作品メモ
ひとつ前のエントリー『ゴースト・イン・ザ・シェル』ではジュリエット・ビノシュが義体を開発していましたが、ジュリエット・ビノシュでギタイといったら、アモス・ギタイ監督の『撤退』(滝汗)。
タイトルの「撤退」は2005年のガザ地区からの撤退を表しています。
手っ取り早くは、Wikipediaなどどうぞ。
難しい話は置いといて、ただの映画好きとしてはジャンヌ・モローが一場面登場するのが興味をそそられます。
ジャンヌ・モローとジュリエット・ビノシュの共演というのはけっこう珍しいのでは?
この場面、ジャンヌ・モローは遺言を管理する弁護士役で登場、大きな机を挟んで、ジュリエット・ビノシュたちと交互にカメラにとらえられます。『地獄の黙示録』のマーロン・ブランドのように別撮りかと思いましたが、かろうじて重なっているようにも見えますので、おそらくはまあ一緒に撮影したのでしょうね。
キャストは他に義弟ウリにリオン・レヴォ。
ウリの親友で、港まで迎えに来たダニに、アモス・ギタイ監督本人出。
またバーバラ・ヘンドリックスが出ているのが目を引きます。もちろん歌唱付。冒頭の1シーンのみかと思いきや、他にも数シーン登場していました。
監督アモス・ギタイ、脚本アモス・ギタイ、マリー=ジョゼ・サンセルム、撮影クリスティアン・ベルガー、音楽シモン・シュトックハウゼン。
2007年第8回東京フィルメックス映画祭特別招待作品。
http://www.filmex.net/index-j2007.htm
一般劇場未公開ですが、DVDは出ています。
ロケ地
IMDbでは、
Gaza Strip, Palestine
Israel
Avignon, Vaucluse, France
Köln-Kalk, Cologne, North Rhine-Westphalia, Germany
Negev Desert, Israel
例によって、IMDbのリストとウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。
城壁
前半の父親の住まいのあたりは、設定通りアヴィニョンで撮影。
0:13頃ウリがやってくるのはこのあたり。
- Google Maps(SV)
- 43.950313, 4.802446
走り去る通り
0:52頃、クルマで走り去るのはこの↓通り。
- Google Maps(SV)
- 43.9501646,4.8040297
前項目の城壁を通ってまっすぐ進むと、ここに出ます。
資料
関連記事
ジャンヌ・モロー関連作
- 『エヴァの匂い』 Eva (1962)
- 『デュラス 愛の最終章』 Cet amour-là (2001)
- 『ニキータ』 Nikita (1990)
- 『マドモアゼル』 Mademoiselle (1966)
- 『危険な関係』 Les liaisons dangereuses 1960 (1959)
- 『地獄の高速道路』Gas-Oil (1955)
- 『大列車作戦』 The Train (1964)
- 『天使の入江』 La Baie des Anges (1963)
- 『巴里の気まぐれ娘』 Julietta (1953)
- 『恋人たち』 Les amants (1958)
- 『愛人 ラマン』 L’amant (1992)
- 『撤退』 Disengagement (2007)
- 『死刑台のエレベーター』 Ascenseur pour l’échafaud (1958)
- 『現金に手を出すな』 Touchez pas au grisbi (1954)
- 『突然炎のごとく』 Jules et Jim (1962)
- 『雨のしのび逢い』 Moderato cantabile (1960)
- 『鬼火』 Le feu follet (1963)
更新履歴
- 2019/07/06 新規アップ
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