目次
- 1 作品メモ
- 2 登場人物
- 3 エピソード&ロケ地
- 3.1 S1E1-2 「隠された肖像」Une beauté faite au nature
- 3.2 S1E3-4 「雅(みやび)やかな死」Une mort galante
- 3.3 S1E5-6 「黒ずんだ絵」Une œuvre au noir
- 3.4 S2E1-2 Une ombre au tableau (邦題なし)
- 3.5 S2E3-4 Un homme blessé (邦題なし)
- 3.6 S2E5-6 Le peintre du diable (邦題なし)
- 3.7 S3E1-2 Un fantôme à l’Opéra(邦題なし)
- 3.8 S3E3-4 La Malédiction d’Osiris (邦題なし)
- 4 資料
- 5 更新履歴
作品メモ
『ホワイト・ドラゴン』、『薔薇の名前』とAXNミステリーでの一挙放送組をチェックしてきましたが、こちらも同じくシーズン丸ごとドカっと放送されたクチ。
OCBCの警部とルーヴル美術館勤務の美術史家が、毎回美術がらみの事件を解決していくフランスのドラマシリーズです。
知りませんでしたが、OCBC(Office central de lutte contre le trafic des biens culturels)Wは実在する組織で(番組では「文化財密売取締本部」)、Wikipediaによれば美術品に関して盗難、偽造、詐欺、資金隠しといった犯罪の捜査を行っているようです。
ドラマでは毎回殺人事件が発端となりますから、まあ名前だけ借りたまるきりのフィクション。
そのOCBCに刑事部から転属となった警部が主役なのですが、問題はとてつもない美術オンチだということ。
なにせボッティチェリをパスタだと思い(S1E1)、ロココをバーの名前だと思う(S2E1)ぐらいなので半端ありません。
そんな彼に、美術史に造詣の深い知的な美人さんが捜査協力する、ということで、ツンデレ的展開も期待されたりします。
贋作ネタが中心となりますが、毎回趣向を凝らして飽きさせません。
美術についての蘊蓄もちりばめられ、ルーヴルをはじめとするフランスの有名美術館の内部も登場して、すっかりアートでオサレな気分にひたらせてくれる良さげなシリーズとなっています。
日本では2019年10月20日にシーズン1を、11月3日にシーズン2をそれぞれ一挙放送。
本国ではシーズン3が放映済みで、今年(2020年)4も予定されているとのことです。
▼20/11/3 動画差替え
シーズン3放映
▼20/11/3 項目追加
本日またまた文化の日にシーズン3が放送されました。
朝からシーズン1~3、一挙放送という、アートな一日でございました。
登場人物
- アントワーヌ・ヴェルレ(Antoine Verlay)/ニコラ・ゴブ(Nicolas Gob)
- OCBCの警部。頭に視線が行きがちだが、なかなかのイケメンで膂力もありげ。もちろん刑事としても優秀だが、美術オンチなのが玉に瑕。妻とは離婚協議中で、子供が2人。
- フロランス・シャサーニュ(Florence Chassagne)/エレオノール・ベルナイム(Éléonore Bernheim)
- ルーヴル美術館に勤務する美術史家。アントワーヌと対照的に髪はふさふさで、スカーフもオサレ。突如実在した画家が現れて対話するという、不思議モードの持ち主。めまいを起こしがちでカウンセリングを受けているが、アントワーヌを「抗恐怖症物体」として頼ることで克服しようとする。
- ピエール・シャサーニュ(Pierre Chassagne)/フィリペ・デュクロ(Philippe Duclos)
- フロランスの父親。娘を「フロフロ」と呼んでは嫌がられている。著名な美術の先生だが、だいぶ浮き世離れしたところも。
- アレクサンドル・パルド(Alexandre Pardo)/ベンジャミン・エグネル(Benjamin Egner )
- OCBCを指揮する警視。アントワーヌのボス。
- ユーゴ・プリユール(Hugo Prieur)/エマニュエル・ノブレ(Emmanuel Noblet)
- フロランスの友人にして元彼のイケメン。もっぱらルーヴルのラボにいて、アントワーヌやフロランスの捜査をサポートする。
エピソード&ロケ地
例によって、IMDbのリストとウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。
執筆現在(2020年3月)日本語版Wikipediaがないようですので、ついでにエピソードも簡単にまとめています。
S1とS2は各6話ですが、実際には前編(Partie 1)後編(Partie 2)という風に2話で1つのお話となっていて、1シーズン3話構成とも言えます。
S3以降は日本では未放映ですが、1話ずつで終わっている模様。
S1E1-2 「隠された肖像」Une beauté faite au nature
放送日:France2 2017/11/17、AXNミステリー 2019/10/20
登場画家: ジャン・ブルディション、レオナルド・ダ・ヴィンチ
事件: 古城での殺人。城からはそれほど価値のない肖像画が盗まれていたという謎。
IMDbでは、
Château d’Amboise, Montée Abdel-Kader, Amboise, Indre-et-Loire, France
Musée du Louvre, Paris 1, Paris, France
Palais de Tokyo, Paris 16, Paris, France
張り込んでいた美術館
OPでアントワーヌが張り込んでいたところ。
Palais de Tokyo(パレ・ド・トーキョー)W, Paris 16, Paris, France
- Google Maps(SV)
- 48.864623,2.296984
厳密には、東翼のパリ市立近代美術館。最後に飛び出してくるところもそこから。
アントワーヌの背後にあったのはこちら↓の作品。
Robert Delaunay, 1938, Rythme n°1, Decoration for the Salon des Tuileries
アンボワーズ城
殺人事件が起き、肖像画が盗まれた城。
実名で登場。
Château d’Amboise(アンボワーズ城)W, Montée Abdel-Kader, Amboise, Indre-et-Loire, France
- Google Maps(SV)
- Google Maps(SV) ……ランベールの死体発見現場
目の前の川はロワール川。
盗まれた絵画は、セリフでもあるようにジャン・ブルディションWの模写。
オリジナルはこちら↓
Jean Bourdichon, Anne de bretagne priant 1503-1508
E1 0:25 で登場するチャペル。
クロ・リュセ城
E1 0:12
le château du Clos Lucé(クロ・リュセ城)W
https://www.vinci-closluce.com/
アンボワーズ城の南東約600m。
レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年過ごしたところで、それが事件を解く鍵となります。
ドラマでは、被害者ランベールの恋人デュティウル夫人の住まいという設定。
夫人は大資産家で、盗まれた肖像画の元の所有者。
0:12に映る外観は、似て非なる別の家。
0:24に新聞記事に使われた白黒写真はホンモノで、手前の2人は明らかに合成。
……なので実際にはここでは撮影されていないようです。
似て非なる方は不明ですが、参考までにホンモノはこちら↓
- Google Maps(SV)
- 47.410198,0.992073
※20/3/10追記
milouさんが4travelにアップされた旅行記の画像を転載させていただきました。ぜひ旅行記の方もご覧ください。
4travel > milouchatさんのトラベラーページ
2006年 パリ 3/4:これっきりじゃないぞ!(ロワール古城めぐり)
ルーヴル美術館
0:17他
フロランスの職場。
登場する時は、たいていピラミッドのショットから入ります。
- Google Maps(SV)
- Google Maps(SV) ……ピラミッド内部
- 48.861080, 2.335656
外観だけでなく、時折館内も映してくれて、展示物件が目の保養になります。
ルーヴル全面協力といった感じですね。
こちら↓の画像はmilouさんからご提供いただいたもので、撮影は2002年とのことです。
ありがとうございました♪
OCBC(外観)
E1 0:19 0:34
S1E1-2での外観は、モダンなビル。
場所は調査中。
E3-4以降は別の建物となります。
《モナ・ヴァンナ》
E1 0:28
La Joconde nue (モナ・ヴァンナ La Mona Vanna)W
フロランスが「エルミタージュにいい模写があるわ」と言っていますので、その画像。
S2E2(第1話後編)でも登場。
ピエール・シャサーニュの家
E1 0:38 0:47
フロランスのパパの家。
調査中ですが、個人宅なら判明しても書けないかも。
S1E3-4 「雅(みやび)やかな死」Une mort galante
放送日:France2 2017/11/24、AXNミステリー 2019/10/20
登場画家: ヴァトー、アルテミジア・ジェンティレスキ
事件: ヴァトーの絵画に見立てた芸術学校でのパーティーで、殺人事件が発生。
パリ芸術学校
0:01 0:37他
場所不明。
《シテール島の巡礼》
E3 0:07
パーティーで見立てていた絵画。
ヴァトー「シテール島の巡礼」 Pèlerinage à l’île de Cythère (1717)W
https://www.louvre.fr/jp/oeuvre-notices/《シテール島の巡礼》
OCBC
E3 0:12
E1-2と異なり、E3以降は急に地味な建物になります。E1-2はパイロット版だったのでしょうか。
場所は不明。
《ピエロ》
E3 0:11
ヴァトー「ピエロ(旧称ジル)」W
https://www.louvre.fr/jp/oeuvre-notices/《ピエロ(旧称ジル)》
《ヤエルとシセラ》
E4 0:47
アルテミジア・ジェンティレスキ (Artemisia Gentileschi) 「ヤエルとシセラ」Jael and SiseraW
S1E5-6 「黒ずんだ絵」Une œuvre au noir
放送日:France2 2017/12/01、AXNミステリー 2019/10/20
登場画家:ジェリコー
事件: ルーヴル美術館の「メデューズ号の筏」の前で、ユーゴの上司で「ジェリコー友の会」会長デルフィーヌが毒殺される。
《メデューズ号の筏》
ジェリコー「メデューズ号の筏」Le Radeau de la Méduse de Géricault (1819)W
https://www.louvre.fr/jp/oeuvre-notices/《メデューズ号の筏》
ホントに館内を使った、しかも日中の撮影ですね。
- Google Maps(SV) ……「メデューズ号の筏」
- Google Maps(SV) ……アントワーヌたちが入ってくる入口
墓地
E5 0:31
デルフィーヌの葬儀。
ペール・ラシェーズ墓地(Cimetière du Père-Lachaise)W
- Google Maps(SV) ……チャペル
- 48.861207,2.392742
これまでのエントリーでは『突然炎のごとく』のラストで登場。
ドラマでも登場したジェリコーの墓。
サルペトリエール病院
E5 0:44
サルペトリエール病院(Hôpital de la Salpêtrière)W
テロップではそうなっていますが、実際には似て非なる場所。
調査中
参考までに、ホンモノはこちら↓
- Google Maps
- 8.840044,2.363353
これまでのエントリーで言えば、『5時から7時までのクレオ』のラストなど。
ラスト
刑事部への復帰がおじゃんになったアントワーヌ。
フロランスは、でもちょっぴり嬉しそう?
ルーヴル館内のこちらの↓絵についてドギマギするやりとり。
ジャン・オノレ・フラゴナール《閂》 Jean-Honoré Fragonard, Le VerrouW
https://www.louvre.fr/oeuvre-notices/le-verrou
その後はこちらの絵画の前へ移動。
《閂》はS2E1でも登場。
今度はフロランスのパパがアントワーヌの個人授業でとりあげ、その後フロランスの妄想モードにも……。この場面はウケました。
S2E1-2 Une ombre au tableau (邦題なし)
放送日:France2 2018/11/23、AXNミステリー 2019/11/03
登場画家:モネ
事件: 修復家が殺され、モネの模写が盗まれる。アントワーヌは模写と贋作の違いを学ぶ。バルド警視の過去に関わる人物が登場。
《夏、ひなげしの草原》
モネ 「夏、ひなげしの草原」L’été. Champ de coquelicots (1875)
オルセー美術館
E1 0:08
現在「夏、ひなげしの草原」がNYの個人収集家からこちらに貸し出されているという設定で登場。
- Google Maps(SV)
- Google Maps(SV) ……立っていたところ
展示されていたのはこちら↓
《庭の女たち》(1866-1867)
Femmes au jardin (Claude Monet)W
Musée d’Orsay > Claude Monet Femmes au jardin
ルーセルの家
E1 0:16
自然の中の素敵な住まいですが、撮影場所は不明。
フレデリック・ルーセルはオルセーで一番のモネの専門家。
被害者マルニャックの妹ロランス(故人)の夫。マルニャックは贋作を描きNYですり替えて送付した……という流れ。
広場
0:53
警視がマリーと待ち合わせたところ。
《アパートの隅》
E2 0:20
フロランスが見た夢。
ネタばれっぽいですが、これがシーズン通しての伏線となります。
Musée d’Orsay > Claude Monet, Un coin d’appartement
カザフ大使館
E2 0:27
突然『ミッション・インポッシブル』的展開♪
ついでに『エントラップメント』も♪♪
建物は調査中。
オークション会場
E2 0:29
S2E3-4 Un homme blessé (邦題なし)
放送日:France2 2018/11/30、AXNミステリー 2019/11/03
登場画家: ギュスターヴ・クールベ
事件:アントワーヌが匿名の葉書で誘導された公園で死体を発見。被害者は以前詐欺事件を起こしていた古美術商アンリ・クールセル。捜査の過程でアントワーヌは長らく会っていなかった父親と対面する。やがて明らかになる犯人の意図とは? 最後まで目が離せないスリルとサスペンス満載の異色編。
送られてきた絵葉書
Les Joueurs de dames, known also as Coups de dames, Gustave Courbet (1844)
公園
E3 0:01
匿名はがきに導かれてやってきたところ。
19区のこちら↓
ビュット・ショーモン公園(Parc des Buttes-Chaumont)W
吊り橋(歩道橋)↓
- Google Maps(SV)
- Google Maps(SV)
- 48.881015,2.381808
四阿(temple de la Sibylle)
- Google Maps(SV)
- 48.881086,2.383065
ちなみにOCBCに届いた絵葉書に書かれた座標は、ホントにこの場所のものでした。
現場にあった絵葉書は↓
解雇された助手が持っていた葉書は、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール《金の支払い》
《泉(スルス)》
E3 0:12
チェッカーの駒とともに届いたメッセージを解読して、オルセーへやってきた2人。
クールベ《泉(スルス)》
Musée d’Orsay > Gustave Courbet, The Spring
裁判所
E3 0:14
《泉》の展示の下に貼られた座標からやってきたところ。
調査中。
ヴァンドーム広場
E3 0:36
携帯の位置情報をたどってやってきたところ。
中央の円柱が、クールベと深く関わっています。
- Google Maps(SV)
- 48.867460,2.329395
こちら↓はmilouさんからご提供いただいたもので、撮影は1977年7月とのことです。
リッツの前から撮られたとのことですので、ドラマに出てきた円柱の入口は反対側でしょうか。
中の現場で被害者が持っていたのは、こちら↓の絵葉書。
クールベ《L’Hallali du cerf》W
Musée d’Orsay > Gustave Courbet, L’hallali du cerf
定まった日本語表題が見当たらないので原文ママにて失礼(ご存じの方教えてください)。
cerfは鹿。
hallaliは手元の仏和辞典では「(獲物を追い詰めたことを知らせる)漁師の叫び声」とあります。
S2E5-6 Le peintre du diable (邦題なし)
放送日:France2 2018/12/07、AXNミステリー 2019/11/03
登場画家: ヒエロニムス・ボス、モネもちょっぴり
事件:ボスを研究していた神学校の学生がルーヴル美術館で刺殺。ボスの素描が盗まれる。アントワーヌは少年の幻影を見るようになるが誰だかわからない。
《快楽の園》
快楽の園W
事件現場
最初の現場はルーヴル美術館の中庭。
- Google Maps(SV) ……ここから出てきて……
- Google Maps(SV) ……ここで犯行
- 48.860200,2.339271
神学校
E5 0:08
大きな中庭と回廊があるところ。
気になるので調査中。
教会
E5 0:19
マリオ・カラスが通っている教会。
調査中。
マリオはサンチェス(素描を盗んだ容疑者)に関連を匂わせるメールを送った送信元。
《愚者の船》《寓意》《守銭奴の死》
事件解明の鍵となるボスの三連祭壇画。
中央が失われています。
- 左上:《愚者の船》 La Nef des fousW ルーヴル美術館所蔵
- 左下:《寓意》Allégorie de la débauche et du plaisir 米コネチカット州イェール大学アートギャラリー所蔵
- 右側:《守銭奴の死》La Mort de l’avare 米ワシントン州ナショナルギャラリー所蔵
ラスト
まさかこのドラマでこんなに盛り上がるとは。
第2シーズンの見事な締めくくりでした♪
全ての絵を拒んだ
S3E1-2 Un fantôme à l’Opéra(邦題なし)
放送日:France2 2019/10/25、AXNミステリー 2020/11/03
(IMDbではS3は1エピソード96分X2エピソードとして扱っていますが、中身は従来通りPartie 1,2となっていますし、AXNミステリーでも第1話第2話と分けられていますので、本稿でもそのように表記します)
登場画家:ドガ
事件:オペラ座で起きたバレエダンサー殺人事件。口の中にドガの詩が押し込まれていた。
コソコソ話:上司のパルドはひげを剃ってさっぱり。フロランスは問題を起こして担当をはずされ、代わりにやはり美術に詳しい女性刑事ジュリエット・マリトンがアントワーヌの相棒となる。
オペラ座
ホンモノ(ガルニエ宮)が撮影に使われていて、まことに眼福となります。
最初のエスタブリッシングショットは、オペラ通りの反対側から望遠で。
この建物はこんな風に圧縮効果で捉えると迫力が出ますね。
続いて、マクシムが入団テストを受けている場面。
客席上空は『未知との遭遇』みたい……
- Google Maps(SV) ……ステージ側から
バレリーナ(レア・フェレ)が駆けていくのは、グラン・フォワイエ(Grand Foyer 大広間)↓
正面側(南側)、日本で言う2階(SVの階数表示では「1」)。
駆け下りていく階段↓
- Google Maps(SV)
- Google Maps(SV) ……カメラ位置
マクシムの次にテストを受けるのは、友人のセリム・ブディア。
衣装のほつれを見つけてあせったのはレア。駆けている姿がインサートされていたのが彼女。マクシムの恋人で同級生。
マクシムが発見されたのは、ステージの真裏(北側)に位置するこちら↓
Le foyer de la danse
場所がわかりづらいですが、こちら↓の図面で中央上部「58」の部屋。
そこから下に向かって、45がステージ、その下湾曲しているのが客席、6-10が吹き抜け大階段、3がグラン・フォワイエ。
劇場内は今やかなり自由にSVで歩き回れるので楽しいですね。
オマケですが、これら↓は大鏡を使ったGoogleSV先生のセルフィー集。
これこそオペラ座の怪人といった雰囲気 😇
殺されたマクシムはドガ舞踊学校の寄宿生でしたが、在独フランス大使の息子……というお偉いさん関係者。事件の早期解決が望まれる……という設定です。
OCBC
E1 0:03
エピソードタイトルが出るところで入口周りが写りますが、これまでとはまた場所が変わったかも??
倉庫が隣接しているようななんてことはない建物なので、これはもう追究は無理。
《14歳の小さな踊り子》
ドガのこの像が舞踊学校に置かれていて、生徒たちの間では災いを引き起こす“恐怖のマリー”としてクリーピーパスタ(都市伝説)になっているという設定。
モデルはマリー・ヴァン・ゴーテム。
La Petite Danseuse de quatorze ansW
この像はあちこちにあるのでしょうけど、例えばオルセー美術館ではこちら↓でケース入り。
- Google Maps(SV)
- https://www.musee-orsay.fr/fr/collections/catalogue-des-oeuvres/notice.html?no_cache=1&nnumid=961
ケースがない方がたとえばこちら↓のようにきれいに撮れますね。
ニューヨーク、メトロポリタン美術館(展示室815)
舞踊学校
E1 0:10
エドガー・ドガ舞踊学校 ECOLE DEDANSE EDGARDEGAS という設定。
さすがに撮影場所は不明。
川縁のスポット
0:34頃
運河に面したビルの前でフロランスがアントワーヌに考えを聞かせる場面。
その後も何度か登場します。
パリの北東の郊外、パンタン(Pantin)のこちら↓
- Google Maps(SV)
- Bing Maps(概観図・東向き)
- 48.895067,2.416007
川はウルク運河(Canal de l’Ourcq)W
サンマルタン運河の先がこちらへつながっているようです。
ビルは建てられたのが1929年で、2016年にリノベート。
地上階(あるいは施設全体)はDock Bという名称。
劇的ビフォー…… ↓ (2011年)
……アフター ↓ (2016年)
4枚のドガの絵
E1 0:38
フロランスのヒントにより、アントワーヌは17年前転落事故を起こしてダンサー生命を絶たれたA・デュフールをマーク。舞踊学校の寄宿舎からマクシムのバッグを盗み自宅に持っていたことが明らかに。[1] … Continue readingバッグの中から4枚のドガの絵と封筒も見つかり、アントワーヌはそれらの絵からマクシムの目的を解明しようとするのがこのあたりの展開。
《舞台のバレエ稽古》Répétition d’un ballet
- https://www.musee-orsay.fr/fr/collections/oeuvres-commentees/recherche/commentaire/commentaire_id/repetition-dun-ballet-19809.html
- Google Maps(SV) ……オルセー美術館
《ダンス教室》L’École de danse
《バレエ ー エトワール》 Ballet – l’étoile
《Dancers, Pink and Green》
ホテル
E1 0:41
新しい相棒とうまくいかないアントワーヌが、フロランスをこっそり呼び出したところ。
設定では“パッサージュ・ホテル”
廊下しか写らないので、究明は無理。
フロランスの出で立ちは、なんだか『シャレード』を連想してしまいました。
その後の展開が早いのでここで少しまとめ。
封筒にセリムの指紋が残されていたことから彼を聴取。マクシムと2人で都市伝説ビデオを撮っていた時に、衣装係のアルセーヌ・ゴスランが隠し部屋からダンサーたちを盗撮していたことを知り、警告のため絵を送ろうとした[2]4枚の絵にはそれぞれダンサーを見つめる黒い人物像が描かれていることにフロランスが気づいた。
ゴスランは殺人事件には無関係。ただしレア・フェレが毎晩ドガの像に話しかけているのを見ていた……
《傷ついた騎手》
E2 0:29
第2の殺人現場で見つかった絵ハガキ。
運河に面したお店
E2ラスト、フロランスが自転車でやってくるところ。
「川縁のスポット」と同じ場所。
DOCK B
https://dockbpantin.com/
- Google Maps(SV)
- 48.895067,2.416007
S3E3-4 La Malédiction d’Osiris (邦題なし)
放送日:France2 2019/11/01、AXNミステリー 2020/11/03
登場学者: シャンポリオン
事件:ルーブル館内で古代エジプトの遺物を巡る殺人事件が発生。
コソコソ話:エジプト学の権威ナタリー・ヴァロンが捜査に協力するが、彼女はフロランスの亡き母(専門はオシリス秘儀)の教え子だった。
今回のエピソードはルーヴル以外のロケ地ネタはほぼなし。
館内については、こちら↓の公式サイトのマップを参考にしてください。
ルーブル館内
冒頭、古代エジプト関連が展示されている部屋をフロランスとユーゴが話ながら歩いて行きます。
フロランスは新しい恋人(シルヴァン)ができて1ヶ月とのこと。
2人が立ち止まったのはシュリー翼の展示室321↓
事件現場
女性(ナディア・マゲバ)が、調査してもらうために持ってきた箱を抱えたまま倒れたのは展示室324。
シャンポリオンとの会話
ナオス(Naos 神像を納める祠) D-29
資料
更新履歴
- 2021/01/18 「シーズン3」詳細追記
- 2020/11/03 「シーズン3放映」項目追加 「作品メモ」動画差替え
- 2020/03/10 「クロ・リュセ城」にmilouさんの画像を追記
- 2020/03/09 新規アップ
コメント