作品メモ
ひとつ前のエントリー『華麗なる相続人』から、テレンス・ヤング監督+ヘプバーンつながり。
盲目のヒロイン、スージー・ヘンドリックスにオードリー・ヘプバーン。
この演技でアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞の主演女優賞にノミネート。
『華麗なる相続人』では映画開始後15分後にようやく登場しますが、『暗くなるまで待って』では実に20分後という気の持たせ方。
冷酷な男ハリー・ロートにアラン・アーキン。何度も着替えて大活躍でしたが、おかげでエンドクレジットにもくどいほど登場します。
嵌められた詐欺師マイク・タルマンにリチャード・クレンナ。
元警官のその相棒カルリーノにジャック・ウェストン。翌年の『華麗なる賭け』でも良い味出していました。
謎の美女リサにサマンサ・ジョーンズ。出演作はわずか数本ですが、IMDbによるとトップモデルだったそうです。
製作のメル・ファーラーは当時のヘプバーンの夫。『戦争と平和』で共演、『緑の館』で監督をしています。
音楽ヘンリー・マンシーニ。
ロケ地
IMDbでは、
4 St. Luke’s Place, Manhattan, New York City, New York, USA (the Hendrix apartment)
Brownstone Street, Warner Brothers Burbank Studios – 4000 Warner Boulevard, Burbank, California, USA
Montréal, Québec, Canada
Stage 12, Warner Brothers Burbank Studios – 4000 Warner Boulevard, Burbank, California, USA
Stage 18, Warner Brothers Burbank Studios – 4000 Warner Boulevard, Burbank, California, USA
Stage 26, Warner Brothers Burbank Studios – 4000 Warner Boulevard, Burbank, California, USA
冒頭を除いて、ほとんどがアパートの室内で繰り広げられる密室劇。
モントリオール
謎の美女リサが出てくるところ。
おそらく実際にモントリオールと思われますが、探すのは難しそう。
空港
それぞれホンモノのモントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港と、ジョン・F・ケネディ国際空港のようです。
街角
2人組が少年たちに道をたずねるところ。
7番街を南からやってきた2人は、この角を曲がって聖ルーク通りに入ります。
- Google Maps(SV)
ヘンドリックス夫妻の住まい
劇中思い切り住所を言っていますが、そのまんま今でも実在します。
IMDbのリストの一番上がそれ。
普通に個人宅と思われますのでマップでの特定は避けますが、上記の住所をコピペすれば簡単にSVで確認できます。
もしこの場所に行ったとしても、部屋を覗いたりしないようにしましょう。
プライバシーの問題はもちろんですが、それ以前に室内の撮影はスタジオでしょうから、あの冷蔵庫はそこにはありません。
ロケ地マップ
ヘップバーン出演作 ニューヨーク市のロケ地マップ
資料
関連記事
ヘプバーン出演作
- 『いつも2人で』 Two for the Road (1967)
- 『おしゃれ泥棒』 How to Steal a Million (1966)
- 『シャレード』 Charade (1963)
- 『ティファニーで朝食を』 Breakfast at Tiffany’s (1961)
- 『パリで一緒に』 Paris – When It Sizzles (1964)
- 『パリの恋人』 Funny Face (1957)
- 『噂の二人』 The Children’s Hour (1961)
- 『尼僧物語』 The Nun’s Story (1959)
- 『昼下りの情事』 Love in the Afternoon (1957)
- 『暗くなるまで待って』 Wait Until Dark (1967)
- 『華麗なる相続人』 Bloodline (1979)
- 『麗しのサブリナ』 Sabrina (1954)
更新履歴
- 2021/05/25 マップのリンクを更新
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