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『リトル・ロマンス』 A Little Romance (1979)

リトル・ロマンス [DVD]

作品メモ

ひとつ前のエントリー『大運河』でヴェネツィアをチェックしましたが、映画のロケ地としてもポピュラーなこの街。
IMDbやWikipediaでもけっこうな本数がリストアップされています。

とりあえず『旅情』やらタイトルそのまんまの『ベニスに死す』を思いつきますが、今回はクライマックスシーンで舞台となる『リトル・ロマンス』をチェック。

ジョージ・ロイ・ヒル監督が絶好調だった70年代の掉尾を飾る快作。
個人史的には嬉し恥ずかしのデートムービーでしたが、ん十年後の今見返しても十分楽しめます。映画ネタが詰まっているあたりも好感度大でしょうか。

主役の2人はどちらもこれが映画デビュー。
映画マニアの天才少年ダニエルにテロニアス・ベルナール。残念ながら映画出演はこれともう1本のみ。
IQ167のアメリカ人美少女ローレンにダイアン・レイン。当時14歳ですが、今と同じ顔で(当たり前?)微笑ましいです。
「サンセット・キッス」を伝授する老紳士ジュリアスにローレンス・オリヴィエ。
自由奔放にふるまうローレンの母親ケイにサリー・ケラーマン(『BIRDSHT バード・シット』)。
彼女がお熱をあげているチャラい映画監督ジョージにデヴィッド・デュークス。
リッチな実業家、娘にとっては優しい父親リチャードにアーサー・ヒル。
異次元緩和状態のローレンの友人ナタリーが気になりますが、Ashby Semple という人で、映画出演はこれだけのようです。
他にブロデリック・クロフォードが本人出。

原作はパトリック・コーヴァンの“E=mc2 mon amour”W、翻訳本は『リトル・ロマンス』のタイトルで当時出ていました。
脚本アラン・バーンズ、撮影ピエール・ウィリアム・グレン。
音楽はジョルジュ・ドルリューで、米アカデミー賞受賞。意外ですが受賞したのはこれ1度きりです。

【映画パンフ】リトル・ロマンス ジョージ・ロイ・ヒル ダイアン・レイン 今のDVDはこのエントリーの一番上の画像みたいになっているようですが、昔はチラシや文庫本、VHSなど、みんなこちらのビジュアルを使っていたように記憶しています。この方が映画のハツラツさや愛らしさが伝わってきて良さげなのですが、どうでしょうね??

リトル・ロマンス~サンセット・キッス [EPレコード 7inch] 「サンセット・キッス」といえば、こんなレコードも出てたみたい 😉
このスチルもよく使われていましたね。

ロケ地

IMDbでは、

Château de Vaux-le-Vicomte, Maincy, Seine et Marne, France (where Daniel meets Lauren)
Paris, France
Venice, Veneto, Italy

パリ → ヴェローナ → ヴェネツィアということで、コース取りはとてもリアル。

OPの映画館

調査中。

こういうアイテムを盗んでしまうのは、『アメリカの夜』でもありましたね。

※2014/08/08追記
コメント欄でmilouさんが見事に解明されました。

Théâtre Le RanelaghW
http://www.theatre-ranelagh.com/

タイトルバック

乗った駅

後ほども登場するサン・ラザール駅。
駆け上がった階段は『男と女』のラストで男が駆け上がったところですが、すでに中央部分は(現在のように)エスカレーターになっていますね。

降りた駅

パリ郊外の小さな駅。
DVDの解像度では看板や道路標示がうまく読み取れませんが、少し後、ジュリアスと知りあった場面で「僕はラ・ガレンヌだ」と言っていましたのでこれが手掛かりになりました。

Gare des ValléesW

ローレンと出会ったところ

映画撮影が行われていた宮殿。
庭園の場面でようやく外観が写り場所がわかります。

Château de Vaux-le-Vicomte(ヴォー=ル=ヴィコント城)W, Maincy, Seine et Marne, France (where Daniel meets Lauren)

……というわけで、キネマ旬報データベースの「ベルサイユ宮殿」というのは誤り。

ローレンの家

ダニエルとの会話で「ヌイイ(Neuilly)」と答えていますし、最後の方で外観が写りますが不明。

彼女が読んでいたハイデッガーは、DVDの字幕では「形而上学とは何か」となっていますが、英題が”An Introduction to Metaphisics”なので『形而上学入門』のこと。別の著作です。

待ち合わせた駅

0:20。
約束をしたセリフ通りサン・ラザール駅。

以前milouさんに提供していただいた画像です。
撮影は1986年とのこと(いつもありがとうございます♪)。

ちょうどナタリーの背景がこのあたりですね。

カルーゼルの凱旋門

画像は少し前のエントリー『フランス式十戒』でmilouさんから提供していただいたものです(2002年10月、ルーヴルの窓からの一枚とのこと)。

シャンゼリゼじゃないよ
小さいほうだ
ルーブルの前のだ

その昔、パリにはあの凱旋門以外にも凱旋門があることを知ったのはこの映画のおかげでした(懐かしい♪)。

ハイデガーについて盛り上がったのは、このあたり。

カフェ

ジュリアスと一緒にお茶したところ。
セットではないようですが、場所不明。

How do I love thee? Let me count the ways.
I love thee to the depth and breadth and height
My soul can reach, when feeling out of sight
For the ends of being and ideal grace.
I love thee to the level of every day’s
Most quiet need, by sun and candle-light.
I love thee freely, as men strive for right.
I love thee purely, as they turn from praise.
I love thee with the passion put to use
In my old griefs, and with my childhood’s faith.
I love thee with a love I seemed to lose
With my lost saints. I love thee with the breath,
Smiles, tears, of all my life; and, if God choose,
I shall but love thee better after death.

Elizabeth Barrett Browning, “How Do I Love Thee?” (Sonnet 43)

メトロ駅

Palais Royal – Musée du LouvreW

『シャレード』の駅のはずですが、あまり共通点を見いだせず。
『シャレード』に関しては「これ」という当時の画像が欲しいですね。

美術館

0:35頃の美術館は、設定ではルーヴルのようですが、実際の撮影は許可されず、レプリカでの撮影だったとのこと。
→ IMDbのTrivia

入れなかった映画館

現Lexusのこちら。

見ようとしたのはレッドフォード主演の『コンドル』。
当時実際に映画館の入口だったかどうかはわかりません。

※14/12/7追記
『勝手にしやがれ』で、『決闘ウエストバウンド』を見る映画館として登場していました。
入口廻りが『リトル・ロマンス』と同じデザインであることを確認。
Cinema Napoleonという劇場だったそうです。

マクドナルド

0:50。
ど~んと登場するシャンゼリゼ通りのマクドナルド。
44番地と標示されているので、現在ZARAのこちらでしょうか?

確かに悪友が腰掛けていた特徴的な階段はこちらに見られます。

ローレンの父親の会社

※2014/08/07項目追加。
milouさんからコメント欄で情報寄せていただきました。

0:51。
窓から見えるのはブルボン宮。
なので仕事場はコンコルド広場のホテル・クリヨンがある左側の建物

待ち合わせの公園

0:54
ローレンが駆け足でやってくるところ。
テュイルリー庭園の入口。

右手に見える八角形の池は、『ディーバ』に登場したところ。

※2014/08/07追記

milouさんから以前『ディーバ』向けに提供していただいていた画像が、映画とまったく同じどんぴしゃりのアングルでした。 撮影は1986年7月とのことです。

競馬場

ロンシャン競馬場。

馬の像はこちら。

鉄道橋

1:01。
教会を背景に雰囲気ありますが、調査中。

途中の駅

手掛かり少なくさすがに不明。

※2014/08/15追記

コメント欄でmilouさんが公衆電話のコインについて書かれていますが、画像も提供していただきました。
なるほど確かに右側のコインを入れていますね。 チェック細かい♪
どうもありがとうございました♪♪

ヴェローナ

ホテルは不明。

参考までに、セリフに登場するジュリエットのバルコニーはこちら。

『愛染かつら』の木みたいなものでしょうか(違うか……)。

ついでで申し訳ありませんが、milouさんから提供していただいている世界の猫シリーズ、ヴェローナ編。
ロミオとジュリエット猫様バージョン。

milouさんご提供によるジュリエットの家、バルコニーや中庭の俯瞰。
以下の画像すべて1986年7月撮影とのことです。

バルコニーを下から。

参考画像のさらに参考となりますが、こちらがロミオの家。

ロードレース

スタート地点

ロードレースのスタート地点は、ジュリエットの家のすぐ近くにあるこちらの広場。

Piazza dei Signori (Verona)W

広場に建っているのは、有名なダンテさんのようです。
ヴェローナとの関わり合いは不明。

この像が気になりますが、ヴェローナ出身の科学者ジローラモ・フラカストロ(Girolamo Fracastoro)Wとのこと。

そう言われても知らない方でした。
無知をお許しください…… orz

※2014/08/06追記

milouさんから画像を提供していただきました。
(いつもありがとうございます♪)
撮影は86年7月とのことです。

※2014/08/14追記

milouさんからもう1枚画像を提供していただきました。
撮影は同じく86年7月とのことです。

直線コース

柱のようなものがずらりと並んでいるのは、お城Wにつながるこちらの橋。

Ponte di Castelvecchio (Ponte Scaligero)W

こちらはmilouさんご提供の画像。
(いつもありがとうございます♪)
橋を東側からみたところですね。
撮影は1986年7月とのことです。

渡橋後左折
川縁

街灯の形は今でも同じですね。

上り坂

これはキツイですね……サー危うし。

上り坂後の直線

ローレンがダニエルを呼ぶところ。

へばったジュリアスが寄りかかったのはこの柱。

見晴台

上記ジュリアスがへばったところのすぐ下。
ベンチもそのままあるようです。ここは行ってみたいですね。

わしなら橋の下で愛する人とキスをする

そんな伝説 あんたの作り話だろ

真実にするのは君らだ

サン・マルコ大聖堂

やってきましたヴェネツィア。
つかみはやっぱりこちらの大聖堂。

SVで見てもすんごい人ですね。
確かロミー・シュナイダーのシシー3部作の一番最後がこの広場だと思いましたが、どうやって人払いして撮影できたのか不思議です。

逃げる路地

※14/9/3追記

1:34。
路地の角を曲がり、橋まで駆けていくところ。

Kodakの看板が見えるお店は、現在も写真店のようです。
ローレンが疲れて足を止めた橋は、その先のこちら。

映画館

2人がジュリアスと別れて身を隠したところ。
ジュリアスが扉越しに別れを告げるショットで、はっきり劇場名が写ります。
映画館と言うより劇場のようですが。

Teatro MalibranW

メインビジュアル

※14/9/3追記

【映画パンフ】リトル・ロマンス ジョージ・ロイ・ヒル ダイアン・レイン

上の方で書いたスチルですが、水際を手をつないで駆ける2人……ということで、話の流れとしてはこのあたりのはず。
でも実際の映画ではこういったショットはなかったかも??
撮影場所はこのあたりで、カメラ東向き。

カメラ位置はもう少し後ろ(西側)で、中望遠レンズを使えば同じように撮れるかもしれません。
せっかくヴェネツィアへいったら、年齢関係なしになり切って楽しみませう。

教会前の橋

1:38
ゴンドラを探すところ。

『大運河』でも登場したこちらの教会前。

San MoisèW

ゴンドラに乗ったところ

おそらくこちら。

渡った橋は、Ponte de le Bandeという名前のようです。

船頭さんの背景の教会は、

Santa Maria FormosaW

サンセット・キッス♪

思わず音符を付けたくなるこの場所。

ため息橋W

ここから角度的に夕陽は見えっこありませんが、うるさいことは言いいっこなし。
ぜひ素敵なお相手と一緒にSVでくぐってください 😳

ゴンドラの進行方向左側(下の画像では右側)に四角い窓が並んでいるのは牢獄です、ハイ。

画像はmilouさんから提供していただいたもの(撮影は1990年9月)。
映画とはちょうど逆向きに見たところですね。
(いつもありがとうございます♪)

ラスト

※2014/08/07項目追加
コメント欄でmilouさんから情報寄せていただきました。
印象に残るラストの道路はNeuilly-sur-Seine の Boulevard Maillot。
このあたりのようです(車は東へ移動、カメラ西向き)。

青いベンツの進行方向に見える塔はこちら↓

これはいったい何なんでしょうね??

ロケ地マップ

これまで取り扱った映画で、ヴェネツィアを舞台にしたものをまとめてみました。


より大きな地図で ヴェネツィアが舞台の映画 を表示

※14/8/6追記
同じマップデータですが、ヴェローナもピックアップしてみました。
今のところ(14年8月現在)『リトル・ロマンス』だけです。


より大きな地図で ヴェネツィアが舞台の映画 を表示

パリとなると映画が多すぎて収拾がつかないので、作成途中の「マップデータ」のページでなんとか整理できたらと思案しているところです。

資料

更新履歴

  • 2017/01/06 PicasaウェブアルバムへのリンクをGoogleアルバムアーカイブへ変更
  • 2014/12/07 「入れなかった映画館」追記
  • 2014/09/03 「逃げる路地」「メインビジュアル」追加
  • 2014/08/15 「途中の駅」にmilouさんのコインの画像を追加
  • 2014/08/14 「スタート地点」にmilouさんの画像を追加
  • 2014/08/08 「OPの映画館」追記
  • 2014/08/07 「ローレンの父親の会社」「ラスト」項目追加。「待ち合わせの公園」に画像追記。
  • 2014/08/06 「スタート地点」にmilouさんの画像を追加。「ロケ地マップ」にヴェローナ追加。
  • 2014/08/03 新規アップ

コメント

  1. milou より:

    ローレンの家付近ですが、走るダニエルがストップモーションになるラストシーン。
    これはNeuilly-sur-Seine の Boulevard Maillot とBd. des Sablons の交差点あたりを東から見たもの。逆方向の青いベンツの上に見える変な塔は現在もPorte Maillot 手前で確認できる。
    従って家は交差点より東側だと思われ似た建物はあるが新しい集合住宅がほとんどでピタリのものは見つからない。そしてジュリアスが座っているバックは当然 Jardin d’Acclimatation の一角だが、やはりピタリの場所は見つからない。

  2. milou より:

    Imdb の Goofs じゃないがメトロの駅がおかしい。Palais Royal なのは問題ないが反対側ホームにDirection Porte de Ivry と見える。つまり2人は南北に走る7号線のVillette 方面ホームにいる。ローレンの家はNeuilly だから1号線の西行きでなければならないはず。

  3. milou より:

    ローレンの父親の会社はコンコルド広場のホテル・クリヨンがある左側の建物。窓の外、突き当たりにブルボン宮が見えている。『ディーバ』でメトロに突っ込む場所と同じですね

  4. 居ながらシネマ より:

    milouさん、情報ありがとうございました。本文に反映させていただきました。
    ラストのあたりはいかにも高級住宅街といった良さげな雰囲気ですね。

  5. milou より:

    トップの映画館発見!!
    これはかなり苦労しました。ヒントにしたのは上映室が地下3階ぐらいにあること。映画館の右の建物も柵があって建物は地下に潜っている。そして映画館の向かいは壁で道は狭い。ということは平坦な場所ではなく坂が多いモンマルトルあたりだろうと推測したのだが…まったくハズレだった。
    映画が撮影されたであろう78年のPariscop でサン・ラザールからモンマルトル方面の映画館をすべて当たったが該当なし。
    何と予想外の、僕にはまったく縁のない16区Auteuil から Passy 方面だった。
    結論を書くと 5 Rue Vignes に今もあるLe Ranelagh という劇場で周りはほとんど変わっていない。
    HPを見ると創立120年で現在は映画館と言うよりは劇場で音楽中心のようだ。ちなみに78年7月の上映作品は『天井桟敷の人々』で火 ~金曜の毎晩8時1回のみ、土日は14:00,17:30のマチネーがある。

  6. 居ながらシネマ より:

    milouさん、お見事です。きっと見つけてくださると信じていました 🙂

    > 映画が撮影されたであろう78年のPariscop でサン・ラザールからモンマルトル方面の映画館をすべて当たったが該当なし。

    いや本当にお手数おかけしました。ありがとうございます!
    画像等見ると、すごく歴史を感じさせるシックなデザインですね。

  7. milou より:

    この映画館のHPをちらっと見て、創立120年と書いたがWikiフランスによると何と前身は1755年にルイ15世の命令で建てられた劇場。1815年に英国に破壊され1894年に音楽劇場として再建されオペラなどを上演して120年、「ラインの黄金」の初演などの歴史を持ち表だけでは想像できない内装で1977年に歴史的建造物に指定されている。1931年からに映画館になりジェラール・フィリップやマルセル・カルネの作品をメインに上映してきた。だから『天井桟敷の人々』を1日1回のみなんて変則的な上映形態だったんですね。ということは『リトル・ロマンス』での上映作品はあくまで設定上の選択ですね。というか、まあ映画ファン向けの遊びのシーンではあるが、ダニエルは映画で英語を覚えた少年なので、(原作では)フランス語吹替版を選ぶことは“絶対”あり得ないんですが…

    この素晴らしい映画館には、ぜひ行きたいですね。昔なら今すぐにでも見に行く所だが現在は家庭の事情で旅行に行けない状態なので、まさに“居ながら”で我慢するしかない。

  8. 居ながらシネマ より:

    milouさん、ヨーロッパの物件は昔のものが普通に残っていて、数十年に一度は住む家を建て替えなくてはならない日本に比べてうらやましい限りですが、この劇場はまた格別ですね。しかも地面の下にもぐっているという……。こういう劇場を選んでいるのもまた監督の楽しいお遊びなのかもしれませんね。
    今は「居ながら」かもしれませんが、またぜひいつかパリを訪れて(帰って?)この劇場をたっぷり楽しまれてください。

  9. milou より:

    何とか鉄道橋と駅を見つけたいと思ったが山間部はSVがほとんどなく、あっても当然ながら車の道路ばかりで探せない。
    駅舎に54という数字が大きく見える。もしかしたら駅に付与された番号かも知れないが情報は見つけられなかった。
    フランスからイタリアへの(夜行)列車は何度か乗り、何となく雰囲気は分かるのだが…

    映画の列車表示板は(よく読めないが) Gare de Lyon, Lausanne,Lugano??, Milano, Verona, Venezia Santa Lucia の経路を走っている。
    僕の写真にSion 駅があったからLausanne から Montreux, Martigny, Brig,Locarno と遠回りをしてChiasso が国境駅でイタリアに入ったと思われる。

    昔はイタリア方面行きはGare de Lyon は発に決まっていたが(非常に混み通路で寝たこともある)、現在はほぼすべてが東駅からで、しかも時刻表を見るかぎりではヴェネツィアの1つ手前 Mestre までになっている。そうであれば『旅情』のように列車で入るためにはローカルに乗り換え1駅先までいかなければならない。
    ちなみに『リトル・ロマンス』のようにヒッチハイクではないが僕もジュリエットの家で出会った日本人カップルに誘われヴェローナからヴェネツィアまでドライブしたが、車なので宿はMestre 駅前にしローカルでヴェネツィアに入った。

    なお設定では駅でナタリーに電話するのはイタリアに入ってすぐだろうが現実にイタリアの駅のようだ。駅員の制服もそれらしいし、公衆電話で硬貨ではなく公衆電話用のコインを4枚入れるが、それがフランスの Jeton ではなく、ちゃんとイタリアの Gettone を使っているから。念のため、その他のアルバムに写真をアップしておきました。

  10. 居ながらシネマ より:

    milouさん、画像アップさせていただきました。
    確かにこのコインですね。
    こういう細かいこだわりのネタ大好きなので、また何かありましたらよろしくお願いします。
    イタリアの駅ですか。少し絞られたので調べてみたくなりました。
    しかし毎度のことですが、だんだん凄いエントリーになってきましたね~ 🙂

  11. milou より:

    鉄道路線、ひとつ訂正
    Lausanne の次、よく見えなかった文字は LuganoではなくSimplon のようだ。というのは…

    90年9月にパリからヴェネツィアに行ったときの恐らく同じ経路を走る列車表示板をパリの駅にアップしていたが、それによると(終点はユーゴスラビアのベオグラード)
    Lausanne, Simplon, Milano, Verona, Venezia (Mestre)になっている。(Wiki のシンプロン・トンネル参照)

    ということはBrig のあと約20キロの長い長いトンネルを抜け(国境はトンネル内?)イタリア最初の駅はVarzo、以下Iselle di Trasquera, Domodossola と駅はあるようだが残念ながら画像は一致しなかった。もちろん列車は各駅に止まるわけではないので停車駅が分かれば大きなヒントになるのだが。

    ちなみに鉄ちゃんではないので20キロもあるトンネルの記憶もないが Sion駅は写真に残っているので、もしかしたら駅のいくつかはビデオに映っているかもしれないので探してみます。

  12. タカモト より:

    昨年に続き(遠すぎた橋)本年も利用させて頂きました。
    ため息橋など有名ですたが、あのスチールのロケ地に行けたことが何より。
    で、嫁さんと似たようなポーズで写真撮り大爆笑です。
    来年も考えてますので是非ここを参考にさせて頂きます。

  13. 居ながらシネマ より:

    タカモトさん、またコメントありがとうございます。
    今度はイタリア旅行ですか。
    ご夫婦であのスチールの場所で同じポーズをとって大爆笑とは、最高のお正月ですね。
    ぜひ画像をと言いたいところですが、お顔が映っているのはNGなので、残念。
    ともあれ楽しいご報告、ありがとうございました。
    また来年も利用していただけるように、更新頑張ります 🙂

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