『デュラス 愛の最終章』 Cet amour-là (2001)

デュラス 愛の最終章 オリジナル・サウンドトラック

作品メモ

ひとつ前のエントリー『愛人ラマン』でナレーションを担当したジャンヌ・モローが、今度はマルグリット・デュラス本人を演じたのがこちら。
デュラスが若きお相手と過ごした晩年の日々を描きます。

デュラス、あなたは僕を本当に愛していたのですか 原作はお相手ヤン・アンドレア(Yann Andréa)Wによる『デュラス、あなたは僕を(本当に)愛していたのですか』。
なかなかの翻訳タイトルですが、原題は« Cet amour-là »とシンプルなもの。

映画パンフレット「デュラス 愛の最終章」

映画の原題も原作と同じですが、これだど何が何だかわからないので、劇場公開タイトルは『デュラス 愛の最終章』。
ビジュアルもなんとなくBunkamuraル・シネマ的雰囲気が出ていますね 🙂

愛人/ラマン 最終章 [DVD]

ソフト化タイトルは『愛人/ラマン 最終章』。
こちらになると、同じ画像を使っているのにル・シネマ的雰囲気が薄れてしまっているような(汗)
やっぱり「デュラス」より「愛人ラマン」の方が目を惹くということで、致し方ないでしょうか。

愛人/ラマン 最終章【字幕版】 [VHS]

でもこのVHSのジャケットはちとやりすぎ。
背中の女性、誰?

ジャンヌ・モローはさすがにど迫力の存在感。
デュラスの話なのに、もはやジャンヌ・モローそのもののお話のようにも見えてしまいました。
お相手のヤン・アンドレアを演じたのは、エメリック・ドゥマリニーという俳優さん。
ほとんどこの2人だけの物語です。

大きなお世話ですが、デュラスとお相手の年の差は38歳だったとのこと。
映像化されるとキツいかと思いましたが、見てみると全然OKで、このあたりはキャスティングがとてもよかったのかと思います。

他に、キネマ旬報データベースで、大使夫人役がタニア・ロバーツとなっていてビックリしました。
IMDb見たらTanya Lopert ですから、もちろん全然別人。
キネ旬データベースでは、そのまんまタニア・ロバーツのフィルモグラフィーに本作が含まれちゃってますが、さすがにこれは凡ミス。
自分にとっては『007/美しき獲物たち』のボンドガール……というよりは、脳天気に楽しかった『ミラクルマスター 七つの大冒険』のヒロインとして印象深い女優さんです。
……とか書いていたら、急に見たくなっちゃいましたが、これDVD出てないんですよね。

監督脚本ジョゼ・ダヤン、撮影カロリーヌ・シャンプティエ、音楽アンジェロ・バダラメンティ。

 
 
 

シャンソン

「世界一美しいシャンソン」として流れたのは、エルヴェ・ヴィラール(Herve Vilard)W« Capri c’ést fini »(カプリ・セ・フィニ)W
原作にも出てくる曲です。

 
 
 
PVはカプリ島ではなくシャンボール城ですね♪

フランス映画祭

※18/3/10項目追加

これ書くのを忘れていました。
日本公開に先駆け、2002年6月に開かれた第10回フランス映画祭で上映。
ジャンヌ・モローは名誉団長として来日、エメリック・ドゥマリニーと舞台挨拶やらサイン会やらを行いました。

©2002 inagara

極小ですが舞台挨拶の模様。
この後ロビーにて2人並んでサイン会となりましたが、さすがの貫禄と存在感でした。

ロケ地

IMDbには記載がありません。
例によって、ウェブマップを頼りに画面とにらめっこでチェックしています。
間違えていたらごめんなさい。誤りのご指摘大歓迎です。

海辺の館

デュラスが住まうリッチな物件。
設定ではトルーヴィル(のはず)ですが、映画で登場したのはディナール(Dinard)Wのこちらのホテル。

Royal Émeraude
1 boulevard Albert 1er, 35800 Dinard France
http://www.royalemeraudedinard.com/

エンドクレジットの謝辞にDinardの文字が見えたので、判明しました。
参考までに、実際の住まいだったのは、トルーヴィルのこちらの高級アパルトマン。

Hôtel des Roches NoiresW

©2013 milou
 アルバム「フランス西海岸」から

こちらは以前『サガン -悲しみよこんにちは-』(08)のエントリーを書いた際にmilouさんから提供していただいた画像です(いつもありがとうございます♪)。
撮影は2013年6月で、ご友人によるものとのことです。

『デュラス 愛の最終章』でホンモノのこちらを撮影に使わなかったのは、やはりプライベートな物件だからでしょうか。
『サガン -悲しみよこんにちは-』でも、建物のぎりぎり端が写っている程度でした。
なんにせよ、撮影用に似た物件を良くぞ見つけたものだと思います。

海辺のカフェ

0:35頃
クルマでやってきてダンスをしたところ。
クルマから降りたのは、上記ホテルから東へ500m足らずのこのあたり。

テラスのテーブル席はここ↓

ダンスをしたのは、その真下の階。

資料

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更新履歴

  • 2018/03/11 タグ「ジャンヌ・モロー」追加
  • 2018/03/10 「フランス映画祭」項目追加
  • 2018/02/24 新規アップ

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