作品メモ
ちょうど昨日(14/9/6)Dlifeで放送が始まった連続ドラマ。
アメリカで今年放送されたばかりのばりばりの新作です。
中国の農村で保護された白人の少年。
田んぼの中で突然目ざめたというこの少年は、ことばが話せず身元も定かでない状態でアメリカに送られてきましたが、担当した移民・税関捜査官が時間つぶしにスマホのゲームを見せると、懐かしのドンキーコングを選んで遊び始めます。
そのまま福祉局に引き渡せば男の役目は終わりでしたが、少年はスマホの手書きモードですらすらっと書いて見せるのでした。
Arcadia
「ミズーリ州の?」と訊くとうなずく少年。
気になった男は少年を連れて町を訪れますが、身元を照会すると驚いたことに少年は32年も前に水死したことになっていました。
しかし両親をはじめ少年を知る者は皆少年を見ると死んだ少年の想い出を甦らせ、少年もまた本人しか知り得ないはずの言動を示します。
やがて少年だけでなく、他にも亡くなった者たちが次々よみがえることが暗示されて、第1回は終了。
中国の僻地で発見された少年が、どうして身元もわからず言葉も話せないのにアメリカに送還されることになったのかここらへん不明ですが、まあ初回はテンポも良く十分つかみはOKな展開でした。
地方都市で死者が次々よみがえる……
ってまるで日本映画『黄泉がえり』ですが、だいじょぶなんでしょうかね~ 🙄
Dlife側もそれがわかっていてあえて「よみがえり」てな邦題にしたのでしょうけど、なんだか凄く「お役に立」ってる感があります。
ただ現状では『黄泉がえり』のような泣かせる路線に行くのか、スリラーやホラーの方面に突き進んでいくのかまったく不明。次回以降を楽しみにしたいと思います。
少年を町に連れてきた移民・税関捜査官マーティン・ベラミーに『Dr.House』でおなじみオマー・エップス。
上司ドクター・トニー・ウィリスにタムリン・トミタ。
少年の父親ヘンリー・ラングストンにカートウッド・スミス。
母親ルーシー・ラングストンにフランシス・フィッシャー。
ヘンリーの弟で保安官のフレッド・ラングストンにマット・クレイヴン。
その娘(つまり少年の従姉妹)で医師のマギー・ラングストンにデヴィン・ケリー。少年が死んだとき、まだ赤ちゃんで現場近くにいたという設定。一緒にいた母親は、少年を助けようとしてともに亡くなったとされています。この出来事の真相も、きっと今後明らかにされていくのでしょう。
原作は Jason Mottの”The Returned”だそうですが、未読。
そもそもJason Mottさんを知らないです……
※14/10/20追記
上で「テンポも良く」とか書いちゃいましたが、その後の展開は亀のごとくノロノロしたもので、脱落しかけた先週末(10/18)のエピソード7は、突然話が動き出し、ビックリしました。
これをエピソード3あたりでやってくれたら良かったのに……
ところで、
※15/7/26追記
その後Dlifeで第2シーズンが放映されましたが、あいかわらず方向性が定まらないままゆる~いテンポで進められていき、かな~りモヤモヤさせられました。
第2シーズンで完結で、このドラマがよみがえることはないと思いますが、放映終了後になぜか原作本が翻訳出版されました。
いっぱい疑問符が残るドラマでしたが、果たして原作ではもう少ししゃんとした整合性がつけられているのでしょうか??
ロケ地
IMDbでは、
Norcross, Georgia, USA
Atlanta, Georgia, USA
McDonough, Georgia, USA
Clarkston, Georgia, USA (College Ave)
町の広場
少年を連れて車でやってきたところ。設定ではミズーリ州Arcadia。
赤煉瓦の立派な建物があり、中央の緑地にモニュメントが建っているというありがちなアメリカの小さな町の広場となっています。
ちょうど『ゴースト~天国からのささやき』で使われたユニバーサル・スタジオのセットみたいですが、実在のもの。
次の「文書保管庫」の建物が画像検索からわかったので、芋づる式にこちらも判明しました。
IMDbのリストにはない地名なので、もしかすると初回パイロット版だけに登場するのかもしれません。
最初の俯瞰図は広場の北西側から。
床屋さんの窓越しのショットはこちらの窓から。
ホンモノの理髪店でした。
文書保管庫
外観として使われたのは、上記広場の北西側にあるニュートン郡裁判所。
※14/9/14追記
エピソード2を見てやっと気づきましたが、この場所は市庁舎と言いますか町役場の建物という設定で、文書保管庫はその1室。エピソード1は週末で休みだったのに特別に職員に入口付近で待機させていたということですね。
※14/10/20追記
ちゃんと見ていたわけではありませんが、ここが登場したのはやはり初回のみのようです。
資料
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- 『シャーロック・ホームズの冒険』 The Adventures of Sherlock Holmes (1984-)
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- 『警視ファン・デル・ファルク アムステルダムの事件簿』 Van der Valk (2020-)
更新履歴
- 2014/10/20 「作品メモ」「文書保管庫」に追記
- 2014/09/14 「文書保管庫」追記
- 2014/09/07 新規アップ
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