McCreary より:

    どうも、いつもながら拙写真と拙記事のご紹介ありがとうございます。

    京橋については、私も拙記事及び拙コメントを貴サイトに投降した後あらためて映画をみてみまして(やるべき順番が前後して申し訳ございません)、京一会館について、決定的なシーンが見当たらないので、今度大阪に行った際、時間があれば、ちょっと京橋は再確認したいと思います。「京一会館」というパチンコ屋を撮影で使ったのは、Wikipediaや複数のサイト(たとえば下のサイトなど)に記されているので信ぴょう性はあるかと思いますが、私ももうちょっと確認したいと考えます。

    http://lifeupupup.com/blackrain-roke-2264

    こちらの写真は、映画シーンとはまた別個に撮影されたスチールですかね。

    あべの筋も、やはり再確認したら、通りの東側(天王寺駅方面に向けて)「撮影しているように感じましたが、これはこちらの記事によると、やはり反対側だったようですね。

    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141125-00000013-wordleaf-l27

    これも、また時間のある時再訪して、再確認してみます。

    ところでやはり一番印象に残ったのは、豊崎のゴルフ練習場でした。あれだけの土地が遊んでいる、しかも道路用地らしいのですが、「どうもなあ」です。

  15. 居ながらシネマ より:

    Bill McCrearyさん、パチンコ店はWikipediaにも載っていましたね。すみません! あとで本文直します。
    あべの筋は正解がアップされていたのですね。私はひたすら昔の空撮画像と向かいに見える家々の屋根の形を照合してアングルを逆算したのですが、ほぼ正解だったようで、自分的にはこれで満足です♪
    現地に行ったら痕跡有るかと思いましたが、アーケードも架け替えられているようですし、ちょっと難しそうですね。
    ともかく毎度情報ありがとうございました!

  16. Bill McCreary より:

    今年の1月3日、懲りずに大阪で、この映画のロケ地を撮影してきました。大阪府庁、あべの筋、京橋です。京橋は、こちらでいいと思いますが、いかがでしょうか?

    https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/25276be54b2ce2808fda020953e4d26b

    個人的には、大阪府庁の西館が解体されていたのがショックでした。

    そういうわけで、もし掲載可能な写真がございましたら、ぜひお使いください。

  17. 居ながらシネマ より:

    Bill McCrearyさん、さっそく画像使わせていただきました。ありがとうございます!
    京橋のお写真バッチリで嬉しいです。ここは機会があれば自分で望遠レンズ使って確かめてみようかとも思っていましたが、このお写真で十分ですね。
    あべの筋はこれでは確かに味気ないですね。今の時代に『ブラック・レイン』を撮ることになったとしたら、撮影地に選ばれることはなさそう……

  18. Bill McCreary より:

    NHKで昨年「松田優作“ブラック・レイン”に刻んだ命」

    https://www.nhk.jp/p/anotherstories/ts/VWRZ1WWNYP/episode/te/MVZQ6VVLM1/

    が放送されまして、6/13での再放送を観ることができました。

    そうしたら、松田夫人が大阪でのロケ地を訪れていまして、十三と大阪府庁を訪れていました。

    で、当時の府庁での撮影に立ち会った職員の方が案内していまして、11月初旬に撮影が行われたと当時のメモも映し出されました。こちらの記事を情報が合致します。

    https://www.nhk.jp/p/anotherstories/ts/VWRZ1WWNYP/episode/te/MVZQ6VVLM1/

    松田が若手の時代はともかく、高倉健と松田、あと若山富三郎が共演する日本映画というのは、88年当時は存在しえませんからね。そういうことは書いてはいけないのでしょうが、やはりこれは、神の贈り物かもしれません。

  19. 居ながらシネマ より:

    Bill McCrearyさん、コメントありがとうございます。
    この番組見たかったかも。NHKオンデマンドで見られるみたいですが。

    > 松田が若手の時代はともかく、高倉健と松田、あと若山富三郎が共演する日本映画というのは、88年当時は存在しえませんからね。

    今にして思えば、となりますが、すごい面々ですよね。
    これがアメリカ映画というのが悔しくも有り仕方なくも有りですが。
    でもこのあといよいよバブルが過熱してお金があちこち湧いてでてくるようになっても、世界に打って出るような大作日本映画が作れたかといえばそんなこともなく……

    公開当時やはり日本の描写に違和感を抱いてしまいましたが、それでもラスト近く若山富三郎親分のセリフにはぐっとくるものがありました。監督としては精一杯日本側によりそった描写かと思います。
    おかげでエキゾチックな異郷アクションものでは終わらずにすみ、豪華キャストの出演作として今でも語り継ぐことができるようになったのではと思います。

  20. Bill McCreary より:

    重複してURLをはってしまいました。失礼しました。下の方のURLは、

    https://hitcity.exblog.jp/7369671/

    です。

    >連日、スポーツ新聞に撮影状況が掲載されていて、大阪府庁での撮影は、 11月のはじめの金曜日のようだったので、その日、会社帰りに、覗きに行ってみると、外から内部に向かって照明が当てられていました。

    >翌日の土曜日も出社していて(土曜も祝日も休みのないデザイン会社でした)、5時半頃、退社しかけたら、現在求職中の、この会社での元・同僚から、これから大阪府庁前で撮影をされるらしい〜との電話が入りました。
    昨夜の撮影のことを帰宅後に電話で知らせていたところ、この日は、昼頃から、自転車で周辺を走り、様子を探っていたとのことでした。

    >マイケル・ダグラスさんと高倉健さんに挟まれ、警察署内に松田優作さんが連行されるシーン。

    これらのシーンは、同じシーンを何度も何度も(10回以上)繰り返し撮影されました。

    1988年のカレンダーは、11月4日が金曜ですので、ダグラス、高倉、松田の空前絶後のシーンは、5日の撮影でしょうか。松田優作が亡くなったのが翌年の11月6日ですので、松田夫人も感慨深そうでした・・・。

    なお上にも引用したように、当時の(大阪の?)スポーツ新聞には撮影状況が掲載されていたというので、これは大阪の図書館に行って当時のスポーツ新聞を当たりたい気すらしましたが、大阪版は果たしてあるかなあというのはかなり難しいかもです。

    ところで、今年は無理ですが、八幡浜市の図書館(あるいは愛媛県立図書館)にでも行って、『旅の重さ』の映画館の写真でもあさってみようかといま考えています。

  21. 居ながらシネマ より:

    Bill McCrearyさん、URLありがとうございます。
    (本編を確認していて、時間をいただいてしまいました)

    これは貴重な目撃証言ですね。ブログ主様には感謝感謝です。
    大阪府庁正面玄関でも連行する場面が撮影されていて、なのに結局本編では使われなかったということでしょうか。
    あそこのホール格好いいのにもったいないですね。

    高~いクレーンに照明機材を載せている画像も迫力ありますね。

    > マイケル・ダグラスさんとアンディ・ガルシアさんが、ライフル銃を持って部屋から飛び出すあたりのシーン

    とブログ主様がお書きになっていますが、2人が銃を持って飛び出すシーンはないと思いますので、たぶん警察の出動に気づいてちゃっかり同乗する前の場面のことかと思います。

    この記事によると↓ 剣道場の場面(0:46頃)もこちらの庁舎だったようで。

    https://news.yahoo.co.jp/articles/8cc17745b0af3316d060307431de79794b8f7ba1?page=2

    5~6階の2層吹き抜けの正庁の間と言うそうです。
    背景的には確かにここ↓ですね。今は見学できないみたいですが。

    https://www.pref.osaka.lg.jp/otemaemachi/seicyou-koukai/

    もしかすると上記ブログのクレーン使った照明は、この剣道場のシーンだったかもしれませんね。
    窓の外の灯りが、いかにも夜間で光を当てているように見えます。

  22. Bill McCreary より:


    製鉄所
    Wikipediaによると、新日本製鐵堺製鐵所。
    これはよく撮影許可を得られたものだと思います。

    すでにご存じでしたら申し訳ございません。こちら

    https://www.nakayama-steel.co.jp/100th/

    によると、


    ハリウッドの大作映画「ブラック・レイン」の撮影が、1988(昭和63)年11月13日から19日まで、当時の転炉工場で行われた。
    最初は他社の製鐵所で撮影が開始されたが、回転しているベルトコンベアの上を俳優が走り回るのを目撃した同製鐵所長が激怒して即刻中止。第2候補として当社にロケハンに来たリドリー・スコット監督が、転炉工場(現在は解体)を一目で気に入り撮影がスタートした。
    撮影中も操業は続けており、背景に当社社員が映っていたはずなのに、上映された映画には当社社員は一人も登場していなかった。

    とありますので、おそらく他社というのが堺でしょうから、こちらの方が主ということなのかもだし、また英語版Wikipediaには、


    The Osaka steel mill scene, which was left unfinished due to the crew’s premature leave from Japan, was completed at California Steel Industries in Fontana, which was later used in Terminator 2: Judgment Day

    とありますので、実際には米国で仕上げの撮影がされたということのようです。なおこの2つの情報は、日本語版の「ブラック・レイン」には掲載されていませんが、中山製鋼所のWikipediaには、


    工場の建物内が、ハリウッド映画「ブラック・レイン」のロケ地として使用された。

    とあります。

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B1%B1%E8%A3%BD%E9%8B%BC%E6%89%80

    まったく話は違いますが、大阪の福島からタクシーで神戸に行き、そのあと堺に行くという設定(?)というのも、やはり日本人には考えにくい設定ですよね。この間コメントした『サヨナラ』の伊勢と嵐山のワープほどすごくはありませんが、かなり大胆なところがあります。こういうのは、特に外国を舞台にした映画などではよくあることなのかもですね。

  23. 居ながらシネマ より:

    Bill McCrearyさん、返信遅れてすみません。

    > 回転しているベルトコンベアの上を俳優が走り回るのを目撃した同製鐵所長が激怒して即刻中止

    これ↑コントみたいですが、現場でこんなことやられたらたまらないですよね ^^;

    つまり新日本製鐵堺製鐵所の撮影はすぐに中止、その後中山製鉄所の転炉工場(現在は解体)で撮影スタートするも、未完成のままスタッフが帰国、残りはフォンタナのCalifornia Steel Industriesで撮影。同地はその後『ターミネーター2』でも使われた
    ……ということですね。
    『ブラック・レイン』と『ターミネーター2』でよく見ると同じ場所を確認できたら面白いかも、とか思いました。

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