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『コンティニアム CPS特捜班』 Continuum (2012-2015)

Continuum: Season One [Blu-ray] [Import]

作品メモ

ひとつ前のエントリー『ヒンターランド』はウェールズ語で制作されているちょっと珍しい警察ドラマですが、こちらはカナダ製のSFドラマシリーズという、これまたちょっと珍しい番組です。
本国では2012年から放送され、すでにシーズン3を放送済み。来年(2015年)シーズン4が放送予定で、世界50ヶ国にも売り込みに成功しているという、なかなか好調なシリーズのようです。
このところ『インテリジェンス』や『ALMOST HUMAN』など1シーズンで終わってしまったSFドラマで寂しい思いをしてきましたが、こちらは期待できるでしょうか??
日本ではAXNで今月(2014年12月)放送開始。
日本語版Wikipediaでは「コンティニュアム」となっていますが、AXNでのタイトルは「コンティニアム」です。

原題の”Continuum”は、訳すなら「連続体」。個人的にはとりあえずはカントールを連想しますが、SFで使うと結構「それ」っぽい雰囲気が漂いますね。
邦題の”CPS”は、”City Protective Services”の略。ヒロインが所属していた未来の警察のような組織です。

時に2077年の「北アメリカ連邦」。壊滅寸前だったテロリストグループが、過去(=2012年のバンクーバー)へと逃走。
巻き添えとなって一緒にタイムスリップしてしまった警護官(Protector)が、現代人になりすまし時には未来的な装備を駆使してテロリストたちの目的を阻止しようとする姿が描かれます。

『時空刑事1973』のスピンオフ、『キケンな女刑事 バック・トゥ・80′s』っぽいところもありますが、やってくるのは現代なので、時代のギャップを見て笑うという楽しみ方はできません。
ネタが尽きないのか心配になりますが、未来が管理社会でありユートピアではないところがポイントで、テロリストたちの目的もそこらへんにありそう。
さらに歴史を変えるとなるとタイムパラドックスも当然からんでくるわけで、いろいろ含みを持たせた設定となっています。

ヒロイン、キーラ・キャメロンにレイチェル・ニコルズ。
どこかで見たことあると思ったら、『クリミナル・マインド』で一時期出ていた見習いプロファイラーですね。
父親が連続殺人鬼というかなり凄い設定でしたが、これといった活躍がないまま降板したような。
(今Wikipedia見たら、JJのピンチヒッターだったようです。なるほどなるほど……)
IMDbによると、身長が5′ 10″ (1.78 m)ですと。
髪の色はどれがホントなんでしょうね。『クリミナル・マインド』の時は確かブロンドでした。

それはともかく、カナダの出身かと思いきや、特に縁はないようです。

彼女とともに活躍するバンクーバー警察のカーロス・フォネグラ刑事に、ヴィクター・ウェブスター。
『ミュータントX』の「サンダー」系の人ですね 🙂  あいかわらず濃いお顔です。
こちらはカナダはカルガリー出身とのこと。

もうひとり、鍵となりそうな人物アレック・サドラーにエリック・ヌードセン。
2012年では好きなことに没頭している十代ですが、実は……という、これまた展開が楽しみなキャラとなっています。

第1話のネタばれっぽいので折りたたんでいます。クリックで開閉します。
未来(2077年)でのアレック・サドラー役は、『Xファイル』のウィリアム・B・デイヴィス。
未来では禁煙中?
やはりカナダの俳優さん。

 

 
 
 

これで年内の更新はおそらく終わり。
来年もまたよろしくお願い致します。

お正月特にやることがないよ~という方は、GEOGUESSRなどいかがでしょう。
いきなりストリートビューの世界に放り出され、地図上の位置を当ててみせるというお遊びです。

右下のマップにピンを立て、”MAKE GUESS”をクリックして判定。
5箇所試してズレた距離の合計値がどれだけ小さいかを競います。

看板などでググってしまうのはやや反則。あくまで自力でウロウロして「ここはどこ?」かを当てましょう。
山の中に放り出されるともうお手上げですが、これで訓練を積んでウェブマップの感覚を鍛えておけば、ロケ地探しも楽になるというものです。

日本盤DVD

※15/7/5追記
コンティニアム CPS特捜班 DVD-BOX いつのまにか日本でも第1シーズンのDVDが出ていました。
第2シーズンの放送待っているんですけど、まだでしょうかね???

第2シーズン放送予定

※15/12/2追記
ようやく第2シーズン放映です♪
来年(2016年)1月15日から字幕版、16日から吹替版が同じくAXNでスタート。  
 

本国では完結

※16/1/3項目追加
昨年(2015年)9月~10月シーズン4(6エピソード)が放送され、これで完結したようです。
(全4シーズン、42エピソード)

ロケ地

IMDbでは、

Vancouver, British Columbia, Canada
Coquitlam, British Columbia, Canada

SADTECH社(S1E1)

社屋はCGだとして、第1話「未来からの来訪者」で登場したその前の広場のようなところは、実写も含まれているように思えます。
場所は調査中。

銃撃戦(S1E1)

第1話で激しい銃撃戦が繰り広げられた交差点。
バンクーバー市内のこちら。

エクソトロール社(S1E6)

※15/1/31項目追加

第1シーズン第6話「革命への火蓋」”Time’s Up” で登場したエクソトロール社(Exotrol)。
外観に使われた鳴門巻のような特徴的な建物は、実際には図書館でした。

バンクーバー公共図書館W

オブジェとビル(S1E10)

※15/2/28項目追加

第1シーズン第10話(シーズン最終エピソード)「終わりの始まり」で、標的となったビルはこちら。
平たい2棟が少しずれて重なったような形のビルです。

8の字のオブジェがあったのは、北側の向かい↓

カガミが入っていったのはこちら側↓

内容が内容だけに完全にCGのビルかと思いきや、実在するものでした……

ついでに、このビルの西側のはす向かいは、『トロン:レガシー』でENCOM社として登場した高層ビル(シャングリ・ラ ホテル)。

また東へ2ブロック行くと、『ザ・コア』で「科学アカデミー博物館」として登場したバンクーバー・アート・ギャラリーがあり、ちょっとしたSFものロケ地密集エリアとなっています。

『コンティニアム』はとても面白く見てきましたが、残念ながら第1シーズンはこれにて終わり。
話のまとめ方と次への種まきが実に巧みで、ここまでは時間もののSFとしてなかなかの出来映えではないでしょうか。
長さもこのくらいが興味が保てて良いような気がします(アメリカ製ドラマの1シーズン20数話というのは、ちと長すぎ)。
次のシーズンの放送が待たれますね 😀

資料

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海外ドラマ本部はここ

更新履歴

  • 2016/01/03 「本国では完結」項目追加
  • 2015/12/02 第2シーズン放送予定追記
  • 2015/07/05 日本盤DVD情報追記
  • 2015/02/28 「オブジェとビル」項目追加
  • 2015/01/31 「エクソトロール社」項目追加
  • 2014/12/31 新規アップ

コメント

  1. のりりん より:

    Tokyomxで、年末に放送していたのですが、途中からTokyomx2の放送になってしまい録画出来なかったので、4話分しか観られず気になっていました。
    わかってすっきりしました。DVD欲しくなりました!

  2. 居ながらシネマ より:

    のりりんさん、コメントありがとうございます。
    DVD(シーズン1)はレンタルもされているみたいですね。
    日本では今月ようやくAXNでシーズン2が放送されるので、とても楽しみです。
    本国では昨年10月にシーズン4で完結したようですが、ネタばれがいやなので、うっかり余計な情報を仕入れないように気をつけているところです。
    あれ? 第何シーズンで終了したというのも、余計な情報かもしれませんね?? 🙄

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