『パリで一緒に』 Paris – When It Sizzles (1964)

パリで一緒に [DVD]

作品メモ

前のエントリー『シャレード』に続いて、パリを舞台にしたオードリー・ヘップバーン主演作をもう1本。
両者はほぼ同時期に撮影されています。
『シャレード』はユニバーサル、『パリで一緒に』はパラマウント。

お相手は10年前に『麗しのサブリナ』で共演したウィリアム・ホールデン。
トニー・カーティスやマレーネ・ディートリッヒなど、スターが次々(ちょっとずつ)出てきます。

監督・製作リチャード・クワイン。

ジュリアン・デュヴィヴィエ監督のフランス映画『アンリエットの巴里祭』La Fête à Henriette (1952年)のリメイク。

※2012/9追記
『アンリエットの巴里祭』も記事書きましたので、よろしかったらどうぞ。 → 『アンリエットの巴里祭』

ロケ地

IMDbでは、

Hôtel du Cap, Antibes, Alpes-Maritimes, France(opening scene)
Orly Airport, Orly, Val-de-Marne, France
Studios de Boulogne-Billancourt/SFP – 2 Rue de Silly, Boulogne-Billancourt, Hauts-de-Seine, France (studio)
Tour Eiffel, Champ de Mars, Paris 7, Paris, France

『シャレード』を細かく見過ぎてくたびれてしまったので、こちらのチェックはさらりと。

OP空撮の豪邸

Hôtel du Cap, Antibes, Alpes-Maritimes, France

ホテルの屋上

※16/12/28項目追加

『シャレード』のコメント欄でみつおさんから情報を寄せていただきました。
冒頭に続き、カメラが降りてきてペントハウス風のところでくつろいでいるリチャードをとらえますが、ホテル・ラファエルとのことです。
周辺の風景や画像等からみて、ここで正解と思われます。
情報ありがとうございました♪

公園

オープニングクレジットで、ガブリエルが歩いていくところ。
人形劇をやっていて子供たちが集まっています。
これは『シャレード』や『おしゃれ泥棒』に登場した人形劇と同じ。
具体的な場所は → 『シャレード』
この公園はその後『おしゃれ泥棒』でも登場しています。ちょっと使われすぎ?

この場面、長いこと『シャレード』のもじりだと思っていたのですが、少なくとも撮影時期は『パリで一緒に』が62年の夏で、同年冬の『シャレード』より先。
ただし公開は『シャレード』が先で63年12月、『パリで一緒に』は翌年3月。

ホテル

エレベーターと階段はやはり『シャレード』を連想させます。
外観の場所は調査中。
“Elysee Park”とありますが、該当するものなし。

レストラン

見たことあると思ったら、カトリーヌ・ドヌーブの『昼顔』で登場していました。
ブローニュの森の西側にあるこちら。

La Grande Cascade
http://grandecascade.com/

  • Google Maps(SV)  (※18/10/20 SV更新)

 
 
 

滝と洞窟

※18/10/20項目追加

0:44
洞窟内はセットでしょうけど、二人がレストランを出て滝の裏側を通るまでは、ブローニュの森のリアルの世界。
お店が« Cascade »というぐらいですから、滝はすぐそばでした。
最後に挙げたロケ地マップに、二人の進路も示しておきました。

The image is available
from the United States Library of Congress’s
Prints and Photographs division
under the digital ID ppmsc.05208
via Wikimedia commons
(public domain)

滝の裏を通る動画↓

 
 
 

競馬場

風車でどこだかわかりますね。

ロンシャン競馬場W

風車は北の端。
上記レストランのすぐ近くなので、実際に馬で走ってこられそう。

スタジオ

※18/10/20項目追加

1:06頃
クルマが入っていくスタジオ。
おそらくIMDbのリストのこちら↓

Studios de Boulogne-Billancourt/SFP – 2 Rue de Silly, Boulogne-Billancourt, Hauts-de-Seine, France (studio)

マップではこの位置↓

現在はCanal FactoryWという名称になっているようです。

……ですが、こちら↓の昔の空撮画像を見る限り、以前は現在東側に集合住宅がいくつも建っている広いエリアもスタジオであったことがわかります(空撮画像は1957年とのことで、カメラ南西向き)。

http://parismuseescollections.paris.fr/fr/musee-carnavalet/oeuvres/vue-aerienne-de-paris-les-studios-de-cinema-de-boulogne-billancourt#infos-principales

おそらく『パリで一緒に』で登場した施設は、こちらのエリアにあったものと思われます。
これ以上は当時のスタジオの画像や資料がないと難しいでしょうか。
Google Earthでも1943年にさかのぼることができますが、ぼやけていて残念ながらいまいち判別不能です……

クルマが入っていったゲートですが、北西側を走る大きな通りよりは、(当時の)スタジオを分断するように南北に走っていたRue de Silly(シリー通り)の方が可能性がありそうです。
マップで言えばこのあたり↓ですが、もちろん面影は全くありません。

エッフェル塔

そのまんまホンモノ。

噴水

花火が上がり噴水が舞うフィナーレ。
これはシャイヨ宮の前の広場だと思います。

Jardins du TrocadéroW

ロケ地マップ

オードリー・ヘプバーン出演作 パリのロケ地


より大きな地図で オードリー・ヘップバーン を表示

資料

関連記事

ヘップバーン出演作

更新履歴

  • 2018/10/20 「レストラン」追記 「滝と洞窟」「スタジオ」項目追加
  • 2016/12/28 「ホテルの屋上」項目追加

『パリで一緒に』 Paris – When It Sizzles (1964)” への4件のコメント

  1. いくつもすみません。

    この「パリで一緒に」も、洞窟のシーンの前に滝の後ろを通る場面とか、もしロケ地があるなら教えていただきたい…と思います(ブローニュの森かな?)。

    それと!実際にブローニュのスタジオに入っていくシーンもありますが、おそらくセット撮影などはブローニュ撮影所だと思いますので、その場所なども有れば…と思います。
    オードリーの映画でパリが舞台のものは、ほとんどブローニュスタジオらしいです(「いつも2人で」含む)。

    それとパリで撮影時のオードリーの定宿がホテル・ラファエルですが、たしか「パリの恋人」にも出てましたよね。
    何かとオードリーと縁のあるホテルです。

  2. みつおさん、洞窟の前の滝はセットではなくホンモノっぽいですね。
    私も気になってきましたので調べてみようと思います。

  3. みつおさん、滝とスタジオを追加しました。
    スタジオは、何か昔の画像や資料が無い限り、これ以上チェックするのは難しいかもしれませんね。

  4. おおっ!inagaraさん!

    めっちゃ速い更新、ありがとうございます!

    この映画の滝の裏側を歩くシーンを見てから、滝の裏を歩くのがずっと憧れになってました。
    有馬温泉に人工の滝の裏を歩けるのですが、やっぱり歩いてしまいました(^_^;)

    それとブローニュスタジオ!
    本当にinagaraさんのサイトを見ながらロケ地巡りしたくなりますね!(*´ー`*)

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