『旅情』 Summertime (1955)

旅情 [Blu-ray]

クチナシの花

作品メモ

ヴェネツィアが舞台の映画をこのところチェックしていますが、やはりこれははずすわけにはいかなそう。
IMDbのトリビアによると、公開後ヴェネツィアの観光客が倍増したという貢献度たっぷりのご当地映画です。

60年近く前の映画ですが、内容はそれほど古びていないような。
ちょっとイタいところがあるかも……的独女が思いを成就していくプロセスがうまく描かれ、この手のタイプの女性が苦手な方も、思わず途中から感情移入してしまうのではないでしょうか。
最後に自分のとるべき道を自分で決めるのもまた良いですね。
きっと彼女はあのラストの後もたくましくポジティブかつわがままに生きていくことでしょうし、相手の男だって次の日から(いや、駅を出たら?)もう別の女性にアタックしているかもしれません。
胸キュンはあってもジメジメしていないのがとても良く、自分の中ではこれはれっきとしたラブコメ映画に分類されています。

念願のヨーロッパ旅行を満喫中、でもひとりでちょっと寂しいヒロイン、ジェーン・ハドスンにキャサリン・ヘプバーン。撮影当時47-48歳、設定は38歳なのでサバ読み過ぎかもしれませんが、このくらい迫力あった方がキャラ造形に説得力あったかも。
米アカデミー賞でノミネート12回、うち受賞4回の恐るべきキャリア。この『旅情』でも候補となっていましたが受賞は逃しています。
面白いのは同年『慕情』のジェニファー・ジョーンズも候補になっていたことで、どちらも(日本人から見れば)漢字2文字の1文字違い、海外ロケ、テーマ曲超有名、そして主演女優は2度目のオスカーなるか?の対決だったわけですが、受賞したのはどちらでもなく、『バラの刺青』のアンナ・マニャーニでした。

お相手のイタリア人レナートにロッサノ・ブラッツィ。
宿の女主人フィオリーニにイザ・ミランダ。彼女もまた良い雰囲気を醸し出していました。

オリジナルはアーサー・ローレンツの戯曲“The Time of the Cuckoo”Wで、それをデイヴィッド・リーン監督が映画化。
ヴェネツィアを訪れたアメリカ人女性がイタリアの男性と数日間盛り上がるお話をイギリスの監督が撮っているわけで、ちょっと面白いですね。
この後『戦場にかける橋』(57)、『アラビアのロレンス』(62)『ドクトル・ジバゴ』(65)、『ライアンの娘』(70)と、超大作ならおまかせ的巨匠の道を突き進んでいくわけですが、それもこの映画のヒットがあったからこそ、かもしれませんね。

撮影ジャック・ヒルドヤード、音楽アレッサンドロ・チコニーニ。

カンツォーネ度数たっぷりの見事なメロディーラインのテーマ曲こそ、映画が湿っぽくならなかった最大の貢献者かも??
ボーカルバージョン「ベニスの夏の日(Summertime in Venice)」はこれですが、もしかしてゴンドラの船頭さんのレパートリーになってるのかなあ……

ロケ地

IMDbでは、

Campo San Barnaba, Venice, Veneto, Italy
St. Mark’s Square, Venice, Veneto, Italy
Venice, Veneto, Italy
Shepperton Studios, Shepperton, Surrey, England, UK (studio)

細かく記載されているかと思いきや、拍子抜け。
今回もいつも通り資料は特に用意せず、ウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしていきました。
答え合わせはしていませんので、間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。

ソースは2年前の夏(2012年7月11日)に放送されたNHK BSプレミアムのHD放送。
解像度感が良く、細かく調べる気になりました。
やっぱりこの映画、見るなら夏ですね。

前のエントリー『ベニスに死す』で、「ヴェネツィアの建物と運河と橋と井戸を整理したデータベース、どこかにありませんかね~」と書きましたが、とりあえず橋についてはこちらのサイトを利用しました。

  • http://www.gpmeneghin.com/ponti/ponti.php

引き続き井戸のデータベースを探しています(笑)。

OP列車

ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅W

©milou アルバム「ヴェネツィア」から

画像は以前milouさんから提供していただいたものです。
(いつもありがとうございます♪)

©milou アルバム「ヴェネツィア」から

ホテルまで

「バス」を降りるまでは、インサートされる物件を除いて、結構リアルなコース取りとなっています。

夫妻と自己紹介

船上でマキルヘニー夫妻と自己紹介しあう時に背景に写っているのは、駅のはす向かい。
映画の通りに大運河を西へ進んだところ。

ワンダフル

……と声がかぶるショットは、全然別の場所のこちら。

この場所実は後ほども登場します。

左折してくぐる橋

汽笛を鳴らして左折したのはここ。

その直後一人称的にくぐる橋はいくつか橋を飛び越えてこちら。

その先のY字路を左(東側)へ進みます。

寺院

鐘の音とともにインサートされ、ジェーンがいかにも撮影しているように見える大寺院は、サンタ・マリア・デッラ・サルーテの真正面ですが、船のルートとは別のところにあります。

©1990 milou
 アルバム「ヴェネツィア」から

milouさんご提供の画像。
1990年撮影とのことです。

くぐっていく橋

再び会話に戻り、夫婦の余裕ある旅にビックリしながらくぐっていく橋。

信号待ち

編集上いかにも信号待ちで止まったように見えますが、ここの交差点?に信号はなさそうです。

信号待ちの一人称ショットはここで、上記場所から1ブロック後戻り。
ここには信号があります。再スタートもここ。

つまり信号で停まったショットだけ、おかしいことになります。

スケジュール確認

信号の少し先(東側)。
こちらの橋の手前。

消防艇

消防艇とすれ違う橋。

大運河と合流

壮麗な音楽とともに大運河に合流して右(南)へ。

手前に写っている街灯のようなものはこちら。

思ったより低い位置ですね。

というわけで、駅からここまで蛇行する大運河のショートカットコース。ほぼ実際の地理と一致していたのでした。

運河沿いの寺院

嬉しそうなジェーンのショットに続いてインサートされる寺院は、ちょっとワープのこちら。

San GeremiaW

©1990 milou
 アルバム「ヴェネツィア」から

こちらも画像はmilouさんご提供のものです。
(撮影1990年9月)

実はこの寺院、先の「ワンダフル」なショットの左側にあり、鐘楼はどちらのショットにも登場しています。
1回のテイクを2つに切ったのかもしれませんね。

By Forrestn via Wikimedia Commons
(public domain)

こちらの画像ですと全体が写っていて把握しやすいです。

絵が描かれた建物

ご満悦のジェーンに続いてインサートされる正面に絵が描かれた建物はこちら。

Palazzo BarbarigoW

映画では建物の脇に”VENEZIA-MURANO CO”とはっきり見えていますが、現在はないようです。

©1986 milou
 アルバム「ヴェネツィア」から

こちらの画像はmilouさんご提供によるもの。
(いつもありがとうございます♪)
撮影は86年7月とのことです。

この建物の右側の広場で、ホテルのテラスのセットが組まれたものと思われます(後述)。

リアルト橋

リアルト橋W

大運河にかかるこちらもくぐります。先ほどの右折とは逆方向ですね……。
偶然ホテルも同じだったので喜ぶ3人。

©1986 milou
 アルバム「ヴェネツィア」から
船着き場

マキルヘニー夫人の背景はこういった感じ。

なので船着き場はアカデミア美術館(Gallerie dell’Accademia)前のこちら。

乗船前に切符売り場で「アカデ~ミア」と言っていますので、設定通りですね。

広場

船を下りて単独行動となったジェーン。
船着き場からワープして、こちらの細長い広場を北から南へやってきます。

Campo Santo Stefano

狭い路地

入っていったのは井戸の南側にあるこちらの狭い路地(白いアーチの右側)。

路地の出口手前で左折(画面向って右側へ)。

運河沿いの道

ぴょんとワープしてこちら。
回廊のような運河沿いの通路。

映画では地元の人しか通らないような渋い通りのように見えますが、ストリートビューで見ると観光客がウロウロしていいて、ショップもたくさん。かなりの賑わいです。

ホテル前の橋

上記の通りからそのまま運河上に出たところ。
実はとても幅が広い橋。下記360citiesのパノラマ画像がとてもわかりやすいです。

Ponte Dei BaretteriW

SVや360citiesで橋の名前の標識が読み取れますが”BARETTERI”となっていてウェブマップやWikipediaより”T”がひとつ多いです。

数年前に撮影された同じ場所のこちらの画像では”BARETERI”です。

SVや360citiesでは新しい標識をかぶせたような感じですので、もしかすると最近になってこちらの綴りに変えたのかもしれません。

Photo from Wikimedia Commons
(public domain)

映画と同じような橋からの眺め。
この運河はRio dei BareteriWと言うようです。

“Pensiona Fiorini”の看板はここ↓に出ていましたが、実際にはありません。
あれはいかにも小道具風でしたね。

少年が呼びかけた橋のたもとは、ここではない別のところ。
振り返ったジェーンのショットも別の場所。スタジオでしょうか?
映画でホテルの入口となっていたところは、実際には建物の普通の入口でホテルではありません。

ホテル

セリフで何度も「ペンシオーネ・フィオリーニ」と言っています。
入る直前の運河のショットで、”Pensiona Fiorini”という赤い字の看板が見えますので、綴りはこれで確認できます。

ざっくりチェックしましたが、テラスや窓の景色はそれぞれ別の場所で撮られているようで、どこか特定のホテルを利用したのではないと思われます。
頭を悩ますより、それぞれのショットで特定していった方が精神衛生上良さそうですね。

入口

運河に架かる橋を渡って入るところ。
これは前の項目でチェック済み。

テラス

0:13。
思わず「ワオ」と声を上げた眺めの良いところ。
景色はこちらのSVの場所。

なのでカメラ位置はSVで180°振り向いた直線に乗っているはずです。
Google Maps上で補助線「ホテルのテラスの眺め1」を引いてみました。

絵描き夫婦

0:15。
妻の肩越しに正面に見える建物は、上記と同じ。
従って同じ場所で撮影されています。最初のカメラ目線は補助線1と同じ。
その後カメラはバルコニーの縁に寄っていきながら、ぐるりと左を向きます。
最後のカメラ目線を同じように「ホテルのテラスの眺め2」として描いてみました。

テラスの先端は、この2本の補助線の交点にあるはずですが、建物が何もない広場の真ん中あたりですね。
高さは2つのショットのおかげで、近くの建物のせいぜい2階程度であることもわかります。

Photo from Wikimedia Commons
(public domain)

撮影当時はここに何かの建物が建っていてその上で撮影された可能性もありそうですが、こちらの1890-1900年に描かれたとされる絵にも建物は見当たりません。

以上のことから、テラス部分はこの広場に2階程度の高さで作られたセットであると推定されます。

この広場はWikipediaではこういう項目になっています。

Campo San VioW

窓からの眺め

部屋まで上ってきて最初に画面奥の窓を開けますが、明らかに書き割り。
となるとセットでしょうか。
テラスがセットで部屋もセット、入口周辺も無関係な場所ですから、ホテルは実在しないも同然ですね。

続いて左側の窓を開けますが、ショットが切り替わった後は実際のヴェネツィアの景色。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂 (ヴェネツィア)Wを西側から見た構図。
おそらくサンタ・マリア・デッラ・サルーテの南側、このあたりの建物の上階からの眺めかと思われます(窓は東向きのはず)。

「ホテルの窓からの眺め1 アングル」としてマップに矢印を付けておきました。

その後ジェーンは左を向きますが、その時の眺めはこちら。

左側の天蓋は、サン・ザッカリーア教会。
正面の鐘楼と天蓋は、聖ジョルジオ・デイ・グレーチ大聖堂W
奥に見える高い塔は、サン・フランチェスコ・デッラ・ヴィーニャ教会Wの鐘楼。
なので、カメラ位置はこの建物(Hotel Londra Palace)の最上階。

「ホテルの窓からの眺め2 アングル」としてマップに矢印を付けておきました。

さらにその後「アメリカでは50歳前は娘よ」の名台詞のショットで背景に見えるのは、このアングル。
中央右側に見える白い建物が、サンタ・マリア・デッラ・サルーテの裏側です。

このショットでは窓は北向きでなくてはなりません。
「ホテルの窓からの眺め3 アングル」としてマップに画角をマークしておきました。
3つの眺めのうち、2つ目だけ別の場所ということになります。

また高さですが、こちらの屋根にある8角形の特徴的な部分とほぼ同じか少し上のはず。

以上の点から、ホテルの部屋の窓からの眺めを撮影したのは、こちらの屋上に作られたセットである可能性が高いと思われます。

これで十分かもしれませんが、窓からの眺めは後の方(0:43)でもう少し出てきます。
せっかくカフェで張っていたのに、連れがいると勘違いした彼が去ってしまった、え~んガックリの翌朝ですね。
こちらでまとめてみますと……

最初の時と同様、カメラが外に出ていてサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂とジェーンを一緒に捉えるショット。これは最初とほぼ同じなので略。

次の家々の屋根が重なる眺めは、北西方面。右端に「眺め3」の左側に見えていた特徴的な8角形の屋根が見えます。このアングルは「ホテルの窓からの眺め4」として矢印をつけておきました。

最後に中央にDogana da Mar(現Punta della DoganaW)の三角形の側面が見えるような東向きの構図です。
「ホテルの窓からの眺め5」として矢印を付けておきました。

こうしてみると、「眺め2」以外は同じ場所、つまり窓のセットが作られた屋上から撮影されているようです。

テラスで勢揃い

0:17。
ホテルの客がテラスで勢揃いで観光プランをあれこれ言っているところ。
最初のテラスと同じような雰囲気ですが、アングルが違っていて、下にやや細い運河と橋が見え、真後ろには建物の窓が見えます。

真後ろの建物はこちら。 映画では窓の上に2箇所、金具のようなものが斜めに打たれているのが見えますが、SVでも確認できます。

ということで、やはり上述セットを使っているものと思われます。
これもカメラの画角を示す補助線「ホテルのテラス 勢揃いショット アングル」を緑色で描いてみました。

猫に話しかける

同じくセットのテラスの上から。
猫が居たのは白い柱のそば。
よく見ると柱の中央部分が縦に凹んでいて、両側の上下に何かの黒い跡が見えます。
その理由はこのストリートビューを見れば一目瞭然。

つまり高いポール(旗竿?)を立てている基礎部分なのですが、SVではしっかり立っているのに、映画では姿がありません。
撮影のために外してしまったとか??

説明がしづらい箇所なので、ここだけ映画本編(上)とストリートビュー(下)の映像を一部引用させていただきました。
ご了承ください。

ニャンコ名演技だったなあ……

その後ひとり物思いにふけるショットの背景は、小さい運河を挟んだ西側の建物で、このあたり。

よく見ると、その前に架かっている橋も見えます。
従ってテラスのセットがあったのは2つの橋の間で、だいたいこのあたり。

運河ギリギリにあり、大きさはタテ横10mもない程度でしょうか。
マップにだいたいの位置と大きさを示してみました。地上から3mの高さに浮かしています。

ホテルを出て

ようやくひとりでホテルを出てからの出来事。

少年がいた橋

Wikimapiaでは、橋は”Ponte San Cristoforo”、隣接する広場は”Campiello Barbaro”となっています。

教会の前の橋

『大運河』『リトル・ロマンス』でも登場したこちらの教会の前。

Photo from Wikimedia Commons
(public domain)

San MoisèW

サン・マルコ広場

ヴェネツィアものでは完全にお約束。
登場しない映画の方が珍しいかもしれませんね。

しゃがみこむ運河の階段

おそらく、上述「教会の前の橋」のところ。

階段

気を取り直して翌日。
少年と降りてくる大きな階段は、ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)W

骨董品店

その前のセリフにある通り、そこはサン・バルナラ広場(Campo San Barnaba)W

後ほど一大ハプニングが起きるのもこの前の運河。
ハプニングシーンはもちろんスタントなしの本人で、運河の水で目を痛めてしまったというのはよく伝えられるエピソードですね。

©1990 milou
 アルバム「ヴェネツィア」から

こちらもmilouさんから画像を提供していただきました。
(いつもありがとうございます♪)
撮影は1990年9月とのことです。

©1990 milou
 アルバム「ヴェネツィア」から

右隣の教会Chiesa di San BarnabaW は、『インディジョーンズ 最後の聖戦』の図書館。

©1990 milou
 アルバム「ヴェネツィア」から

こちらはハプニングが起きるところ。
再現シーンが笑えますが、珍プレーなら3回繰り返して欲しかったかも??

コンサート

By Gary Houston via Wikimedia Commons
(public domain)

場所はやはりサン・マルコ広場ですが、ライトアップされた大寺院のファサードが美しいですね。

曲はロッシーニの『泥棒かささぎ』序曲。
どうしても『時計じかけのオレンジ』を思い出してしまいます。

花を流してしまった橋

クチナシの花(gardenia)を流してしまうところ。
橋が2つ並んでいて、ひとつには手すりがありません。
そちらの方はレナートの住まいに続いているという設定で、次の日の夜渡ることになります。

抱き合った橋

これは前の項目の橋とは別かと思いますが、手掛かり少なくわかりませんでした。
調査中。
この日はこれで終わりですが、明日への期待が高まります……

コンサートの翌日

サン・マルコ大寺院前の見事な俯瞰図。
美容院と買物三昧の半日が始まります。

美容室

背景から探せなくはないと思いますが、いずれヒマな時にでもということで……

赤い靴

背景はサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂だと思うのですが、こんなところに赤い靴というのは、すでにジェーンは妄想モードに入っていたとか??

ショップのウィンドウ

こちらもいずれヒマな時にでもということで……

レナートの住まいに渡る橋

ダンスの後、ヒールを脱いで渡るところ。
前の夜でも登場した手すりのない橋。
なんとGoogle先生はこの橋の上もストリートビュー化してくれています。

ライオンが見送る朝帰り

1:24
サン・マルコ広場を西側奥に向って。
2匹のライオンの背中越しというのがとても印象的。

Piazzetta dei LeonciniW

By Carlo Naya via Wikimedia Commons
(public domain)

朝帰りのゴンドラ

いい絵ですね~。
朝日を浴びているのは、サンタ・マリア・デッラ・サルーテの隣の三角形の建物、現Punta della DoganaWのあたり。
ゴンドラが向って行くのはこちら。

彼が見送っているのはこちら。

ブラーノ島

いよいよ親密になる2人。
目指したのは、ブラーノ島(Burano)W

島の遠景で目立っていた尖塔は、島の東南にあるこちら。

ボートが着いたのは、島の西側にあるこちらの船着き場。

途中水を飲むところ↓

塔が見える夕景

ブラーノ島のさらに北、トルチェッロ(Torcello)W

背景の教会は『エヴァの匂い』の最後の方で登場していたものです。

By Godromil via Wikimedia Commons
(public domain)

Cathedral of Santa Maria AssuntaW

教会の向きから逆算して、カメラ位置はこのあたりのモコモコしたところ。

カメラは当然西向き。
夕陽の動きも絶妙ですし、ボートが通過するタイミングもばっちり。
スクリーンプロセスによる合成かと思いますが、とても良く映し出されたショットですね。
ロケ地マップにカメラアングルを書き込んでおきました。ご参考までにどうぞ。

一方2人が写っていない手前にボートがあるショットは、かなりの広角で撮られているようで、まるで風景画のよう。こちらはカメラ位置やアングルは特定できませんでした。
調査中。

帰国することを伝える木の橋

レナートの住まいの近くにあるこちら。

向こう岸にある教会は、

Chiesa dell’Abbazia della MisericordiaW

ふたたびヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅W

構内はこういった感じ。

端(北側)から2番目のホームのように見えますがいかがでしょう?
レナートが駆けてくるショットで、後ろの方で並んで見ている人たちがいますが、もしや撮影のため足止めを食らっている一般の人たちかもしれませんね 🙂

最後列車から身を乗り出して手を振るのはこのあたり。危ないので決してマネしてはいけませんが、一度はやってみたい気になる名場面ですね。

彼女はまっすぐ手を伸ばしてからゆっくり左右に振るタイプですが、後ろの方のおじさん?はタテに「おいでおいで」風に振っています。
手の振り方ひとつとっても人それぞれで面白いですね~

ロケ地マップ

これまでヴェネツィアを舞台にしたものをまとめていましたが、『旅情』は量が多いので独立させてみました。
細かいのでぜひ大きなマップを開いてご覧ください。
ブラーノ島方面は右上にスクロールさせるか、大きなマップでどうぞ。


より大きな地図で 旅情 を表示

その他のヴェネツィアが舞台の映画をまとめて。


より大きな地図で ヴェネツィアが舞台の映画 を表示

資料

更新履歴

  • 2017/11/04 画像のリンクをPicasaからGoogleアルバムアーカイブへ変更
  • 2016/07/02 「ロケ地マップ」にその他の映画も追加
  • 2014/08/09 新規アップ
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