『衝撃の告発!QBセブン』 QB VII (1974)

Qb VII [DVD] [Import]

You are the plaintiff here, not the defendant.

作品メモ

ひとつ前のエントリー『アリ/ザ・グレーテスト』の監督トム・グライス(トム・グリース Tom Gries)が演出したアメリカのテレビドラマ。

QB VIIとはQueen’s Bench Court Room No.7 (of the Royal Courts of Justice)、英国王立裁判所第七号法廷のこと。
そこで繰り広げられる法廷ドラマ。それもナチスが強制収容所で行った人体実験が背景にあるという、かなり骨太の内容となっています。

舞台はロンドンですが、製作はアメリカでABCで放映。
いわゆるミニ・シリーズの先駆けとなった作品で、テレビドラマとはいえ多額の予算をかけて映画のようにしっかりと製作、短期間に数回にわたって放送するスタイルをとっています(放送日は1974年4月29日と30日)。
反響も上々で、エミー賞の16部門にノミネート、6部門で受賞。

お茶の間の日本人もこれで初めてアメリカのミニシリーズなるものを目の当たりにしたわけで、その後の『ルーツ』のルーツといいますか、露払いの役目を果たしていたと思います。
放送前後には毎回白井佳夫さんが登場し、日本映画名作劇場的スタイルでクールに「きゅうーびーせぶん、くいーんずべんちこーとるーむなんばーせぶん」とおまじないのように唱えてから、解説をしていました(ここらへん、記憶違いだったらごめんなさい)。
その後何度か地上波で放送されていますが、ビデオやDVD化はされていないようで、今から見るとなるとなかなか難しいかもしれません。
欧米では2枚組DVDが出ていますし今でも入手可能ですので、再生機器の問題がない方は円高の今ぜひお手元にいかがでしょう?

手元にあるのは以前買ったイギリス盤DVDで、この記事もそれをもとに書いています。
スタンダードでモノラル収録。PCで見る限りリージョンコードの問題もありません。
英語字幕付きですので、むずかしい用語も一時停止で調べたりしてなんとかついていけました。
ただし収録時間が5時間程度。
実際には6時間半程度あるようなので、かなり編集されているのかもしれません。

※2014/04/06追記
放送日について、新聞社のデータベースで調べてみました。
朝日新聞東京版のテレビ欄によると、フジテレビで1977年9月28日(水)23:55 から3夜連続で放送されたようです。
上で「『ルーツ』の露払い」と書きましたが、『ルーツ』の放送は同年10月上旬ですから、系列局こそ違えどその直前の放送だったことになります。

スタッフ

監督は前述のようにトム・グライス、製作マーティン・スターガー、脚本エドワード・アンハルト。

Qb VII 原作はレオン・ユリスの同題の小説。
『栄光への脱出』の原作『エクソダス』の著者、ということで、ユダヤ人問題を扱った作品が多いようです。
ドラマの中でベン・ギャザラ演じる作家に重なるものがありましょう。
……といいますか、ストーリーそのものも実際にレオン・ユリスの身に起きた裁判沙汰を基にしているようです。

日本でも翻訳は出ていましたが、とっくに絶版で図書館か古書店で見つける他ありません。

音楽ジェリー・ゴールドスミス。
これが実に素晴らしいスコアで、今聴いても戦慄を覚えるほど。
当時家庭用ビデオなんて持っていませんでしたが、音声部分はカセットテープに録音して繰り返し聴いたものです。

   

※14/11/12 動画差し替え。

キャストと物語

キャストを物語にからめながらざっくりご紹介しますと……

舞台は1973年ロンドン。
裁判所の前にこれから争う2人の男たちが現れ、大勢の取材陣に取り囲まれます。

原告はポーランド系イギリス人医師サー・アダム・ケルノ Adam Kelno(アンソニー・ホプキンス)。
被告はアメリカ人作家エイブ(エイブラハム)・ケイディ Abe Cady(ベン・ギャザラ)。
ケイディの書いた本に、ケルノがかつて強制収容所でナチスに協力して非人道的な手術を行っていたことが書かれていたため、ケルノが名誉毀損で訴えたのがこの裁判です。

第1部では原告の半生が描かれます。

第2次大戦末期、ソ連軍の侵攻にともない辛くもポーランドの強制収容所から脱出したアダム・ケルノは、その後イギリスで優秀な外科医として活躍。海外でも長年献身的に医療活動を続けて、今やサーの称号も持つ身。
ところが戦後まもなくの時期、ヤドヴィガ収容所で非人道的な手術を行った容疑で彼は一度逮捕されたことがあるのです。その時は彼をポーランドに引き渡すかどうかの審判が開かれ、結局無罪放免となったのですが、同じ件で再び名誉を汚されるのはたまらない、ということで裁判を起こしたのでした。

妻として看護婦として長年連れ添ってきたアンジェラ(Angela)にレスリー・キャロン。
やはり医者となった息子スティーブン(Stephen) にアンソニー・アンドリュース。

第2部では被告のこれまでが描かれます。
作家アブラハム(エイブ)・ケイディ は第2次大戦中イギリス空軍でエースパイロットとして活躍。戦後は映画界へも進出し華やかな生活を送っていましたが、20年以上の時を経て妻との関係は冷え込み、新しい恋人ができたところでした。
ある日父親が倒れたという知らせを受けて初めてイスラエルの地を踏んだアブラハムは、そこでユダヤ人としてのルーツにめざめます。
ホロコースト博物館を見学して衝撃を受けた彼は、作家としてライフワークをものにすることを誓い、タイプライターに向かうのでした。

元看護婦の妻にジュリエット・ミルズ。
セレブな恋人マーガレット Margaret Alexanderにリー・レミック。

第3部はいよいよ法廷での対決です。

被告を弁護する弁護士Tom Banniesterにアンソニー・クエイル。かつての審判でケルノを追い詰め切れなかった因縁のある人物ですが、マーガレットの頼みもあって難しい裁判を引き受けます。法廷の場面はどうしてもアンソニー・ホプキンスが目を惹きがちですが、アンソニー・クエイルも素晴らしい好演だったと思います。
原告側の代理人で、かつてケルノの弁護士として無実を勝ち取ったRobert Highsmith にロバート・スティーブンス。
裁判長はジャック・ホーキンス。1973年の7月に亡くなっていて、これが最後の出演作です。

収容所の生存者で証人として登場するDr.Parmentierにエディス・エヴァンズ。

ケルノ側を打ち砕くためには、なんとしても当時の医療記録を手に入れなくてはなりません。
それはどこにあり、どうやって手に入れられるのか。
答えを見つけるために、ケイディはポーランドへと飛びます。

鍵を握るポーランド人のEgon Sobotnikに、ヴラデク・シェイバル Vladek Sheybal(『謎の円盤UFO』のドクター・ジョンソン)。
ポーランド政府の Igor Zaminskiに、ジュリアン・グローバー。以前の裁判でケルノを引き渡してもらうためにロンドンまで出向いて立ち合ったことがあり、因縁浅からぬ人物です。
手懸りとなる女Lenaにシグネ・ハッソ。

ケイディの探索は果たして裁判に間に合うのか? そしていかなる判決が下されるのか??
それは見てのお楽しみ。

……といったお話です。

名誉毀損で訴えた原告が逆に被告側に追い詰められていくという展開がまず非常に優れたアイデアで、細かい伏線や鮮やかなラストに至るまで法廷ドラマとして抜群の面白さを持っています。
1部と2部でそれぞれの人生を描き、後半は一気に緊迫した法廷シーンを積み重ねていくという構成もわかりやすく、浮ついた生活を送っていた男が高名な医師に迫っていくという皮肉もうまく効いています。

ドラマとは思えない豪華なキャストですが、特に法廷の場面はほとんどアンソニー・ホプキンスの独壇場。
神がかりとはこのことかという演技で、深い業を背負った初老の医師を三十代半ばにして見事に演じきっています。

ホロコースト

問題となったケイディの著書はタイトルが『ザ・ホロコースト』”THE HOLOCAUST” 。
恥ずかしながらこのドラマで「ホロコースト」と言う言葉を知りました。
もっとも一般に定着したのは数年後のミニシリーズ『ホロコースト』ではないかと思われます。

ロケ地

IMDbには記載がありません。

OP

ドラマは毎回ロンドンの中心部、テムズ川に沿った空撮から始まっていました。
ウェストミンスター橋の上空から北のウォータールー橋に向かってカメラは進んでいきます。
今ならロンドン・アイが右下に見えるはずですが、もちろん当時は影も形もありません。

川沿いは取り壊し中の建物や現在のものとは違った建物が見受けられ、昔から変わっていないようなロンドンの街並みも数十年というスパンでは少しずつリニューアルされていることがわかります。

裁判所前

空撮カメラが近づいていくのが、舞台となる王立裁判所(Royal Courts of Justice)W

河畔

キャディがマーガレットと歩くテムズ川沿いの道。

ロッド空港

ベン・グリオン国際空港W

嘆きの壁

嘆きの壁W

ヤド・ヴァシェム

ヤド・ヴァシェム(Yad Vashem)

病院

ケルノ親子が勤務する病院。
外観はこちらで、写っていたのは西側部分。向かいの建物は今でも建っています。

Charing Cross Hospital

出版社

おそらく出版社という設定かと思いますが、ケイディがが記者たちに質問を受けていたところ。
トラファルガー広場に面したこの建物。

石橋

マーガレットがトム・バニースターに弁護を依頼しているところ。
場所は調査中。

TRINITY COLLEGE

Trinity College, Oxford

エイブが歩いてくるのはここ。西へ向かっています。

入っていったのはここ。上記と同じ通りですぐ近くですが、逆方向から来て入っていきます。

アメリカ大使館

マーガレットがやってきたロンドンのアメリカ大使館。
ホンモノです。

ワルシャワ

エイブのクルマがやってきた広場。
“WARSAW THE POLISH PEOPLE’S REPUBLIC”とテロップが出ますが、ワルシャワではありませんね。
この時代の東欧のロケは、なかなか難しいものがあると思います。

どこかで見覚えが……と思ったら、以前のエントリー『尼僧物語』で画像を調べたことのあるところでした。
ベルギー、アントウェルペン(アントワープ)のこちらの広場。


大きな地図で見る

ホテルという想定の旗がいっぱい立った建物は実際には市庁舎。

資料

更新履歴

  • 2014/11/12 動画差し替え
  • 2014/04/06 放映日について追記
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『衝撃の告発!QBセブン』 QB VII (1974)” への25件のコメント

  1.  ありがとうございます。QB7を見たのは私が十台半ば頃でした。テレビで放送したものです。
    たしか2週連続の放送でした。すごい重厚な作品でした。DVDが出てないのが残念です。
    グーグルでQB7を検索したら、このサイトがヒットしました。あの医師がアンソニー・ホプキンスだと初めて知りました。あのハンニバルや羊たちの沈黙の、あの方ですよね。驚きです。ほんとの名優なんですね。
    こういうドラマを見ると、日本のドラマ創りにがっかりしてしまいます。テーマが何も無いですもの。
    せいぜい自衛隊や警察を悪者にして、巨悪を描いたつもり。情けなくなります。巨悪は人間の内面にあるなんてドラマは創れないもんなんでしょうか。
     

  2. hamlet2601さん、いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。
    ご覧になった方と出会えて、心強いです 🙂
    2週連続でしたか。そこらへんの記憶はほとんど薄れてしまっていますが、解説が白井佳夫さんだったのはたぶん間違いないのではと思います。
    日本でDVDが出ていないのは本当に惜しまれますよね。今からDVD化は難しいかもしれませんが、衛星放送やネット放映などで、見られる機会が少しでも増えれば良いなと思います。

    このエントリー書くのに久々に見返しましたが、アンソニー・ホプキンスの演技には再び引き込まれました。他の俳優さん達ももちろん素晴らしく、演出含めて、凄いテレビドラマを作るんだという意気込みがびしびし伝わってくる作品ですよね。

  3.  一度、東京12チャンネルで昼の洋画劇場の時間に数日にわたり放送していたのを記憶しています。こういった優れた作品を、日本でもDVD化してほしいものですね。アンソニー・ホプキンスのプロフィール欄にも、この作品は載っていないことが多い。
     

  4. kulingonさん、いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
    おお、東京12チャンネルのお昼ですか。毎日のように洋画を放送していた枠ですよね。
    私も最初の放送以後もどこかで見た記憶があったのですが、もしかするとそれかもしれませんね。
    アンソニー・ホプキンスのプロフィール欄に載っていない場合もあるなんて信じられません。プロフィールはどうしても劇場用映画に偏ってしまうからかもしれませんが、自分にとっては間違いなく代表作の1本です。

  5. 高校生の頃、本作を見ました.たしか、季節は真冬でした.たぶん年末だったようにおもいます.
    大阪に住んでおりましたが、深夜に2回に分けて放送されテレビの前で毛布にくるまりながら感動と寒さで震えていたことを思い出します.私が見たときは、解説はなかったとも思います.最初の放送の反響をうけた再放送だったのでしょうか.ルーツとかの放送があった時代のことと覚えています.

  6. Mttさん、いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
    部屋は寒くとも心は感動でアツくなる、そんなドラマですよね。
    昔放送されたドラマって、当時の自身の環境と合わせてなつかしく思い出されるものですね。
    上の本文でカセットに録音したと書いてますが、たぶんラインではなくてレコーダーをテレビに近づけて録ったような記憶が有ります。

  7. inagara さん はじめまして.
    QB7について検索したら当サイトがひっとしたのでコメントさせてもらいました.
    前に書いたように、私が見たのはルーツの日本の放映の後でした.ルーツの日本放映は1977年10月だったようですので、たぶんその年の冬とおもいます.もっとも、次の年の冬だったかもしれませんが...まだ第四次中東戦争からそんなに経っていない頃ですね.

    日本でも放映当時は結構反響があったのではないでしょうか.当時、原作の翻訳を本屋で見かけましたし、丸善とかでは原作の原書のペーパーバックを見かけました.いま、DVD日本語版が無いのでは残念です.

  8. Mttさん、日本での最初の放映日気になりますので後で調べておきますね(どうやって調べりゃいいんだろう……??)。
    私もテレビで見た後たしか原書のペーパーバックを買った記憶があります。
    10年ほど前まで持っていましたが、表紙はこういった↓感じでした。
    http://www.amazon.co.jp/Q-B-VII-Leon-Uris/dp/0552088668/

    ただ自分の語学力から考えて翻訳本が出ているのにわざわざ原書を買うとは思えないので(当時のドル円レートではお金の節約にもならないですし……)、もしかすると最初の放映時にはまだ翻訳本がなかったのかもしれません。

  9. 最初の放映日、まだわかりません。
    朝日新聞のデータベースで調べようと思ったら、70年代はカバーされていないみたいです……
    翻訳本の方は、初版が1980年3月15日でした(新潮社、宇野利泰訳)。
    引き続き調査進めます。

  10. 朝日新聞のデータベースで放送日がわかりましたので、追記しておきました。(全文検索は85年以降でしたが、縮刷版の見出し&キーワード検索はそれ以前も可能でした。勘違いしていてすみません)。

  11. ネット検索 QB7 でここまでたどり着きました。
    皆様と同じく日本TV放映で当時たいへん感動した思い出あり、わが町の図書館に分厚い翻訳本あり、2週間掛けてゆっくり読書した記憶がありました。
    個人的にはベンギャザラが非常に印象に残っております。
    今回こちらの記事でアンソニーホプキンスが出演したいたとは、、個人的に羊飼いの沈黙シリーズは大好きで、おかげでその映画使われているバッハ、コルドベルク変奏曲、グレングールド演奏まで派生しておりました。
    なにか非常に縁を感じるTVドラマ情報たいへんありがとうございました。
    また、ゆっくりと青春の一ページを一枚めくった心休まる気持ちで訪れます。
    資料収集ご苦労さまでした。

  12. カナル太郎さん、いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
    このエントリーはいろいろな方からコメントいただいて、あらためて作品の重さや衝撃度を感じているところです。
    私にとっても青春の1ページです。
    実は主役はアンソニー・ホプキンスが主役だったというのでビックリ、まだ30代であの役をこなしていたというので2度ビックリの作品ですね。

  13. 不慣れなネットで検索してましたら、たやすくたどり着きました。感激しています。20代後半だったと思いますが、それこそ「瞬きもせず」観たことを覚えています。その後40年、内容の記憶はとぎれとぎれになってますが「QB7」というタイトルはいつも記憶の中にありました。そうですかCDは出来ていないのですか、、、残念ですね。 でも当時あの映画を観て今でも話題にしている方々がおられる事、とてもうれしく思います。

  14. あまかざりさん、コメントありがとうございます。
    最初の放送でご覧になったのですね。
    何十年と経った今でも皆さんからコメントいただいて、作品の持つインパクトを改めて感じています。

    日本語字幕付きや吹替えでは現在なかなか見る機会にめぐまれないのが残念ですが、今見たらYouTubeに全編アップされているようですので、雰囲気だけでも味わえるかもしれません。

    https://www.youtube.com/watch?v=oQLXkod0bZI
    https://www.youtube.com/watch?v=DbGV6q-ERXg

  15. リアルタイムで観ましたよ‼︎ 『キュービーセブン』……ベン ギャザラと、貧しくとも気高い医者、があのアンソニー ホプキンスだとは当時は知りませんでした。ギャザラの放埓な生き方より、戦地から帰り妻と子供を連れてアラブに医療奉仕に出向くA ホプキンスの痛々しさっ!に惹かれました。どうしてここまで自分を追い詰めるのか、その秘密が暴かれるラスト。しかし、イギリスの法廷は裁判を起こしたB ギャザラにたった硬貨1枚しか認めなかったですよね。
    戦時下の罪をそこまで追求する民族性が日本人にはいささか遠すぎる印象がありましたっけ。勿論、『栄光への脱出』も見ています(淀川長治の洋画劇場で)。
    昔は痩せていたんですね、A ホプキンス。この人『冬のライオン』でもゲイの王子様という変わった役してましたね。
    それで『 あんまり感動したので原作『QB7』も読んじゃいました。これはこれで良かったと思います。

  16. つきみさん、コメントありがとうございます。
    どんどん仲間が増えていくようで、とてもうれしいです。
    偉そうにエントリー書いてますが、私も当時はアンソニー・ホプキンス知りませんでしたよ(笑)
    『栄光への脱出』は今ではDVDもレンタルされていますし比較的容易に接することができますが、『QBVII』は困ったことに日本語字幕付きで見たくても見られない状態が続いてしまっています。
    このエントリーの皆さんの熱いコメントが、ソフト化への後押しになれば良いのですが。

  17. アンソニー・ホプキンスの映画だったら、これと“タイタス”だと思います。
    ベン・ギャザラは、“ドッグビル”と“明日なき男”かな……

  18. 追伸:
    そうそう、“sir”の称号を持っていても、
    カギ十字にかかわっていたら、その名誉は、
    ワンペニー程度なんですね。
    東洋のどこぞの大国と違って……

  19. ふぬけさん、コメントありがとうございます。
    俳優の代表作が何かは人によって違ってくるものとは思いますが、『QBVII』はアンソニー・ホプキンスの出演作では本当にお奨めですよね。毎回書いていますが、何とか日本でソフト化なり放送なりしてくれないものかと思います。

  20. 超名作だと思います。
    原作は単に”ユダヤ人にふりかかった悲劇” といった内容でした。
    しかし本作は、さらに一歩深めて”戦争という異常な状況下における誰にでも起こり得る悲劇”という内容になっていたと思います。
    このような作品には、現在においてもまだ出会っておりません。

  21. あじあのよろずやさん、コメントありがとうございます。
    このドラマは、裁かれているのは実は原告側だったというあたりがとてもうまい構成でしたよね。これがただ非人道的行為を行った被告を糾弾するだけの内容であれば、これほど印象に残っていなかったかと思います。
    当サイトの他のエントリーで言えば『ニュールンベルグ裁判』あたりも同様の重みがありました。

  22.  私はこのドラマを小学生の時に関西で見ました。土曜日13時ごろから夜遅くまで続いていたのを思い出します。最初見た時途中で外に遊びに行き家に帰ってくるとまだドラマが終わっていなく父親が見ていました。法廷内のシーンが面白く最初からきっちり見ていたらよかったと後悔しました。

     中学生になったころ夜中にやっているのを気がつき再放送として全部見ました。
    最近になってみたくなりアマゾンで購入しましたが、一番頭に焼き付いていた部分がカットされていました。ホロコースト博物館の実写フィルムがだいぶカットされていました。やはり残酷な部分はアメリカでもカットするんですね。双子の実験。頭を何回もたたいてどのぐらいでダメージがひどくなるか、何度もやけどさせてどのぐらいまで皮膚移植できるか、何回も足を骨折させたり、電気ショックを与えどのぐらいまでたえられるかなど。私の記憶が確かであればですが。大学に入りゼミ旅行で教授にその話をすると、日本でもあったといわれ初めて知りました。恥ずかしい話です。ドイツはひどいことやるなーっと思っていたら日本もか。っと戦争は嫌だとつくづく思います。

  23. masaboさん、コメントありがとうございます。
    ホロコースト博物館ということは、第2部の最後のあたりですよね。
    手持ちのUK版DVDで見てみましたが、実写映画の場面でそのたぐいの描写がありました。日本でのテレビ放映の時にどうだっかまではさすがに覚えていません。
    このエントリーは皆様からコメントをいろいろいただき、本当にインパクトがある作品だったことを改めて感じています。

  24. はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいています。私も海外旅行に行った時は、勤めて映画のロケ地を探すようにしています。このドラマは、当時東京12チャンネルで放送されたので、ここ福岡では見ることができませんでした(原作は読みましたが)。いいソフトが発売されることを切望しております。このドラマはちょうどテレビ朝日で「ルーツ」が放送され、ブームとなっていたのと同時期に放送されたはずです。このドラマの解説をしていた映画評論家の白井佳夫氏とお会いした時に、こっちの方が断然面白いと力説されていたことを憶えています。

  25. Stanfordさん、コメントありがとうございます。
    本当に日本でのソフト化切に希望ですね。あるいはネット配信でいつでも見られるようにしていただくとか。
    白井佳夫さんが解説されていたというのは、正解だったでしょうか。年々記憶が怪しくなってきていますが、「くいーんずべんち」という発音は、なんだか覚えているのですよね。

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