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『気狂いピエロ(ピエロ・ル・フ)』 Pierrot le fou (1965)

気狂いピエロ [DVD]

作品メモ

ひとつ前のエントリー『友よ静かに死ね』でアラン・ドロンが演じていた主人公のモデルは、おそらくピエール・ルトレル(Pierre Loutrel)W、通称「ピエロ・ル・フ」(Pierrot le fou 気狂いピエロ)。
ということで、次にゴダール監督のこの有名タイトルをチェックしてみます。

邦題は、当時はともかくその後はいろいろ問題があるようでして、昔映画をノーカット放送してくれたテレビの深夜枠で流れたときは「ピエロ・ル・フ」とされていました。
昨年(2016年)デジタルリストア版が劇場公開されたときは元の邦題のままでしたから、テレビの制約だったのかもしれません。

この言葉で連想してしまうのが、横溝正史さんの『獄門島』の映像化作品。
カギとなる和尚さんの独り言が、映像化にあたってはあれこれ苦心のアレンジがほどこされていました。
特に地上波テレビでは用語に敏感になるのは致し方ないかもしれません。

それはともかく、ゴダール監督作品をノーカットで録画できたのはその放送が最初でしたので、個人的には「ピエロ・ル・フ」もそれなりになじみがあります。
このエントリーのタイトルでも併記することにしました。

内容については、いたる所で語られていると思いますので、そういったものをご覧ください。
ここではロケ地チェックという当サイトの通常運転で突き進んでいきたいと思います。

監督・脚本ジャン・リュック・ゴダール、撮影ラウール・クタール、音楽アントワーヌ・デュアメル。

フェルディナンにジャン・ポール・ベルモンド。
マリアンヌにアンナ・カリーナ。

久々に見返しましたが、マリアンヌはゴダールの映画と思わなければ、ほぼサイコパスなキャラですね(汗)

こちら↓は昨年(2016年)デジタルリストア版公開の際の予告編。
まだいくつかの劇場でかかっているようですので、「居ながら」じゃダメ、映画は映画館でなくっちゃ、という方はこの機会にぜひどうぞ。

http://pierrot.onlyhearts.co.jp/

 
 
 
 

ロケ地

IMDbでは、

Gonfaron, Var, France
Issy-les-Moulineaux, Hauts-de-Seine, France
L’Aygade, Hyères, Var, France
La-Seyne-sur-Mer, Var, France (Some exteriors)
Noves, Bouches-du-Rhône, France
Paris, France
Studios de Saint-Maurice, Saint-Maurice, Val-de-Marne, France (studio)
Toulon, Var, France
Tremblay-en-France, Seine-Saint-Denis, France
Île de Porquerolles, Hyères, Var, France

ゴダール監督の有名作品となると、撮影地は詳細に研究解明されていることと思いますが、ここでは例によってIMDbのリストとウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
答え合わせはしていませんので、間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。

当サイトのゴダール作品は、『軽蔑』『アルファヴィル』『はなればなれに』『勝手にしやがれ』に続いて5本目。
どちらかといえば苦手な監督ですが、ロケ地チェックとなると俄然面白くなったりするのが不思議。
逆に「ここで撮りましたよ~」という見え見えのご当地映画は、なぜか調べていてもこれほどはワクワクしません。

テニスコート

背景に見える白い手すりといいますか柵のようなものやカップのようなオブジェから、リュクサンブール公園と思われます。

ただ映画で見られるような、カップのようなものがテニスコートに突っ立っているところは確認できませんでした。
以前『鬼火』をチェックした際も「これ」というピンポイントでは確定できなかったので、もしかすると公園内のテニスコートは、昔は別のレイアウトだったのかもしれません。

書店

不明

マリアンヌの部屋

外の眺めで、粘ればわかりそう。

IMDbのリストで雰囲気が近いのはこちらですが、確認できませんでした。

Issy-les-Moulineaux, Hauts-de-Seine, France

セーヌ河畔

0:22

自由の女神が写る河畔の道。
像があるのはグルネル橋W

映画では橋は以前の姿ですね(Wikipediaによると1966年に架け替え)。

  • http://www.paris1900.fr/paris-rive-gauche/statue-de-la-liberte-a-grenelle

こちらの画像は1973年7月撮影のもの。

ガソリンスタンド1

0:22

ガソリンを調達したところ。
これは資料がないと難しそう。
ネタがないときは、クルマでごまかす。

1964 Peugeot 404 Super Luxe
http://www.imcdb.org/vehicle_3615-Peugeot-404-1964.html

こちらは65年式

その他登場するクルマについては、例によって驚異のサイトIMCDbをご覧ください。

  • http://www.imcdb.org/movie_59592-Pierrot-le-fou.html

中部の町

川沿いの道とカフェ。
調査中。

▼22/7/24 追記
コメント欄(2022年7月15日 00:28)で、Bill McCrearyさんからこちら↓の記事を紹介いただきました。

http://www.historim.fr/2021/09/jean-paul-belmondo-issy.html

これに拠れば、Issy-les-Moulineaux(イシー=レ=ムリノー)Wの287, quai de la Bataille-de-Stalingrad。
建物はもうなくなっているようですが、その前にクルマがやってくるショットは、こちら↓のように見えます。

パリのすぐ郊外ですね。

事故現場

0:29

なんとなく『ウィークエンド』(67)を連想します。
ぽつんと残った高架部分が気になりますが、IMDbのリストで、道路や田園風景、鉄塔など、一番雰囲気が近いのはこちら↓

Tremblay-en-France, Seine-Saint-Denis, France

少し粘って探してみました(目が疲れた……)。
こちら↓ではないでしょうか? 場所はド・ゴール空港の目の前。

 
 
 

クルマで南からやってきた二人は、徒歩で東へ去って行きます。
事故車がぶつかっていた側は跡が見当たりませんが、道路をはさんだ反対側の部分はご覧の通り今でも残っています。
レーンの曲がり具合から言って、これだと思いますがいかがでしょう?

まさか今でも確認できるとは思っていませんでしたので、結構ウレしかったかも 🙂

渡河

0:32

これはIMDbのリストから見つけることが出来ました。

Noves, Bouches-du-Rhône, France

背景の橋は、こちら↓でしょうか。

こちらも印象的な場面ですので、ズバリの場所を見つけられて達成感あります。

ガソリンスタンド2

0:34
クルマをいただいたところ。

IMDbのリストの中で町の雰囲気がいちばん近いのはこちら↓

GonfaronW, Var, France

日差しがはっきりわかる場面でしたので、方角や道路の広さなどから絞っていき、こちら↓だと判りました。

スタンドの建物は映画のままですが、ふたりが腰掛けていたところは建物が建ってしまっています。
ここは座ってみたかったですね 🙂

いただいてしまったクルマは、マリアンヌのセリフ通りフォード・ギャラクシー。
フェルディナンは62年型と言っていますが、IMCDbでは61年型とされています。

1961 Ford Galaxie Sunliner
http://www.imcdb.org/vehicle_24740-Ford-Galaxie-Sunliner-1961.html

服を捨てた道端

0:38
小さい橋が手がかりとなりそうですが、資料がないと難しそう。

海辺の道

会話しながらゆっくりクルマを走らせるところ。

最初の正面から二人をとらえたショットは、おそらく次の下り坂と同じ高台かと思われますが、詳細不明。

その後長い下り坂をワンカットで入り江まで降りてきますが、入り江は日差しから南向きとわかります。
田舎暮らしを撮影した島(「田舎暮らし」参照)ですと、島の南側にこうした場所はなさそうですので、大陸の南側をチェック。
ジアン半島の先端のこちら↓だと判りました。

最後に掲載したロケ地マップに、進路を示しておきました。
ジアン半島Wは、これまでのエントリーで言えば、東側が『雨の訪問者』の撮影場所となっています。

クルマを沈めた海

調査中。

おそらく北向きに突っ込んでいて、水平線の彼方に陸のシルエットが見えますので、そのあたりが手がかりになりそう。

田舎暮らし

多くはIMDbのリストのこちらで撮影されているように見えます。

Île de Porquerolles(ポルクロール島)W, Hyères, Var, France

たとえば、0:46頃、二人が海面にブハっと顔を出したショットの背景は、このあたりからの眺め。

PhotoSphereの画像を見る限り、隣の浜では背景の陸地の重なり具合が映画と違ってしまうので、こちらの浜(マップではPlage de la Courtade)と判定しました。

0:49頃、退屈したマリアンヌと会話を交わす朽ちた桟橋のようなところは、隣の浜のこちら↓に現存しています

付近のpanoramioの画像をチェックしたら、そのズバリのものがありました。
キャプションでも撮影場所であることが指摘されています♪

他にも、マリアンヌが歩いてくるショットで、背景はこちら↓と一致しています。

なのでここで正解。
となると、赤い扉の住まいはこのあたり↓になるはずですが、確認できませんでした。

この浜は、マップでは La plage Notre Dameとなっています。

この画像の上から3分の1、中央あたりに、桟橋と家はあるはず……

キツネ、可愛いかったですね 🙂

たとえばこちら↓のページを見ると、家のことが書かれているようなのですが……

https://www.porquerolles.com/accueil/la-plage-notre-dame/

“La maison est maintenant abandonnée.”って、遺棄されているということでしょうけど、跡は残っているのでしょうか?
ネットではあまり画像が見られませんが、私有地なのかもしれませんので、もし現地へいらっしゃる時は事前確認をお奨めします。

赤い壁の建物

米兵とのエピソードの後で、通ったところ。
不明。

1:02

水平線に浮かぶ陸地のシルエットから、ポルクロール島の北側とわかります。
おそらく上記住まいのある浜辺で、たとえばこういった↓あたり。

ダンスホール

1:05

はじめにボートで川を下ってきますが、カメラ位置はこのあたり↓

くぐった橋↓

「侯爵夫人のダンスホール」(看板は« BAR DANCING DE LA MARQUISE »)はこちら↓

走るフェルディナン1

1:10

街路の向こうで右から左へ駆けていくショットは、ダンスホールと河口を挟んだこちら↓

走るフェルディナン2

水際を走るフェルディナンを俯瞰でとらえたショットは、2kmほど離れたこちら↓

今度は南西向きに走っています。

カメラ位置(小柄な男の部屋)は、高層アパルトマンの最上階でしょうか。

線路

1:17
機関車が来る直前に身を起こす、かなり危険な撮影。

向こう側に池のようなところが見えますが、ヒントになるかもしれません。

たとえばこういった↓ところ

もう廃線ですね。

大きな港

1:17
セリフにもあるとおり、トゥーロン。

ToulonW, Var, France

マリアンヌと再会したヨットハーバーの桟橋は、たとえばこちら↓

映画館

1:19
外観が写らないので、資料がないと難しそう。

銀幕でカメラを構えていたのはジーン・セバーグでしょうか。

埠頭

1:25, 1:39
ヨットを停めていたところ。
背景の山の形や、付近の建物から見つけることができました。
もう使われていないようにも見えますが、かろうじて形だけは残っています。

La-Seyne-sur-Mer, Var, France (Some exteriors)

踊る浜辺

1:29
『ウエストサイド物語』ばりにぴょんぴょん跳ねているところ。
背景の高台に要塞跡が見えています。

おそらくポルクロール島のこちら↓
(マップではLa plage noire)

入り江

1:30
「コンラッドの小説風」とセリフがかぶさるところ。
これは、「海辺の道」でワンカットで降りてきた入り江と同じ場所。

防波堤の先に立つ赤い航路標識も同じ。

男たちが集まったのは、おそらく防波堤の根元あたり。

カーチェイスと銃撃戦

調査中

ボウリング場

1:33
調査中

高台

1:44
フェルディナンが上ってきた高台はポルクロール島。
このあたりでしょうか?

「踊る浜辺」のすぐ近く。

上ってきた時に背景に見えた島は、マップではプティ・ラングスティエ島(îlot du Petit Langoustier)となっています。

要塞跡

1:44

島にはいくつか要塞跡がありますが、おそらく前項目近くのこちら↓

Fort du Grand LangoustierW

「踊る浜辺」で背景に見えていたものです。

ここだとすると、撃ちまくりながら階段を駆け上がっていったのは、こちら側(西側)。

映画で右手奥に見えていた岬が、PhotoSphereでも確認できます。

現在の要塞跡はだいぶ映画と違っていますが、1998年に修復が行われているとのこと。
映画ではかなり痛んでいましたね。

高台の家

フェルディナンがマリアンヌをかついでやってきたところ。

逆光(=南向き)で眼下は海、島のシルエットはおそらくポルクロール島の西端部分を北からみたところ。
……ということで、刃傷沙汰となった上記要塞跡からワープして、ジアン半島南端部分に来ています。

位置関係から絞ることは出来ると思いますが、それ以上は追究しても……

ラストの崖

1:49
名場面ですが、資料がない限り映像だけでは無理そうです。

ロケ地マップ

 
 
 

資料

更新履歴

  • 2022/07/24 「中部の町」追記
  • 2017/01/25 新規アップ

コメント

  1. milou より:

    時間ですよ! とばかり60年代ゴダールの虎の巻(原書)に登場して貰おうと思ったが残念ながら撮影進行表(?)は1枚しかなく役に立たない。
    さて事故現場ですが…
    恐らくは確証がなくて“一番雰囲気が近い”と書いたのでしょうが確かにソックリではあるが違いますね。
    まず映画では橋桁(?)が3本しかないがSVでは4本(以上)ある。時代経過で減ることはあっても増えることはありえないし道路との角度も一致しない。遠くの送電線の鉄塔の形もよく見ると微妙に違う。
    調べてみるとこの高架は Aulnay-sous-Bois-Rivecourt par Senlis.間の鉄道として1913年に着工したのだが第一次大戦の勃発で中断し結局建設されなかった路線らしい。
    従って場所(Tremblay-en-France)に間違いはないが撮影は残っていた他の場所で今も存在するかは分からない(時間が取れず探していない)。

    そうそうトップのテニスはリュクサンブールだとシナリオに書かれていて正解です。

  2. milou より:

    記事をよく読んだら事故現場は “道路をはさんだ反対側” と書いてありますね。ということで角度云々は無視してください

  3. 居ながらシネマ より:

    milouさん、チェックありがとうございます。
    高架部分は現物がなくなっている(映画には写っていない片側だけ残っている)という前提の推測なので、もはや正否は確かめようがありませんが、高架跡の由来についてはさすが良く調べてくださいました。
    鉄道でしたか。しかも建設が中断されたものとは。
    SVで見ると、今では奇妙な景色として残ってしまっていますね。

    「60年代ゴダール」(原書)に進行表が載っていないというお話は意外でした。
    ゴダール監督作は調べてみると結構面白いので、また取り上げましたら、ぜひチェックをお願いします。

  4. Bill McCreary より:

    ご存じかもですが、この映画の原作がついに日本語訳されました。

    https://www.amazon.co.jp/dp/4102401911/

    翻訳がされなかった事情については、本の入手が難しいことだとの話ですが、しかしそんなに入手が難しかったのかなあという疑問は生じます。確かにペーパーバックでは売られていなかったのかもですが。

    https://www.amazon.com/dp/B000PGPT4Q

    ところでIMDbのロケ地のところがやや詳しくなっていまして、だいたいご推察のロケ地ということになりそうです。私もこの映画のロケ地の調査をしていますが、なかなかいい情報がありません。特に中部のカフェはどこじゃないですが、遺憾ながら不明です。が、あるいはですが、こちらですかね。

    http://www.historim.fr/2021/09/jean-paul-belmondo-issy.html

  5. 居ながらシネマ より:

    Bill McCrearyさん、コメントありがとうございました。

    原作本の日本語訳の件、全然知りませんでした。といいますか、原作があったのですね。
    原題が”Obsession”て、これだとデ・パルマの『愛のメモリー』……
    邦題は思い切って映画と同じにしたようですが、今の基準ではいろいろあるでしょうから出版元ではきっと議論を重ねたのではないかと……
    あまり関係ありませんが、渋谷実監督の似たようなタイトルの邦画、むか~し名画座で見た記憶がありますが、それきりで、これはもう中身はともかくタイトルがヘビーすぎて、もはやソフト化や放送は難しいかもしれません……。

    カフェのロケ地情報もありがとうございます。
    DeepLで翻訳して読みましたが、Issy-les-Moulineauxの、287, quai de la Bataille-de-Stalingradということでしょうか。
    建物はもうなくなっているようですが、その前にクルマがやってくるショットは、こちら↓のように見えます。
    https://goo.gl/maps/brTH6BvpScfA8cS17

    なのでもうこれで正解でしょう。
    お見事でした 😀
    のちほど本文に反映させていただきます。

    この記事は、ジャン=ポール・ベルモンドの追悼記事のようですね。
    『気狂いピエロ』と同年の『カトマンズの男』とか『リオの男』みたいなのが好みなので、拙サイトでもいつかエントリー書こうかと思っています。
    つい先日CSで『モラン神父』を放映していて、ロケ地が気になり検索したら、自分のサイトがヒットしました。
    書いていたのをすっかり忘れていました。

  6. Bill McCreary より:

    本日(2022年9月14日)ゴダールが亡くなったことが報道されましたね。ご年齢がご年齢ですので、この日がそんなに遠くないことは覚悟していましたが、やはり残念です。

    ところでこの映画の原作本読みました。意外なほど映画は原作にのっとっていますね。もちろん違うところは全然違いますが、パーティで女性と会うこと、起きたら誰かが死んでいること、女と逃げること、自称兄が登場すること、主人公が拷問を受けること、兄と女を殺すところなど、いろいろ原作の通りです。ただ原作では、主人公は自殺はしませんが(自首する)。

    なおカフェのロケ地ですが、このカフェの所在を知りたくて、IMDbのロケ地リストから、おそらくIssy-les-Moulineauxの可能性が一番高いのではないかと推察して、そこから検索してみて該当記事を見つけました。おそらくベルモンドが亡くなっていなければわからなかったかと思います。こういうことを書くと差しさわりがありますが、関係者がお亡くなりになるとソフト化、CSなどでの放送、ネットほかでの該当記事が出るのは確かですので、ゴダールのロケ地などもたぶん新しい情報が出るかと思います。

  7. Bill McCreary より:

    すみません。
    14日→×
    13日→〇
    でした。どっちみち投稿日が表記されるのですからいいのかもですが、訂正をします。

  8. 居ながらシネマ より:

    Bill McCrearyさん、コメントありがとうございます。
    日中スマホに通知がびろんと表示され、ああとうとう、と思う一方で、ゴダールぐらいになるとこうやってニュースがプッシュ通知されるのかと思ったりもしました。
    数年前アニエス・ヴァルダが亡くなったとき、そういえばあのあたりの監督さんは?……とチェックしたところ、多くは鬼籍の人となっている中でゴダールは健在であることを知りましたが、その年アンナ・カリーナが亡くなり、今年に入ってジャン=ポール・ベルモンド、そして監督と、たてつづけとなってしまいましたね……

    > 関係者がお亡くなりになるとソフト化、CSなどでの放送、ネットほかでの該当記事が出るのは確かですので

    これはまったくの偶然ですが、最近乗り換えた洋画専門チャンネルザ・シネマで今月ゴダール特集が組まれていました。手元のゴダール作品がほぼソースがVHSなので、良い画質で録画できるのが有り難いです。

    それにしても、訃報は地上波のニュースでも流れたかと思いますが、代表作としてこの作品のタイトル(『ピエロ・ル・フ』ではない方)を読み上げることができたのか、これまた大きなお世話ですが気になりました。

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