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『ザ・クラウン』 The Crown (2016- )

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目次

作品メモ

ひとつ前のエントリー『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で、『ザ・クラウン』のジョン・リスゴーについて触れたので、次にこちらをばチェック。

女王エリザベス2世の半生を描いた大作シリーズ。
Netflixは潤沢な予算をかけて次々魅力的なオリジナル作品を送り出していますが、この『ザ・クラウン』もシナリオや演出、美術、演技、どれをとってレベルが高く、期待を裏切りません。
クラッシーでハイソな世界をのぞき見る面白さは『ダウントン・アビー』に共通するものがありますが、なんてったってこちらはイギリス王室、スケール感が別次元。
世にもセレブな家族を描いたホームドラマでありながら、第二次大戦後の英国を描く歴史・社会ドラマともなっていて、一粒で二度おいしい内容となっています。
宮殿の奥深くで交わされたプライベートな夫婦の会話などもしれっと映像化してしまっていて、「これどこまでホントなの?」とか「こんな風に描いてダイジョブなの?」といった下世話な興味もかき立てられます。
ご本人様がもしご覧になっていればぜひご感想をお伺いしたいところですね 🙄

Netflixでは現在(2020年6月)シーズン3まで配信。各シーズン10話。
当初は女王を3人の女優さんが2シーズンずつ演じる=全6シーズンの予定でしたが、シーズン5での打ち切りが決まっているようです。
クレア・フォイ(S1・S2)、オリヴィア・コールマン(S3・S4)に続いて、3人目はイメルダ・スタウントンが予定されているとのこと。

打ち切りの原因はわかりませんが、予算が大きくなりすぎて視聴者数の伸びが追いつかなくなってしまったのでしょうか……
個人的にはロンドン・オリンピックの開会式でジェームズ・ボンドと一緒にヘリコプターから飛び降りたあの名場面までは再現して欲しかったのですが 😉

▶22/9/22 追記 その後2020年11月15日にシーズン4が配信、さらに結局シーズン6も製作されることとなりました。シーズン5の配信は「まもなく」。

ソフトは日本ではDVDがシーズン2まで出ている模様。

https://bd-dvd.sonypictures.jp/thecrown/

ただ、このドラマは高画質で楽しみたいですね(収録は4K)。
海外ではBlu-ray盤もありますが、手っ取り早くはやはりNetflixかと。

 
 

テーマ音楽はハンス・ジマー。

 
 

エピソード&ロケ地

IMDbの全体ページのFilming Locationsでは、

Ardverikie estate, Highland, Scotland, UK (Balmoral Castle in Scotland)
South Africa
Ely Cathedral, Ely, Cambridgeshire, England, UK
New Slains Castle, Cruden Bay, Aberdeenshire, Scotland, UK (ruins exteriors – Season 1)
Waddesdon Manor, Waddesdon, Buckinghamshire, England, UK (Season 2)
Old Royal Naval College, Greenwich, London, England, UK
Cruden Bay, Aberdeenshire, Scotland, UK
Lancaster House, The Mall, St. James’s, London, England, UK
Woodchester Mansion, Gloucestershire, England, UK (Gordonstoun school – Season 2)
Blythe House, 23 Blythe Road, West Kensington, London, England, UK (location)
Loseley Park, Guildford, Surrey, England, UK
Wrotham Park, Barnet, Hertfordshire, England, UK
Chenies Manor House, Chenies, Buckinghamshire, England, UK (Chartwell House)
Elstree Studios, Borehamwood, Hertfordshire, England, UK (studio)
Wilton House, Wilton, Salisbury, Wiltshire, England, UK
Hatfield House, Hatfield, Hertfordshire, England, UK
Liverpool, England, UK (Series 4)
Englefield House, Theale, Reading, Berkshire, England, UK
Theatre Royal Drury Lane, London, England, UK
Elstree Studios, Borehamwood, Hertfordshire, England, UK
Dover Castle, Dover, Kent, England, UK

IMDbでは各エピソード毎のページにもリストがあります。

例によって、IMDbのリストとウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。

バッキンガム宮殿の内部はさすがに撮影できなかった模様。
その他ドラマに登場する設定上の場所や建物は、多くは別の場所での撮影やVFXで表現されています。

さすが大英帝国の立派な物件が次から次に登場して、非常に目の保養になりますが、残念ながら一般公開されているような場所も、マップでチェックすると昨今の情勢から「臨時休業」となっているところが目立ちます。
頑張れイギリス、頑張れ世界。

S1E1 「カモ狩り」 Wolferton Splash

内容:エリザベス王女(クレア・フォイ)とフィリップ殿下(マット・スミス)の婚礼の儀。チャーチルは首相の座に返り咲く。サンドリンガム邸で迎えるクリスマスとカモ狩り。

IMDbでは記載なし(全体ページ参照)。

バッキンガム宮殿・内部

0:09
このあと幾度も登場する大きな階段吹き抜けホール。
こちらは、『レッズ』で冬宮として登場していたところなので、どこだかすぐにわかりました。
バッキンガム宮殿の真ん前にあるこちら↓

Lancaster House(ランカスター・ハウス)W, The Mall, St. James’s, London, England, UK

応接間など、各部屋もこちらで撮影されているように見えます。

Filming at Lancaster House from Lancaster House on Vimeo.

 
 

婚礼の儀の教会

チャーチル(ジョン・リスゴー)がいちばん注目を浴びるタイミングで計算ずくで到着するのには、思わずニヤリ。

史実ではウェストミンスター寺院。
撮影はさすがに別の場所で、IMDbのリストのこちら↓でした。

Ely Cathedral(イーリー大聖堂), Ely, Cambridgeshire, England, UK

手術室

0:21
設定では宮殿のどこか。
実際の撮影はシティにあるこちら↓

Goldsmiths’ HallW

バッキンガム宮殿・正面外観

0:22
門扉の外から見たアングルで正面がはっきり写るのは、エリザベスたちが戻ってくる場面が最初でしょうか。
この後幾度も写る場所ですが、さすがにホンモノ……ということはなく、門扉はセット。敷地内手前の建物は車がくぐる部分がセットで周囲はCG、その奥もCG。

謁見室

0:28
謁見室……と呼んで良いのでしょうか、チャーチルがジョージ6世に謁見するところ。
この後エリザベス2世時代でも、歴代首相と会う場所として幾度も登場。

設定ではもちろんバッキンガム宮殿内ですが、撮影はこちら↓の中の……

Wrotham Park(ルータム・パーク)W, Barnet, Hertfordshire, England, UK
https://www.wrothampark.com/

こちら↓の部屋

  • https://www.locationworks.com/library.php?reference=3424&image=22
  • https://www.locationworks.com/library.php?reference=3424  ……部屋の一覧
クラレンス・ハウス

0:33
内装工事が進むところ。
エリザベスが宮殿に向かうショットで玄関周りが写ります。
他に、S1E3(0:07 0:14 0:26 0:53)等。S1E6 0:05では全体像。

クラレンス・ハウス(Clarence House)Wは、バッキンガム宮殿に移る前のエリザベスたちの住まい。

ホンモノはこちら↓

ランカスター・ハウス(バッキンガム宮殿内部の撮影場所)のすぐお隣ですね。

一部インドアストリートビューが利用できますが、こんな絵↓が飾ってありました。

実際の撮影場所は調査中。
おそらくCGではないと思うのですが。
S1E3 0:53頃フィリップがクルマで戻ってくるショットでは周囲が写るので手がかりになるかも。

サンドリンガム邸

S1E1の後半、一家がクリスマスを過ごすところ。
E2でも引き続き登場(S2E2 0:44も)。

サンドリンガム・ハウス(Sandringham House)W

リアルではここ↓

撮影場所はIMDbのリストのこちら↓

Englefield HouseW, Theale, Reading, Berkshire, England, UK

S1E2 「国王崩御」 Hyde Park Corner

内容:エリザベスとフィリップの外遊中にジョージ6世が崩御。2人は急遽帰国する。

IMDbでは、

Shoreham Airport, Shoreham-by-Sea, West Sussex, England, UK

外遊先

IMDbのリストに”South Africa”とありますが、詳細不明。

空港

0:53
喪服でタラップを降りる空港。

Shoreham Airport (Brighton City Airport)W, Shoreham-by-Sea, West Sussex, England, UK

S1E3 「ウィンザー家」 Windsor

内容:冒頭エドワード8世の退位が描かれる(1936年12月10日)。現ウィンザー公はジョージ6世の葬儀のためひとり帰国する。フィリップはマウントバッテンの名を子供に継がせることができない。新女王一家は住まいをバッキンガムに移す。

IMDbでは、

Chatham Historic Dockyard, Chatham, Kent, England, UK (London Docks)
Theatre Royal Drury Lane, London, England, UK (Theatre interior)

太王太后の住まい(外観)

0:11
帰国したウィンザー公(アレックス・ジェニングス)がやってきて、母親である太王太后メアリー(アイリーン・アトキンス)と対面するところ。
IMDbのリストにはありませんが、外観はこちら↓ですね。

Marlborough HouseW

S1E5 0:17でウィンザー公が見舞いに来る場面でも登場しますが、そちらはだいぶ合成感が強いような……

太王太后の部屋

太王太后が座っていた多くの絵画が飾られている部屋は、こちら↓のもの。

Hatfield House(ハットフィールド・ハウス)W, Hatfield, Hertfordshire, England, UK
https://www.hatfield-house.co.uk/

これまでのエントリーでは、『トゥーム・レイダー』、『恋におちたシェイクスピア』で登場。

部屋は、the King James Drawing Roomと言うそうです。

https://www.hatfield-house.co.uk/house/the-house/the-king-james-drawing-room/

ジョージ6世の葬儀

0:23
撮影場所不明。VFXの産物かも。

首相官邸

0:42
ウィンザー公がダウニング街10番地を訪れ、チャーチルが出迎える場面。
これはさすがにセットとVFXでしょうか。

バッキンガム宮殿・玄関

0:56
幾度も登場するこの場所。
ここでは向かって左横から写ります。例えばS1E8 0:48も同様。S1E5 0:14では右側から。

撮影に使われたのは、IMDbのリストにあるこちら↓

Old Royal Naval CollegeW, Greenwich, London, England, UK

似たような建物が対称的に向かい合っていますが、撮影に使われたのは北東側の建物(Queen Anne Court)の西側中央入口。

玄関ポーチ部分はCGで加えたのではなく、リアルに柱8本分のセットを組んだと思われます。
その上の部分はCGでしょうね。

ここは、これまでのエントリーで言えば『坂の上の雲』や『ライラの冒険 黄金の羅針盤』などで登場。
まだとりあげていませんが、『マイティ・ソー』の2作目で決戦の舞台となり、ボコボコになったこともあります。

エリザベスが宣言する部屋

0:58
バッキンガム宮殿に入ったエリザベスが、皆の前でウィンザー家を継ぐことを宣言するところ。

これは太王太后の部屋が撮影されたこちらの↓……

Hatfield House(ハットフィールド・ハウス)W, Hatfield, Hertfordshire, England, UK

Marble Hallと呼ばれるホール。

https://www.hatfield-house.co.uk/house/the-house/the-marble-hall/

S1E4 「神の御業」 Act of God

内容:1952年12月。ロンドンスモッグWが街を覆う。事態を重視しないチャーチル首相に、労働党は不信任投票の動議を提出、保守党からも辞任への圧力が高まる。女王はどこまで介入すべきか悩む。

IMDbでは、

Chatham Historic Dockyard, Chatham, Kent, England, UK

マウントバッテン卿邸

0:35

大勢がわいわいやっている脇で、マウントバッテン卿(グレッグ・ワイズ)がソールズベリー卿(クライヴ・フランシス)からの電話を受けるところ。
前話(S1E2)の0:25でも狩りを楽しむマウントバッテン卿の彼方に大邸宅が見えていましたが、E3のこちらでははっきり外観が写ります。

Loseley Park(ローズリー・パーク)W, Guildford, Surrey, England, UK
https://www.loseleypark.co.uk/

S1E5 「板挟み」 Smoke and Mirrors

内容:冒頭(1937年5月11日)エリザベスは父親と戴冠式の練習を行う。戴冠式委員長となり張り切るフィリップ。ウィンザー公が再び帰国する。

 Some things can never be forgotten.
Which of us, for example, has forgotten the Somme?

IMDbでは、

Theatre Royal Drury Lane, London, England, UK (Theatre – exterior and interior)
Halton Hall, Aylesbury, Buckinghamshire, England, UK (French chateau)

ウィンザー公邸

0:10 0:53
パリ、ブローニュの森にあるという設定。
S3E6では VILLA WINDSOR(ヴィラ・ウィンザー)とテロップが出ます。

実際の撮影は、パリではなくイングランドのこちら↓

Halton HallW, Aylesbury, Buckinghamshire, England, UK (French chateau)

バッキンガム宮殿・玄関

0:14
S1E3 0:56とは逆向き。

そこでも書きましたが、玄関ポーチはセット。
ただ、実素材であるはずの宮殿外壁も、1階と2階の間が少し拡げられているように見えます。
結構手を加えているような気配。

ここでは内側からのショットもありますが、これはほぼリアルで、対称的に建っている向かい側の建物が見えています。

バッキンガム宮殿・内部

0:16
王太后(ヴィクトリア・ハミルトン)とトミー・ラッセルズ主席秘書官(ピップ・トレンス)が並んで歩く廊下。
内部が比較的はっきり写るショットですが、全体の意匠は階段ホールと同じLancaster HouseWに見えます(S1E1参照)。

ランベス宮殿

0:20
ウィンザー公がカンタベリー大主教に会いに来るところ。
参考までに、ホンモノはこちら↓

ランベス宮殿(Lambeth Palace)W

こちら、入口どこなんでしょう?? 😆

撮影場所は調査中。もしやVFX?

大主教を演じたロナルド・ピックアップは、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』のチェンバレン前首相としてチェックしたばかり。

太王太后の葬儀

0:28
メアリー太王太后の葬儀が行われた教会。
撮影場所はS1E3のジョージ6世の葬儀と同じに見えますが、調査中。

戴冠式の教会

0:33~
戴冠式が行われたところ。
設定ではウェストミンスター寺院で、撮影場所はS1E1同様イーリー大聖堂。

S1E6 「スキャンダル」 Gelignite

内容:マーガレット王女(ヴァネッサ・カービー)がピーター・タウンゼント大佐(ベン・マイルズ)との結婚を希望する。エリザベスたちは王室結婚法を基に、25歳まで結婚を待つように求める。

IMDbでは、

Macdonald-Stewart Canadian Pavillion, Bisley, Surrey, England, UK

マーガレット王女がいたところ

0:48
設定ではローデシアですが、撮影はイングランド。

Macdonald-Stewart Canadian Pavillion, Bisley, Surrey, England, UK

電話が鳴り響く部屋

0:50
マーガレット王女からの電話が鳴り響くバッキンガム宮殿内の部屋。
やはりランカスター・ハウス(S1E1「バッキンガム宮殿・内部」参照)で、同じ部屋がS1E7ではアイゼンハワー大統領を迎える晩餐会の部屋に変わっています(0:35)。

この交換室の様子は面白かったですね 🙂

S1E7 「知識は力なり」 Scientia Potentia Est

内容:トミー・ラッセルズ主席秘書官の退任にともない、女王は旧知のマーティンを希望するが、それは長年のしきたりに反することだった。女王は家庭教師を迎えて知識を得ようとする。外務大臣に続きチャーチル首相まで健康を損なうが、女王は知らされなかったことを不快に思う。

IMDbでは、

Audley End House, Saffron Walden, Essex, England, UK

ウィンザー城・外観

1940年、爆撃機の編隊が上空を通過するウィンザー城。
外観はホンモノでしょうか?

ウィンザー城・内部

可愛らしい姉妹が教育を受けているところ。

IMDbのリストのこちら↓のgreat hall。

Audley End HouseW, Saffron Walden, Essex, England, UK

イートン校

0:01
ETON COLLEGE

女王秘書官が暮らす住宅

0:23

書斎

0:30
……と呼んで良いのでしょうか、ホッグ教授に教わる部屋で、図書がずらりと並んでいます。

撮影場所は、「謁見室」と同じこちら↓の……

Wrotham Park(ルータム・パーク)W, Barnet, Hertfordshire, England, UK
https://www.wrothampark.com/

こちら↓の部屋

  • https://www.locationworks.com/library.php?reference=3424&image=11
  • https://www.locationworks.com/library.php?reference=3424  ……部屋の一覧

S1E8 「誇りと喜び」 Pride & Joy

内容:長期の外遊に出る2人。

IMDbでは、

Entrance Hall, Eltham Palace, Court Road, Eltham, London, England, UK

除幕式

0:02
ジョージ6世の銅像の除幕式。

設定上の場所はザ・マル(ザ・モール)の中程北側で、これまでのエントリーで言えば、『シャーロック・ホームズの冒険』(「第二の血痕」)でチェック済み。

除幕式当時は、現在プラークが置かれているこの場所にありました。

その後像は2009年にエリザベス王太后の銅像が建てられる際に、少し前へ移動しています。

King George VI and Queen Elizabeth MemorialW

『ザ・クラウン』ではこの場所で撮影したのではなく、こうした↓当時の映像を基にVFXで再現しているように思われます。

 
 
 

ブティック

0:08
外遊の衣装を選ぶところ。
扉の外は二階建てバスが走っていていかにも市中の高級店という雰囲気ですが、実際の撮影はIMDbのリストのこちら↓

Entrance Hall, Eltham Palace(エルサム宮殿)W, Court Road, Eltham, London, England, UK

エントランスホールは正面入口すぐ、扇の要部分ですね。

このブティックはS2E8(0:09)でも再登場しています。
女王に巧みにプレゼンしていたのは、ノーマン・ハートネル(Norman Hartnell)W
演じていたのは、リチャード・クリフォード。

ヴァイナー邸

0:17
王太后がやってきたスコットランドの岬。
設定では「ケイスネス郡のダネット岬に住んでいる」ヴァイナー(Vyner)夫妻の住まい。

ダネット岬はスコットランドの本島北端。
東へ10kmほどのところに、王太后が住むことになる古城「キャッスル・オブ・メイ」があります(後述)。

実際の撮影は、こちら↓

Dundarg CastleW

スコットランドの北東の先端ですね。設定からは道のりで300kmはあるでしょうか。
これまでのエントリーで言えば、西へ5kmほどのところに『ローカル・ヒーロー』の村があります。

馬で駆ける海岸と古城

その後3人で乗馬を楽しむ海岸は、IMDbのリストにあるこちら↓  

Cruden Bay(クルードン・ベイ)W, Aberdeenshire, Scotland, UK

ドラマのように、遠くの崖の上に王太后が住むことになる城が見えます。
てっきり合成かと思っていましたが、リアルだったのにはビックリ。 

王太后が住まいに決めたこの古城。
史実ではこちら↓

Castle of Mey(キャッスル・オブ・メイ)W
https://www.castleofmey.org.uk/

撮影に使われたのは、馬で駆けていた海岸から実際に見えたこちら↓

New Slains CastleW, Cruden Bay, Aberdeenshire, Scotland, UK (ruins exteriors – Season 1)

王太后と売り主とのエピソードはなごみました 🙂

マーガレットがスピーチしたところ

0:25

顔を看てもらう部屋

0:35
笑顔で固まってしまった顔を診察する部屋。
ご本人にとっては笑い事ではないのでしょうけど、『トイストーリー』のバービーみたいで、ちょっと和んでしまいます。

場所は、「ブティック」と同じ建物内の部屋ですね。
外遊先とロンドンが同じ場所とは、だいぶ省エネ撮影です。

Eltham Palace(エルサム宮殿)W, Court Road, Eltham, London, England, UK

S1E9 「暗殺者たち」 Assassins

内容:1954年ロンドン。チャーチルの辞任を求める声が高まる。

IMDbでは、

Chenies Manor House, Chenies, Buckinghamshire, England, UK

レストラン 

冒頭ポーチェスター卿が恋人にプロポーズするところ。

チャーチル邸

0:06 0:21
チャーチルが絵を描き、また肖像画を描かれるところ。
このエピソードの主な舞台となります。

ホンモノはひとつ前のエントリー『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でチェックしたばかりのこちら↓

Chartwell HouseW

現在はナショナルトラスト物件。

https://www.nationaltrust.org.uk/chartwell

実際の撮影に使われたのは、こちら↓

Chenies Manor HouseW, Chenies, Buckinghamshire, England, UK (Chartwell House)

馬を走らせるところ

0:17
マーガレットが白馬を走らせるところ

チャーチルの生誕祝賀会場

0:40
設定ではウェストミンスター・ホール。
実際の撮影はそちらではないですね……
調査中。

画家グラハム・サザーランド(Graham Sutherland)Wを演じたのはスティーヴン・ディレイン。『ゲーム・オブ・スローンズ』のスタニス・バラシオンですね。
問題の肖像画についてはこちら↓

Sutherland’s Portrait of Winston ChurchillW

S1E10 「栄光の女王」 Gloriana

内容:なにげにイーデン首相とナセル少佐のエピソードが面白い回。

IMDbでは、

Ardverikie estate, Highland, Scotland, UK (Balmoral Castle)
Wilton House, Wilton, Salisbury, Wiltshire, England, UK (Buckingham Palace interior)
Lancaster House, The Mall, St. James’s, London, England, UK

バッキンガム宮殿・内部

0:02
幼い姉妹が遊んでいたり、呼ばれて横切る部屋は、IMDbのリストのこちら↓

Wilton HouseW, Wilton, Salisbury, Wiltshire, England, UK (Buckingham Palace interior)

  • Google Maps(SV)
  • 51.078226,-1.859301
  • https://www.locationworks.com/library.php?reference=5772

これまでのエントリーで言えば、『プライドと偏見』『恋人たちの曲』『バリー・リンドン』など。

オフィシャルサイトでの、ここで撮影された作品リスト↓
https://www.wiltonhouse.co.uk/filming/

バルモラル城

0:04
一家団欒の城。
マーガレット王女の25歳の誕生日を祝います。

設定ではスコットランドのこちら↓

バルモラル城(Balmoral Castle)

実際の撮影はIMDbのリストのこちら↓

Ardverikie estateW, Highland, Scotland, UK (Balmoral Castle in Scotland)

イーデン首相との会話

0:18
マーガレットのことを話す場面。
おそらくスコットランドの絶景ですが、詳細不明。

ケルンの例↓

S2E1 「誤算」 Misadventure

内容:スエズ動乱。フィリップの浮気。

IMDbでは、

Belvoir Castle, Belvoir, Leicestershire, England, UK

イートン校

0:13

イートン・カレッジW

マウントバッテン邸

0:35
外務担当大臣アンソニー・ナッティングが訪れたところ。

セーブル協定を結んだところ

0:48
パリ郊外のセーブルという設定なのでしょうけど、実際の撮影はイギリス、バッキンガムシャーのこちら↓

Waddesdon ManorW, Waddesdon, Buckinghamshire, England, UK (Season 2)
https://waddesdon.org.uk/

字幕では「セーブル協定」とありますが、第一次大戦後の講和条約の方(Treaty of Sèvres)ではなく、第二次中東戦争での英仏以間の秘密条約(Protocol of SèvresW)のこと。
セリフでも「セーヴル・プロトコル」と言っています。

S2E2 「男の世界」 The Company of Men

IMDbでは、

Belvoir Castle, Belvoir, Leicestershire, England, UK

トラファルガー広場

0:05

オーストラリア

0:11

記者ヘレン・キングは架空の人物?

S2E3 「リスボン」 Lisbon

内容:フィリップの第一個人秘書パーカー少佐の離婚問題。演じたダニエル・イングスはやはりNetflixでとても面白かった『恋愛後遺症』で主人公の悪友を好演していました。イーデンの代わりにマクミランが首相の座に。

IMDbでは、

Belvoir Castle, Belvoir, Leicestershire, England, UK (Windsor Castle)
Bedford Row, London, England, UK (Eileen Parker’s solicitors)

0:15
イーデン首相がブーイングの中降り立った駅。
設定では、サンドリンガム・ハウス最寄りの駅。

S2E4 「2人だけの秘密」 Bery!

内容:結構10周年を迎えた女王とフィリップ。マーガレットは写真家アームストロング=ジョーンズと出会う。かりそめの婚約者となったビリー・ウォレスもすべて実名で登場。スプートニク1号……ということで1957年10月。

IMDbでは、

Belvoir Castle, Belvoir, Leicestershire, England, UK (Windsor Castle)
Wilton House, Wilton, Salisbury, Wiltshire, England, UK
London, England, UK

OP・結婚式の教会
ビリー・ウォレスの住まい

0:15

パーティー

0:35
参加者のひとり。字幕では「ケン」ですが、セリフではケン・ラッセルとはっきり言っています。BBCでドキュメンタリーを撮っているとか(笑)。

誰も立ち上がらず おじぎもしないのは初めて

写真スタジオ

0:37

マーガレット王女役のヴァネッサ・カービーはホントに良いキャスティングで、見事にキャラを演じていたと思います。
シーズン3と4はヘレナ・ボナム=カーターという、それはそれで凄いキャスティング。

S2E5 「操り人形」 Marionettes

内容:自動車工場でのスピーチ。オルトリナム卿(Lord Altrincham)、John GriggW

IMDbでは、

Belvoir Castle, Belvoir, Leicestershire, England, UK (Windsor Castle)
Victoria House, Bloomsbury Square, Bloomsbury, London, England, UK (studio) (ITN Studios – exterior)
Harlow, Essex, England, UK (Opening scene)

S2E6 「暴かれし過去」 Vergangenheit

内容:ウィンザー公のナチスドイツとの関係が明るみに出る。

IMDbでは、

Wilton House, Wilton, Salisbury, Wiltshire, England, UK
London, England, UK
Belvoir Castle, Belvoir, Leicestershire, England, UK (Windsor Castle)

マールブルク城

0:03
Marburger SchlossW

ホンモノはドイツ、マールブルクのこちら↓

実際の撮影はサリー州のこちら↓

De Vere Horsley Estate
https://www.devere.co.uk/horsley-estate/
Ockham Rd S, East Horsley, Leatherhead KT24 6DT

ドラマでは塔や建物をVFXで増やしていますね。

外務省

0:04

0:18
ウィンザー公が到着した駅。

セント・パンクラス駅W

駅構内から出口までワンカットで撮っていますが、構内はさすがにVFXの産物でしょうか。
向かいの建物もVFXでないと無理。

こちらは以前milouさんにご提供いただいた画像で、2002年撮影とのことです。
ありがとうございました♪

ウィンザー公が出てきたのは、左下のところですね。

フルーティの屋敷

0:18

S2E7 「結婚の儀」 Matrimonium

内容:ピーター・タウンゼントの婚約を知ったマーガレットは、写真家アンソニー・チャールズ・ロバートとの結婚を決める。
秘書官の調査結果で、アンソニーのお相手として多くの名前が挙がっていますが、全員実名(汗)。
そのやりとりはこちら↓

https://www.imdb.com/title/tt6955528/characters/nm2946516

IMDbでは、

Belvoir Castle, Belvoir, Leicestershire, England, UK (Windsor Castle)
St Albans Cathedral, St Albans, Hertfordshire, England, UK (Westminster Abbey)

ギャラリー

0:05
写真展会場。

GAZELLI GALLERY
39 Dover Street London W1S 4NN

バイク

0:16

左折した角。

右折した角(Marlborough Roadへ)。

その後は The Mall。

最後はHorse Guards Road

バー城

0:24

アンソニーの実家。
こちら↓でしょうか?(未確認)

Birr CastleW

結婚式の教会

0:58

史実では、セリフに出てきたグレトナグリーンでもラスベガスでもなく(笑)、ウェストミンスター寺院。

実際の撮影は、セント・オールバンズWにあるこちら↓

St. Albans Cathedral(聖オルバンズ大聖堂)W, St Albans, Hertfordshire, England, UK (Westminster Abbey)

こちら↓はホンモノのウェストミンスター寺院。

ラストでは全体の外観が俯瞰カメラのワンカットで写りますが、入口まわりは聖オールバンズ大聖堂、その上からてっぺんまではウェストミンスター寺院という、この世には存在しない建物がCGによって表現されています。
VFXが多用されるこのドラマ。中でもこれはとても面白いショットでした 😀

S2E8 「親愛なるケネディ夫人」 Dear Mrs. Kennedy

内容:ケネディ大統領夫妻が来訪。エリザベスはジャクリーン夫人(ジョディ・バルフォア)を意識する。このエピソードといい、S3E7「月の正体」の宇宙飛行士といい、アメリカ人を見る目がキビしいです……。わかってはいるもののラストに衝撃的な事件が。いろいろ史実とは異なるところがあるとは思いますが、全シーズン通して非常に印象に残るエピソードでした。

秘書官たちや首相が嘆いていた王族に対するマナー。

  • President first, President first (大統領が先だろ)
  • No curtsy. (おじぎしろ)
  • Your Royal Highness. (殿下だろ)

IMDbでは、

Belvoir Castle, Belvoir, Leicestershire, England, UK (Windsor Castle)
Lancaster House, The Mall, St. James’s, London, England, UK Wrotham Park, Barnet, Hertfordshire, England, UK
Wilton House, Wilton, Salisbury, Wiltshire, England, UK
Eltham Palace, Court Road, Eltham, London, England, UK (Norman Hartnell’s salon)

ガーナ、アクラ

冒頭、女王に代わってレーニンの肖像画が掛けられるところ。
どこかのリアルなホールかと思いますが、調査中。
スピーチしていたのは、ガーナの初代エンクルマ大統領W

その後(0:06)ブレジネフがやってくる建物も不明。

ウィンザー城

0:42
ピンチとなったケネディ夫人がやってくるところ。
S2E9 0:02でも登場。

Belvoir CastleW, Belvoir, Leicestershire, England, UK (Windsor Castle)

S2E9 「父として」 Paterfamilias

IMDbでは、

Sopron, Hungary (Darmstadt, Germany – funeral scene)
Eszterháza, Hungary (Schloss Wolfsgarten)
Belvoir Castle, Belvoir, Leicestershire, England, UK (Windsor Castle)
Sopron, Hungary (Germany)

学校

フィリップの母校で、チャールズも通うことになるスコットランドの学校。
設定では、

ゴードンストウン校W

実際の撮影はイングランドのこちら↓

Woodchester MansionW, Gloucestershire, England, UK (Gordonstoun school – Season 2)

ヴォルフスガルテン城

0:08

1934年の回想。
スコットランドへ旅立つフィリップ。

設定では、フランクフルトのSchloß WolfsgartenW

実際の撮影は、ハンガリーのこちら↓

Eszterháza(エステルハージ宮殿)W, Hungary (Schloss Wolfsgarten)

おそらく外観のみの登場で、内部はバッキンガム宮殿と同じに見えます。

  

葬列

0:37

ナチスの旗が並ぶ中葬列が進んでいく街。
設定はドイツ、ダルムシュタット。
撮影はハンガリーのこちら↓

Sopron(ショプロン)W, Hungary (Darmstadt, Germany – funeral scene)

行く手に見える塔は、教会ではなく火の見塔とのこと。

到着した教会前広場はこちら↓

S2E10 「謎の男」 Mystery Man

内容:プロヒューモ事件W Beyond the FringeW Stephen WardW

整骨医の家

0:02

0:12で通り全体が写ります。

マクミラン首相邸

0:07
普通にお城にしか見えない大邸宅。
このくらいの家柄と言うことなのでしょうね。

設定はこちらでしょうか?(未確認)

Birch GroveW

撮影場所は調査中。

マーガレットの新居

0:14
改装中の大邸宅。
設定ではケンジントン宮殿Wでしょうか。
撮影場所は調査中。

0:34 フィリップが渦中の整骨医と関わっていたことを聞いたエリザベスが見つめるところ。
スコットランドのお城の前という設定ですが、もちろん編集での組み合わせ。

病院

突如入院し辞意を表明した首相を見舞うところ。
後任にヒューム伯爵を推します。

A confederacy of elected qutters.
政治家は簡単に仕事を放棄するのね

別宅

0:42
スコットランドのお城近くで、エリザベスが庭いじりをしているところ。

夫婦の会話

0:50
クレア・フォイとマット・スミスの出番はこのエピソードまで。
最後を飾るのにふさわしい演技を魅せてくれました。

バレリーナの写真については、S2E1 0:16頃参照。

洗礼式の教会

産まれたのは年代的に第4子エドワードでしょうか。

集合写真

ガヤガヤと楽しい勢揃い写真。
いずこでも、親戚が集まるとこんな感じですかね 😉

エドワードを抱くエリザベスの後ろで、マーガレットも赤ちゃん抱いていますね。第2子サラ。
手前のおちびちゃんたちは、左がマーガレットの長男デヴィッドで、後は右に向かってチャールズ、アンドルー、アン。

S3E1 「疑惑」 Olding

内容:チャーチルの死。KGBスパイ。アンソニー・ブラント(Anthony Blunt)W ケンブリッジ・ファイヴW
S3に入りキャストが総入れ替え。女王はオリヴィア・コールマン。このキャスティングを最初に聞いたときはあれ?という感じでしたが、いざ蓋を開けてみると説得力ある演技で、もはや女王にしか見えません。フィリップ殿下役のトビアス・メンジーズもマーガレット王女役ヘレナ・ボナム=カーターも完璧な演技。

切手の図案を見る部屋

0:02
S2のラストで集合写真を撮った部屋ですね。
ランカスター・ハウス。

キャストの交代を切手で表現するとは、ホントにうまいです。

チャーチルの葬列

0:26
ホワイトホールをトラファルガー広場側から。

アメリカ司法省

0:27
奥に米国会議事堂が見える通り。
“DEPARTMENT OF JUSTICE” とありますが、場所不明。

チャーチルの葬儀の教会

0:27
史実ではセント・ポール大聖堂。
内部のみ写りますが、撮影はこちら↓のように見えます。

ウィンチェスター大聖堂(Winchester Cathedral)W

連行されるアンソニー・ブラント

0:34

美術館

0:36
設定ではGuildhall Gallery(0:09のセリフから)

S3E2 「切り札」 Margaretology

内容:財政ピンチのイギリス。ジョンソン大統領からいかに援助を引き出すか、訪米中のマーガレット王女が切り札となる。

IMDbでは

Sevilla, Andalucía, Spain (location)
Málaga, Andalucía, Spain (location)
Jerez de la Frontera, Cádiz, Andalucía, Spain (location)

ホワイトハウス

0:06

もちろんホンモノではなく、エセックスのチェルムスフォードにあるこちら↓で撮影。

Hylands HouseW

だいぶVFXで加工してありますね。

空港

0:10
大歓迎を受けるマーガレット。
サンフランシスコ空港という設定でしょうか。
シャンデリアが気になるので、調査中。

ホテル

0:11
サンフランシスコでの滞在ホテルという設定。
アメリカ外遊はスペインで撮影されているようですね。

ホテルは、セビリアのこちら↓

ホテル・アルフォンソ XIII
Calle San Fernando, 2, 41004 Sevilla, スペイン
https://www.marriott.com/hotels/travel/svqlc-hotel-alfonso-xiii-a-luxury-collection-hotel-seville/

内部もこちらで撮影されているようです。

S3E3 「悲劇の波紋」 Aberfan

内容:1966年10月21日南ウェールズの炭鉱村アバーファン(アベルファン)で起きたボタ山の崩落事故(Aberfan disasterW)。この回のオリヴィア・コールマンの演技は圧巻。最後のウィルソン首相との会話も記憶に残ります。

アバーファンの町(参考)

参考までに、事故が起きた町はこちら↓

ショッピングセンター

0:10
ウィルソン首相がスピーチしていたところ。
日本人なら昭和を感じるような物件。
CGではなくリアルの建物と思われますが、調査中。

S3E4 「母と息子」 Bubbikins

内容:1967年4月フィリップ殿下の母親アリス(・オブ・バッテンバーグ)妃Wの渡英。
アリス妃の母親はヴィクトリア (ミルフォード・ヘイヴン侯爵夫人)で、ヴィクトリア女王の次女アリスの長女。父親はルイス・アレグザンダー・マウントバッテン。アリス妃は長女。次男がルイス・マウントバッテン卿(つまりマウントバッテン卿はアリス妃の弟で、フィリップの母方の叔父)。

修道院

アリス妃(ジェイン・ラポテア)がいたギリシャの修道院。
セリフで「マルタとマリア女子修道院」。
詳しくは、こう↓話しています。

Christian Sisterhood of Martha and Mary.
10 Pefkon Street, Neo Iraklio.

撮影は別の場所。

撮影前の王族

0:16
フィリップが映画撮影の意図を説明するところで、左側ソファ中央のひげの男性はヘンリー (グロスター公、エリザベス2世の叔父=父ジョージ6世の弟)で、その右隣はグロスター公爵夫人と思いますが、ヘンリーの左隣の女性と、後ろに立っている若い男性は誰でしたっけ 🙄 ??

バッキンガム宮殿の階段

0:23

アリス妃が上っていく階段。壁が緑で、天井画が美しいところ。
気になるので、調査中。

ガーディアン社

0:33
記者ジョン・アームストロング(コリン・モーガン)がやってくるところ。
内装が気になるので、調査中。

S3E5 「クーデター」 Coup

内容:貿易赤字が最悪となり、ウィルソン政権は追い込まれる。女王外遊中にマウントバッテン卿を巻き込んだクーデター事件が起きる。

デイリー・ミラー社

セシル・キング(Cecil King)会長がやってきたところ。

マウントバッテン卿の閲兵

0:02

Old Royal Naval CollegeW, Greenwich, London, England, UK

バッキンガム宮殿の玄関まわりとして登場した建物のすぐ南側の建物の中庭、Queen Mary’s Quarter

背後の柱廊は、『恋人たちの序曲 悲愴』で登場していました。

マウントバッテン卿は、シーズン3から私の好きなチャールズ・ダンスが演じているのが嬉しいところ♪
S3E9(0:15)でチャールズに会いに来たときも、嬉しそうにこの場所を歩いています。

吹き抜け

0:09
去るマウントバッテン卿を職員が見送るところ。

マウントバッテン卿邸

0:09

S1と同じところですね。

Loseley Park(ローズリー・パーク)W, Guildford, Surrey, England, UK
https://www.loseleypark.co.uk/

厩舎

0:10

集会

マウントバッテン卿がスピーチで引用し、聴衆が唱和して、キング会長もご満悦となったのは、キップリングの「マンダレイ」W

原文はたとえばこちら↓

https://en.wikisource.org/wiki/Departmental_Ditties_and_Ballads_and_Barrack-Room_Ballads/Mandalay

フランスの牧場

0:21
「ノルマンディー ケスネー牧場 HARAS DU QUESNAY, NORMANDY」とテロップが出ます。
「ケスネー牧場」も、出迎えたブリーダー、アレック・ヘッドも実在実名。

実際の撮影場所は不明。

イングランド銀行

0:24

マウントバッテン卿がキング会長の招きに応じたところ。
設定ではスレッドニードル・ストリート(=イングランド銀行)。
実際の撮影はこちら↓ですね。

10 Trinity SquareW
(旧the Port of London Authority Building、現Four Seasons Hotel London at Ten Trinity Square)

アメリカの牧場

0:28

設定では「アメリカ、ケンタッキー州のクレイボーン牧場(CLAIBORNE FARM, KENTUCKY)」。
こちらも、「クレイボーン牧場」、出迎えたブリーダー、アーサー・ハンコックW、ともに実在実名。
ハンコックを演じたのは、アメリカのドラマによく出ているジョン・フィン。当サイト的には、『コールドケース』の上司ジョン・スティルマン役。

撮影場所は調査中。

S3E6 「ウェールズ公」 Tywysog Cymru

内容:プリンス・オブ・ウェールズとしての叙任式を前に、ウェールズの大学でウェールズ語や文化を学ぶチャールズ皇太子(ジョシュ・オコナー)。チャールズにたっぷり感情移入したくなる回。エドワード・ミルウォード(Edward Millward)Wは実在の人物。

IMDbでは、

Constitution Hill, Aberystwyth, SY23 2DN, UK

吊り橋

0:12
ウェールズとイングランドの間を流れるセバーン川に架かる橋。

セバーン橋(Severn Bridge)W

0:34

チャールズがひとりでスピーチ原稿を読むところ。

Constitution Hill, AberystwythW, SY23 2DN, UK

ふもとの町Aberystwythには、『ヒンターランド』の警察署があります。

叙任式の城

0:37
叙任式は1969年7月1日、ウェールズ北西のこちら↓で行われました。撮影場所も同じ。

カーナーヴォン城(Caernarfon Castle、Castell Caernarfon)W

S3E7 「月の正体」 Moondust

内容:アポロ11号の月面着陸に強い刺激を受けるフィリップ。信仰に疑問を持つ一方、宇宙飛行士たちとの面会を希望するが……。
ロビン・ウッズ司祭Wは実在の人物。演じたティム・マクランは『刑事フォイル』の後半に出てきたバレンタイン役の人ですね。

礼拝に来た教会

0:04

0:06
フィリップがポロの練習で汗を流しているところ。

ウッズ司祭の教会

0:23

S3E8 「宙ぶらりんの男」 Dangling Man

内容:重体のウィンザー公を見舞う女王。カミラ登場。

4884680049 ここらへんの本も、中古でないと手に入らなくなったようですね……

ウィンザー公邸

0:05
昭和天皇ご訪問。
ウィンザー公の屋敷の外観はこちら↓ (S1E5「ウィンザー公邸」参照)

Halton HallW, Aylesbury, Buckinghamshire, England, UK (French chateau)

ウィンザー公がいた部屋(0:05 0:25 0:35)や、女王が訪れたときのエントランス・ロビー(0:35)は、別の場所のように思えます。
調査中。

昭和天皇が訪問されたのは史実で1971年10月のこと。
演じたのは伊川東吾さん。残念ながらセリフなし。

第一次大戦戦没者追悼

0:31

設定ではフランス、ルーアン。

撮影は、バッキンガムシャーにあるこちら↓

Stowe House(ストウ・ハウス)W

献花したのは広大な庭にあるこちら↓

Temple of Ancient Virtue

その後スピーチするのは、ストウ・ハウスの南側。

チャールズとウィンザー公

0:42
手紙による回想シーンで、2人が談笑する部屋。
外観に使われた建物(S1E5「ウィンザー公邸」参照)とは別と思われます。
調査中。

S3E9 「もつれた糸」 Imbroglio

内容:政府と炭鉱労働組合の交渉が決裂し、計画停電が実施される。カミラを巡る問題。

ウィンザー公の葬儀

0:01
埋葬の場面で背後に特徴的なドームが見えますが、調査中。

バッキンガム宮殿・玄関

0:09
ヒース首相の車がやってくるワンカット撮影。
S3E10で馬車が出発する場面でも登場(0:56)。
どこかの中庭のようで、S1、S2とは違う場所に見えます。
調査中。

庭園の石橋

0:13

チャールズとカミラが散策するところ。
前回S3E8 「宙ぶらりんの男」でフランスの地として登場したこちら↓

Stowe House(ストウ・ハウス)W

The Palladian Bridge
https://www.nationaltrust.org.uk/prior-park-landscape-garden/features/the-palladian-bridge-at-prior-park

このあたりも省エネ撮影ですね 😉

銀婚式

0:42
女王がスピーチするところ。
S1,S2でバッキンガム宮殿の外観として登場したOld Royal Naval Collegeのこちら↓

Painted Hall of King William Court in Greenwich, London

対称的に並んでいる建物の、南西の建物の北側。

結婚式の教会

0:43

アンドリュー・パーカー・ボウルズとカミラの結婚式。
内部のみ登場。調査中。

S3E10 「心の叫び」 Cri de Coeur

IMDbでは、

Glenfinnan Viaduct, Fort William, Highland, Scotland, UK

マーガレット邸

S2E10に出てきたところと同じように見えます。調査中。

友人夫妻の屋敷

0:16
設定では、アン・テナント(Anne Tennant)Wコリン・テナント(Colin Tennant)W友人夫妻の住まい。
マーガレットは酔いつぶれて到着。
ここでロディ・ルウェリン(Roddy Llewellyn)Wと出会います。
みんな実名。
場所は調査中。

S4E1 「女王の護衛」 Gold Stick

▼22/9/20記 以下S4は22/9/19-20にアップ

IMDbでは、

Ragley Hall, Alcester, England, UK

スペンサー家の屋敷

0:04
ダイアナと出会ったところ。
設定では、こちら↓

AlthorpW

実際の撮影は、IMDbのリストのこちら↓

Ragley HallW, Alcester, England, UK
https://www.ragley.co.uk/

バルモラル城

0:15

S1E10 「栄光の女王」で登場したところと同じ。

Ardverikie estateW, Highland, Scotland, UK (Balmoral Castle in Scotland)

次のエピソードでも主な舞台となります。

クラッシーボーン城

0:19
マウントバッテン卿がチャールズに電話したところ。
設定では北アイルランドのこちら↓

Classiebawn CastleW

撮影に使われたのは、スコットランドのこちら↓

Ackergill TowerW

0:25
マウントバッテン卿たちが小船で出ていったところ。
前項目の城から7kmほど北上。
マップの地名ではKeiss(ケイス)Wとあります。

1979年8月27日のことでした。

マウントバッテン卿の葬儀

0:40
史実ではウェストミンスター寺院。

撮影はおそらくS3E1でチャーチルの葬儀の教会(史実ではセント・ポール大聖堂)として登場したこちら↓のように見えます。

ウィンチェスター大聖堂(Winchester Cathedral)W

S4E2 「バルモラルの関門」 The Balmoral Test

射たれた鹿さんが気になりますが、さすがにVFXかと。
エンドクレジットにおなじみの一文。

THE PRODUCERS WOULD LIKE TO GIVE AN ASSURANCE THAT NO ANIMALS WERE HARMED DURING THE MAKING OF THIS PRODUGRAMME.

S4E3 「おとぎ話」 Fairytale

ウィンザー城

冒頭、<1981年ウィンザー城>というテロップとともに写されるお城。
これまでウィンザー城は別の場所で見立てていましたが、今シーズンからこちら↓の有名物件にCGをトッピングすることで表現しています。

バーリー・ハウス(Burghley House)W
https://burghley.co.uk/

主に上部の円蓋やツンツンした部分を消し去り、凸凹した城砦ふうの意匠に描き変えていますね。

バーリー・ハウスは、これまでのエントリーで言えば、『プライドと偏見』で登場。

バッキンガム宮殿(正面・玄関ホール)

0:09
ダイアナがいよいよ宮殿に迎えられる場面。
玄関ホールなど内部の撮影はこれまで通りこちら↓ですが、今回は周辺の外観も、CGで再現しているように見えます。
そのため、Old Royal Naval Collegeを使っていたS1の頃に比べると、少し印象が異なります。

Lancaster House(ランカスター・ハウス)W, The Mall, St. James’s, London, England, UK

0:21
ローラースケートを履いたダイアナが、絵を見るところ↓

バッキンガム宮殿正面のセットは、Elstree Studioの空撮で確認できます。

門扉、宮殿手前部分、宮殿玄関部分がセットで、セットに接するグリーンの部分と何もない周辺をCGで生成しているようですね。
Google Mapsではいずれ更新されたらセットを見られなくなると思いますが、Google Earthでは時間スライダーを使えば過去にさかのぼって見ることができますので便利。
それによれば、セットは2018年6月25日には建設中のものを確認できますので、シーズン3以降にこちらのセット+CGというやり方となったようです。

なお、すぐ東側にはダウニング街10番地のセットも作られていて、こちらは”Netflix, The Crown, Downing Street”とマークが付けられていました。

カミラと会ったレストラン

0:28
店名が「メナージュ・ア・トロワ(Ménage à Trois, 三人婚)」と、なかなかなことになっています。

ハイソな場所にありますが、リアルでどういった物件なのかは不明。

S4E4 「お気に入り」 Favourites

内容:女王は4人の子供たちから順にヒアリング。一方でサッチャー首相も2人の子供との関係が描かれる。

アンと

0:20
アンに話を聞きにきたところ。
設定ではおそらくこちら↓

Gatcombe Park(ギャトコム・パーク)W

撮影に使われたのは、

Wrotham ParkW, Barnet, Hertfordshire, England, UK
https://www.wrothampark.com/

女王の車がやってきたのは東側から。
その後母娘で話すのは、西側の庭。

こちらはこれまで「謁見室」や「書斎」など、バッキンガム宮殿の内部として登場しています。

アンドルーと

0:32

アンドルー王子がヘリで派手派手にやってきたウィンザー城。
これもS4E3の冒頭同様、こちら↓の物件の上部にVFXをトッピングして表現しています。

バーリー・ハウス(Burghley House)W
https://burghley.co.uk/

チャールズと

0:42
最後にやってきたのはチャールズとダイアナの新居ということだと思います。
設定では、ハイグローヴ・ハウスW

撮影場所不明。

IMDb Photo

S4E5 「侵入者」 Fagan

内容:2度にわたりバッキンガム宮殿に侵入した男の話。実名がエピソードタイトルになっています。
Michael Fagan (intruder)W

S4E6 「無主地 」 Terra Nullius

内容:問題を抱えながら、オーストラリア訪問に向かうチャールズとダイアナ。

IMDbでは、

Almería, Spain (location)
Málaga, Spain (Australia)

スペインをオーストラリアに見立てているようです。
エアーズロック(ウルル)もオペラハウスもVFXの産物。

タイトル後の屋敷

0:05
やってきたチャールズに挨拶したのは、カミラとその夫アンドリュー・パーカー・ボウルズW
屋敷の設定はいまいち不明。

撮影に使われたのは↓

ウォバーン・アビー(Woburn Abbey)W
https://www.woburnabbey.co.uk/

バッキンガム宮殿(玄関・外観)

0:45
ダイアナが女王に会いに来る場面で、周囲がはっきりと写ります。
S4E2でも書きましたが、周囲はすべてCG。
だいぶホンモノに近づけていますが、ややスケールを縮小していますね。

S4E7 「世襲の原則」 The Hereditary Principle

内容:秘められていた母方従姉妹の存在を知りマーガレットは動揺する。

マーガレットの屋敷

0:15
女王が訪れるときに写る屋敷。

空港

0:19
迎えに来た親友は、アン・テナント(Anne Tennant)W。S3E10以来の登場。
演じたナンシー・キャロルは、例えば『ブラウン神父』のフェリシアさん役。

療養施設

0:30
マーガレットが友人の司祭デレクと訪れるところ。

Beawood HouseW

海辺の城

0:33
施設を訪れたマーガレットがやってきたところ。
設定ではおそらくS1E8で描かれた母親(王太后)の居城。

撮影に使われた場所は不明。
海岸も、S1E8のものとは異なるように見えます。

S4E8 「48対1」 48:1

内容:報道官マイケル・シェイ(Michael Shea)Wに、ニコラス・ファレル。

歩道橋

0:03
若き日のサッチャーがくぐるところ。
オックスフォード大学のハートフォード・カレッジWのこちら↓

ため息橋(Bridge of Sighs)W

ブルームスベリー

0:07 0:26
マイケル・シェイが原稿を預けて出てくるところ。

ベッドフォード・スクエアW西側、カメラ南向き。

英連邦首脳会議場

0:14
設定ではバハマ。

0:15
女王の「ヨット」が停泊しているところ。
CGっぽいでしょうか。

S4E9 「雪崩」 Avalanche

IMDbでは、

New Wimbledon Theatre, The Broadway, Wimbledon, London, England, UK (Royal Opera House interior)
Lyceum Theatre, Wellington Street, Covent Garden, London, England, UK (Royal Opera House exterior)

劇場

外観は↓

Lyceum TheatreW, Wellington Street, Covent Garden, London, England, UK (Royal Opera House exterior)

内部は↓

New Wimbledon TheatreW, The Broadway, Wimbledon, London, England, UK (Royal Opera House interior)

教会

0:18

SAVOY

0:42
ホンモノのサヴォイ・ホテルW

これまでのエントリーで言えば、『ノッティングヒルの恋人』の記者会見の会場。

密会の現場

0:44, S4E10 0:36
ダイアナがお相手(少佐)を招き入れるところ。
チャールズに報告するセリフから、ケンジントン宮殿という設定だとわかります。

撮影はこちら↓

Wellington College, BerkshireW

中庭の噴水はCGでしょうか。

S2E10のマーガレットの新居(工事中)もこの場所。
となると、やはりそちらでもケンジントン宮殿という設定だったと思われます。

S4E10 「戦い」 War

IMDbでは、

Manchester, England, UK

アメリカ外遊

0:25
ヘンリー・ストリート・セツルメントなど、NYの街中の場面は、IMDbのリストのマンチェスターで撮影されたように思われます。

クリスマス

0:40
一族がクリスマスを過ごすために集まる屋敷。
S1同様、こちら↓という設定。

サンドリンガム・ハウス(Sandringham House)W

撮影はS1と異なり、外観・内部ともこちら↓

Somerleyton HallW
https://www.somerleyton.co.uk/

S5 (未配信)

資料

ロケ地マップ

 
 
 

更新履歴

  • 2022/09/19-20 S4E1-E10新規アップ
  • 2020/06/14 新規アップ

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